『近世初期文芸』 第34号 責了

●『近世初期文芸』第34号が、責了になった。内容は以下の通り。

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『近世初期文芸』第34号  目次

○『露殿物語』上巻にみる形象性         小原  亨
   ―― 揺れ動く主人公像 ――

〇服部版『天草物語』系統の挿絵の変遷      位田 絵美
  ―― 萬屋版『嶋原記』と岩瀬版『嶋原記』をめぐって ――

〇『竹斎』再論(その三)             田中  宏

〇井関隆子校注『しのびね』(静嘉堂文庫蔵)考   深沢 秋男

〇如儡子『百八町記』の考察           深沢 秋男

〇仮名草子関係新刊書・目次紹介         深沢 秋男
 ①『仮名草子集成』第五十七巻
 ②湯浅佳子著『近世小説の研究
  ――啓蒙的文芸の展開――』
 ③『仮名草子集成』第五十八巻

〇<新刊紹介>
 湯浅佳子著『近世小説の研究         深沢 秋男
        ――啓蒙的文の展開――』

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〇島本昌一先生追悼              深沢 秋男

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●雑誌編集の進行中に、島本昌一先生の御他界を知らされた。
 
  つつしんで 心からお悔やみ申し上げます

●私は、法政大学を卒業の次の年度に、島本昌一先生に出会った。先生が法政で、初期俳諧のゼミを開講しておられ、その授業を聴講させて頂いたのがきっかけだった。仮名草子研究には、初期俳諧の研究が不可欠と考えてのことであった。
●以後、今日まで、先生の御指導を賜った。学術雑誌『近世初期文芸』も、先生と私が創刊した。島本先生は初期俳諧、私は仮名草子、ということで、思う存分、原稿を発表するために創刊したのである。今、思い返せば、この雑誌は、創刊から終刊まで、私が関わることになる気配である。
●島本先生に御指導頂いたおかげで、安藤武彦、森川昭、深沢眞二、石川真弘、などの先生方にも、お教えを頂くことができた。また、島本先生が法政大学で教えておられた関係で、法政の雑誌に原稿を書かせて頂いくことも出来た。心から、感謝申し上げる。

『近世初期文芸』と『近世文学研究』

『近世初期文芸』と『近世文学研究』

●『近世初期文芸』は、昭和44年(1969)島本昌一氏と私で創刊した。平成16年(2004)、私が昭和女子大学を定年退職するので、編集実務を菊池眞一氏に引き継いだ。この時、島本氏は、新しい研究の境地に進みたいと、別の雑誌を創刊する準備に入った。そうして、5年後の、平成21年に、文学史探究の会を創設されて、『近世文学研究』を創刊された。
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■『近世初期文芸』第20号(平成15年12月25日発行)

近世社会の誕生と下河辺長流…………………………………村上明子
前句付「そろはぬ物ぞよりあひにける」の作者考…………安藤武彦
――徳川秀忠か、『塵塚俳諧集』 下巻所収句――
長岡元甫の伝記に関する新知見………………………………八木淳夫
如儡子の「百人一首」注釈……………………………………深沢秋男
――武蔵野美術大学美術資料図書館所蔵『砕玉抄』(序説)――
『花の縁物語』の改変…………………………………………冨田成美
――その方法と傾向(ニ)――
『はなむけ草』翻刻……………………………………………菊池真一
宮本武蔵『五輪書』について(その三)………………………田中 宏
――『風姿花伝』『兵法家伝書』との比較――
『女みだれかみけうくん物語』考 補遺……………………小川武彦
貞徳と『伊勢物語秘訣』(五)完………………………………島本昌一
<新刊紹介>
今栄蔵著『初期俳諧から芭蕉時代へ』………………………島本昌一
野田千平著『近世東海俳壇新攷』……………………………島本昌一
<仮名草子関係書・目次紹介>
朝倉治彦編『仮名草子集成』第三十三巻・第三十四巻……深沢秋男
花田富二夫著『仮名草子研究―説話とその周辺―』………深沢秋男
ラウラ・モレッティ著『竹斎(イタリア語訳)』…………深沢秋男

■『近世初期文芸』第21号(平成16年12月25日発行)

甲南女子大学図書館所蔵 写本『可笑記』について………………深沢秋男
『堪忍記』についての疑義―その構成と内容のこと―……………柳 牧也
『ひやう』翻刻と解題……………………………………ラウラ・モレッティ
『千代の友つる』翻刻……………………………………………菊池真一
宮本武蔵『五輪書』について(その四)………………………………田中 宏
石川丈山「わたらじな」和歌攷…………………………………小川武彦
『仮名草子研究文献目録』をめぐって…………………………菊池真一
『近世初期文芸』総目次(第1号~第21号)………………………編集部
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■『近世文学研究』創刊 平成21年(2009)7月

■2009/07/17 (金) 00:56:30 『近世文学研究』 創刊を祝す

●『近世文学研究』という雑誌が創刊された。かつて、近世初期文芸研究会で、近世初期俳諧や仮名草子を私と一緒に研究していた、島本昌一氏を中心にして立ち上げた「文学史探究の会」が発行母体である。『近世初期文芸』よりも一回り小さいA5判の雑誌であるが、私よりも年長の島本氏が、新しい雑誌を出された事に、心からの敬意と、祝福を捧げたい。

「創刊のことば 文学史探究の会
いずれの時代でも同じであろうが、研究は進めば進むほど、細分化される。この過程は引き返す事はできないであろう。しかし、そのためか同じ分野の研究であると思いながらも、対話が失われてきているように思われてならない。さまざまな分野の研究者が一堂に会し、交流を深める場がほしいと思う。
とりわけ、近世文学はそれ以前の古典と明治以後の近代を繋ぐ問題に充ちた世界である。研究誌を創刊するゆえんである。
といっても、性急に巨視的展望を開くことを意図してはいない。まずはお互に作品の読み方を学び会うことから始めていきたいと思う。そうして出来る事ならば共同の研究や調査を工夫していきたい。
2009 ・ 7・ 11 記」

