『仮名草子集成』第62巻 発行

『仮名草子集成』第62巻 発行

  • 2019.10.11 Friday

『仮名草子集成』第62巻 発行

柳沢昌紀・飯野朋美・
伊藤慎吾・安原眞琴 編
2019年10月10日・東京堂出版発行
A5判・310頁18000円+税

目次

例言
第62巻 凡例
『仮名草子集成』で使用する漢字の字体について
ふしんせき (正保二年四月板、三巻合一冊)・・・・・・   1
丙辛紀行(寛永十五年九月板、一冊)・・・・・・・・・・  51
北条五代記(寛永十八年二月板、十巻十冊) ・・・・・・・  75
保昌物語(寛文頃無刊記板、三巻合二冊、絵入)・・・・・・ 265
解題 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 291
解題追加・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 298
編者略歴・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 306
写真・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 305

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仮名草子集成 前責任者

朝倉治彦 (あさくら はるひこ)
大正十三年東京生れ。昭和二十三年國學院大学国文科(旧制)卒、二十五年同大学特別研究科(旧制)修。国立上野図書館司書・国立国会図書館司書(昭和六十一年依願退職)。元四日市大学教授兼図書館長。仮名草子その他、著編書論文多し。平成二十五年九月没。

編集責任者

柳沢昌紀 (やなぎさわ まさき)
昭和三十九年生れ。慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学。現在、中京大学教授。〔主要編著書・論文〕『江戸時代初期出版年表』(共編 勉誠出版)、「甫庵『信長記』初刊年再考」(『近世文芸』八六号)など。

共編者

飯野朋美 (いいの ともみ)
昭和五十六年生れ。大妻女子大学大学院博士後期課程単位取得退学。現在中京大学非常勤講師。〔主要論文〕「九品山浄真寺蔵『名号威徳物語』について―付、挿絵の検討—」(『書物・出版と社会変容』20号)、「浄念寺蔵『珂碩上人伝記』に見える奇瑞譚—下巻を中心に―」(『中京大学国際教養学部論叢』9-2)など。

伊藤慎吾 (いとう しんご)
昭和四十七年生れ。國學院大學大学院博士後期課程単位取得退学。博士(学術)。現在、国際日本文化研究センター客員准教授。〔主要著書〕『中世物語資料と近世社会』(三弥井書店)、『室町戦国期の文芸とその展開』(同)、『擬人化と異類合戦の文芸史』(同)、『〈生ける屍〉の表象文化史—死霊・骸骨・ゾンビー』(共著、青土社)など。

安原眞琴 (やすはら まこと)
昭和四十二年生れ。立教大学文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。現在立教大学兼任講師。〔主要著書〕『『扇の草子』の研究』(ぺりかん社)、『A BOOK OF FANS』(共著、Karolinum Prague)など。

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假名草子集成 第1巻
〔 〕内は角書。

秋寝覚(三巻、寛文九年序)
あくた物語(三巻、寛文六年刊)
浅井物語(六巻、寛文二年巻、ゑ入)
浅草物語(写本)
飛鳥川(三巻、慶安五年刊)
愛宕山物語(写本、寛永二十年)
あた物語(二巻、寛永十七年刊、ゑ入)
あつま物語(一巻、寛永十九年刊、ゑ入)
〔安倍〕晴明物語(六巻、寛文二年刊、ゑ入)
阿弥陀裸物語(二巻、明暦二年刊)

朝倉治彦編 昭和55年5月12日発行

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●朝倉治彦先生は、昭和55年(1980)5月、『仮名草子集成』第1巻をスタートさせた。文部省の助成出版であった。この8月に、私は『井関隆子日記』の中巻を出している。私は、朝倉先生から、第1巻以後、全巻を頂いている。本が出る度に先生とお会いして、長時間にわたって、お教えを頂いた。

●その後、10巻位のころから、編者に加えて頂き、仮名草子の校訂、諸本調査に打ち込んだ。朝倉先生と調査に出かけたことも何度もあった。

●昭和女子大学を定年の頃、この叢書の継承を依頼された。幸い、若い研究者の御協力を頂いて、何とか、先生の大事業を継承することができた。膨大な作品群を集成するという、朝倉先生の遺志は、今、1巻1巻、完結へと進められている。学問の世界は、素晴らしい、そのように思う。朝倉先生も、喜んでおられるものと思う。

●今回の、第62巻には、飯野朋美氏の『百八町記』の諸本に関する解題追加が掲載されて、私の不十分な調査結果の修正をして下さった。私は家庭の事情で、外出できず、止むを得ず複写物等で報告した。これを飯野氏が、各所蔵図書館の諸本を調査して下さった。これも、学問の世界の素晴らしい点である。

●私は、如儡子の研究を続けてきた。何故か『百八町記』が残ってしまった。その部分を飯野氏が補ってくれた。有難いことである。

投稿者:

fukaaki

近世文学、特に、仮名草子、近世日記文学を研究している。 昭和女子大学に勤務していたが、定年退職。現在、同大学名誉教授。 仮名草子は、特に、如儡子・斎藤親盛を研究。日記文学では、井関隆子の研究をしている。