北沢光昭氏の『身延鑑』諸本の研究

北沢光昭氏の『身延鑑』諸本の研究
2019.01.20 Sunday

● 今日、国文研の国文学論文データベースで〔北沢光昭〕を検索したら、次の2点が登録されていた。


<翻>紹介 安永九年刊「みのぶ山ひとり案内」
 北沢光昭
 大崎学報 149 1993/03
みのぶ山ひとり案内

②  
身延山図―その二
北沢光昭
日蓮教学研究所紀要 30 2003/03/10
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●この度、北沢光昭氏から、次の論文を頂いた。

◎『身延鑑』の研究――その序章―― 『日蓮教学教団史論集』(冠賢一先生古稀記念論集) 平成22年3月16日発行
◎『身延山図経』について(一) 『法華』00巻0号、2000年0月
◎『身延山図経』について(二) 『法華』97巻1号、2011年1月
◎『身延山図経』について(三) 『法華』97巻3号、2011年3月
◎『身延山図経』について(四) 『法華』〇〇巻〇号、2011年0月
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●『身延鑑』の研究――その序章――  を拝読した。

一、書名・外題・別名について
二、巻冊数について
三、著者日亮について
四、版本について
五、写本について
六、翻字本

以下、貞享二年版の検討、元禄一七年版の検討、宝暦一二版の検討、天保一五年版の検討、と諸本の書誌的関係を詳細に比較検討され、終りに、版本の系統推測図を掲げておられる。
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可笑記をたくさん ごらんになられたこと、前田君からも、敬服と云って来ました。一つの本を徹底的に調べるやうな事は、従来ない事でした。山田忠雄氏の「下学集」に次いで貴兄の可笑記か。可笑記そのものも、人を得て大慶に思ひます。・・・

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只今、お手紙と、文学研究二十八号の抜刷りを拝見しました。パラパラと一見したのみですが、よく 御調べになりました。一本についての調査としては前代未聞と思ひます。かういふ調査をした人があるといふ事その事だけで、後人を益するところ多し。大兄としても、かういふやり方をやったその事だけで、むろんプラスでせうが、かういふ態度そのものが、今後 貴兄に必ずプラスしませう。よくやりとげました。
              十一月廿三日    横山 重
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●北沢氏の『身延鑑』の諸本の研究を拝読して、横山重先生のお言葉を思い出した。前田金五郎先生も、横山重先生も、御在世ではない。しかし、このお言葉は、永遠に後世に伝わる。北沢氏の御研究に対して、心から、敬意を捧げる。

投稿者:

fukaaki

近世文学、特に、仮名草子、近世日記文学を研究している。 昭和女子大学に勤務していたが、定年退職。現在、同大学名誉教授。 仮名草子は、特に、如儡子・斎藤親盛を研究。日記文学では、井関隆子の研究をしている。