■自著を語る■(2016年11月改訂) 【2】

■自著を語る■(2016年11月改訂) 【2】

【50】仮名草子研究叢書 第1巻  共編
A5判、426頁、2006年2月25日、クレス出版発行、全8巻セット定価85000円。菊池真一氏と共編。

第1巻 雑誌論文集成(一) 目次

高野 斑山 徳川初世の名所記                     
三浦 周行 後光明天皇の御好学と朝山意林庵  
此花社同人 江戸出版の仮名草紙
水谷 不倒 仮名草子の挿絵と雛屋立圃
林若樹ほか 輪講 東海道名所記
島津 久基 御伽・仮名・舞の草子
山本 秀煌 切支丹文学の一班
石田 元季 初期の仮名草紙作者殊に如儡子に就きて
林若樹ほか 輪講 あづまものがたり
田中 喜作 師宣の初期絵入本に就て
新 村 出 伊曽保漫筆
新 村  出 影模蘭文古版絵入伊曽保物語の断簡
久保 天隨 翦燈新話に就いて
潁原 退蔵 近世文学選釈 一 恨の介
田中 浩造 伽婢子の翻案態度
潁原 退蔵 近世文学選釈 二 尤の双紙
北条 秀雄 浅井了意の生涯
森  銑 三 可笑記の著者如儡子は何人か
潁原 退蔵 近世文学選釈 三 東海道名所記
潁原 退蔵 仮名草子の発生に関する一考察
潁原 退蔵 近世文学選釈 四 可笑記
北条 秀雄 浅井了意の自筆願書
潁原 退蔵 近世文学選釈 五 元の木阿弥物語
城戸甚次郎 緑蔭比事
潁原 退蔵 近世文学選釈 六 たきつけ草・もえく
      ひ・けしずみ 
天野佐一郎 石平道人の墓
木村 捨三 複製木版の工作過程に就て─特に岡田希
      雄さんに呈す─
大越 長吉 仮名草子研究序説─主として、その擬物
      語を中心とせ─
岡井 慎吾 石平道人鈴木正三が神として祀られて居
      る
佐藤 鶴吉 近世文学の註釈に就いて
潁原 退蔵 近世文芸の註釈的作業
野村 八良 尤の草子

【51】仮名草子研究叢書 第2巻  共編
A5判、454頁、2006年2月25日、クレス出版発行、全8巻セット定価85000円。菊池真一氏と共編
                                   
第2巻 雑誌論文集成(二) 目次
                      
宇佐美喜三八 伽婢子に於ける翻案について
重 友  毅 近世小説研究史略
頼 桃三郎 『難波鉦』の地位
朝田祥次郎 仁勢物語成立に就いての私見
安部 亮一 「可笑記」覚書
岡本新太郎 「醒睡笑」と裁判物
長沢規矩也 「怪談全書」の著者について
熊 谷  孝 仮名草紙小論
市古 貞次 艶書小説の考察
後藤 丹治 お伽草子と後代文学
杉浦正一郎 「犬枕」に就いて
斎藤 護一 江戸時代に於ける支那小説翻案の態度
潁原 退蔵 近世怪異小説の一源流
長沢規矩也 「怪談全書」著者続考
片岡 良一 仮名草子の輪郭
野田 寿雄 浮世物語の意義
暉峻 康隆 仮名草子の文芸性
鶴 見 誠 名所記概説─名所観に及んで─
波多郁太郎 醒睡笑の研究
岡田 希雄 東海道名所記について─製作年時および
      京童との関係など─
市古 貞次 「仮名草子」の意味
野田 寿雄 仮名草子の世界
市古 貞次 仮名草子の恋愛と死
中村 幸彦 安楽庵策伝とその周囲
麻生 磯次 近世小説
暉峻 康隆 近世小説様式論
朝倉 治彦 読後所見 策伝宛光広の書簡
水田 紀久 可笑記の著者について
松 田  修 日州漂泊野人の生涯
関山 和夫 御咄の衆の事
鵜 月  洋 近世における小説論 ─展望と評論─
松 田 修 変  身
小 野 晋 近世初期評判記略年表
関山 和夫 木下長嘯子と安楽庵
寺 谷  隆 仮名草紙に於ける庶民教化の一断面
横 山 重 活字本、絵入本、色彩の本
市古 貞次 近世初期小説の一性格
中村 幸彦 仮名草子の説話性

雑誌論文集成 解説 菊池真一

【52】仮名草子研究叢書 第3巻  共編
A5判、604頁、2006年2月25日、クレス出版発行、全8巻セット定価85000円。菊池真一氏と共編
                                    
第3巻 単行本記述集成(一)  目次

水谷不倒・坪内逍遥 『近世 列伝躰小説史』上巻 
     第一章 徳川文学の起源
     第二章 仮名草子
坂本 健一 『近世俗文学史』
     第一 総 叙
     第二 前 期
藤岡作太郎 『近代小説史』
     総 論 江戸時代の風尚と時代の分割
     第一編 仮名草紙の時代
津田左右吉 『文学に現はれたる我が国民思想の研
      究』
     第二巻 武士文学の時代 第三篇 武士文
      学の後期
          
