学術雑誌『文学研究』と私

学術雑誌『文学研究』と私
2018.04.30 Monday

●『近世初期文芸』と『芸文稿』のことを確認したので、ついでに、重友毅先生主宰の日本文学研究会を母体とする、学術雑誌『文学研究』も整理しておきたいと思う。
●私は、昭和37年(1962)3月、法政大学を卒業した。その年、日本文学研究会の常任委員にして頂いた。11月発行の、第18号に「日本文学研究会役員」が掲載されている。

会長 重友 毅
顧問 西尾 実
   近藤忠義
   小田切秀雄
委員 菅原真静
   市川通雄
   石沢 豊
   大窪教海
   小沢良衛
   笠間愛子
   高橋辰久
   高橋弘道
   千葉 篤
   橋口祀長
   丸山 茂
   森田喜郎
   田中 宏
   深沢秋男

●学部卒業の私を、このように、常任委員の末席に加えて下さったのは、重友先生はじめ、大学院修了の諸先輩の先生方である。私は、この研究会と共に研鑚を続けてきた。大学院へは進学できなかったが、重友先生の大学院の授業は聴講させて頂き、日本文学研究会の例会には、ほとんど欠席無く参加させて頂いた。
●研究会の例会は、毎月1回行われ、午前中は、西鶴・近松・芭蕉・秋成・鴎外・漱石・直哉等々の作品を2時間演習形式で、分析・評価した。午後は、常任委員が、順番で、自分の専攻する作者・作品について発表し、重友先生はじめ、先輩の諸先生の御指摘、御指導を頂いた。その結果、編集部の審査を経て、『文学研究』に掲載されたのである。
●研究会の例会は、毎月1回実施された。1月は新年会、8月は文学旅行、であったので、毎年10回開催であった。昭和37年(1962)~平成19年(2007)の45年間、確実に実行された。合計450回である。私は、ほとんど欠席無しであったので、430回位参加させて頂いたことになる。
●重友先生御在世の間は、先生が最終的な御指導をして下さった。昭和53年(1978)8月11日、重友先生は御逝去なされた。享年78歳であられた。以後は、先輩の先生方が研究会を主宰され、平成19年に、研究会を解散するまで、1回の休みもなく開催された。
●私の研究のバックボーンは、日本文学研究会と学術雑誌『文学研究』であった。改めて、重友毅先生はじめ、先輩の諸先生に対して、心から感謝申し上げたい。
                     平成30年4月30日  深沢秋男
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文学研究 (国会図書館)

日本文学研究会 (1953年)

タイトル 文学研究
著者標目 日本文学研究会 (1953年)

出版地(国名コード) JP
出版地 東京
出版社 日本文学研究会
出版年 1953
出版年 2007
大きさ、容量等 冊 ; 21cm
注記 雑誌記事索引採録あり
注記 国立国会図書館雑誌記事索引 (通号: 1) 1953.07~(通号: 95) 2007.04
注記 本タイトル等は最新号による
注記 刊行頻度の変更あり
注記 1号-95号 (平成19年4月)
注記 以後廃刊
注記 総目次: 95号収載
ISSN 02870355
JP番号 00021243
ISSN-L 02870355
出版年月日等 1953-2007
NDLC ZK22
資料の種別 雑誌
刊行巻次 1号-95号 (平成19年4月)

