『堪忍記』の厳しい評言

自由と規制、ネット模索
2016.11.12 Saturday
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●今日の朝日新聞が、ネット上の、批評・批判の表現について取り上げている。匿名ゆえの開放感から、ついつい、言いたい放題になる、私もブログなどは、傀儡子とか、fuakiとか、老人とか、使ってはいるが、必ず深沢秋男と実名をプロフィールで表示している。
●私の研究している仮名草子作者、如儡子・斎藤親盛は、凄い批判力の持ち主で尊敬しているが、全国の諸大名に対して、「悪しき主人、下々ノ下」「天下三人の悪主也。下々」「情けふかし。大形中之家也。」「家中作法悪し。主人下々也」「いやなる主。諸侍不望」「子息利右エ門悪候故中也」「人間とも鬼とも述べかたし」「書面にのせがたし。下也」「武の吟味沙汰も無之中也」と続き、庄内の酒井忠勝には「あしき主。下の下也」という評言を与えている。もっとも、この書は秘書として、人目にはさらされなかった。その点、現在のネット社会の、批評の言辞には、留意しなければならない。
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(Media Times)自由と規制、ネット模索 誹謗中傷なら削除も
2016年11月12日05時00分
 ネットメディアが、掲載するブログやコメントのルール作りに乗り出している。多くの人が自由に発言できる場として支持を広げてきたが、内容に批判が殺到して削除する例が相次いだ。閲覧者の増加で影響力が大きくなり、自由と公共性のはざまで模索している。
  【朝日新聞 ネット より】

投稿者:

fukaaki

近世文学、特に、仮名草子、近世日記文学を研究している。 昭和女子大学に勤務していたが、定年退職。現在、同大学名誉教授。 仮名草子は、特に、如儡子・斎藤親盛を研究。日記文学では、井関隆子の研究をしている。