     第三巻 平民文学の時代 上 第一篇 平
      民文学の隆盛時代

【53】仮名草子研究叢書 第4巻  共編
A5判、624頁、2006年2月25日、クレス出版発行、全8巻セット定価85000円。菊池真一氏と共編
                                    
第4巻 単行本記述集成(二) 目次

藤井 乙男 『江戸文学研究』
     江戸文学概観、江戸初期の三教一致物語、
     仮名草紙の作者、鈴木正三、禅僧と小説、
     藻屑物語と男色義理物語、支那小説の翻訳、
     松永貞徳の父祖について、むもれ木、歌舞
     妓草子
藤岡作太郎 『国文学史講話』江戸時代
藤 村 作 『上方文学と江戸文学』武士生活と町人
     生活
高須芳次郎 『日本近世文学十二講』
     第二講 文芸復興期前の文学
鈴木 敏也 『改訂 近世日本小説史 
          啓蒙から歓楽への文芸』
     序論 近世小説の背景、第一編 仮名草子
     の時代
水谷 不倒 仮名草子研究

【54】仮名草子研究叢書 第5巻  共編
A5判、614頁、2006年2月25日、クレス出版発行、全8巻セット定価85000円。菊池真一氏と共編

第5巻 単行本記述集成(三) 目次

石 川  巖 元禄以前の花街文学
山 口 剛 『怪談名作集』解説                                     
石田 元季 『江戸時代文学考説』
山 口 剛 怪異小説研究
新 村 出 南蛮文学概観
笹川 種郎 『仮名草子集』解題
高野 辰之 『江戸文学史』部分
水谷 不倒 『新撰 列伝体小説史 前編』部分 
山 崎 麓 『日本小説書目年表』

【55】仮名草子研究叢書 第6巻  共編
A5判、522頁、2006年2月25日、クレス出版発行、全8巻セット定価85000円。菊池真一氏と共編

第6巻 単行本記述集成(四) 目次

笹川 種郎 『近世文芸史』上方の小説                                      
藤井 乙男 『江戸文学叢説』浅井了意、お茶物語
鈴木 暢幸 『江戸時代小説史』
     第一編 江戸時代小説の特質
     第二編 各種小説の概観
     第三編 京阪中心期の小説
長沢規矩也 『江戸地誌解説稿』
潁原 退蔵 仮名草子
鈴木 行三 『戯曲小説 近世作家大観』第一巻
潁原 退蔵 『日本文学書目解説(五)
       上方・江戸時代』
山 口 剛 怪異小説研究
藤井 乙男 仮名草子の研究
宮川 曼魚 咄本の研究
次 田  潤 『国文学史新講』仮名草子
潁原 退蔵 仮名草子の三教一致的思想について

【56】仮名草子研究叢書 第7巻  共編
A5判、496頁、2006年2月25日、クレス出版発行、全8巻セット定価85000円。菊池真一氏と共編
                                    
第7巻 単行本記述集成(五) 目次

近藤 忠義 『近世小説』
暉峻 康隆 『江戸文学辞典』
     凡例、江戸小説概観、仮名草子 
片岡 良一 『近世前期の文学』
暉峻 康隆 『文学の系譜』仮名草子の文芸性
潁原 退蔵 『江戸文芸』

【57】仮名草子研究叢書 第8巻  共編
A5判、518頁、2006年2月25日、クレス出版発行、全8巻セット定価85000円。菊池真一氏と共編
                                    
第8巻 単行本記述集成(六) 目次

守随 憲治 仮名草子と生活文化
深沢 正憲 烏丸光広伝 附作品解説
井浦 芳信 古活字本「竹斎」の研究
      ─仮名草子における流動性
深沢 正憲 目覚し草(翻刻)解説
宮尾 重男 『近世笑話文学』天和年間~元和年間
暉峻 康隆 『日本の書翰体小説』
第三章 書翰体小説の源流
第四章 形式的完成
重 友  毅 『近世文学の位相』
     第一篇 近世文学の概観
     第三篇 方法論上の諸問題
麻生 磯次 『江戸文学と支那文学』総説
     前篇 第一章 怪異小説に於ける影響             
次 田  潤 『日本文学通史』仮名草子と浮世草子
藤井 乙男 『近世小説研究』
一、 江戸時代の小説概観
二、 元禄時代の京都小説家
三、 浅井了意

単行本 解説 深沢秋男

●仮名草子の先学の研究の主要な文献を複製して収録したものである。発行に当たって出版社の宣伝パンフレットの内容は次の通り。これは私が執筆し、菊池氏がチェックしたもの。