●この雑誌の創刊の意図は、ここに示されている。日本文芸史における、古代や中世文芸と、明治以降の近代文芸の間にある近世文芸を通して、上下の接続関係を文学史的に解明しようとして発足した研究会のように推測される。大きな構想で敬服する。
●発行所は「獺祭堂」という。何やら正岡子規の号・獺祭書屋と関連しているのであろうか。そういえば、和田克司氏の「藤野古白と正岡子規」という論考が掲載されている。何はともあれ、高齢にもかかわらず、学問的情熱をもって、新しい雑誌を出された島本氏に対し、心からの敬意を表する。さらに、この雑誌が、所謂、3号雑誌に終わる事無く、日本文学史を解明する上で、大きな発言の場となるように、切に念じ申し上げる。
●雑誌は創刊は易く、継続は難い。さらに、創刊の目標を達成することは至難のことである。この雑誌に期待し、発展を望んでやまない。
★創刊号の目次→http://www.ksskbg.com/kanabun/news2.html
【深沢秋男・ブログ】
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その後の2つの雑誌の経過は、次の通り。

▲『近世初期文芸』第21号~第33号 計12号
▲『近世文学研究』第1号~第8号   計 8号

●雑誌を継続的に発行するということは、かなり大変である。何しろ、論文が無ければ出せない。雑誌ゆえ、少なくとも、2人以上の執筆者がなければならない。今度、島本氏の編集発行された、『近世文学研究』新編第1号に接して、感慨深いものがある。
●私の、編集・発行する『近世初期文芸』は、現在、第34号が進行中である。本年末には、発行の予定である。これは、あくまでも予定。それが、出版というものである。

 

『近世初期文芸』と私

●今日から9月、今月末は『近世初期文芸』第34号の原稿の締切である。この号に、私は何を投稿できるか、今、原稿執筆中である。様々な事情のため、思うようには進まないが、この年齢で、原稿の締切があることに感謝している。

