近藤重蔵と鹿島則文

近藤重蔵と鹿島則文

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鹿島則文、八丈島送り

 かねて尊王思想を鼓吹していた鹿島則文は幕府の忌むところとなり,慶応元年(1865)7月,浪士に文武館を貸し,これらと交わったとして捕らえられ,揚屋入りを仰せ付けられ,10月島送りの刑に処せられた。27歳の時である。慶応2年5月25日,江戸鉄砲洲岸を出帆し,浦賀・網代・三崎・大島・三宅島を経て,6月5日八丈島に到着した。
 明治元年(1868)11月赦免となったが,帰郷したのは,翌2年6月である。則文は3年間に亙って八丈島で流人生活を送った。在島中は読書を以て楽しみとし,その間に寺子屋を開いて,学問を講じ,島民の教化にも当たった。
 近藤富蔵の『八丈実記』に序文を寄せ,島民及び流人の有識者に呼びかけて『南島名勝集』(八丈八景)を編集したが,この他にも八丈島に遺した詩文は碑として現存する。また,揚屋入りから赦免帰国までの,八丈流人日誌ともいうべき『南島雑録』2巻を残しているが,これは流人生活を知る上で貴重な資料となっている。今は『八丈実記』の序を掲げるにとどめたい。

    八 丈 実 記 序

  人之世に処するや,文有て而して名朽ちず。而して,文は記事より難きは莫く,地誌より難きは莫し。地誌を作る,荀も博学にして広聞,身険阻を渉り,而して疲労せず,歳月の久しきを経て,而して倦厭せざる者に非ずんば,焉ぞ能く其の梗慨を尽さん耶。余幼より地誌を好み,風土記と称する自り,今人の遊記に至るまで,之れを読まざる無し。嘗て正斎近藤先生の辺要分界図考を閲し,案を拍ちて曰く,憶,斯の如き人にして,而して地誌は大成すると謂う可しと。夫れ皇国南北の海上を距つこと数十里,而して王家に服する者,蝦夷と八丈と有る而已。然れども,蝦夷之地は広漠数百里,地は寒帯に際し,秋冬之間,雪天陰濛日色を見ず。加之,居人甚だ少なく,毒蛇猛獣昼猶横行す。古自り曽て其の北地を窺うもの無し。或は山丹に属すと云い,或は魯西亞に属すと云い,定説有る無し。而るに先生飽生学文質に富むを以て,重嶺大海之難しとする所を経渉し,熟に其の地の険易沃瘠を覧,博く国史に徴し,漢籍を旁捜し,考証引例,其の委曲を悉す。蝦夷の山川,席上画を指して知る可し。近来,官,蝦夷の地を闢くことを命ず。信を此の書に取らざる無し。其の功も亦大なる哉。八丈島は一弾丸子之地,北夷の九牛之一毛耳。且つ国地を距たること遠からず。而して其の風土を紀す者,概ね疎にして簡,毎に人の意に慊らざる者は何ぞ耶。益其の人に無き也。若し先生の如き有らば必ず記載して憾み無かる可し。余南竄之三日,聞斎近藤翁の余を来訪する有り。余其の履歴を問う。曰く正斎先生之子也と。是に於て一見旧の如し。談八丈の地理に及ぶ。微かに其の説を叩くに,翁答えず。志料若干巻を出して相示す。乃ち展べて之れを読む。名勝と風土を論ずること無く,凡そ此の島に関係する者,土地之変換,吏民の隆替,男女之風俗,物産之多寡,悉く旧史野乗を考究し,諸れを野叟村婆之談に徴し,四十余年之久しきを積む。而して網羅包挙,備具せざる無し。余,昔日未だ懐いに慊らざる者,是に於て復憾みを遺すこと無し。豈大快事に非ず乎。嗚呼,父子にして南北辺土の事実を著す。偶然ならざるに似たり。当今朝政漸く復古,他日若し国誌を此の著に徴する有らば,裨益すること,分界図考の下に在らざる有らん。翁,躯幹雄壮,曠懐偉度,険岸絶嶺を跋□して窮せず,其の勝るるは一事も措かず。差錯有れば寝食を廃して校正す。故に
草稿屡成り,屡毀ちて,自ら其の労を知らざる也。故に此の書にして世に伝うることを果さば,則ち翁の身孤島に窮居すると雖も,名不朽に垂るるは此の文也。然りと雖も,篤く学を好み,厚く道を信ずる者に非ざれば,成す可からざる也。因て其の感を巻端に書し,之れが序と為すと云う。