 近世初期の約八十年間に書かれ、多くは出版された散文文芸の総称が仮名草子である。「仮名草子」の命名者は水谷不倒(弓彦)である。水谷は、東京専門学校(早稲田大学の前身)での講義録を著し、続いて、『近世 列伝躰小説史』を出版、さらに『新撰 列伝体小説史 前編』を出して、この中で仮名草子について論じた。近代的な研究も水谷不倒によって拓かれた、と言ってもよいだろう。
 もちろん、水谷不倒のみが、仮名草子の研究を進めてきた訳ではない。昭和二十年代以前に限ってみても、朝倉治彦・麻生磯次・石田元季・市古貞次・井浦芳信・潁原退蔵・片岡良一・近藤忠義・重友毅・新村出・鈴木行三・鈴木敏也・鈴木暢幸・関山和夫・高野辰之・暉峻康隆・長澤規矩也・中村幸彦・野田寿雄・深沢正憲・藤井乙男・藤岡作太郎・藤村作・北条秀雄・松田修・山口剛・山崎麓等々、多くの先学の努力が積み重ねられてきた。その研究論文・研究書と作品名の全貌は、『仮名草子研究文献目録』(深沢・菊池編、二〇〇四年、和泉書院)によって知る事ができる。
 仮名草子作品の数も、昭和三十年頃までは二百点足らずであったが、その後の研究によって、現在は三百点以上になっている。このようにみる時、仮名草子研究は活発に行われてきたように思われるが、明治以後昭和二十年、つまり、近代的な研究が始まってから、第二次世界大戦終結までの約四十年間に書かれた論文は一二〇点余に過ぎない。年間平均三論文という状況であった。
 戦後の研究は、昭和二十二年の野田寿雄の「仮名草子の世界」(『国語と国文学』7月)から始まるが、二十二年から三十五年までの十四年間に七十四論文という低迷が続いた。ところが、三十五年から七年にかけて、野田寿雄の日本古典全書『仮名草子集(上下)』が刊行されて、研究は活発化してきた。
 『仮名草子研究叢書』は、雑誌論文は、昭和二十九年以前のものを全二巻に収録し、単行本は昭和二十年以前のものを全六巻に収録したものである。
 近年の仮名草子研究は、細分化され、緻密な論文が多い。しかし、明治以降の先学の遺された研究が全く通用しなくなった訳ではない。むしろ、このように細分化され、微視的な傾向にある現在にこそ、明治以来の研究を振り返り、巨視的な観点から、仮名草子を見直し、先人の研究を吸収して、新たな研究の
出発点にすべきではないかと考える。本叢書を刊行する所以である。

●平成16年12月、朝倉治彦先生から、この叢書の編纂を依頼され、私もかねがね、必要な事だと考えていたのでお引き受けした。ただ、実際に作業に入ってみると、かなりの労力を要する事がわかった。そこで、菊池真一氏の協力を頂く事にして実現したものである。収録内容に関しては、様々な制約があり、希望通りにゆかなかった部分も少なくない。それらの諸点については、今後の若い研究者に任せる事にして、一応出版することにした。
●この叢書に収録した先学の論文や単行本を、改めて目を通すと、私達は偉大な研究者の学恩を頂いて、ここまできたが、果たして、どこまで吸収消化できたのであろうかと、感謝と共に反省の念が強い。私個人としては、近藤忠義・重友毅・長澤規矩也・小田切秀雄の諸先生には法政大学で教えて頂いた。横山重・野田寿雄・朝倉治彦の諸先生には、仮名草子に関して多大の御指導を賜った。中村幸彦先生には九州大学で、野間光辰先生には京都大学で、井浦芳信先生には昭和女子大学で、諸本調査などの折に、それぞれお導きを頂いた。若い頃には暉峻康隆先生にも教えて頂いた。水谷不倒・山口剛・北条秀雄・麻生磯次・石田元季・市古貞次・潁原退蔵・片岡良一・新村出・鈴木行三・鈴木敏也・鈴木暢幸・関山和夫・高野辰之・深沢正憲・藤井乙男・藤岡作太郎・藤村作・山崎麓等々、論文や著書を通して多くを学ばせて頂いた。この叢書を編纂することで、仮名草子研究を振り返る事ができて感謝している。

【58】仮名草子集成 第39巻  共編
A5判、320頁、2006年3月15日、東京堂出版発行、定価17500円+税。菊池真一氏・和田恭幸氏と共編。

目 次
 例言
 凡例
仮名草子集成 第三十九巻
 若輩抄(写本、1冊)
  解題
 聚楽物語(寛永17年5月板、3巻3冊)  
   巻上、巻中、巻下
  解題              
 死霊解脱物語聞書(元禄3年11月板、2巻2冊)     
   上、下
  解題              
 (影印)
 女訓抄(古活字版、寛永14年3月刊、中巻欠、
     上下2冊存)
  解題
書林の目録に見る了意の作品(5)(朝倉治彦執筆)
正誤・追加(朝倉治彦執筆)
写真

●『仮名草子集成』は朝倉治彦先生の始められたもので、仮名草子作品を網羅的に集成しようという大きな計画である。第1巻は昭和55年5月12日発行、初めのうちは文部省の出版助成を受けていたが、途中から軌道に乗って、いわゆる普通の出版形態になった。朝倉先生は、第38巻まで継続刊行してこられたが、第39巻から、新体制で継承することになった。
●朝倉先生より、本集成の継続を依頼されて、突然の事であったが、今後、10年は続けなければならない点を考え、朝倉先生と相談しながら、新体制を立ち上げた。菊池真一氏・花田富二夫氏と私の3名を編集責任者として、若い仮名草子研究者に協力してもらう事にした。この体制で、朝倉先生の計画を完結させたいと思った。