●それにしても、この雑誌を創刊したのは、昭和44年、1969年、48年前である。私の投稿したのは、論文や雑録など全てで、60点になる。有り難い雑誌であった。改めて、関係者の御厚情に対して、感謝申上げる。
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●第1号(昭和44年12月)
◎『可笑記』の本文批評
●第2号(昭和46年3月)
●第3号(昭和48年12月)
◎仮名草子研究文献目録
●第4号(昭和63年3月)
◎仮名草子研究文献目録
一、五十音順仮名草子作品翻刻・復製・所在一覧
二、昭和四八年~昭和六二年研究文献
●第5号(昭和63年12月)
◎如儡子(斎藤親盛)調査報告(2)
◎〈新刊紹介〉
坂巻甲太・黒木喬編『むさしあぶみ』校注と研究
●第6号(昭和63年12月)
◎如儡子の『堪忍記』(1)
―松平文庫本の翻刻と解題―
◎仮名草子研究文献目録(昭和48年~62年)補訂
●第7号(平成2年12月)
◎儡子の『堪忍記』(2)
―内閣文庫本の翻刻と解題―
●第8号(平成3年12月)
◎『女仁義物語』の諸本
◎如儡子の『堪忍記』(3)
―松平文庫本と内閣文庫本―
◎〈新刊紹介〉『仮名草子集』(新日本古典文学大系)
●第9号(平成4年12月)
◎『女式目』の諸本●第10号(平成5年12月)
◎『怪談全書』の諸本
―付、『恠談』・『怪談録』・『奇異怪談抄』・『怪談録前集』―
●第11号(平成6年12月)
◎『鑑草』の諸本
◎鹿島則幸氏と桜山文庫
―鹿島氏追悼―
◎〈新刊紹介〉谷脇理史編『仮名草子集』
●第12号(平成7年12月)
◎『可笑記』の諸本
◎〈新刊紹介〉仮名草子研究会編・責任編集花田富士夫『校注 円居草子』
●第13号(平成8年12月)
◎如儡子の「百人一首」注釈
―『酔玉集』の翻刻と解題(上)
◎〈新刊紹介〉檜谷昭彦・江本裕校注『太閤記』
●第14号(平成9年12月)
◎如儡子の「百人一首」注釈
―『酔玉集』の翻刻と解題(下)―
◎〈新刊紹介〉三浦邦夫著『仮名草子についての研究』
―三浦邦夫氏追悼―
●第15号(平成10年12月発行)
◎如儡子の「百人一首」注釈
―『百人一首鈔』と『酔玉集』―
◎飯田龍一氏の江戸図研究―飯田氏追悼―
◎〈新刊紹介〉市古夏生著『近世初期文学と出版文化史』
●第16号(平成11年12月発行)
◎斎藤親盛(如儡子)の俳諧(上)
◎〈新刊紹介〉青山忠一著『近世仏教文学の研究』
谷脇理史・岡雅彦・井上和人校注・訳『仮名草子集』
●第17号(平成12年12月発行)
◎斎藤親盛(如儡子)の俳諧(中)
◎〈新刊紹介〉江本裕著『近世前期小説の研究』
近世説話共同研究の会編『仮名草子話型分類索引』
●第18号(平成13年12月20日発行)
◎斎藤親盛(如儡子)の俳諧(下)
―晩年、二本松時代の如儡子―
●第19号(平成14年12月25日発行)
◎『堪忍弁義抄』の版本と写本
―付、写本『堪忍弁義抄』翻刻―
●第20号(平成15年12月25日発行)
◎如儡子の「百人一首」注釈
―武蔵野美術大学美術資料図書館所蔵『砕玉抄』(序説)―
◎<仮名草子関係書・目次紹介>
朝倉治彦編『仮名草子集成』第三十三巻・第三十四巻
花田富二夫著『仮名草子研究―説話とその周辺―』
ラウラ・モレッティ著『竹斎(イタリア語訳)』
●第21号(平成16年12月25日発行)
◎甲南女子大学図書館所蔵 写本『可笑記』について
●第22号(平成17年12月25日発行)
◎如儡子(斎藤親盛)の「百人一首」注釈
―『砕玉抄近の翻刻(二)第十一藤原敏行~第三十大江千里―
●第23号(平成18年12月25日発行)
◎如儡子(斎藤親盛)の「百人一首」注釈
―『砕玉抄』の翻刻(四)第五十一藤原道信~第六十清少納言―
●第24号(平成19年12月25日発行)
◎仮名草子作品の古書価
●第25号 (平成20年12月25日発行)
◎近世初期における 書名「可笑記」の流行
◎『桜山文庫目録 和書之部』 (上)
◎仮名草子関係新刊書・目次紹介
花田富二夫・小川武彦・柳沢昌紀 編 『仮名草子集成』第四十三巻
鈴木 亨 著 『近世前期文学の主題と方法』
菊池真一・冨田成美・和田恭幸 編 『仮名草子集成』第四十四巻
●第26号 (平成21年12月25日発行)
◎『桜山文庫目録 和書之部』(下)
─付、昭和女子大学図書館蔵「桜山文庫」について─
◎仮名草子関係新刊書・目次紹介
浅井了意全集刊行会編『浅井了意全集』仏書編1
堀新編『信長公記を読む』(歴史と古典)
花田富二夫・大久保順子・菊池真一・柳沢昌紀・湯浅佳子編『仮名草子集
成』第四十五巻
浅井了意全集刊行会編『浅井了意全集』仏書編2
●第27号(平成22年12月25日発行)
◎如儡子(斎藤親盛)の伝記に関する諸問題』(1)
―父、斎藤筑後守は「盛広」か「広盛」か―
◎仮名草子関係新刊書・目次紹介
1『江戸吉原叢刊』第一巻
2『浅井了意全集』仏書編3
3『江戸吉原叢刊』第二巻
4『江戸吉原叢刊』第三巻
5『仮名草子集成』第四十六巻
6『斎藤親盛(如儡子)伝記資料』
●第28号(平成23年12月25日発行)
◎川北奉行齋藤筑後守広盛の事績  田村 寛三
―付 田村寛三先生追悼(深沢秋男)―
◎如儡子(斎藤親盛)の伝記に関する諸問題(2)
―「如儡子」は「にょらいし」か「じょらいし」か―
◎仮名草子関係新刊書・目次紹介
1『浅井了意全集 仮名草子編 2』
2『浅井了意全集 仮名草子編 3』
3『仮名草子集成 第47巻』
◎「仮名草子研究文献目録」について
◎平成22年度香川県公立高校入試に『可笑記』出題
◎平成23年度京都府公立高校入試に『可笑記』出題
◎「齋藤筑後守記念碑」建立
●第29号(平成24年12月25日発行)
◎如儡子(斎藤親盛)の伝記に関する諸問題(3)
―十五里ケ原合戦と斎藤広盛―
◎仮名草子関係新刊書・目次紹介
1『如儡子百人一首注釈の研究』
2『仮名草子集成 第48巻』
●第30号(平成25年12月25日発行)
◎如儡子(斎藤親盛)の伝記に関する諸問題(4)
―斎藤広盛と藤島城―
◎〈新刊紹介〉小川武彦著 『百物語全注釈』
◎仮名草子関係新刊書・目次紹介
1 『百物語全注釈』
2 『仮名草子集成』第四十九巻
3  『仮名草子集成』第五十巻
4 『浅井了意全集』仮名草子 4
●第31号(平成26年12月25日発行)
◎『可笑記』と『沙石集』の関係
◎如儡子(斎藤親盛)の伝記に関する諸問題(5)
―斎藤広盛、慶長出羽合戦から最上家改易まで―
◎仮名草子関係新刊書・目次紹介
1 『醒睡笑 全訳注』
2 『仮名草子集成』第五十一巻
3 『仮名草子集成』第五十二巻
●第32号(平成27年12月25日発行)
◎『可笑記』と武士
◎『可笑記』の読者―榎本弥左衛門―
◎仮名草子関係新刊書・目次紹介
①『仮名草子集成』第五十三巻
②『仮名草子集成』第五十四巻
③『浅井了意全集』仮名草子
●第33号  平成28年12月25日発行
◎『百八町記』の諸本
◎仮名草子研究の歴史
1、『仮名草子研究文献目録』
2、仮名草子研究の現状
3、『仮名草子研究叢書』
4、『仮名草子集成』
5、「仮名草子」 日本古典籍書誌学辞典
6、「仮名草子」 はてなキーワード
7、仮名草子の範囲と分類
8著書紹介
①エッケハルト・マイ著『浅井了意の東海道名所記』
②坂巻甲太・黒木喬編『むさしふぶみ』
③渡辺守邦・渡辺憲司校注『仮名草子集』
④谷脇理史編『仮名草子集』
⑤仮名草子研究会編『校注 円居草子』
⑥檜谷昭彦・江本裕校注『太閤記』
⑦三浦邦夫著『仮名草子についての研究』
⑧市古夏生著『近世初期文学と出版文化』
⑨青山忠一著『近世仏教文学の研究』
⑩谷脇理史・岡雅彦・井上和人 校注・訳『仮名草子集
⑪江本 裕著『近世前期小説の研究』
⑫近世説話共同研究の会編『仮名草子話型分類索引』
⑬花田富二夫著『仮名草子研究――説話とその周辺――』
⑭小川武彦著『百物語全註釈
◎仮名草子関係新刊書・目次紹介
①田中宏著『仮名草子の文学的研究』
②『仮名草子集成』第55巻
③『仮名草子集成』第56巻
◎〈近刊紹介〉田中 宏 著『仮名草子の文学的研究』
齋藤 豪盛 著 『みちの奥の町工場物語』
■『近世初期文芸』第1号

