原稿用紙 → ワープロ → パソコン

●私は、文房具には、こだわって来た。少しでも気分良く、文章が書きたい。ボールペン、万年筆、インク、原稿用紙、便箋、封筒、印鑑、篆刻、エンボッサー、などなど。過日、整理した時、ペンたてが、18個もあったのには、驚いた。コピー機も2機種使用後、最終的には、リコーの上位機種をリースで導入した。これは、昭和女子大の教授室のものと同じ機種だった。

●原稿は、万年筆で、原稿用紙に書くもの、ということで、原稿用紙も自分のものをたくさん作った〈はいばら〉でも、〈丸善〉でも作ってもらった。『近世初期文芸』専用の、30字×22行の原稿用紙も作った。
●ワープロの出現はショックだった。最初は、大型で何百万円もした。やがて、小型のワープロが出たが、高価で手が出なかった。そんな時、昭和女子大学の国文科の学科長、原田親貞先生が、いち早く購入された。私は、原田先生の研究室に出入りして、使い方を教えてもらった。
●ワープロの世界も日進月歩で、価格も安くなって、原稿も原稿用紙に万年筆ではなく、ワープロの時代になったのである。私は、アイエス編集プロダクションが大型の富士通のワープロを導入していたので、富士通のものにした。キーボードは親指シフトだった。大学の研究室では、10万以下の安い機種を使ったが、自宅の原稿執筆用は、プロ仕様の下位機種にした。48VL,40APなどである。しかも、1台ではまずい。故障すれば原稿が書けない。私は、常に2台準備して、原稿執筆に支障のないようにした。
●やがて、時代は、ワープロからパソコンへ代わった。私もいち早く、切り替えた。ボーナスを貰った日に、池袋のビッグカメラに寄って購入。店員は、一太郎が品切れでワードしかありません、という。ワードで結構です。パソコンもデスクトップにノート、常に、2台から4台を活用していた。パソコンの不具合で原稿が書けなかったことはない。

尊敬すべき研究姿勢

尊敬すべき研究姿勢

●今日、元昭和女子大学副学長の岡村浩先生から、論文2点を拝受した。

【1】「アジア諸国への製革技術の移転経過」
農学博士・前日本皮革技術協会会長 岡村 浩

1、 はじめに   【省略】
2、 台湾、韓国への技術移転  【省略】
3、 中国への技術移転   【省略】
4、 まとめ   【省略】

(『皮革新聞』 平成28年7月25日 新年特集号)

【2】「Calf Skin によるクロム甲革(グレージング仕上げ)の
製造」

岡 村   浩 〈昭和女子大学名誉教授、農学博士、技術士〉
諸 橋 悠紀冶 〈株式会社山崎化学研究所 元技術部勤務〉

1、 はじめに

クロム鞣しによる革製品の大部分は、成牛皮を使用し、小牛皮を原料皮にする工場は非常に少ない。小牛皮は成牛皮に比較して工場における技術的な欠陥が目立ちやすく、取り扱いや管理が難しい。しかし、小牛皮より製造された革製品(靴、八ンドバッグ等)は婦人用持ち物に適しており、高級品とされている。
著者らが勤務していた山崎化学研究所(社長:山崎正一)の草加工場(技術系社員5名、作業員80余名)は、小牛皮よりスエード革の製造を専門としていた。しかし、スエード革の流行はすでに終わり、銀面を使用するクロム甲革(特に5~7IbS.)の製造への転換が急務であった。TQCの常法により、(1)工場管理の目的で可能な限りのデーターを集める。(2)各工程の特性要因図を作成する。(3)各要因の単独および前後の要因を加えた条件を実験室および現場の試験結果より決定。(4)基礎知識の確認およびヨーロッパにおける副資材メーカーによる製革情報の調査。(5)外国における鞣製工場の見学等を行った後、小牛皮を使用したクロム甲革の作業標準を
作成した。検討開始より10余年の歳月を要したが、小牛皮専門メーカーの仲間入りを果たすことが可能となった。
本資料では、小牛皮によるクロム甲革製造に関する開発記録をとりまとめた。

