父母の心をもって我が心とす

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将棋~つのこの日記
趣味の将棋に関する日記です。初心者ですが毎日コツコツ頑張っています!

 

如儡子 より 名言
2013年03月04日(月)

父母の心をもって我が心となし、父母の体をもって我が体とせよ

如儡子(にょらいし)/斎藤親盛(さいとう ちかもり)・・・仮名草子作者。
[出典] 可笑記(かしょうき)

「可笑記」いまでは、なかなか手に入りにくくなりましたね~あせる
そういえば、国立図書館にありますが・・・
原本は、いい味でてるけど、読めないや(笑)

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●このようなサイトに出合った。これは、『可笑記』の、巻1の15段。

▲むかしさる人の云るは、
大聖孔子のをしへに、父母を持たる人は、遊山なぐさみの
ため斗に、遠くへゆき、日をかさねて、あるくべからず。
其しさいは、我いたづらに、とをく父母に立へだゝり、
日をかさねて、つかへず、ぶさたをいたす、かなしさよ。
もし、此うちに、父母の身命に、いかなる大事の出来んも、
しらず。又、いかなる用のあらんも、おぼつかなしと。
大切に、思ふのみならず、父母の、我をみたし、われに、
あひたし、心元なし、と、いかばかり、あんじ給ふらめ
と、父母の心をもかへり見べし。
されば、父母の心をもつて、我心となし、父母の躰をもつ
て、我躰とせよと、あるをや。
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●自分の父や母を、尊敬して生きることが出来れば、それは幸せな人生だろう。私は7人兄弟の末っ子ゆえ、何時までも母のもとにいた。意を決して東京へ出た次の年、母は他界した。65歳だった。体全体から力が抜けた。葬儀に帰るため、都電に乗ったが、力が出ず、乗り口のステップがあがれない。車掌さんが、どうしたの? と手をかしてくれた。
●次の年、私は大学へ入った。目標は、当時の日記を見ると、〝母のような人間になるため〟と書かれている。母は、無学で字も書けず、読めもしなかった。選挙の時は、私が平仮名で教えた。しかし、葬儀の時、村の長老から呼ばれて、「秋男さん、この香典の総額は、これまでの村の女性では最高額だよ、よく覚えておきなさい」と言われた。母は、そのような生き方をしたのである。死んだ時、人々から惜しまれるような人間になりたい、それが、学問をする、根本の目標だった。
●父母の生き方を、我が生き方とする。如儡子は、『礼記』に拠って、孔子の教えを易しく伝えた。

■将棋~つのこの日記

投稿者:

fukaaki

近世文学、特に、仮名草子、近世日記文学を研究している。 昭和女子大学に勤務していたが、定年退職。現在、同大学名誉教授。 仮名草子は、特に、如儡子・斎藤親盛を研究。日記文学では、井関隆子の研究をしている。