刊行巻次 以後廃刊
刊行頻度 年刊
刊行状態 刊行終了
言語(ISO639-2形式) jpn : 日本語

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『文学研究』に発表の論文等

(1)『可笑記』と儒教思想 『文学研究』19号 昭和39年5月
(2)『可笑記』と『可笑記評判』ー現実批判を中心にー 『文学研究』23号 昭和41年5月
(3)『可笑記』の読者 『文学研究』26号 昭和42年12月
(4) 『可笑記』の諸本について 『文学研究』28号 昭和42年12月
(5)『可笑記』の諸本について――補訂―― 『文学研究』30号 昭和44年11月
(6) 『可笑記評判』とその時代――批評書の出版をめぐって―― 『文学研究』33号 昭和46年7月
(7) 『可笑記』の諸本について――補訂(二)―― 『文学研究』38号 昭和48年12月
(8) 〈新刊紹介〉平林文雄編著『なよ竹物語研究並に総索引』 『文学研究』40号 昭和49年11月
(9) 桜山文庫蔵『天保日記』とその著者について 『文学研究』42号 昭和50年11月
(10) 井関隆子研究覚書『文学研究』44号 昭和51年11月
(11) 井関隆子研究覚書(二)――新資料『神代のいましめ』の紹介――『文学研究』46号 昭和52年11月
(12) 井関隆子作『神代のいましめ』について『文学研究』47号 昭和53年7月
(13)〈新刊紹介〉平林文雄著『参天台五台山記校本並に研究』 『文学研究』48号 昭和53年12月
(14) 重友先生と大洗海岸 『文学研究』50号 昭和54年12月
(15) 上田秋成と『源氏物語』――『源語』に寄せる五十四首の歌(上)――『文学研究』51号 昭和55年7月
(16) 上田秋成と『源氏物語』――『源語』に寄せる五十四首の歌(中)――『文学研究』52号 昭和56年6月
(17) 井関隆子研究覚え書(三)――『井関隆子長短歌』・井関家過去帳・庄田家過去帳――『文学研究』53号 昭和56年6月
(18)井関隆子研究覚え書(四)――『井関隆子日記』と『しづのおだまき』――『文学研究』56号 昭和57年12月
(19)〈新刊紹介〉丸山季夫著『国学者雑考』 『文学研究』56号 昭和57年12月
(20) 〈新刊紹介〉市川通雄著『西鶴以後の浮世草子』 『文学研究』58号 昭和58年12月
(21) 仮名草子研究の現状――エッケハルト・マイ博士著『東海道名所記』の紹介―― 『文学研究』59昭59年6月
(22) 『可笑記』の読み方――「かしょうき」か「おかしき」か―― 『文学研究』62号 昭和60年12月
(23) 『可笑記評判』の成立時期 『文学研究』63号 昭和61年6月
(24) 『可笑記評判』の成立時期(承前) 『文学研究』65号 昭和62年6月
(25) 如儡子(斎藤親盛)調査報告(1) 『文学研究』67号 63年6月
(26) 如儡子(斎藤親盛)調査報告(3)――『世臣伝』・『相生集』―― 『文学研究』68号 63年12月
(27) 如儡子(斎藤親盛)調査報告(4)――二本松藩諸資料――『文学研究』70号 平成元年年12月
(28) 井関隆子研究覚書(五)――桜山文庫『桜斎随筆』の記述――『文学研究』72号 平成2年12月
(29) 『可笑記』の諸本について――補訂(三)――『文学研究』74号 平成3年12月
(30) 如儡子(斎藤親盛)調査報告(5)ー如儡子の墓所ー 『文学研究』78号 平成5年12月
(31)井関隆子作『神代のいましめ』のモデル ――主人公・某の少将は忠邦か定信か――『文学研究』81号 平成7年6月
(32)敦賀屋版『可笑記』について 『文学研究』83号 平成7年6月
(33) 井関隆子作『さくら雄が物かたり』考 『文学研究』85号 平成9年7月
(34) 井関隆子の人と文学(上) 『文学研究』86号 平成10年4月
(35) 如儡子の「百人一首」注釈――京大本『百人一首注解』との関連―― 『文学研究』87号 平成11年4月
(36) 井関隆子研究覚え書(六)――『庄田家系譜(正本)』―― 『文学研究』88号 平成12年4月
(37) 『可笑記』と『甲陽軍鑑』(二)――書名「可笑記」の出処―― 『文学研究』89号 平成13年4月
(38) 『可笑記』と『甲陽軍鑑』(三) 『文学研究』90号 平成14年4月
(39)『可笑記』と『甲陽軍鑑』(結び) 『文学研究』91号 平成15年4月
(40)〈新刊紹介〉安藤武彦著『斎藤徳元研究』 『文学研究』91号 平成15年4月
(41) 鈴木重嶺(翠園)伝記研究序説  『文学研究』92号 平成16年4月
(42) 如儡子(斎藤親盛)の「百人一首」注釈――『砕玉抄』翻刻(一) 『文学研究』93号 平成17年4月
(43)如儡子(斎藤親盛)の「百人一首」注釈――『砕玉抄』の翻刻(三)『文学研究』94号 平成18年4月
(44)如儡子(斎藤親盛)の「百人一首」注釈――『砕玉抄』と『百人一首鈔』―― 『文学研究』95号 平成19年4月

◆『文学研究』 19号

◆『文学研究』 95号

投稿者:

fukaaki

近世文学、特に、仮名草子、近世日記文学を研究している。 昭和女子大学に勤務していたが、定年退職。現在、同大学名誉教授。 仮名草子は、特に、如儡子・斎藤親盛を研究。日記文学では、井関隆子の研究をしている。