『近世初期文芸』小史

●『近世初期文芸』は「近世初期文芸研究会」の機関誌として、昭和44年(1969)12月に第1号が発行された。この会は島本昌一氏を中心にして、近世初期文芸を研究していた。創刊号とせず、第1号ととしたのは、あまり学界に波風を立てず、静かに参加させてもらいたいという思いからであった。表紙の「近世初期文芸」の題字はプロの並木スタジオにお願いした書文字である。印刷所は江東区の文進社、タイプ印刷の小さな会社であった。発行所は世田谷区の島本氏宅。編集実務は、島本氏と相談しながら深沢が担当した。第1号の執筆者は、島本昌一・荻野秀峰・深沢秋男の3名だった。

●昭和48年(1973)の第3号から印刷所は、神田錦町の堀印刷になったが、この後、15年間発行は途絶えた。島本氏・荻野氏も深沢も、職場などが多忙で、手がまわらなかったのである。
●昭和63年(1988)3月、発行所を所沢市に移し、印刷所も稲栄社印刷に変更したが、印刷技術の進展に伴い、清瀬市の伊野印刷、文京区のアイエス編集プロダクション等の協力を得て刊行を続けてきた。
●平成5年(1993)の第10号から、再び稲栄社印刷に変更になり、今日に及んでいるが、それぞれの印刷所の御厚意によって発行を継続することが出来た。この間、編集実務は深沢が担当してきたが、平成17年(2005)昭和女子大学を定年退職したのを機に、甲南女子大学の菊池眞一氏に継承して頂くことにした。
●平成17年の第22号から発行所の住所を、宝塚市に変更し、編集実務も菊池真一氏に引き継いでもらったのであるが、菊池氏の都合により、平成20年の第25号から、再び深沢が担当することになった。
●昭和44年(1969)の創刊からでは48年になる。第1号から第33号まて、収録した、論文・資料報告などは、190点になる。近世初期文芸の研究者の発表の場として、一応の役目は果したと言えるかも知れない。
●平成26年(2014)の第31号からは、発行所の近世初期研究会の住所を川崎市の稲栄社印刷株式会社内に変更し、発行を継続している。このような研究誌の発行は、論文執筆の研究者の情熱と、印刷製本を進めてくれる印刷者の理解とがあって、初めて継続可能となる。編集実務を担当してきた者として、多くの方々に対して、心からの感謝を捧げたい。

平成29年(2017)1月21日
深沢秋男

ネット上の〔近世初期文芸研究会〕

●今日、〔近世初期文芸〕をネットで検索したら、アクセスは、

2016年12月2日 現在   204136
2016年8月末 HP閉鎖時  194708

●8月から11月までの3ヶ月間に〔J-TEXTS〕を通して、
9428のアクセスがあったことになる。国会図書館のサイトには、
次の如く表示されている。
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この資料は、著作権の保護期間中であるか、著作権の確認が済んでいない資料のためインターネット公開をしていません。 閲覧を希望される場合は、国立国会図書館または図書館送信参加館へご来館ください。図書館送信参加館にご来館になる場合は、来館予定の図書館へ利用方法の確認をお願いいたします。
「書誌ID(NDL-OPACへのリンク) 」が表示されている資料は、遠隔複写サービスもご利用いただけます。
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●昭和44年、1969年、〔近世初期文芸研究会〕が設立され、その機関誌『近世初期文芸』の第1号が創刊された。47年前である。私は、この号に、「『可笑記』の本文批評」155枚を発表した。駆け出しの、若い研究者にとって、このように長い論文を発表できる雑誌は無かった。小誌を創刊した所以である。

『近世初期文芸』

●バックナンバーはありません。恐縮ですが、図書館で複写して下さい。
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発行所

213-0026 川崎市高津区久末 1686
稲栄社印刷株式会社 内

近世初期文芸研究会

 

●第33号  平成28年12月25日発行

○明暦四年松会版『大坂物語』について     位田 絵美

○『竹斎』再論(その二)               田中  宏

○『百八町記』の諸本                  深沢 秋男

○仮名草子研究の歴史               深沢 秋男

1、 『仮名草子研究文献目録』
2、仮名草子研究の現状
3、『仮名草子研究叢書』
4、『仮名草子集成』
5、「仮名草子」 日本古典籍書誌学辞典
6、「仮名草子」 はてなキーワード
7、仮名草子の範囲と分類
8著書紹介
① エッケハルト・マイ著『浅井了意の東海道名所記』
② 坂巻甲太・黒木喬編『むさしふぶみ』
③ 渡辺守邦・渡辺憲司校注『仮名草子集』
④ 谷脇理史編『仮名草子集』
⑤ 仮名草子研究会編『校注 円居草子』
⑥ 檜谷昭彦・江本裕校注『太閤記』
⑦ 三浦邦夫著『仮名草子についての研究』
⑧ 市古夏生著『近世初期文学と出版文化』
⑨ 青山忠一著『近世仏教文学の研究』
⑩ 谷脇理史・岡雅彦・井上和人 校注・訳『仮名草子集』
⑪ 江本 裕著『近世前期小説の研究』
⑫ 近世説話共同研究の会編『仮名草子話型分類索引』
⑬ 花田富二夫著『仮名草子研究――説話とその周辺――』
⑭ 小川武彦著『百物語全註釈

○仮名草子関係新刊書・目次紹介         深沢 秋男
①田中宏著『仮名草子の文学的研究』
②『仮名草子集成』第55巻
③『仮名草子集成』第56巻

○ 〈近刊紹介〉
田中 宏 著『仮名草子の文学的研究』         深沢秋男

○ 〈近刊紹介〉
齋藤 豪盛 著 『みちの奥の町工場物語』

●第32号(平成27年12月25日発行)

