懐かしい読者の感想

  • 2019.11.29 Friday
マッタリ風景

真実は

2008年06月05日 | 大河ドラマ

近所の遊歩道で撮影。
後ボケ部分が、いささか目立ちすぎたようです。

今日は、一日研修で建物の中に缶詰状態でした。
で、夕方研修が終わって外に出たら雨模様、確か朝は曇っていたはずなのだけど、途中の天候が分からずに過ごしてしまいました。

今年の大河ドラマの影響で、江戸時代に付いて書かれた本を読み漁っています。
その江戸時代関係で、先日図書館で借りた本がとても面白かったです。
その本は、深沢秋男/著「旗本夫人が見た江戸のたそがれ 井関隆子のエスプリ日記 」と言う本です。

井関隆子と言う女性は幕末を生きた人です。
旗本の姫様として生まれ育ち、一度嫁いで離婚、旗本の井関弥右衛門へ後妻として再婚と言う人生を送りました。
彼女が、晩年に著した「井関隆子日記」が上記の本の底本となっています。
子供(義理とはなりますが)で井関家当主親経が広敷用人となり、十一代将軍家斉の正妻だった広大院の掛となったため、当時の正式記録とは異なった将軍家の出来事が書かれていたりします。
余談ですが広大院は島津家から家斉の御台所として入輿した女性で、篤姫にとっては大叔母に当たる人だそうです。

小説、天璋院篤姫の中でも、夫の将軍家定の実際の亡くなった日と、幕府から公にされた日が異なっている様に書かれています。
家斉が亡くなった時も、井関隆子日記によれば異なっていたことが書かれています。
まあ、天下の将軍が薨去した場合、政治的な対応が必要なので、必然的にそうなってしまうのでしょうね。
そんな歴史的な証言も面白いですが、何よりも彼女のエスプリ=知性を感じさせる文書が素晴らしいと感じました。(ただし、原文はとても私のスキルでは読めません、著者の深沢氏の解釈を通じてではありますが)

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●10年ひと昔前のブログに出会った。思い出しても、懐かしい。

投稿者:

fukaaki

近世文学、特に、仮名草子、近世日記文学を研究している。 昭和女子大学に勤務していたが、定年退職。現在、同大学名誉教授。 仮名草子は、特に、如儡子・斎藤親盛を研究。日記文学では、井関隆子の研究をしている。