【59】仮名草子集成 第41巻  共編
A5判、238頁、2007年2月28日、東京堂出版発行、定価17500円+税。花田富二夫氏・入口敦志氏・菊池真一氏・中島次郎氏と共編。

目 次
 例言
 凡例
仮名草子集成 第三十九巻
 新語園(天和2年2月板、10巻10冊)(承前)
   巻之六、巻之七、巻之八、巻之九、巻之十
  解題
 十二関(写本、1冊)  
  解題              
 衆道物語(寛文元年板、2巻2冊、絵入)     
   衆道物語上、衆道物語下
  解題              
 親鸞上人記(延宝板、2巻1冊)
   巻之上
   巻之下
  解題
写真

【60】仮名草子集成 第42巻  共編
A5判、336頁、2007年7月25日、東京堂出版発行、定価17500円+税。伊藤慎吾氏・入口敦志氏・花田富二夫氏と共編。

目 次
  例 言
  凡 例

四しやうのうた合(無刊記古活字版、二冊、無彩色本)
  上
 解題
四十二のみめあらそひ(写本、一冊)
 解題
水鳥記(寛文七年五月中村五兵衛板、二巻二冊、絵入)
  上、下
 解題
水鳥記(松会板、三巻三冊、絵入)
  巻之上、巻之中、巻之下
 解題
杉楊枝(延宝八年板、六巻六冊、絵入 〔巻四〕元禄十六年板、六巻六冊、絵入)
  巻一、巻二、巻三、巻四、巻五、巻六
 解題
写真

【61】浅井了意全集 仮名草子編・1 共編
    浅井了意全集刊行会 編
平成19年(2007年)8月 岩田書院発行
A5判 498頁、15000円+税

浅井了意全集刊行会 編
本巻責任編集:岡雅彦
翻刻・解題担当:小川武彦・湯浅佳子・深沢秋男

目 次
刊行のことば 
凡  例 
収録書目細目 
堪忍記 …
孝行物語 
浮世物語 
浮世ばなし 
解  題 

【62】旗本夫人が見た江戸のたそがれ 井関隆子のエスプリ日
2007年11月20日・文藝春秋 発行
文春新書・606、232頁、定価730円+税
深沢秋男 著

目 次

  はじめに  

第一章 旗本夫人の批評眼――心の風景と幕末の記録  
  一 鹿島則文と桜山文庫
    蔵書家の数奇な生涯 三万冊の珍籍奇冊
  二 血縁なき家族との暮らし
    隆子の離婚と再婚 恵まれた家計
  三 活き活きとした主婦の記録
    多岐にわたる筆先 旺盛な批判精神 情報が集まる環境
    書かねばならぬ日記へ

第二章 江都有情――武士と町人の生活  
  一 井関家の四季
    九段坂下の屋敷 鹿屋園の庵主 豪華な元旦の拝領物 
    愛酒家の月見 花見の趣向 絶好の酒肴 四谷の実家の復興
  二 江戸の風俗・風聞
    将軍上覧の天下祭 改革下の神田祭 両国の川開き 
    盛大なる佃島の花火 浅草の「眼力太夫」 平将門の首を拝む
    永代寺の陰間
  三 江戸の事件簿
    イ 旗本心中事件
      思わぬ人違い 一線を越える 心中決行の暁
    ロ 品川心中事件
      冤罪・騙り・恨み 江戸詰め侍の女遊び 女の裏切り
      幽霊登場 落語の原話か
    ハ 余聞・風聞
      上総のふたなり 長安寺の好色僧

第三章 天保の改革――衰退する統治力  
  一 迷走する改革
    書かずにおれない三方所替 出羽の駕籠訴 出羽の山伏 三方所替の
    中止 家斉没日の謎 家斉側近の罷免 大奥も粛清 三佞人の評判 
    寄合に降格された人々 天保の改革、発令さる 二宮尊徳の印旛沼工
    事 氏栄の左遷 燃える土 工事が中止に 上知令に不満続出 将軍
    の真意 忠邦への反発 利で行えば恨み多し 
  二 日光東照宮への長い道のり
    将軍、最後の参詣 葬式用具を持参 演習の見物衆 将軍家慶、出発
    す 社参の意義
  三 水野忠邦批判
    賄賂を求める人物 八王子村のいざこざ 隆子の小説のモデル 罷免
    に世間は歓呼 忠邦の返り咲き
   
第四章 江戸城大奥――エリート官僚は見た!  
  一 中奥と大奥をつなぐ御広敷
    大奥トップ事務官・井関親経 御用人拝命 名代で京に出張 莫大な
    出張手当て 大名並みの旅立ち うるわしの上方土産
  二 将軍家斉の素顔
    植物愛好家 九段坂上の火除け地 権勢ふるう中野碩翁 同性愛の殿
    様たち 大奥に粛清の嵐 家斉の没日は? 幕府の公式記録 奥医師
    の大失態 家斉の葬儀 あやしい徳川正史
  三 将軍家慶の心持ち
    猿楽愛好家 家慶夫人の没日 日蓮宗批判 養女を歓待
  四 家定夫人の謎
    正夫人の実父 光格天皇の崩御 有姫の縁組 有姫の実父は誰か
  五 江戸城、炎上す
    早朝の出火 大慌ての大奥 早い火の廻り 黄金白銀も焼失 出火元
    と死体の始末 家定の見舞い品