○簡約版『大坂物語』の本文と挿絵 ……………… 位田 絵美 …  1
○『竹斎』再論(その一)…………………………… 田中  宏 … 25
○『可笑記』と武士 ………………………………… 深沢 秋男 … 35
○『可笑記』の読者――榎本弥左衛門―― ……… 深沢 秋男 … 57
○仮名草子関係新刊書・目次紹介 ………………… 深沢 秋男 … 62
①『仮名草子集成』第五十三巻
②『仮名草子集成』第五十四巻
③『浅井了意全集』仮名草子
〈近刊予告〉
田中 宏 著『仮名草子の文学的研究』

●第31号(平成26年12月25日発行)

○挿絵・頸帳からみる『大坂物語』
――成立順序に関する一考察―― …………… 位田 絵美 …  1
○『恨の介』と『竹斎』(その二――結び)……… 田中  宏 … 27
○『可笑記』と『沙石集』の関係 ………………… 深沢 秋男 … 46
○如儡子(斎藤親盛)の伝記に関する諸問題(5)
――斎藤広盛、慶長出羽合戦から
最上家改易まで―― …………………… 深沢 秋男 … 61
○仮名草子関係新刊書・目次紹介 ………………… 深沢 秋男 … 90
1 『醒睡笑 全訳注』
2 『仮名草子集成』第五十一巻
3 『仮名草子集成』第五十二巻

●第30号(平成25年12月25日発行)

○斎藤徳元の四季発句集たる
「ありま有馬在湯日発句」 を読む〈三〉 ……………… 安藤 武彦 …  1
○合戦物小説の挿絵 …………………………………… 位田 絵美 … 24
――寛文年間刊行の『大坂物語』を中心に――
○長岡元甫の新出作品「陣刀記」について …………… 八木 淳夫 … 42
○『恨の介』と『竹斎』(その二――承前④) …… 田中  宏 … 47
○如儡子(斎藤親盛)の伝記に関する諸問題(4)… 深沢 秋男 … 89
――斎藤広盛と藤島城――
――――――――――――――――――――――――
○〈新刊紹介〉
小川武彦著 『百物語全注釈』 …………………… 深沢 秋男 … 105
――――――――――――――――――――――――
○仮名草子関係新刊書・目次紹介 ………………… 深沢 秋男 … 109
1 『百物語全注釈』
2 『仮名草子集成』第四十九巻
3  『仮名草子集成』第五十巻
4 『浅井了意全集』仮名草子 4

●第29号(平成24年12月25日発行)

○斎藤徳元の、四季発句集たる
「有馬在湯日発句」を読む〈一〉  ………………  安藤 武彦  1
○整版『大坂物語』の挿絵     …………………  位田 絵美 19
――寛永無刊記版と正保三年版を中心に――
○『恨の介』『竹斎』(その二―承前③) ……………… 田中  宏 34
○宮本武蔵『五輪書』再論(その三) ………………… 田中  宏 67
○如儡子(斎藤親盛)の伝記に関する諸問題(3)……
――十五里ケ原合戦と斎藤広盛――       深沢 秋男 77
………………………………………………………………
⑥仮名草子関係新刊書・目次紹介  ……………   深沢 秋男 112
1『如儡子百人一首注釈の研究』
2『仮名草子集成 第48巻』

●第28号(平成23年12月25日発行)

○想本寺高政の自筆独吟『釈教之誹諧』註釈考 ………  安藤 武彦 1
――わが文芸的半生をふり返りつゝ――
○『嶋原記』挿絵考 ――挿絵改訂の意図―― ……… 位田 絵美 21
○『恨の介』と『竹斎』(その二―承前②)…………  田中  宏  38
○宮本武蔵『五輪書』再論(その二) ………………  田中  宏  51
………………………………………………………………
○秋田県立図書館蔵『慶長見聞集』 翻刻 ― 巻一(一)
………………… 花田富二夫  63
………………………………………………………………
○川北奉行齋藤筑後守広盛の事績 ……………………  田村 寛三  81
――付 田村寛三先生追悼(深沢秋男)――
○如儡子(斎藤親盛)の伝記に関する諸問題(2)…… 深沢秋男  86
――「如儡子」は「にょらいし」か「じょらいし」か――
………………………………………………………………
○仮名草子関係新刊書・目次紹介  ………………… 深沢 秋男  94
1『浅井了意全集 仮名草子編 2』
2『浅井了意全集 仮名草子編 3』
3『仮名草子集成 第47巻』
………………………………………………………………………
○「仮名草子研究文献目録」について ………………………………   96
○平成22年度香川県公立高校入試に『可笑記』出題 ………    98
平成23年度京都府公立高校入試に『可笑記』出題
○「齋藤筑後守記念碑」建立 ……………………………………    103

●第27号(平成22年12月25日発行)

○潁原退蔵著・尾形仂編
『江戸時代語辞典』読後感・寸評 ・・・・・・・・・・・・ 前田金五郎  1
○里村紹巴の伝記新考 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 安藤武彦 20
○山田右衛門作の心象
――「長崎旧記類」編纂意図の一考察―― ・・・・・・・ 位田絵美 38
○『恨の介』と『竹斎』(その二―承前(1)) ・・・・・・・・ 田中 宏 48
○宮本武蔵『五輪書』再論(その一) ・・・・・・・・・・・ 田中 宏 59
○如儡子(斎藤親盛)の伝記に関する諸問題』(1)
――父、斎藤筑後守は「盛広」か「広盛」か―― ・・・・ 深沢秋男 69
○仮名草子関係新刊書・目次紹介 ・・・・・・・・・・・・・ 深沢秋男 88
1『江戸吉原叢刊』第一巻
2『浅井了意全集』仏書編3
3『江戸吉原叢刊』第二巻
4『江戸吉原叢刊』第三巻
5『仮名草子集成』第四十六巻
6『斎藤親盛(如儡子)伝記資料』

●第26号 (平成21年12月25日発行)

