桜山文庫本『雑筆要集』

●『雑筆要集』に関する、次のような研究を見た。諸本として、昭和女子大学図書館の桜山文庫本が組み込まれていた。学界に活用されていることが嬉しい。

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明治大学人文科学研究所紀要 第50冊(2002)

『雑筆要集』を中心とする日本中世文例集史料の研究

上 杉 和 彦

は じめ に
『雑筆要集』は鎌倉初期成立と推定される編者不詳の文例集史料である。数多くの文例を網羅している上に、実際の文書を元に作成されたことがほぼ確実であることから、その重要性は良く知られていたが、利用されるテキストが,極めて質の悪い続群書類従本(「公事部」所収)に限定されてきたため必ずしも十分な活用がなされてこなかった。 そのよな事情に鑑み、本研究では、『雑筆要集』の書誌学的研究の前提作業として諸本の収集と検討を目指した。以下、不十分ながらその成果を報告する。

【以下中略、概要紹介】

『雑筆要集』諸本 の概要

〔1〕内閣文庫本
  ①押小路家献納本
  ②坊城俊将旧蔵本
   ③続群書類従本
   ④『摂津徴』
〔2〕東京大学史料編纂所所蔵徳大寺家旧蔵本
〔3〕彰考館文庫本
〔4〕京都大学附属図書館所蔵菊亭家旧蔵本
〔5〕昭和女子大図書館所蔵桜山文庫本
〔6〕高野山大学図書館所蔵高野山三宝 院本
〔7〕国立歴史民俗博物館蔵田中穣氏旧蔵本
〔8〕丹鶴叢書本
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●以下、詳細な諸本研究がなされている。

投稿者:

fukaaki

近世文学、特に、仮名草子、近世日記文学を研究している。 昭和女子大学に勤務していたが、定年退職。現在、同大学名誉教授。 仮名草子は、特に、如儡子・斎藤親盛を研究。日記文学では、井関隆子の研究をしている。