      明治二年歳次己巳夏五月  前の朝散大夫  中 臣 則 文  撰

 明治元年11月,則文は新政府の大赦によって帰郷する事を許された。しかし,則文が地役人・菊地秀右衛門から赦免の申し渡しを受けたのは,翌明治2年5月1日であり,八丈島を出たのは,23日未明であった。28日江戸着船,御赦免御礼等の諸事を済ませた後,6月13日郷里・鹿島に帰った。神官をはじめ,市中の人々およそ100人に迎えられた則文は,まず,鹿島神宮に参拝御礼の後,帰宅した。
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●これは、昭和55年(1980)8月30日発行の、『井関隆子日記』中巻の末尾に掲載した「鹿島則文と桜山文庫」の一部である。井関隆子の日記の、しかも中巻の末尾に、どうして、このような鹿島則文の略伝を掲載したか。これは、則文のお孫さんの、鹿島則幸氏の要請によるものである。それまで、則文の伝記はまとめられていなかった。『井関隆子日記』を大切に保存して伝えてくれた則文、その伝記が無いのはまずい、そう、私も考えたからである。37年前のことである。

桜山文庫本『雑筆要集』

●『雑筆要集』に関する、次のような研究を見た。諸本として、昭和女子大学図書館の桜山文庫本が組み込まれていた。学界に活用されていることが嬉しい。

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明治大学人文科学研究所紀要 第50冊(2002)

『雑筆要集』を中心とする日本中世文例集史料の研究

上 杉 和 彦

は じめ に
『雑筆要集』は鎌倉初期成立と推定される編者不詳の文例集史料である。数多くの文例を網羅している上に、実際の文書を元に作成されたことがほぼ確実であることから、その重要性は良く知られていたが、利用されるテキストが,極めて質の悪い続群書類従本(「公事部」所収)に限定されてきたため必ずしも十分な活用がなされてこなかった。 そのよな事情に鑑み、本研究では、『雑筆要集』の書誌学的研究の前提作業として諸本の収集と検討を目指した。以下、不十分ながらその成果を報告する。

【以下中略、概要紹介】

『雑筆要集』諸本 の概要

〔1〕内閣文庫本
  ①押小路家献納本
  ②坊城俊将旧蔵本
   ③続群書類従本
   ④『摂津徴』
〔2〕東京大学史料編纂所所蔵徳大寺家旧蔵本
〔3〕彰考館文庫本
〔4〕京都大学附属図書館所蔵菊亭家旧蔵本
〔5〕昭和女子大図書館所蔵桜山文庫本
〔6〕高野山大学図書館所蔵高野山三宝 院本
〔7〕国立歴史民俗博物館蔵田中穣氏旧蔵本
〔8〕丹鶴叢書本
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●以下、詳細な諸本研究がなされている。

相撲の史跡・好角土俵

●このような、ブログを見た。鹿島則孝の『桜斎随筆』も、私の予測通り、活用されている。

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好角家・相撲史研究者たちの情報
2008年1月12日 (土)
桜斎随筆
国会図書館関西館で鹿島則孝編著の『桜斎随筆』(本の友社刊)を見る。あらかじめ相撲に関する記述が何巻に載っているかはネットで調べてある。

文政十三年の上覧相撲、泰平年表にある阿武松の待ったに将軍が谷風小野川の先例をもって稲妻の勝ちにしたという話に触れているが、著者は地元出身の稲妻よりも阿武松の人となりをほめたたえている。講談などに仕組まれた話が影響しているような気がする。