漂流物語の挿絵に表れた異文化認識 …………………… 位田 絵美 … 1
─『異国旅すゞり』を中心に─
『恨の介』と『竹斎』(その二)…………………………   田中  宏 … 13
『桜山文庫目録 和書之部』(下) ……………………  深沢 秋男 … 31
─付、昭和女子大学図書館蔵「桜山文庫」について─
仮名草子関係新刊書・目次紹介  ………………………  深沢 秋男 … 78
浅井了意全集刊行会編『浅井了意全集』仏書編1
堀新編『信長公記を読む』(歴史と古典)
花田富二夫・大久保順子・菊池真一・柳沢昌紀・湯浅佳子編『仮名草子集成』第四十五巻
浅井了意全集刊行会編『浅井了意全集』仏書編2

●第25号 (平成20年12月25日発行)

『戯言養気集』の男色咄 …………………………………   冨田 成美 … 1
『異国旅すゞり』について ……………………………… 位田 絵美 … 17
――書誌分析と韃靼漂流事件の物語化の事例分析――
非「さる人の云るハ」系列考 ……………………………  柳  牧也 … 28
――『可笑記』私考(二)――
近世初期における 書名「可笑記」の流行 ……………  深沢 秋男 … 43
宮本武蔵『五輪書』について (補遺3)………………   田中  宏 … 56
――『天狗芸術論』との比較他――
『桜山文庫目録 和書之部』 (上) …………………  深沢 秋男 … 74
仮名草子関係新刊書・目次紹介  ………………………  深沢 秋男 … 113
花田富二夫・小川武彦・柳沢昌紀 編 『仮名草子集成』第四十三巻
鈴木 亨 著 『近世前期文学の主題と方法』
菊池真一・冨田成美・和田恭幸 編 『仮名草子集成』第四十四巻

●第1号(昭和44年12月)

近世初頭における徒然草の享受
―序説・藤原惺窩の場合―
島本昌一
末吉道節考
―近世初期上層町人と初期俳諧―
荻野秀峰
『可笑記』の本文批評
深沢秋男

●第2号(昭和46年3月)

佐夜中山集 本歌取出典考(上)
―春之部・夏之部―
荻野秀峰
六日の菖蒲
―翻刻と解題―
片岡蓉子

●第3号(昭和48年12月)

俳諧用語散考
前田金五郎
佐夜中山集 本歌取出典考(中)
―秋之部・冬之部―
荻野秀峰
『竹斎』小考
柳牧也
『女みだれかみけうくん物語』考
―付、翻刻―
小川武彦
松永貞徳・徒然草評釈『なぐさみ草』
―「大意」の翻刻(上)―
仮名草子研究文献目録
小川武彦・深沢秋男

●第4号(昭和63年3月)

『仁勢物語』研究(上)
―『伊勢物語』との関連を中心に―
田中宏
『可笑記』の著者以伝とそれにまつわる人々
漆間瑞雄
松永貞徳・徒然草評釈『なぐさみ草』
―「大意」の翻刻(下)―
島本昌一
『なぐさみ草』版本考
島本昌一
仮名草子研究文献目録
一、五十音順仮名草子作品翻刻・復製・所在一覧
二、昭和四八年~昭和六二年研究文献
深沢秋男

●第5号(昭和63年12月)

晩年の徳元
―「賦品何誹諧」成立考―
安藤武彦
『仁勢物語』研究(中)
―『伊勢物語』との関係を中心に―
田中宏
『大坂物語』古活字一巻本研究
菊池真一
如儡子(斎藤親盛)調査報告(2)
―父・斎藤筑後と如儡子出生の地―
深沢秋男
〈新刊紹介〉
坂巻甲太・黒木喬編『むさしあぶみ』校注と研究
深沢秋男

●第6号(昭和63年12月)

如儡子の『堪忍記』(1)
―松平文庫本の翻刻と解題―
深沢秋男
『仁勢物語』研究(下)
―『伊勢物語』との関連を中心に―
田中宏

『大坂物語』古活字本二巻本下巻本文研究
菊池真一
徳元年譜稿―寛永三年―
安藤武彦
貞徳研究のための資料集〔一〕
―その一 松永家資料(1)―
島本昌一
仮名草子研究文献目録(昭和48年~62年)補訂
深沢秋男

●第7号(平成2年12月)

『江戸雀』の文体について
飯田龍一
『大坂物語』本文案
菊池真一
『竹斎』研究・序論
―『竹斎』の魅力―
田中宏
儡子の『堪忍記』(2)
―内閣文庫本の翻刻と解題―
深沢秋男
徳元年譜稿―寛永五年―
安藤武彦
貞徳研究のための資料集〔二〕
―その一 松永家資料(2)―
島本昌一
〈新刊紹介〉
菊池真一編『武辺咄聞書』
田中宏

●第8号(平成3年12月)

『三国物語』の典拠について(一)
三浦邦夫
『中古日本治乱記』所載歌一覧及び各句索引
菊池真一
『女仁義物語』の諸本
深沢秋男
如儡子の『堪忍記』(3)
―松平文庫本と内閣文庫本―
深沢秋男
貞徳研究のための資料集〔三〕
―その一 松永家資料(3)―
村径伝書(台湾大学図書館蔵)
島本昌一
〈新刊紹介〉
渡辺守邦・渡辺憲司 校注
『仮名草子集』(新日本古典文学大系)
深沢秋男

●第9号(平成4年12月)

『けんもつさうし』考〈翻刻付き〉
菊池真一
『三国物語』の典拠について(二)
三浦邦夫
貞徳研究のための資料集〔四〕
―その一 松永家資料(4)
島本昌一
整版本『竹斎』の研究(その一)
田中宏
『女式目』の諸本
深沢秋男

●第10号(平成5年12月)

