ドナルド・キーン、倫敦に還る

ドナルド・キーン、倫敦に還る
2018.03.11 Sunday

 ドナルド・キーン・センター柏崎は、来る4月1日(日)から冬季休館の期間を終え、春の開館を迎えます。
 また、同時に「ドナルド・キーン、倫敦に還る」 第二章『源氏物語』の芸術的な翻訳者アーサー・ウェーリとの邂逅【会期:4月1日(日)~8月12日(日)】と題した特別企画展を開催いたします。
 ウェーリの翻訳は英語芸術作品の傑作と高く評価され、『源氏物語』は世界の文学と認められました。キーン先生はその作品と出会い、ウェーリを師と仰いできました。そうした二人の出会いや別れ、語学の天才と謳われたウェーリの仕事や魅力などをみつめる展示となっております。
 なお、開館当日の4月1日には、井原眞理子先生(帝京大学外国語学部准教授)をお迎えして「アーサー・ウェーリと『源氏物語』」と題した講演会も開催いたします。多事多端な折と存じますが、この機会にキーン先生が敬愛してやまないウェーリの魅力などを貴重な資料とともにご覧頂きたいと存じます。

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2018年前期特別企画展関連講演会

『源氏物語』とアーサー・ウエーリー
井原眞理子先生
2018年4月1日 13時開演 受講料 500円、定員60名。

問合せ ドナルド・キーン・センター柏崎 電話 0257・28・5755
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●ドナルド・キーン先生の、著書を読んだり、お写真を拝見する度に、尊敬の思いが沸き上がる。キーン先生が、『井関隆子日記』に関する論評を朝日新聞に、3日間にわたって掲載して下さったことに、今も感謝している。
●アメリカの方が、日本文学の研究を志し、研鑚を重ねられ、多くの実績と、示唆を私たちに与えて下さることに対しては、感謝の外は無い。しかし、そのような方ばかりではない。御自分の研究も、ロクロクせず、お茶の間テレビに出て、自分は博識だなどと、口走っている方もおられる。キーン先生とは、雲泥の差であろう。〔研究〕を〔業界〕と心得て、人生を泳ぎまわって、一生を終える方々もいる。それは、その人の自由であろう。

投稿者:

fukaaki

近世文学、特に、仮名草子、近世日記文学を研究している。 昭和女子大学に勤務していたが、定年退職。現在、同大学名誉教授。 仮名草子は、特に、如儡子・斎藤親盛を研究。日記文学では、井関隆子の研究をしている。