古今角觝高名の者として仁王仁太夫、明石志賀之助、釈迦ヶ嶽雲右衛門、谷風梶之助、小野川喜三郎、九紋龍清太夫、鬼面山与市右衛門、雷電為右衛門(桶側胴一枚肋)、大空武左衛門、生月鯨太左衛門、白真弓肥太右衛門とおきまりの巨人が並ぶ中に剣山谷右衛門がおり、十六年続けて東大関を勤め、年寄となりたる時は五十三歳也、能き抱え主なき故横綱に成ず、などとある。???

唯一の収穫は嘉永三年五月福寿院旧地での興行について番付があり、「但二段目ニ住ノ井大助と云者あり当郡平井村住人此時田舎年寄也」と書かれていたこと。平井村は現鹿嶋市平井、前場所限りで地方頭取になったことがわかり、墓もあるやもしれない。
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●鹿島則孝の膨大な記録『桜斎随筆』は、相撲研究者にも活用されているが、地震の記録、自然現象などの記録としても、学問的に利用価値がある。私は、何としても、この7000頁にも及ぶ、膨大な記録を公刊して、多くの読者に活用して欲しいと願ったのである。以下に掲げる研究でも、歴史的な記録として引用されている。

●近世・近代における災害観と浅間山イメージ
玉井建也・馬場章
東京大学大学院情報学環紀要情報学研究№77
●18821年(明治15年)2月の泥雨記事
加納靖之
京都大学防災研究所年報第59号、平成28年6月

日本の大学所蔵特殊文庫データベース

●今日、ネット検索していて、次のようなデータベースが出ていることに気づいた。「日本の大学所蔵特殊文庫データベース」で、これは、ドイツの日本研究所で作成し、書籍としても出版されている。

●実は、鹿島則文の「桜山文庫」を検索して分ったことである。日本の大学図書館にアンケート調査をして、その結果に基づいて作成したという。具体的な書目までは、たどり着けないが、蔵書活用の手がかりになる。
●なお、もう少し具体的な書目の参考になる目録は、私が作成し、発表している。研究者は、これらを手がかりに、オリジナルに接近して、活用して欲しい。
◎『近世初期文芸』第25号・26号、平成20年12月、21年12月。
『桜山文庫目録 和書之部』上下、――付、昭和女子大学図書館所蔵「桜山文庫」について――
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ドイ ツ‐日本研究所の研究プロジェクトの一つとして、日本の大学図書館所蔵の特殊コレクション(特殊文庫)の情報をデータベース化しまし た。特殊コレク ションとは、歴史的人物や著名な人物が生前に収集した図書・資料、あるいは、ある人物やテーマに関連した図書・資料を一まとまりのコレクションとして収蔵 しているものなどをいいます。その人物やテーマを研究する上で、また、その人物が専門とした分野の研究において、貴重な資料を提供するものです。
本データベースには、2000年9月に全国の大学図書館627館を対象に実施したアンケート調査(回答率40%超)と2004年4月までの追加調査を基に 作成された、142か所の図書館(分館や研究室も含む)の特殊コレクション734件の解題が収められています。
本プロジェクトは、全国の大学図書館関係者のご協力のもとに、内外の研究者が日本の大学所蔵の特殊コレクションについての情報を包括的・体系的に得ること ができるよう企画されました。
なお、本データベースの内容は、下記の通り本としても出版されています。
『日 本の大学所蔵特殊文庫解題目録 -ドイツ語・日本語併記-』
(ドイツ‐日本研究所文献目録シリーズ8)
マティアス・コッホ著、2004年、iudicium出版社、ミュンヘン、LI+854頁、ハードカバー、ISBN 3-89129-400-X
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桜山文庫
関東地方 | 昭和女子大学図書館
桜山文庫(鹿島則文)
近世後期の国学者、神官の鹿島則文(かしま のりぶみ、号:桜宇 おうう、1839–1901)の旧蔵書6,728冊(和書)からなる。近世の写本・刊本や、橘守部(たちばな もりべ、1781–1849)、平田篤胤(ひらた あつたね、1776–1843)、賀茂真淵(かもの まぶち、1693–1769)、狩谷【エキ】斎(かりや えきさい、1775–1835)などの近世後期国学者の書き入れ本や旧蔵書が含まれる。
鹿島則文は鹿島神宮大宮司の鹿島則孝(かしま のりたか、1813–1892)の長男として生まれた。1863年に鹿島に文武館を設立したが、尊王思想を唱えて幕府の忌諱に触れたため、八丈島に流された。1869(明治2)年赦免帰国。1873年から鹿島神宮大宮司を、1884年から1898年まで伊勢神宮大宮司を務めた。また神宮皇学館(皇学館大学の前身)の拡充や、『古事類苑』の出版などに尽力した。
本文庫の目録として『桜山文庫目録』が作成されている。事項:
Nationale Schule (Kokugaku); 伊勢神宮大宮司; 国学; 宗教史、日本の; 平田篤胤; 日本の宗教史; 日本の歴史; 日本の近世史; 橘守部; 歴史、日本の; 歴史、日本近世の; 狩谷[[牒]]斎; 神道; 賀茂真淵; 近世史、日本の; 鹿島則孝; 鹿島則文 鹿島神宮大宮司
専門分野:
哲学 宗教学
所蔵機関:
昭和女子大学図書館
〒154-8533 東京都世田谷区太子堂1-7-57
Tel.: 03-3411-5128
Fax: 03-3411-5728
http://www.swu.ac.jp/library/
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『桜山文庫目録 和書之部』 (下)