2、諸検査およびデータの収録   【省略】

3、特性要因図の作成および要因の検討   【省略】

4、海外への製革技術に関する研修   【省略】

5、小牛皮によるクロム甲革の製造工程標準表の作成  【省略】

6.ま と め

近年、日本における小牛皮によりクロム甲革を製造する工場が、転業や廃業により多く消滅し、非常に数が少なくなり、特にLight Calfのグレージンク仕上げが無くなる恐れも生じて来た。イタリアの皮革商が感心する日本のLight Calfのグレージンク仕上げ、このような特殊な製品にこそ日本の皮革産業の生き残る路(みち)となるのではないだろうか。特に、この生産は大規模な工場では不可能で、小回り
のきく小規模なよく精錬された工場のみが可能と考えられる。
「この総説は、療養中の柏田中病院での執筆であり、記憶もれもあるかと思いますが、おゆるし下さい。なお、クロム甲革の仕上げについては『皮革工業新聞』連載記事のクロム甲革の品質管理の実例(昭和52年より連載100回)に詳細に書いているので参考にされたい、」
(文責・岡村 浩)

(『皮革新聞』 平成29年1月10日 新年特集号)

●岡村浩先生は、昭和女子大学で、食物学科学科長、理系学科の要職を勤め、副学長になられた。御健康の問題がなければ、学長になられた方である。
●私は、平成15年6月14日の、「岡村 浩先生ご退職祝賀会」にも参加させて頂き、何と、お祝いのスピーチまでさせてもらったのである。文系の名も無い私が、このような場に出ることが出来たのも、現職の間、毎朝、大学近くの喫茶店で、岡村先生と同席させて頂き、理系の研究姿勢に関して多くの事をお教え頂いた関係からである。
●オーロラホールで行われた、岡村先生の最終講義は感動てきであった。そのような先生から、今、2点の御論文を頂き、身の引き締まるような思いである。先生は、このところ、御健康がすぐれず、入退院を繰り返しながら、この論文をまとめられたのである。

〔田舎者〕

●今、『仮名草子集成』第57巻の校正をしている。『醒睡笑』の
「躻」の2話目、藤五郎と専十郎の話が出てくる。都人と田舎人の
習慣の違いを利用した話である。
●私は、高校を卒業して、山梨から東京へ出た。まず、第一に痛感
したことは、東京の人は、時間を大切にしている、ということであった。
『醒睡笑』の頃は、京都であったが、明治維新後は、東京となる。
●学生時代に、私は、学生運動には殆ど参加せず、同志にカンパをして、
図書館に通っていた。ただ、1回だけ、安保闘争の時、国会へのデモに
参加した。樺美智子さんが亡くなった日である。その夏休みに田舎へ帰って、
驚いた。「秋男さんは共産主義者」になっていたのである。「田舎」とは、
その程度の文化レベルの「場」である。以後、私は「田舎」の基準を捨てて、
日本の中心である「東京」を基準にして研究を続けてきた。
●故郷に錦を飾る、これでは、小さすぎる。「○○県一」では、日本一には
なれない。田舎では、研究書の2、3冊も出せば、大先生と言われるだろう。
東京では、本の5冊や10冊出しても、全く問題にされない。私が、地方の大学
へ行かなかったのも、このためでもあった。
●我が県出身の○○大臣が○○国の大統領と、我が郷里で会談をした。
私の発案で生まれ故郷に桜の公園がつくられた。今年、その公園に看板が
立てられた、と写真を送ってくる御仁。これらは「田舎者」の部類に
入るだろう、そんな風に私は思っている。多謝。

謹 賀 新 年

 明けまして おめでとうございます

皆様には、お健やかに新年をお迎えのことと
お察し申上げます。私もお蔭さまでつつがなく
平成29年を迎えることが出来ました。有り難
いことと感謝しています。
どうぞ、本年も宜しくお願い申上げます。