終 章 井関隆子という自我――近代の眼差し  
  一 確かな歴史意識と人間認識
  二 天保期の批評者
  三 豊かな学識と知性
  四 旺盛な好奇心と執筆意欲
  五 旗本夫人の気位と気品
  六 敬愛された母・祖母

  あとがき  
  井関隆子関連略年表  
  参考文献                                       
………………………………………………………………
はじめに
 歴史は新しい事実の発見によって修正を迫られる。そういう意味では、歴史は常に書き改められる運命にあるといっていいかも知れない。
私たちは、歴史上のさまざまの人物に出会ってきた。それと同時に全く知られていかった人物と出会うということも時としてある。
一つの資料の発見によって、今まで知られていなかった人物が歴史の上に登場することさえ有り得る。
 幕末期、江戸城に近い、九段坂下に一人の旗本女性がいた。井関隆子という。彼女は大変な読書家であり、絵も描き歌も詠み創作もしていた。しかし、何よりも彼女の存在を後世に伝えることになったのは、五年間にわたる膨大な日記であった。
この日記には、ちょうど天保の改革が行われた、天保十一年(1840)一月一日から十五年(1844)十月十一日までの江戸の様子が、生き生きと伝えられている。しかも、彼女の息子が御広敷御用人(大奥との連絡、事務処理などを行う役職で、その責任者)で、十一代将軍徳川家斉の正室・広大院(松の殿)の掛を長年勤めたという関係で、江戸城大奥の様子が詳細に伝えられることとなったのである。
この一人の女性の日記は、鋭い批評意識に貫かれ、しかも正確な情報に裏付けられており、この天保期の歴史に修正を迫るものを少なからずもっている。
(以下省略)
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

●私は、研究目的以外の原稿は書かなかった。これは、恩師・重友毅先生のお教えに従ったのである。この本は、昭和女子大学を定年退職した時、執筆依頼をされた。もういいだろう、そう思って引き受けたのである。この本は、印税目当てに書いた、唯一の本である。売れるように、多くの人に読まれるように、そのように留意して原稿を書いた。書中、井関隆子を褒めすぎて、読者から厳しいコメントを頂いた。2007年11月20日第1刷、2008年4月25日第6刷発行。2008年の1月1日の文藝春秋社の社告に入れられた。私にとっては、夢のような出来事だった。

【63】斎藤親盛(如儡子)伝記資料
  2010年10月25日、近世初期文芸研究会発行、非売品

 目 次

一、はじめに                      
二、子孫の記録――『世臣伝』・『相生集』の記述―― 
 イ、『世臣伝』の記述
 ロ、『相生集』の記述
三、斎藤親盛(如儡子)出生の地・酒田 
 イ、初代・斎藤光盛
 ロ、二代・斎藤広盛                  
  ①斎藤筑後守関係文書(年貢皆済状・棟札等)
   斎藤筑後関係地域一覧
  ②斎藤筑後守と酒田筑後町(記録・地図)
   1、明暦二年・酒田絵図
   2、元禄九年・酒田惣御町絵図
   3、亀崎惣絵図(元禄十年頃)
   4、元禄以後絵図
   5、近代酒田市街図等
 ハ、三代・斎藤親盛(如儡子)            
   1、はじめに
   2、酒田時代――最上家親に近侍――
     『徳川実紀』の記録
     最上家と斎藤家の関連年表
   3、酒田を離れて以後の親盛
四、斎藤家の菩提寺・松岡寺とその墓所                
 イ、神龍山松岡寺
 ロ、斎藤家の墓所(第一次改葬、第二次改葬、現在の墓所)
五、斎藤家の過去帳・位牌                                                    
 イ、松岡寺過去帳 
   1、松岡寺過去帳・① 第二世・湛宗祖海編
   2、松岡寺過去帳・② 第四世・震宗水編
   3、松岡寺過去帳・③ 満願寺第十六世・大隈正光氏編
 ロ、松岡寺位牌
 ハ、斎藤家位牌
 ニ、斎藤家、過去帳・位牌の記録
六、斎藤親盛(如儡子)関係略年譜             
七、斎藤親盛(如儡子)の著作 

 あとがき 
  ◎斎藤親盛(如儡子)関係者生没一覧  (巻末) 
  ◎斎藤親盛(如儡子)関係系図     (巻末) 

●平成23年(2011)に、酒田市の上日枝神社境内に〔齋藤筑後守記念碑〕を建立することになった。その除幕式に集まる方々に差し上げるために、私からのプレゼントとして、この本をまとめた。如儡子・斎藤親盛の伝記研究は完了していないが、とりあえず、私家版として出したものである。
●〔パプ 高尾太郎〕のツイッターに、次のように書き込まれた。
「深沢秋男氏の『斎藤親盛(如儡子)伝記資料』は、すごい資料集だ。過去帳や位牌を丁寧に調査した結果の詳細な年譜、著作資料が付く。如儡子研究はこの一冊で大いに進展するんだけど、個人があたかも趣味のように作り、無償で配られている。研究って本来はこんなものなんじゃないだろうか。
7:23 – 2010年10月3日」