『桜山文庫目録 和書之部』 (下)
深沢 秋男


一号
本草纂疏 写 十二巻十三冊 曾槃士攷稿 安田静輯 享和壬戌臘月丹波元簡廉夫の序文 寛政十年夏薩摩侍医東都曾槃識の序文
本草薬名備考和訓鈔 刊 七冊 丹波頼理輯 文化四年刊 錦小路家蔵版 京都文有堂発兌
秘伝花鏡 刊 六冊 西湖陳扶揺輯 平賀先生校正 文化十二年補刻 津逮堂 文泉堂 花説堂 五車楼 合梓
成形図説 刊 三十冊 鹿児島藩蔵版 文化甲子鐫 (全部百巻上梓丗巻)
花彙 刊 八冊 宝暦癸未小野希博云々の序
桜史新編 刊 小 一冊 青山春夢著 明治庚辰 弟延寿の序
本草和名 刊 二冊 大医博士 深江輔仁奉 寛政八年 丹波元簡序
桜之弁 写 一冊 山崎闇斎著 古河蔵書之章(朱角)の印あり
あした草集説 写 一冊 足代弘訓輯 ?斎図書(朱角)の印あり
二号
新刊用字格 刊 三巻四冊 伊藤長胤輯 享保十九年 平安書房文泉堂発行(再版)
虚字 訳文須知 刊 五冊 松本愚山著 文化五年京師蔵六軒発兌
訳文筌蹄 刊 九冊 徂徠口授 吉有鄰筆受
初編 六冊 宝暦三年再版 「梨園蔵書」
後編 三冊 文政八年補刻 「佐藤蔵書」
習文録 刊 八冊 皆川淇園編
増訂 習文録甲乙判 刊 二冊 同人編
明治九年五月 藤井孫兵衛出版
雑纂訳解 写 一冊 龍州先生閲 玉樹堂発兌 宝暦十二年
実字解 刊 初編 三冊 皆川淇園著 寛政三年 「梨園蔵書」「浦井図書」
刊 二編 三冊 仝上(皆川淇園著) 「梨園蔵書」
操觚字訣 刊 十冊 伊藤東涯著 男善韻纂補 明治十一年十二月
作文率 刊 四巻三冊 山本信有著
窮●好看録 写 六巻四冊 森島長輯 「東凹書庫」
文藻行潦 刊 一冊 山本信有輯 天明二年 青藜閣蔵
初学文範 刊 三冊 岡松甕谷著 (定価七十五銭) 明治十年一月出版 紹成書院蔵
小学文範 刊 二冊 亀谷行編 明治十年十月出版 光風社
三号
?癡符 写 二十一冊 岡本保孝著 「中野蔵書」「森氏開万冊府之記」 森立之旧蔵
?癡符 補遺 写 廿巻十五冊 仝上(岡本保孝著) 蔵書印仝上(「中野蔵書」「森氏開万冊府之記」)
擬?癡符 写 一冊
四号
うひ山ふみ 刊 一冊 本居宣長著 寛政十年
仙童寅吉物語 写 三冊 平田篤胤筆記考按
正卜考 刊 三冊 伴信友稿 安政五年
志斐賀他理 刊 二冊 平玄道敬記 明治二年
天御中主神考 刊 一冊 渡辺重石丸謹考 明治六年遠藤家蔵版
玉鉾物語 刊 一冊 平玄道謹記 文久三年弟平直道校
浅瀬のしるべ 刊 一冊 藤井高尚著 文政二年奴弖能舎蔵版
龍田考 刊 一冊 六人部是香著 嘉永二年
文芸類纂 刊 八冊 榊原芳野編 文部省版 明治十一年 (定価弐円七十五銭)
