受験期

受験期
2019.01.22 Tuesday

●19日、20日は、センター試験があった。今年の国語の古典は、御伽草子の『玉水物語』だった。今日、だいぶ前のものだけれど、こんなブログを見た。
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受験期ですねえ

投稿者:管理人 投稿日:2009年 1月20日(火)02時51分24秒   通報

 「最新号を送ってください」などのメールが相次いでいます(中には合評会にも出席との方も)。でも、逆にその合評会に、仕事の関係で出られない(かも)という人も多いようです。確かにいま受験期突入で、その関係の人は、雑誌自体も読む時間もないでしょうね。ま、小生も同じで、いくつもの仕事を抱え、センター試験問題も電車内で読解していました。いろいろな試験作成・校閲、レビューテスト、解答速報、模範解答・解説の作成など、いっきにやっていきます。もちろん、情報化時代、ネットは欠かせません(PCがダウンしたらどうしようという不安はありますが)。

 学燈社の『入試詳解』はもう20年以上やっていますが(当時解答員では最年少だったがいまは中堅?)、当時、問題解答の正確を期すため、早大など厄介なものは、こっそりYゼミの解答速報を見にも行ったものでした(いまは、各予備校が迅速・正確を競っているようです)。
 当方は現代文・古文ともにやるのですが(最近は漢文も)、研究の方も進んできたのか、いろいろ見知らぬ出典が出ています(今年のは「一本菊」という室町の説話。やたら注は多いが、やさしい方だと思う。ある予備校はやや難、という評価だったが)。

 先日、古典の出典調べで「ささやき竹」というのが類本にないので、ネットにかけたら、YAHOO!ではあまり出ていなくて(今回の「一本菊」も同様で、案外だななと思った)。「井関隆子日記」などは、センター出題がもとで?だいぶ研究が進んでいるのに(ネットに出ているのに)。たいてい、出ているのは国文学資料館の奈良絵本などの写本だったりで、沿革をとりあえず知りたい側としては、古典の一覧本などほしいな、と思った(岩波・新大系の「索引」集も、デカすぎて役に立たない(特に漢文の出典などは、調べるのに苦労した。図書館でもさっと調べられれず、結局、学燈社の出典集に頼った)。

 先の「ささやき竹」は、ネットで出てきたのは(さすがにというべきだろう)、松岡正剛の「千一夜」HPであった。これはなんと、『御伽草子』の一節だった。また、この『御伽草子』の話譚は数百種類もあるので、これだけで、まだ当分試験問題のネタには事欠かないだろうと思ったことだった(「鉢かづき」や「一寸法師」「物くさ太郎」など有名なのはほんの一部)。
 センター出題部分だけでも感動的な文章はあるもので、先日紹介した、昨年の「うなゐ松」(江戸・木下長嘯子『挙白集』収載)は、よかった。
 井関隆子は、小生も訳出を試みたが、九段にすんでいたという聡明な武家女性だったようで、将軍のことや幕政内部にも通じていたようで、昨年の大河ドラマの天祥院と比肩できるであろう。

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投稿者:

fukaaki

近世文学、特に、仮名草子、近世日記文学を研究している。 昭和女子大学に勤務していたが、定年退職。現在、同大学名誉教授。 仮名草子は、特に、如儡子・斎藤親盛を研究。日記文学では、井関隆子の研究をしている。