近世末・近代の都市居住性に関する研究

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住総研研究論文集
Vol. 39 (2013) p. 85-96
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http://doi.org/10.20803/jusokenronbun.39.0_85近世末・近代の都市居住性に関する研究
東京都墨田区民家の地域的特質と変遷を通して
真鍋 怜子1), 中川 武2), 小岩 正樹2)

1) 早稲田大学大学院 2) 早稲田大学

公開日 20170810
Copyright © 2013 一般財団法人 住総研
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抄録

本研究は,「奥」という概念の再考を動機とし,土間や外部との接点および家族団欒の場と,台所作業場の平面的な関係性を通して,近世末から近代への移行期の夫人の居場所の変遷を捉えることを目的とする。幕末期の旗本夫人・井関隆子による日記を分析し,家族個人間のプライバシーの時代的萌芽を指摘した。墨田区民家においては,台所の空間的な「奥」を深化させる一方,家事労働軽減が目指されても,家庭の中心的な場に一体化されることはなかった。それにより,中廊下型でも居間中心型でもない「江戸期農家の土間・台所の縮小再編型」という特有の住居平面構成を持ち,夫人の新たな居場所が形成されたと見ることのできる可能性を示した。
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投稿者:

fukaaki

近世文学、特に、仮名草子、近世日記文学を研究している。 昭和女子大学に勤務していたが、定年退職。現在、同大学名誉教授。 仮名草子は、特に、如儡子・斎藤親盛を研究。日記文学では、井関隆子の研究をしている。