読書の秋

読書の秋
2018.09.01 Saturday

●今日から9月、酷暑の8月が終わり、いよいよ、読書の秋がきた。この秋の初日に、私が読んだのは、恩師、赤井須磨子先生からのお手紙だった。何と、400字詰め原稿用紙5枚に及ぶお手紙である。
●赤井先生は、原小学校5年の時の担任の先生である。先生の御主人は、6年生の時の担任の赤井三男先生である。須磨子先生は、三男先生と結婚され、赤井先生になられた。お二人は、やがて東京に出られて、教員生活を送られた。三男先生は、長年校長先生をなさり、叙勲を受けられた。
●私は、お二人の赤井先生に出会って、学ぶことの意義を自覚した。いわば、人生の恩師である。雑誌に論文を書いても、本を出しても、赤井先生には差上げた。その都度、先生は、電話を下さり、秋男さん、読んだよ、解らないところはあるけど、読んだから、これからも、送ってね、と申される。
●それが、今回は、お手紙であった。長文のお手紙である。

小学校5年の時、一番前の席で、窓側から三列目、授業が始まる時、上着の裾を引っ張って、目をしっかり見開いて、口をきちんと結んで、私の方を見つめて、これから頑張って勉強するぞ、という緊張した、秋男さんの姿が、今も私の頭の中に浮かんでくるのです。いい子だったんですね。

こんなことも書いて下さった。
●この老齢になって、はるか、御高齢の、小学校五年の担任の先生から、このような、お手紙を頂けるとは、これは、途方もない幸せな事であろう。秋男さん、まだまだ、研究を続けてね、というお言葉である。有難い、秋のスタートになった。

投稿者:

fukaaki

近世文学、特に、仮名草子、近世日記文学を研究している。 昭和女子大学に勤務していたが、定年退職。現在、同大学名誉教授。 仮名草子は、特に、如儡子・斎藤親盛を研究。日記文学では、井関隆子の研究をしている。