       平成29年、2017年 元旦
              深 沢 秋 男

平成28年、2016年を送る

平成28年、2016年を送る

●今日で、平成28年が終る。1年間を振り返ると、いろいろな事があり、嬉しさもあり、悲しさもあった。まさに、これが人生だろう。
★如儡子の『堪忍記』(下) 《『芸文稿』第9号 7月》   65頁
★『百八町記』の諸本 《『近世初期文芸』第33号 12月》 24頁
★仮名草子研究の歴史 《『近世初期文芸』第33号 12月》 72頁
★武家の女性の素顔 井関隆子 《「武士の仕事」 洋泉社 6月》 
▲「近世初期文芸研究会」のHP閉鎖  8月
▲「深沢秋男の窓」サイト開設 9月
△『仮名草子集成』第55巻 2月
△『仮名草子集成』第56巻 9月
△田中宏著『仮名草子の文学的研究』  1月
△齋藤豪盛著『みちの奥の町工場物語』 6月
●ざっとながめると、こんな事があった。この年になると、リプリントのようなものが多くなる。これも、あれこれ考えてのことである。『百八町記』の諸本は、図書館へ調査に出かけられず、大変、不本意なものであった。しかし、素通りは出来ないことで、こんなことも、ある、ということである。
●田中宏氏の著書は、とても嬉しいことだった。自分の事のように、考えていた。また、齋藤豪盛氏の自分史も嬉しかった。仮名草子作者、如儡子・齋藤親盛の御子孫の著書である。
●東京堂出版の『仮名草子集成』55巻・56巻の発行は、朝倉治彦先生の始められた大企画の継続であり、先生から依頼された事を実現できたかな、と思っている。
●インターネットの件は、平成27年8月に、閉鎖したが、大変だった。図書館やネットカフェを利用して、しのいでみたが、今やネット無しでは、研究が出来ない時代である。それで、今年の1月再開。「近世初期文芸研究会」のHPは、菊池眞一先生の御配慮で継続してきたが、8月閉鎖、データは「J-TEXTS」に保存して利用できるようにしてもらった。研究上の情報発信として〔深沢秋男の窓〕を開設し、ブログは、今年の1月、JUGEMに〔老人雑録〕を開設して、何や彼や書き込んでいる。
●編集・発行していた雑誌、『芸文稿』は、安藤武彦先生・松本節子先生に継続して頂き、『近世初期文芸』は、稲栄社印刷さんの御配慮で、何とか発行が継続されている。有り難いことである。
●『井関隆子日記』も、次第に評価され、大学入試センター試験に、国語の外に日本史にも出題されていたことが、今年判明した。高校の授業でも取り上げられていた。日本の古典作品として認められた、と言っていいだろう。約40年かかって、ここまできた。
●『可笑記』も、最近では、高校の入試に出る事が多くなり、仮名草子作品として認められるようになった。この作品と作者の解明をライフワークにしてきた私としては、嬉しい。
●生活の方は、妻と2人で仮住まいに移り、庭木の剪定も、落葉掃きの必要もなく、自分たちで炊事・洗濯・掃除をして、独身時代を思い出すこともある。これもいいなア、と思う。先学・先輩・知人・友人の多くが御他界なされた。また、東京を去って、地方でゆったりと老後を過ごされる方々もおおくなった。私達は、デイサービス、お達者クラブ、など、地域の方々と交流をさせてもらい、有り難いことだと感謝する毎日である。

■『近世初期文芸』第33号

恩師・赤井須磨子先生

恩師・赤井須磨子先生
2016.12.26 Monday
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●午前中、『仮名草子集成』第57巻の校正をしていたら、
原小学校の恩師・赤井須磨子先生からお電話を頂いた。
『近世初期文芸』第33号をお送りしたので、そのことであった。
先生は、「秋男さんの書いたものだから、全部読もうと思って、
最初からみんな読みましたよ」と申された。「私の書いたものなど、
研究者でも、殆ど読んではくれません。赤井先生、本当に有難う
ございます」と心からの御礼を申上げた。
●先生は、一つ質問ですが、巻一○丁、巻二○丁、とあるでしょ。
この「丁」とはどういうことですか、と申される。私は、和本の頁の
ことで、今の本の2頁分のことです。と申上げた。こんな、私の書いた
ものを、読んでくださる。しかも、御高齢の小学校の恩師である。
涙が出そうになった。
●そういえば、身延高校の国語の先生は、石田永知先生だった。
石田須磨子先生の弟さんである。須磨子先生は、同じ原小学校の恩師・
赤井三男先生と結婚されて、赤井須磨子先生になられた。お二人は、
やがて、東京に出られて、三男先生は永年校長先生を勤められ、
先年叙勲を授与された。須磨子先生も永年東京の小学校で教育に従事された。
●私にとって、赤井三男先生も、石田須磨子先生も、そうして、
石田永知先生も、人生の根幹を示して下さった大恩人である。
石田永知先生は、身延高校の国語の時間に「深沢は、梨大の
学芸学部へ進みなさい」とアドバイスして下さった。
●1本の電話から、人生を振り返ることができた。

