上皇后美智子様、皇后雅子様

上皇后美智子様、皇后雅子様

  • 2019.10.23 Wednesday
上皇后美智子様、皇后雅子様

●天皇の、即位の礼が、昨日行われた。テレビは、その放送で賑わっている。それで、ふと、皇室以外から、皇后になられた、正田美智子様と小和田雅子様のことを思い浮かべた。

●上皇后、美智子様は、聖心女子大学卒業。仮名草子作品の調査で、聖心女子大の谷先生をお訪ねした。受付で申し込むと、谷先生の研究室の方が迎えに来て下さった。「お持ちします」と、私のカバンを持ってくれると言う。いえいえ、と遠慮すると、「谷先生に叱られますので」と言われる。

●おそるおそる、渡した。実は、カバンの握り手の部分が壊れて、電気のテープで補修していた。握る度に、クチャクチャ手にくっついていたのである。彼女は、案内が済んで、研究室から出て、手を何回も何回も、洗ったことと思う。

●調査が終わって失礼する時、谷先生は、「廊下が滑りますので、注意して下さい」と申された。学生が磨くので、危ないのです、とも。

●井関隆子の調査をしていた時、子孫の庄田安豊氏には、大変お世話になった。庄田氏は大妻女子大学の教授で、経済学の専攻であった。自宅の研究室には、パソコンを6台ほど並べて、情報を集めておられた。

●ある時、庄田氏のお母さんと雑談中、丁度、小和田雅子様が御結婚の頃で、雅子様から、安豊氏宛の年賀状を見せてくれた。端正な文字でみごとな年賀状だった。雅子様がハーバード大学で、数理経済学を学ばれていた頃、論文作成の件で、交流があった由。

●甲斐の山猿の私など、およそ、縁のない、高貴な方々であるが、学問が縁で、間接的ではあるが、そんな事があった。

【朝日新聞 より】

投稿者:

fukaaki

近世文学、特に、仮名草子、近世日記文学を研究している。 昭和女子大学に勤務していたが、定年退職。現在、同大学名誉教授。 仮名草子は、特に、如儡子・斎藤親盛を研究。日記文学では、井関隆子の研究をしている。