「冷泉家時雨亭叢書」全100巻 完結

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筆遣い伝え25年、100巻完結 歌書を複製「冷泉家時雨亭叢書」
2017年11月23日05時00分  【朝日新聞 デジタル】

 平安後期から鎌倉時代の歌人、藤原俊成(しゅんぜい)・定家(ていか)父子ゆかりの京都・冷泉家(れいぜいけ)が800年にわたり守り続けてきた歌書などの貴重な書物を写真撮影して複製した「冷泉家時雨亭叢書(しぐれていそうしょ)」(朝日新聞社刊)全100巻が、1992年の刊行開始から四半世紀を経て完結した。
近刊の各巻は、定価 32400円。
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●凄い快挙である。近世文学、特に仮名草子を研究している私などは、昭和47年(1972)勉誠社から出た『近世文学資料類従』に対して、心から感謝した。この写真複製によって、仮名草子研究が大きく進展したからである。
●この、『冷泉家時雨亭叢書』も同様であろう。この貴重な古典籍が、多くの研究者に与えた恩恵は大きい。昭和女子大学に勤務していた頃、中世文学研究者の齋藤彰先生も、この叢書を定期購読されていた。書店から届く度に、嬉々として読んでおられた先生のお姿が思い出される。齋藤先生は、昨年、定年退職され、今は、日本大学の大学院で教えておられるものと思う。この、全100巻の『冷泉家時雨亭叢書』の並ぶ書斎で、研究を進めておられるものと想像している。

■写真・図版
複製本第1巻「古来風躰抄(ふうていしょう)」の見開き=22日、京都市上京区

■『近世文学資料類従』

投稿者:

fukaaki

近世文学、特に、仮名草子、近世日記文学を研究している。 昭和女子大学に勤務していたが、定年退職。現在、同大学名誉教授。 仮名草子は、特に、如儡子・斎藤親盛を研究。日記文学では、井関隆子の研究をしている。