山崎宗鑑の真筆

2016.12.21 Wednesday

●天理大学の金子和正先生から山崎宗鑑の真筆の絵葉書を頂いた。

  風寒し 破れ障子の 神無月   宗鑑

所蔵は伊丹・柿衛文庫である。絵葉書の郵便番号は5ケタの古いもの。それだけに見事な複製である。
●私は、今、翻刻・校注・複製などで出した単行本の解説などを整理している。場合によっては、埋もれさせるのも勿体無いので、まとめて一本にするのもいいか、そのように思い出している。
●仮名草子の作品で、最初に諸本調査をしたのは、『可笑記』である。この作品はベストセラーに成ったので、伝存諸本も多い。全部で82点である。これを全国の大学図書館などを廻って、実地に調査した。その結果を近世文学会で口頭発表し、『文学研究』第28号(昭和43年12月)に公表した。原稿は80枚余である。
●実は、この大部な原稿の査読をして頂いたのが、天理大学の金子和正先生である。何日間もかけて読んで下さり、朱で訂正して返送して下さった。以後、私は仮名草子諸作品の書誌調査をしたが、お手本は天理図書館の書誌学である。
天理図書館の、木村三四吾先生、金子和正先生の御指導を頂いて、仮名草子の書誌的調査を進めてきた。
●今日、金子先生から頂いた、山崎宗鑑の真筆の葉書をしみじみながめて、金子先生の御学恩に感謝申上げた。

深沢秋男 ふかさわあきお

深沢秋男 ふかさわあきお

目次

〔出身・学歴〕

昭和10年(1935)山梨県身延町(原村→中富町→身延町)に生れる。昭和23年 原村立原小学校卒業。昭和26年 原村立原中学卒業。昭和30年 山梨県立身延高校卒業。昭和37年 法政大学文学部日本文学科卒業。卒業論文 「仮名草子『可笑記』の研究」(指導教授、重友毅博士)。

〔職歴〕

昭和30年 原村役場、戸籍係、短期間で退職。昭和37年 北海道函館の高校内定、後、進路変更で、東京の桃源社編集部。昭和44年 誠文堂新光社辞典部。昭和58年 昭和女子大学専任講師。昭和62年 同助教授。平成6年 同教授。平成10年 同大学院兼任教授。平成17年 同定年退職。平成20年 同名誉教授。

〔研究主題〕

【1】 仮名草子。斎藤親盛(さいとう ちかもり。如儡子・にょらいし)。
【2】 井関隆子(いせき たかこ)。
【3】 鈴木重嶺(すずき しげね)。

〔研究の実践〕

【1】 重友毅博士主宰の「日本文学研究会」に参加。出席回数は450回以上。午前中はゼミ形式で、近世文学、近代文学を採り上げ、活発な討論を行う。午後は、会員の研究発表、質疑応答。対象は古代・中世・近世・近代・国語教育。毎月1回開催。この会で口頭発表し、修正して、会の機関誌、学術刊行物『文学研究』に発表。日本文学研究会は、平成19年に解散。『文学研究』は、平成19年4月発行の第95号で終刊となる。
【2】 昭和44年10月、島本昌一氏と「近世初期文芸研究会」を創設。特に貞門俳諧作品の注釈を行う。初期俳諧と仮名草子の関係を学ぶ。随時開催。仮名草子関係の論文は、機関誌『近世初期文芸』に発表。現在は責任集者。平成27年12月第32号発行。
【3】 野田寿雄先生の主宰された第1次「仮名草子研究会」に準備会から参加し、仮名草子作品の注釈を通して学習した。会場は、笠間書院、青山学院大学。毎月1回開催。
【4】 「昭和女子大学・日本文学研究会」に参加。研究発表は3回。年2回開催。
【5】 「日本近世文学会」に参加。年2回開催。研究発表は1回。
【6】 「全国大学国語国文学会」研究発表はせず。昭和女子大学開催時には諸事協力。
【7】 「歌舞伎学会」大会には参加せず、機関誌・刊行物を購入。
【8】 「芸文稿の会」平成20年4月設立。毎月1回開催。毎年1回研究発表。平成20年4月、機関誌『芸文稿』創刊。現在は、安藤武彦氏が主宰。平成28年6月、第9号発行。