賢所祭神考証 刊 一冊 田中頼庸著 明治十四年
桑名神社中臣神社縁起鈔 刊 一冊 井上頼国校 三崎民樹著 明治二十四年吉川半七印刷(非売品)
真暦不審考弁 刊 一冊 本居宣長著 文政三年
和漢珍書考 写 二巻一冊 鵜飼信興編
甲辰花合 写 一冊 歌判者村田春野… 「田 文庫」 附念人問答(しのふ草) 「嘉永五壬子菜月初十日恩借檜田氏之庫画謄写之 延享」
馭戎慨言 刊 合巻一冊 本居宣長著 寛政八年
玉かつま 刊 十四巻外目録一巻 本居宣長著 文化九年
標注播磨風土記 刊 二冊 敷田年治注 明治二十年玄同舎発行
(定価九十銭)
鈴屋翁略年譜 刊 一冊 伴信友著 文政十二年 「小林家印」
伴信友著述目録 写 一冊
靖献遺言師説 写 八冊 「一瀬家蔵」「楽 伴家」
答問録 刊 一冊 本居宣長著 千村仲雄訂
旅路のうち聞 写 一冊
五号
神道叢書 洋活 六冊 中島博光、大宮兵馬編輯 明治二十九年
神宮教院水穂会発行 (定価各三十五銭)
神道五部書説弁 吉見幸和
大嘗会便蒙 荷田在満
神道大意講談 吉川惟足
廿一社記 北畠親房
神道明弁 度会常彰
白川家系譜
神道問答 斎藤彦麿       以上第一冊
神道五部書説弁 吉見幸和
古事記裏書 卜部兼文
戎衣神拝考 小山田与清
方術原論 伴信友
吉田家系譜
杉山神社寿歌釈 黒川春村
大耶麻騰沙汰文 立石垂●    以上第二冊
顕道五部書説弁 吉見幸和
内侍所神供図
答問録 本居大平
旧事紀疑問 遠藤隆明
要石謡曲詳解 前田夏蔭     以上第三冊
天書 藤原浜成
弁々道書 佐々木高成
神●称号考 小山田与清
顕幽順考論 六人部是香
神道五部書弁説 吉見幸和  以上第四冊
神●称号考 小山田与清
神道独語 伊勢貞丈
顕幽順考論 六人部是香
喪儀類証 御巫清直
神道五部書説弁 吉見幸和  以上第五冊
喪儀類証 御巫清直
大祓祠天津菅麻 六人部是香
神道五部書説弁 吉見幸和
顕幽順考論 六人部是香  以上第六冊【この項重複あるか】
もとのふる葉 写 一冊 不詳 「中尾蔵書」
萍の跡 刊 一冊 大寂庵立綱著 文化十四年
円珠庵雑記 刊 一冊 契沖著 文化九年平由豆流の序
欟斎雑攷 刊 二冊 木村正辞著 明治廿一年出版(定価金五十銭)
鋸屑譚 刊 二冊 谷川士清著 「於保波多」
やまとくにふり 写 三冊(六巻) 度会常彰 「寛延三年謄写 橘義成」
しりうごと 刊 三冊 小説家大人著 「伊藤文庫」
源平拾遺 刊 二冊 藤井高尚著 天保七年
北辺随筆 刊 四冊 富士谷御杖著 文政十二年 「伊藤文庫」
嘉多比沙志 刊 六冊 斎藤彦麿著 万延二年
擁書漫筆 刊 五冊 高田与清著 文化十三年