【64】浅井了意全集 仮名草子編・3 共編
    浅井了意全集刊行会 編
平成23年(2011年)5月 岩田書院発行
A5判 478頁、18800円+税

浅井了意全集刊行会 編
本巻責任編集:花田富二夫・土屋順子
翻刻・解題担当:深沢秋男

目 次

刊行のことば 

凡  例 

収録書目細目 

可笑記評判 

解  題 

●この本の本文作成も、解題も、全て私が担当した。この本文作成の段階で、パソコンの本体と、フロッピーのデータが全て消失する、というアクシデントが発生した。理由はわからないが、各大学のデータも消失するという現象があり、学生に注意を呼び掛けていた。とにかく、4巻分くらいの本文が消失して、大変な目にあった。

【65】仮名草子集成 第47巻  共編
A5判、260頁、2011年6月30日、東京堂出版発行、定価18000円+税。伊藤慎吾氏・入口敦志氏・花田富二夫氏・安原眞琴氏・和田恭幸氏と共編。

目 次
  例 言
  凡 例
  『假名草子集成』で使用する漢字の字体について

假名草子集成 四十七巻 

醍醐随筆(寛文10年板、2巻4冊)
  上、下 
 解題 
大仏物語(寛永21年板、2巻2冊) 
  上、下 
 解題 
沢庵和尚鎌倉記(万治2年板、2巻2冊、絵入)
  上、下 
 解題 
糺物語(明暦3年板、2巻2冊、絵入)
  上、下 
解題 
たにのむもれ木(写本、1冊) 
 解題 
竹斎東下(写本、1冊) 
 解題 

編者略歴 
写真

【66】 如儡子百人一首注釈の研究
   百人一首注釈書叢刊 別巻2 深沢 秋男著
     平成24年3月20日、和泉書院発行
     A5判、362頁、定価12000円+税
                        
口絵写真
 『砕玉抄』・『百人一首鈔』・『酔玉集』・『百人一首註解』
 『神龍山松岡寺過去帳』・斎藤家位牌

目次
  
はじめに ……………………………………………………………   ⅰ

  研究篇

第一章 研究史 ……………………………………………………   3
  第一節 田中宗作氏の研究 …………………………………   3
  第二節 田中伸氏の研究 ……………………………………   8
  第三節 野間光辰氏の研究 …………………………………  14
  第四節 島津忠夫氏・乾安代氏の研究 ……………………  17
 
第二章 諸本の書誌 ………………………………………………  29
  第一節 『砕玉抄』 …………………………………………  29 
  第二節 『百人一首鈔』 ……………………………………  33
  第三節 『酔玉集』 …………………………………………  37
  第四節 『百人一首註解』 …………………………………  41

第三章 諸本関係の分析 …………………………………………  45
 第一節 序説 ………………………………………………  45
一、はじめに ……………………………………………  45
二、著者・成立年・書写者 ……………………………  46
三、配列順序・使用古注釈 ……………………………  52
四、執筆意図とその特色 ………………………………… 56

 第二節 『百人一首鈔』と『酔玉集』 …………………… 62
一、 はじめに …………………………………………… 62
二、 『百人一首鈔』・『酔玉集』歌人配列対照表 …… 63
三、 『百人一首鈔』と『酔玉集』の本文異同 ……… 66
〔一〕 省略・脱落関係 …………………………… 66
〔二〕 漢字・仮名の異同 ………………………… 77
〔三〕 用字の異同 ………………………………… 82
〔四〕 仮名遣いの異同 …………………………… 84
〔五〕 その他の異同 ……………………………… 87
〔六〕 和歌の異同 …………………………………101
〔七〕 まとめ ………………………………………114
 
 第三節 『百人一首鈔』・『酔玉集』と『百人一首註解』………119
一、 はじめに ……………………………………………119
二、 京大本『百人一首註解』の書誌的問題点 ………120
〔一〕十七番歌・在原業平朝臣の脱文について …120
〔二〕配列について …………………………………122
三、乾安代氏の『百人一首註解』解説 …………………124
四、異同からみた『百人一首註解』の位置 ……………127
〔一〕序説について …………………………………127
〔二〕その他の異同について ………………………130
五、まとめ …………………………………………………127

 第四節 『砕玉抄』と『百人一首鈔』 ………………………140
一、はじめに ………………………………………………140
二、武蔵野美術大学美術館・図書館金原文庫所蔵本概要
       ………………………………………………140
三、 書名「砕玉抄」について …………………………141
四、 『砕玉抄』の歌人配列順序(折丁明細一覧)……141
五、 第七番歌、参議篁の歌 ……………………………146
六、 『砕玉抄』と『百人一首鈔』の関係 ……………149
七、 『砕玉抄』と『百人一首鈔』の異同 ……………150
  〔一〕 『百人一首鈔』の脱落・省略 ……………150
  〔二〕 『砕玉抄』の脱落・省略 …………………152
  〔三〕 その他の異同関係 …………………………152
八、 『砕玉抄』の位置 …………………………………156
       