〔編著書〕

【1】可笑記評判  昭和45年12月25日,近世初期文芸研究会発行,非売品。東京大学図書館蔵本を底本として翻刻したもの。ただし『可笑記』本文・振り仮名は省略。解説・索引を付す。自費出版。
【2】浮世ばなし 付・明心宝鑑  昭和47年8月20日,勉誠社発行,5500円。(近世文学書誌研究会編,近世文学資料類従・仮名草子編・12)。『浮世ばなし』(横山重氏蔵本)・『明心宝鑑』(長澤規矩也氏蔵本)を写真複製して収録し,解説を付したもの。
【3】可笑記大成―影印・校異・研究―  昭和49年4月30日,笠間書院発行。(田中伸・深沢秋男・小川武彦 編著) 11000円。第1編 本文・校異,第2編 万治2年版挿絵について,第3編 『可笑記』の研究。文部省助成出版。
【4】新可笑記  昭和49年10月25日,勉誠社発行,9500円。(近世文学書誌研究会編,近世文学資料類従・西鶴編・11)『新可笑記』(横山重氏蔵本)を写真複製して収録し,解説を付したもの。
【5】江戸雀  昭和50年11月23日,勉誠社発行,10000円。(横山重監修、近世文学書誌研究会編,近世文学資料類従・古板地誌編・9)『江戸雀』の初印本(横山重氏蔵本)を写真複製して収録し,解説を付したもの。『江戸雀』の著者が「近行遠通」であることを解明した。
【6】可笑記評判(上)  昭和52年1月25日,勉誠社発行,10000円。(近世文学書誌研究会編,近世文学資料類従・仮名草子編・21)
【7】可笑記評判(中)  昭和52年2月25日,勉誠社発行,10000円。(近世文学書誌研究会編,近世文学資料類従・仮名草子編・22)
【8】可笑記評判(下)  昭和52年3月25日,勉誠社発行,10000円。(近世文学書誌研究会編,近世文学資料類従・仮名草子編・23)『可笑記評判』(名古屋大学図書館蔵本)を写真複製して収録し,解説を付したもの。
【9】井関隆子日記(上) 昭和53年11月30日,勉誠社発行,4500円。『井関隆子日記』(桜山文庫蔵本,現在,昭和女子大学図書館蔵)を全文校注し,解説を付したもの。天保11年の4冊分を収録。
【10】井関隆子日記(中) 昭和55年8月30日,勉誠社発行,4500円。『井関隆子日記』天保12年・13年の4冊分を収録。巻末に「鹿島則文と桜山文庫」を収録。
【11】井関隆子日記(下) 昭和565年6月5日,勉誠社発行,4500円。『井関隆子日記』天保14年・15年の4冊分を収録。巻末に索引と「井関隆子関係資料(補訂)」を収録。
【12】近世木活図録  昭和59年5月31日,青裳堂書店発行,5500円。(日本書誌学体系・37 朝倉治彦・深沢秋男 編)国会図書館所蔵の近世木活字本,123種の図版を収録し,解説を付したもの。
【13】桜山本 春雨物語  昭和61年2月25日,勉誠社発行,12000円。桜山文庫所蔵の,文化5年本・春雨物語を複製(2色刷)し,研究篇には,1,『春雨物語』の諸本。2,『春雨物語』の本文校訂。3,文化五年本の書誌・概観。4,桜山文庫本の書写者・墨筆と朱筆の原本・主筆の原本。5,桜山文庫本と西荘文庫本。6,桜山文庫本と漆山本。7,まとめ(文化五年本系統図)。を収める。
【14】仮名草子集成・10巻  平成元年9月30日,東京堂出版発行,15000円。(朝倉治彦・深沢秋男 編)『をむなかゝみ』『女五経』『をんな仁義物語』『女みだれかミけうくん物語』『有馬山名所記』の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【15】仮名草子集成・11巻  平成2年8月25日,東京堂出版発行,15000円。(朝倉治彦・深沢秋男 編)『芦分船』『大坂物語』(古活字版第2種,菊池真一校訂解題)『大坂物語』(写本,青木晃校訂解題)『女式目 并 儒仏物語』『女式目』の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【16】仮名草子集成・12巻  平成3年9月25日,東京堂出版発行,15000円。(朝倉治彦・深沢秋男 編)『怪談全書』『恠談』(写本・片仮名本)『恠談』(写本・平仮名本)『怪談録』『幽霊之事』の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【17】仮名草子集成・13巻  平成4年8月20日,東京堂出版発行,15000円。(朝倉治彦・深沢秋男 編)『海上物語』『戒殺放生物語』『怪談録前集』『奇異怪談抄』の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【18】鹿島則孝と『桜斎随筆』  平成5年6月25日,(私家版)非売品。桜山文庫(鹿島則良氏)所蔵の『桜斎随筆』(鹿島則孝編著,写本,全60冊,3509丁)の書誌・総目録,鹿島則孝略伝等を収録。
【19】仮名草子集成・14巻  平成5年11月20日,東京堂出版発行,18000円。(朝倉治彦・深沢秋男 編)『鑑草』『可笑記』『戒殺放生文』(影印)の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。小川武彦氏「浅井了意『戒殺物語・放生物語』と□宏『戒殺放生文』」を収める。
【20】仮名草子集成・15巻  平成6年12月10日,東京堂出版発行,18000円。(朝倉治彦・深沢秋男 編)『可笑記評判』(巻1~巻7)の本文を翻刻収録。