近世初期「事物解説書」について
―事物解説書目録一覧付き―
菊池真一
『海上物語』における引用の語るもの
三浦邦夫
整版本『竹斎』の研究(その二)
田中宏
『怪談全書』の諸本
―付、『恠談』・『怪談録』・『奇異怪談抄』・『怪談録前集』―
深沢秋男
正覚山実相寺の沿革
四方行正
貞徳研究のための資料集〔五〕
―その二 貞徳終焉記・実相寺資料(1)―
島本昌一
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●第11号(平成6年12月)

仮名草子『飛鳥川』の性格
三浦邦夫
『是楽物語』再論
菊池真一
『鑑草』の諸本
深沢秋男
『武者物語・武者物語之抄・新武者物語』について
―菊池真一、西丸佳子編『武者物語・武者物語之抄・新武者物語・本文と索引』の紹介を兼ねて―
田中宏
貞徳研究のための資料集〔六〕
―その二 実相寺資料(2)―
鹿島則幸氏と桜山文庫
―鹿島氏追悼―
深沢秋男
〈新刊紹介〉
谷脇理史編『仮名草子集』
深沢秋男

●第12号(平成7年12月)

『秋寝覚』管見
三浦邦夫
武辺咄集としての『為人鈔』
菊池真一
整版本『竹斎』の研究(その三)
田中宏
『可笑記』の諸本
深沢秋男
〈新刊紹介〉
菊池真一編『近史余談 本文と索引』
田中宏
仮名草子研究会編・責任編集花田富士夫『校注 円居草子』
深沢秋男

●第13号(平成8年12月)

『三井寺物語』の形成に関する試論
三浦邦夫
家康説話をめぐって
―『岩淵夜話』と『近史余談』―
菊池真一
整版本『竹斎』の研究(その四)
田中宏
如儡子の「百人一首」注釈
―『酔玉集』の翻刻と解題(上)
深沢秋男
長頭丸貞徳翁 誹諧奥義集―翻字・解題―
島本昌一
〈新刊紹介〉
吉澤貞人著『徒然草古注釈集成』
榎坂浩尚著『北村季吟論考』
永野仁著『堺と泉州の俳諧―泉州俳諧史の研究―』
島本昌一
檜谷昭彦・江本裕校注『太閤記』
深沢秋男

●第14号(平成9年12月)

『武家功者咄』解題と翻刻
菊池真一
整版本『竹斎』の研究(その五)
田中宏
細川幽斎伝受 連歌伝書 全 ―翻字・解題
島本昌一
如儡子の「百人一首」注釈
―『酔玉集』の翻刻と解題(下)―
深沢秋男
〈新刊紹介〉
松原秀江著『薄雪物語と御伽草子・仮名草子』
菊池真一
三浦邦夫著『仮名草子についての研究』
―三浦邦夫氏追悼―
深沢秋男
本田正静編『明治期前刊行物:日本文学・演劇・参考図書目録』
島本昌一
ホームページ開設のお知らせ
―仮名草子研究文献目録のオンライン化―
菊池真一

●第15号(平成10年12月発行)

終生弓箭、斎藤徳元終ゆ
安藤武彦
『古老軍物語』の改題本―『古今軍鑑』解題と翻刻―
菊池真一
整版本『竹斎』の研究(その六)
田中宏
貞徳伝書『歌書伝授秘訣』・『俳諧/三鳥秘伝』―翻刻と解題
島本昌一
如儡子の「百人一首」注釈
―『百人一首鈔』と『酔玉集』―
深沢秋男
連歌寄合書『竹馬集』語彙索引
深沢眞二
飯田龍一氏の江戸図研究―飯田氏追悼―
深沢秋男
〈新刊紹介〉
加藤定彦著『俳諧の近世史』
島本昌一
〈新刊紹介〉
市古夏生著『近世初期文学と出版文化史』
深沢秋男
研究会WEBページ開設のお知らせ
菊池真一

●第16号(平成11年12月発行)

長嘯子門安藤定為の周辺……………………………………岡本 聡…… 1
(翻刻)連歌寄合書『拾花集』……………………………深沢眞二…… 14
貞徳と『伊勢物語秘訣』(一)……………………………島本昌一…… 63
斎藤親盛(如儡子)の俳諧(上)…………………………深沢秋男…… 89
惟中利泉漢和聯句紹介………………………………………菊池真一…… 127
家族物語としての「山椒太夫」(三)…………………塩谷千恵子…… 133
─古浄瑠璃の作品─
整版本『竹斎』の研究(その七)…………………………田中 宏…… 147
〈新刊紹介〉
青山忠一著『近世仏教文学の研究』………………………深沢秋男…… 160
谷脇理史・岡雅彦・井上和人校注・訳『仮名草子集』…深沢秋男…… 163
木藤才蔵著『連歌新式の研究』……………………………島本昌一…… 165
雲母末雄著『俳書の世界』…………………………………島本昌一…… 167
追悼実相寺住職四方行正氏…………………………………島本昌一…… 168
「近世初期文芸研究会」HP内容………………………………………… 174

●第17号(平成12年12月発行)

『古老軍物語』の改題本(続)……………………………菊池真一…… 1
―『武家軍談』翻刻─
『竹斎療治之評判』翻刻と解題………………………ラウラ・モレッティ37
連歌寄合書『拾花集』語彙索引……………………………深沢眞二…… 52
整版本『竹斎』の研究(結び)……………………………田中 宏…… 112
翻刻『佐々木軍記』…………………………………………小川武彦…… 128
斎藤親盛(如儡子)の俳諧(中)…………………………深沢秋男…… 177
貞徳と『伊勢物語秘訣』(二)……………………………島本昌一…… 200
〈新刊紹介〉
江本裕著『近世前期小説の研究』…………………………深沢秋男…… 222
近世説話共同研究の会編
『仮名草子話型分類索引』………………………深沢秋男…… 226
復本一郎著『俳句源流考─俳諧発句論の試み─』………島本昌一…… 229
菊池真一編『近古史談 注釈索引篇』……………………田中 宏…… 231
印刷史研究会編『本と活字の歴史事典』…………………森上 修…… 235
二千年WEB…………………………………………………菊池真一…… 245