第五節 まとめ ………………………………………………158
       
第四章 如儡子・百人一首注釈書の意義 …………………………161
第一節 百人一首研究の現状 ………………………………161
第二節 如儡子の百人一首注釈書 …………………………163
第三節 如儡子の百人一首注釈書の特徴 …………………165
一、 歌人配列の特異性 ………………………………165
二、啓蒙的執筆姿勢 ……………………………………166
三、如儡子的表現 ………………………………………171
     四、儒教的立脚地 ………………………………………174
   第四節 百人一首注釈書としての意義 ……………………176
       
  翻刻篇
                        
 『砕玉抄』(武蔵野美術大学美術館・図書館金原文庫所蔵)

  凡例 …………………………………………………………182
  序説 …………………………………………………………183
1 天智天皇御製 ………………………………………………186
2 持続天皇 ……………………………………………………189
3 柿本人丸 ……………………………………………………191
4 山辺赤人 ……………………………………………………194
5 中納言家持 …………………………………………………197
6 安倍仲麿 ……………………………………………………199
7 参議篁 ………………………………………………………201
8 猿丸太夫 ……………………………………………………205
9 中納言行平 …………………………………………………206
10 在原業平朝臣 ………………………………………………208
11 藤原敏行 ……………………………………………………210
12 陽成院御製 …………………………………………………211
13 小野小町 ……………………………………………………212
14 喜撰法師 ……………………………………………………218
15 僧正遍昭 ……………………………………………………219
16 蝉丸 …………………………………………………………223
17 河原左太臣 …………………………………………………225
18 光孝天皇御製 ………………………………………………227
19 伊勢 …………………………………………………………229
20 元良親王 ……………………………………………………230
21 源宗于 ………………………………………………………232
22 素性法師 ……………………………………………………233
23 菅家 …………………………………………………………235
24 壬生忠岑 ……………………………………………………237
25 凡河内躬恒 …………………………………………………239
26 紀友則 ………………………………………………………240
27 文屋康秀 ……………………………………………………241
28 紀貫之 ………………………………………………………242
29 坂上是則 ……………………………………………………244
30 大江千里 ……………………………………………………245
31 藤原興風 ……………………………………………………247
32 春道列樹 ……………………………………………………250
33 清原深養父 …………………………………………………251
34 貞信公 ………………………………………………………252
35 三条右太臣 …………………………………………………254
36 中納言兼輔 …………………………………………………256
37 参議等 ………………………………………………………257
38 文屋朝康 ……………………………………………………259
39 右近 …………………………………………………………260
40 中納言敦忠 …………………………………………………261
41 平兼盛 ………………………………………………………262
42 壬生忠見 ……………………………………………………263
43 謙徳公…………………………………………………………266
44 中納言朝忠 …………………………………………………268
45 清原元輔 ……………………………………………………269
46 源重之 ………………………………………………………271
47 曽祢好忠 ……………………………………………………272
48 大中臣能宣朝臣 ……………………………………………273
49 藤原義孝 ……………………………………………………274
50 藤原実方朝臣 ………………………………………………275
51 藤原道信 ……………………………………………………276
52 恵慶法師 ……………………………………………………277
53 三条院御製 …………………………………………………279
54 儀同三司母 …………………………………………………280
55 右大将道綱母 ………………………………………………282
56 能因法師 ……………………………………………………283
57 良■法師 ……………………………………………………284
58 西行法師 ……………………………………………………286
59 大納言公任 …………………………………………………288
60 清少納言 ……………………………………………………289
61 和泉式部 ……………………………………………………292
62 大弐三位 ……………………………………………………292
63 赤染衛門 ……………………………………………………294
64 紫式部 ………………………………………………………298
65 伊勢太輔 ……………………………………………………299
66 小式部内侍 …………………………………………………300
67 中納言定頼 …………………………………………………302
68 周防内侍 ……………………………………………………304
69 左京太夫道雅 ………………………………………………305
70 大納言経信 …………………………………………………306
71 大僧正行尊 …………………………………………………307
72 中納言匡房 …………………………………………………309
73 祐子内親王家紀伊 …………………………………………311
74 相模 …………………………………………………………312
75 源俊頼朝臣 …………………………………………………313
76 崇徳院 ………………………………………………………314
77 待賢門院堀川 ………………………………………………315
78 法性寺入道前関白大政太臣 ………………………………316
79 左京太夫顕輔 ………………………………………………317
80 源兼昌 ………………………………………………………318
81 藤原基俊 ……………………………………………………320
82 道因法師 ……………………………………………………322
83 藤原清輔 ……………………………………………………322
84 俊恵法師 ……………………………………………………324
85 後徳大寺左太臣 ……………………………………………325
86 皇太后宮太夫俊成 …………………………………………326
87 皇嘉門院別当 ………………………………………………328
88 殷冨門院太輔 ………………………………………………329
89 式子内親王 …………………………………………………330
90 寂蓮法師 ……………………………………………………331 
91 二条院讃岐 …………………………………………………332
92 後京極摂政前大政太臣 ……………………………………333
93 前大僧正慈円 ………………………………………………334
94 参議雅経 ……………………………………………………335
95 鎌倉右太臣 …………………………………………………336
96 正三位家隆 …………………………………………………338
97 権中納言定家 ………………………………………………339
98 入道前大政太臣 ……………………………………………340
99 後鳥羽院御製 ………………………………………………341
100 順徳院御製 …………………………………………………342
奥書 ………………………………………………………………343

