生誕300年 木喰展

生誕300年 木喰展
2018.06.07 Thursday

生誕三百年 木喰展 ~故郷に還る、微笑み。~

甲斐国(現在の山梨県身延町)に生まれた木喰は、22歳で得度した後、当時としては高齢である56歳で日本廻国に出発します。61歳で初めて造像して以来、円空の鋭い彫りとは対照的に、丸みのある像を彫り続けました。80歳で一千体、90歳で二千体の造像を誓願し、文化7年(1810)に93年の生涯を閉じるまで多くの像を彫り遺し、現在720体余りの木喰仏が確認されています。
 その像は80歳で微笑を湛え、90歳近くで満面の笑みを浮かべます。人間味溢れるその作風は、木喰自身の生き様と相まって今なお全国の人々を魅了してやみません。身延町ではこの貴重な歴史文化資産を後世へ伝えるべく、昭和61年(1986)に生誕地丸畑に木喰の里微笑館を開館、その遺徳の顕彰に努めてきました。
 本展では、平成30年が木喰生誕300年の記念すべき年にあたり、なかとみ現代工芸美術館開館20周年事業として開催するもので、山梨県内をはじめ、近隣の新潟県・長野県・静岡県・愛知県等の仏像・書画・資料に加え、木喰廻国の大願を果たし丸畑で造像したとされる四国堂仏や初公開の資料をとおして、再び木喰上人ゆかりの地で公開します。

お問い合わせ
担当:生涯学習課
TEL:0556-20-3017(直通)

投稿者:

fukaaki

近世文学、特に、仮名草子、近世日記文学を研究している。 昭和女子大学に勤務していたが、定年退職。現在、同大学名誉教授。 仮名草子は、特に、如儡子・斎藤親盛を研究。日記文学では、井関隆子の研究をしている。