●第18号(平成13年12月20日発行)

宮本武蔵『五輪書』について(その一)……………田中宏……………… 1
―柳生宗矩『兵法家伝書』と比較しながら―
木下長嘯子の二条派批判……………………………岡本聡……………… 17
『花の縁物語』と旅―時好性の内実………………冨田成美…………… 27
『子孫鑑』追考………………………………………菊池真一…………… 43
『竹斎療治之評判』論―評判の形態とその意味…ラウラ・モレッティ 47
斎藤親盛(如儡子)の俳諧(下)………………………深沢秋男…………… 69
―晩年、二本松時代の如儡子―
連歌寄合書『随葉集』古活字版翻刻………………深沢眞二…………… 94
翻刻『諸説禄』―元禄和学の諸相…………………川平敏文・勝又基… 149
貞徳と『伊勢物語秘訣』(三)………………………島本昌一…………… 192
〈新刊紹介〉
金子金治郎・暉峻康隆・雲英末雄・加藤定彦校注・訳
『連歌集 俳諧集』…………………………………島本昌一…………… 217

●第19号(平成14年12月25日発行)

物尽し狂歌資料 ………………………………………………菊池 真一… 1
『筑波山恋明書并名所』翻刻…………………………………菊池 真一… 3
『堪忍弁義抄』の版本と写本…………………………………深沢 秋男… 19
―付、写本『堪忍弁義抄』翻刻―
『花の縁物語』の改変…………………………………………冨田 成美… 44
―その方法と傾向(一)―
宮本武蔵『五輪書』について(その二)……………………田中  宏… 80
―柳生宗矩『兵法家伝書』と比較しながら―
連歌寄合書『随葉集』古活字版索引…………………………深沢 眞二… 99
『先考談餘』中の長晴子の言説をめぐって…………………岡本  聡…151
貞徳と『伊勢物語秘訣』(四)………………………………島本 昌一…159
新出板本『女誡』の紹介―翻刻と解題― …………………小川 武彦…191
〈新刊紹介〉
安藤武彦著『斎藤徳元研究』…………………………………島本 昌一…207

●第20号(平成15年12月25日発行)

近世社会の誕生と下河辺長流…………………………………村上明子… 1
前句付「そろはぬ物ぞよりあひにける」の作者考…………安藤武彦… 8
――徳川秀忠か、『塵塚俳諧集』 下巻所収句――
長岡元甫の伝記に関する新知見………………………………八木淳夫… 14
如儡子の「百人一首」注釈……………………………………深沢秋男… 19
――武蔵野美術大学美術資料図書館所蔵『砕玉抄』(序説)――
『花の縁物語』の改変…………………………………………冨田成美… 30
――その方法と傾向(ニ)――
『はなむけ草』翻刻……………………………………………菊池真一… 44
宮本武蔵『五輪書』について(その三)………………………田中 宏… 57
――『風姿花伝』『兵法家伝書』との比較――
『女みだれかみけうくん物語』考 補遺……………………小川武彦… 73
貞徳と『伊勢物語秘訣』(五)完………………………………島本昌一… 77
<新刊紹介>
今栄蔵著『初期俳諧から芭蕉時代へ』………………………島本昌一…102
野田千平著『近世東海俳壇新攷』……………………………島本昌一…104
<仮名草子関係書・目次紹介>
朝倉治彦編『仮名草子集成』第三十三巻・第三十四巻……深沢秋男…106
花田富二夫著『仮名草子研究―説話とその周辺―』………深沢秋男…107
ラウラ・モレッティ著『竹斎(イタリア語訳)』…………深沢秋男…111

●第21号(平成16年12月25日発行)

甲南女子大学図書館所蔵 写本『可笑記』について………………深沢秋男
『堪忍記』についての疑義―その構成と内容のこと―……………柳 牧也
『ひやう』翻刻と解題…………………………………………………ラウラ・モレッティ
『千代の友つる』翻刻…………………………………………………菊池真一
宮本武蔵『五輪書』について(その四)………………………………田中 宏
石川丈山「わたらじな」和歌攷………………………………………小川武彦
『仮名草子研究文献目録』をめぐって………………………………菊池真一
『近世初期文芸』総目次(第1号~第21号)………………………編集部

●第22号(平成17年12月25日発行)

『聚楽物語』の諸本……………………………………………………菊池真一
宮本武蔵『五輪書』について(結び)………………………………田中 宏
―柳生宗矩『兵法家伝書』と比較しながら―
浅井了意の京名所記について…………………………………………柳 牧也
―『京童』・『出来斎京土産』・『狂歌咄』―
如儡子(斎藤親盛)の「百人一首」注釈……………………………深沢秋男
―『砕玉抄近の翻刻(二)
第十一藤原敏行~第三十大江千里―

●第23号(平成18年12月25日発行)

『藻屑物語』の特質 ……………………………………………………冨田 成美
―志賀左馬之助の形象に見る仮名草子性―
宮本武蔵『五輪書』について(補遺1) ……………………………田中  宏
―『独行道』との関連を中心に―
『狂歌咄』追考 …………………………………………………………柳  牧也
―「浅井了意の京名所記について」補遺―
『信玄軍談記』について ………………………………………………菊池 真一
『このころ草』翻刻 ……………………………………………………菊池 真一
如儡子(斎藤親盛)の「百人一首」注釈 ……………………………深沢 秋男
―『砕玉抄』の翻刻(四)
第五十一藤原道信~第六十清少納言―

●第24号(平成19年12月25日発行)

永禄十二年のこと ………………………………………………………柳  牧也
―『可笑記』私考(一)―
『結城軍物語』翻刻 ……………………………………………………菊池 真一
仮名草子作品の古書価 …………………………………………………深沢 秋男
宮本武蔵『五輪書』について(補遺2) ……………………………田中  宏
―『一刀斎先生剣法書』他との比較―