白い巨塔

山崎豊子『白い巨塔』

2019.05.28 Tuesday

●テレビ朝日の連続ドラマ、山崎豊子の『白い巨塔』を見た。以前にもテレビドラマで見たことがある。医学部の学閥、ポスト争奪はすごいな、と思った。文学部の教授のポスト争奪戦など、きわめて緩い。医学部は、現在も、こんな状態なのか、それはわからん。

●私は、昭和57年(1982)4月22日、急性虫垂炎で、国立西埼玉中央病院へ緊急入院した。即、手術、執刀は大久保先生。開腹してみたら、「あー、腸の癒着がすごいナ、ついでに切り離しておこう」と、大久保先生は申された。長時間になり、先生は、途中で一服されて続行した。やがて無事終了。

●翌23日、外科医長、松岡先生回診、大勢の医師、看護婦を従えてこられた。白い巨塔ほどではないが、すごい行列だった。私は、ベッドで「松岡?」とかつて見た、TBSテレビの放送を思い出した。

●若い、シルクスクリーンの画家。ガンで、限られた寿命をやりくりして、自分の芸術作品を仕上げる、壮絶な人生だった。その主治医が、確か松岡先生だったと思う。念のため、看護婦さんに確認したら、そうだという。体調も回復した頃、看護婦さんを通して、紹介してもらい、医長室の松岡先生にお会いした。あの画家との経緯を、ドキュメンタリ―で本にしたい、と御願い申し上げた。結果は、先約があるので、と断られたが、そんな思い出もあった。

投稿者:

fukaaki

近世文学、特に、仮名草子、近世日記文学を研究している。 昭和女子大学に勤務していたが、定年退職。現在、同大学名誉教授。 仮名草子は、特に、如儡子・斎藤親盛を研究。日記文学では、井関隆子の研究をしている。