新村出編『広辞苑』

●今日の朝日新聞の〝ひと〟は ―「広辞苑」と祖父を伝える― 新村恭氏であった。

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(ひと)新村恭さん 「広辞苑」と祖父を伝える
2017年8月17日05時00分

「広辞苑」を編んだ新村出(いづる)の孫――そう見られるのが若いころは嫌だった。版元の岩波書店に就職したのは、アルバイトがきっかけ。編集者、校正者として63歳まで勤めたが、在社中に広辞苑に携わることはなかった。
この春、新村出記念財団の嘱託に就任。京都市北区の鞍馬口にある出の旧宅「重山(ちょうざん)文庫」の管理人になった。…… 【以下、略】
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●私は、江戸文学を専攻した関係で、国語辞典には、大変お世話になった。それだけに、評価も厳しかった。百科項目を収録する『広辞苑』と、国語のみの『広辞林』は使い分けた。大学を卒業してすぐ、出版社の編集部に勤務したので、小説などの校正・校閲に携わった。
●そんな時、【凡夫】の表音「ぼんぷ・ぼんぶ」のことで、岩波書店の『広辞苑』編集部に質問の手紙を出した。驚いたことに、新村出先生から、直々に葉書の返事を頂いた。内容は、懇切丁寧なものであった。大学出たばかりの若造に対して、研究者として誠実な対応をして下さったのである。私は、今も、感謝している。

■新村恭氏 朝日新聞デジタル より

投稿者:

fukaaki

近世文学、特に、仮名草子、近世日記文学を研究している。 昭和女子大学に勤務していたが、定年退職。現在、同大学名誉教授。 仮名草子は、特に、如儡子・斎藤親盛を研究。日記文学では、井関隆子の研究をしている。