【21】仮名草子集成・16巻  平成7年9月5日,東京堂出版発行,18000円。(朝倉治彦・深沢秋男 編)『可笑記評判』(巻8~巻10)『可笑記跡追』の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【22】仮名草子集成・17巻  平成8年3月20日,東京堂出版発行,18000円。(朝倉治彦・深沢秋男 編)『花山物語』『堅田物語』『仮名列女伝』の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【23】仮名草子集成・18巻  平成8年9月20日,東京堂出版発行,18000円。(朝倉治彦・深沢秋男 編)『かさぬ草紙』『枯書き杌集』『かなめいし』『鎌倉物語』の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【24】仮名草子集成・19巻  平成9年3月20日,東京堂出版発行,18000円。(朝倉治彦・深沢秋男 編)『葛城物語』『河内鑑名所記』『堪忍弁義抄』の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【25】仮名草子集成・20巻  平成9年8月30日,東京堂出版発行,18000円。(朝倉治彦・深沢秋男 編)『勧孝記』『堪忍記』の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【26】仮名草子集成・21巻  平成10年3月20日,東京堂出版発行,18000円。(朝倉治彦・深沢秋男 編)『仮枕』『奇異雑談』(写本)『奇異雑談集』(刊本)の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【27】仮名草子集成・22巻  平成10年6月25日,東京堂出版発行,17500円。(朝倉治彦・深沢秋男・柳沢昌紀 編)『祇園物語』『京童』『京童跡追』『清水物語』(各版本)の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【28】神宮々司拝命記  平成10年7月25日,(私家版)非売品。(鹿島則良・加藤幸子・深沢秋男 編著)。 桜山文庫所蔵の,鹿島則孝編著『神宮々司拝命記』を全文翻刻収録し,解説・参考写真を付す。
【29】桜斎随筆・1巻~6巻 平成12年11月10日、本の友社発行、120000円。(鹿島則良・深沢秋男 編)。手違いで、奥付に、編者名が無い。
【30】桜斎随筆のしおり 平成12年11月10日、本の友社発行、【29】の附録。(鹿島則良・深沢秋男 編著)
【31】桜斎随筆・13巻~18巻 平成13年11月10日、本の友社発行、120000円。(鹿島則良・深沢秋男 編)
【32】桜斎随筆・7巻~12巻 平成14年11月10日、本の友社発行、120000円。(村上直・深沢秋男 編)
【33】井関隆子の研究 平成16年11月1日 和泉書院発行、10000円。
【34】仮名草子研究文献目録 平成16年12月1日、和泉書院発行、3800円。(菊池真一・深沢秋男 編)
【35】仮名草子研究叢書・1巻~8巻 平成18年2月25日 クレス出版発行、85000円。(菊池真一・深沢秋男 編)
【36】仮名草子集成・41巻  平成19年2月28日,東京堂出版発行,17500円。(花田富二夫・入口敦志・菊池真一・中島次郎・深沢秋男 編)『新語園』『十二関』『衆道物語』『親鸞上人記』の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【37】仮名草子集成・42巻  平成19年7月25日,東京堂出版発行,17500円。(深沢秋男・伊藤慎吾・入口敦志・花田富二夫 編)『四しやうのうた合』『四十二のみめあらそひ』『水鳥記(寛文7年版)』『水鳥記(松会版)』『杉楊枝』の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【38】浅井了意全集・仮名草子編・1巻 平成19年8月,岩田書院発行,15000円。(岡雅彦・小川武彦・湯浅佳子・深沢秋男 編)『堪忍記』『孝行物語』『浮世物語』『浮世ばなし』の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【39】旗本夫人が見た江戸のたそがれ 井関隆子のエスプリ日記 平成19年11月20日,文藝春秋発行、730円。平成20年4月25日、6刷発行。
【40】斎藤親盛(如儡子)伝記資料 平成22年10月25日、近世初期文芸研究会発行、非売品。
【41】浅井了意全集・仮名草子編・3巻 平成23年5月,岩田書院発行,18800円。(花田富二夫・土屋順子・深沢秋男 編)『可笑記評判』の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【42】仮名草子集成・47巻  平成23年6月30日,東京堂出版発行,18000円。(深沢秋男・伊藤慎吾・入口敦志・花田富二夫・安原真琴・和田恭幸 編)『醍醐随筆』『大仏物語』『沢庵和尚鎌倉記』『糺物語』『たにのむもれ木』『竹斎東下(写本)』の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【43】如儡子百人一首注釈の研究 平成24年3月20日、和泉書院発行、12000円+税。
【44】仮名草子集成・49巻  平成25年3月30日,東京堂出版発行,18000円。(深沢秋男・伊藤慎吾・入口敦志・中島次郎・柳沢昌紀 編)『智恵鑑』(巻6~巻十)・『竹斎』(寛永整版本)・寛文板『竹斎』全挿絵・『竹斎』(奈良絵本)・『長斎記』・『長者教』・『長生のみかど物語』の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。

