私の祖父
- 私の祖父、深澤廣吉は、村の中では、代書人の役割を務め、役所提出の書類を作っていた。その文書の書き損じが残っていて、私は、その中の、2,3を表装して、書斎に掲げていた。ところが、この祖父は、お酒大好き人間で、それが、我が家の生活を一変した。
- 我が家の屋敷は、富士川沿いの下の屋敷と、もう少し高台にあった上の屋敷の2つがあった。上の屋敷の目の前には、井戸と大きな墓地があり、高校生の頃見たら、墓石の中には、元禄の年号を刻んだものもあった。
- 下の屋敷から、上の屋敷まで、人様の土地を踏まずに行けた。ところが、私が小学生の頃は、下の屋敷から、上の屋敷に行くのに、お他人様の土地を通らなければならなくなった。
- 祖父が、さけ好きで、借金し、土地が人手に渡ってしまった。知識人であったことは尊敬するが、お酒の事は、どうか。な。