あとがき …………………………………………………………347 

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■著者紹介

深沢秋男(ふかさわ あきお)

昭和10年 山梨県に生まれる。
昭和30年 山梨県立身延高等学校卒業。
昭和37年 法政大学文学部日本文学科卒業。
昭和58年 昭和女子大学専任講師。助教授を経て教授となり、
      平成17年定年退職。
平成20年 昭和女子大学名誉教授。

主要編著書
 『可笑記評判』校訂(昭和45年12月25日、近世初期文芸研究会
  発行)
 『可笑記大成―影印・校異・研究―』共編著(昭和49年4月30日、
  笠間書院発行)
 『井関隆子日記』(全3巻)校注(昭和53年11月30日~昭和5
  6年6月5日、勉誠社発行)
 『桜山本 春雨物語』編(昭和61年2月25日、勉誠社発行)
 『仮名草子集成』(10巻~22巻、39巻~)共編(平成元年9月
  30日、平成18年3月15日~、東京堂出版発行)
 『井関隆子の研究』(平成16年11月1日、和泉書院発行)

●如儡子は、『徒然草』に倣って『可笑記』を書いた。続いて、『百人一首』の注釈に力を注いだ。如儡子研究を目指す私が、この労作の研究を避けることは出来ない。和歌の世界のことは、いわば、門外漢、なけなしの力を振り絞って、この著作の研究を続けた。
如儡子は、この注釈書の奥書で、
今、この百人一首の注釈を書き終えたが、「寔に、せいゑい、海をうめんとするにことならずや。」と記し、これに注を付けて、「せいゑいといふとり、草木のえだ葉などをもつて、大海をうめんとするなり。」
と記している。近世初期の、余り学問の無い庶民のために、精魂こめて書き上げたのである。島津忠夫氏も本書の意義を認めておられる。いずれ、50年500年の後には、「百人一首」注釈史の上で、評価されるものと、確信している。

【67】 仮名草子集成 第49巻  共編

   伊藤慎吾氏・入口敦志氏・中島次郎氏・柳沢昌紀氏と共編
           2013年3月30日,東京堂出版発行
           A5判 344ページ 18000円+税

目 次

  例 言
  凡 例
  『假名草子集成』で使用する漢字の字体について

假名草子集成 第四十九巻 

智恵鑑(万治3年板、10巻10冊、絵入)(承前) 
  巻第六     
  巻第七  
  巻第八 
  巻第九 
  巻第十 
  解題 …………………………………… 柳沢昌紀 

竹斎(寛永整版本、2巻2冊、絵入) 
  上巻 
  下巻 
  解題 …………………………………… 入口敦志 
寛文板『竹斎』全挿絵(寛文板、4巻4冊、絵入)
  解題 …………………………………… 中島次郎 
竹斎(奈良絵本、1冊、絵入)  
  解題 …………………………………… 中島次郎                    
長斎記(写本、1冊) 
  解題 …………………………………… 伊藤慎吾 

長者教(古活字版、1巻1冊) 
  解題 …………………………………… 伊藤慎吾  
長生のみかど物語(元禄8年板、1巻1冊)
  解題 …………………………………… 伊藤慎吾 

 第四十八巻『智恵鑑』(巻一~巻五) 正誤 …… 柳沢昌紀 

 編者略歴 
 写真   

【68】浅井了意全集 仮名草子編・5 共編
     平成27年(2015年)9月 岩田書院発行
     A5判 440頁、18800円+税  

浅井了意全集刊行会 編
本巻責任編集:深沢秋男・入口敦志・湯浅佳子
翻刻・解題担当:江本裕・花田富二夫・安原眞琴・渡辺守邦
        
  目 次
凡  例 …………………………………………………   2
収録書細目 ………………………………………………   7
 やうきひ物語 ………………… 安原眞琴 ………  15    
 伽婢子 ………………………… 渡辺守邦 ………  61
 狗張子 ………………………… 江本 裕 ……… 303
 解題 …………………………………………………… 421
やうきひ物語 ……………………… 安原眞琴
伽婢子 ……………………………… 花田富二夫
狗張子 ……………………………… 江本  裕

■ 平成28年、2016年までの、私の関与した編著書を整理した結果は、以上の通りである。私としては、あと、数冊まとめて出版する意思はあるが、それは、あくまでも、心の中のことである。ライフワークの1冊は、何としてもまとめたいと念じているが、これとても実現するか否か、わからない。
■ 私には、この外に、雑誌に書いた論文が70点くらいある。これらは、そのままでもよいと考えている。
                 平成28年(2016)11月1日

投稿者:

fukaaki

近世文学、特に、仮名草子、近世日記文学を研究している。 昭和女子大学に勤務していたが、定年退職。現在、同大学名誉教授。 仮名草子は、特に、如儡子・斎藤親盛を研究。日記文学では、井関隆子の研究をしている。