■雑誌論文等 70点余。『文学研究』『近世初期文芸』『学苑』等に発表。

★参考 「自著を語る」 → 『芸文稿』第1号(平成20年4月)。
★参考 「仮名草子研究の思い出(昭和女子大学最終講義)」→ 『芸文稿』第7号(平成26年6月)

〔情報発信〕
【1】 学術雑誌『近世初期文芸』編集発行(昭和44年・1969創刊)
2015年12月、第32号発行
          → http://www.ksskbg.com/bungei/index.html
【2】 文芸雑誌『芸文稿』発行(平成20年・2008創刊)
   2016年7月、第9号発行
   第8号より、安藤武彦氏・松本節子氏・小林孔氏が継承。
【3】 ホームページ「近世初期文芸研究会」(平成11年、1999、開設)
    2016年8月閉鎖。データは、菊池眞一氏の〔J-TEXTS〕に
    保存。
【4】 ブログ「老人雑録」

〔参考事項〕

〔1〕 平成11年度、センター入試、国語に『井関隆子日記』出題
〔2〕 平成11年度、センター入試、日本史に『井関隆子日記』出題
〔3〕 平成20年度、明治大学入試に『井関隆子日記』出題
〔4〕 平成23年度、京都大学入試に『井関隆子日記』出題
〔5〕 平成22年度香川県公立高校の入学者選抜学力検査に『可笑記』出題
〔6〕 平成23年度京都府公立高校の入学者選抜学力検査に『可笑記』出題
〔7〕 平成23年10月23日、酒田市の上日枝神社境内に、「齋藤筑後守記念碑」
〔8〕 平成26年度京都府公立高校の入学者選抜学力検査に『可笑記』出題

〔趣味等〕

◎カメラ  NIKON-F~F6。D-100。D-300。レンズは全てニッコール。
◎コピー機 RICOH-IMAGIO-MF2230(リース)。★現在はキャノン
◎パソコン インターネット専用、原稿作成専用の2セット、いずれもデスクトップ。他に予備のノート。 周辺機器一式。  
◎遊印   冨樫省艸等刻、約400本。印泥は西玲印社。100本は公開中→「近世初期文芸」http://www.ksskbg.com/index.htmlの「篆刻遊印」・「篆刻遊印2」 。★昭和女子大学光葉博物館に寄贈
◎造本   自著刊行の折は、出版社から刷り本をもらって、栃折久美子ルリユール工房で修業した安井康子氏にパッセ・カルトンで製本してもらっている。現在8冊。★昭和女子大学図書館に寄贈
◎外国   グアム、インドネシア、ギリシア、中国、ドイツ、オーストリア、チェコ、ハンガリー、スペイン、フランス、スイス、韓国。すべて遊びのツアー。
◎国内   仮名草子等の作品の諸本調査のため、全国各地を訪問している。ただし、大学か図書館が中心。