通称ミセスの感想

通称ミセスの読後感想

  • 2020.10.23 Friday
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通称ミセス

4,0 sur 5 étoiles 旗本夫人は意外に自由
Commenté au Japon le 19 mai 2013
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この時代にも教養のある女性がいて、お酒を飲みながら風流な暮らしをしていたことがうかがえる。同じぐらいの教養がある女性は他にもいたのではないかと思うが、政府批判を含む日記をこのように残せたことをみると、旗本夫人は意外に自由だったのではないか。
また、将軍の生没等の事実に関して、時の政府にはいろいろ事情があり、正史として公表されている内容をうのみにしてはならないとが、立証されたように思う。作者の解説は読みやすくすらすら読めた。

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夜に咲く向日葵

4,0 sur 5 étoiles 近世に生きた一女性の完全な日記として評価
Commenté au Japon le 21 février 2009
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近世という女性が埋没した時代背景を考えると、井関隆子のように自由闊達に生きた人がいたことに驚かされる。

現代でいうちょっとしたマダムの日記。
そこに「エスプリ」があるか否かは別問題として、井関隆子がどんな人であれ、「女性である作者が日記を残した」ということに尽きる。筆者が魅せられたのも、閉塞された時代の中に残された唯一完全な資料という点ではないか。

近世文学では、女性の手による作品はほとんど登場しない。その中で女性による完全資料(日記)が存在したこと、それを世に知らしめたところに本書の意義がある。

もちろん筆者自身「井関隆子の研究」の中で考究されているが、今後、この日記が更に研究され近世史や文学史にどのように関わってくるのか注目する。本書の位置づけはそれからでも遅くはないのではないか。

。。。。。。。。。。。

●15年以上前のコメントだろう。紙媒体では、とっくに消滅していたと思う。

投稿者:

fukaaki

近世文学、特に、仮名草子、近世日記文学を研究している。 昭和女子大学に勤務していたが、定年退職。現在、同大学名誉教授。 仮名草子は、特に、如儡子・斎藤親盛を研究。日記文学では、井関隆子の研究をしている。