好古日録 刊 二冊 藤原貞幹著 寛政九年
河社 刊 五冊 契沖著 寛政九年
閑田耕筆 刊 四冊 伴蒿渓著 享和元年
閑田次筆 刊 四冊 仝上(伴蒿渓著) 文化三年
県居雑録補鈔 刊 一冊 会田芳園旧蔵 「会田家蔵書」「待賈堂」雑記 写 一冊 「谷文庫記」
雑々記 写 一冊
雑記 写 一冊 「麻生文庫」
六号
塩尻 写 一冊
塩医 写 二巻二冊 「明和九年十一月十七日沢田氏秦信之以染筆
謄写焉畢 荒木田神主井面守抄」「荒木田神主」「守抄之印」
しほしり 写 三十三冊
校訂 しほしり 洋活 四冊 天野信景著 明治二十七年 (定価
十三銭)
新塩尻 写 六冊 邨岡笠城
雑                    以上第一巻
長崎集
画山集                 以上第二巻
金銀山秘書
公格弁義  「小野蔵書」
異国集記                以上第三巻
浜の松風 筒井政憲
晃山扈従私記
露の道芝
夢楽小歌尽
玉廼塵芥                以上第四巻
松花堂名器
諸蠻献上品目図
内裏歌合
文命提碑
百華譚
駿河旧蹟集               以上第五巻
仮名考
笠城雑稿                以上
官板 玉石志林 刊 四冊
やまと叢誌 刊 七冊 明治二十二年―二十三年
三種神宝論 久保季茲
香取鹿島二宮祭神説 伊能頴則
熱田神宮御鎮座由来記 角田忠行
熱田神宮略記 角田忠行
伊豆志の八前の大神考 松岡調
臣道 本居宣長
皇国第一義 藤岡真金
天御中主神奉祀神社所在弁 松岡調
市辺忍歯別命山陵考 長野義言
武烈天皇御暴虚正論 斎藤彦麿
神日本磐余彦天皇諱弁 田中頼庸
神倭伊波礼毘古命御経歴補 岩崎長世
筑紫四面考 田中頼庸
久多綿之蚊屋野考 吉岡徳明       以上第一冊
撞賢木 鈴木雅之              第二冊
産須那社古伝抄広義 六人部是香       第三冊
神代教義解 久保季茲
杉庵雑攷 久保季茲             第四冊
高橋氏文考註 伴信友            第五冊
歌学入門 野之口隆正
矢筈の山ふみ 萩原正平
初夢歌合 古川松根
天津祝詞説略 鈴木雅之
天字読法考 村田春海
通略延約弁 野之口隆正
仮名考 吉岡信之
しもとのまに??一の巻
論語千字文貢進時代考 落合直澄
万葉集古注日本紀年紀攷 木村正辞
列城宮御宇天皇御年紀考 小中村清矩
皇朝三種尺図説 栗原信充         以上第六冊
於茂秘伝草 伴林光平
野山のなげき 伴林光平
美賀保志彌夜 矢野玄道
清石問答 清水浜臣
藤垣内問答録 伴信友問 本居大平答
鎮魂伝 伴信友              以上第七冊

七号
存採叢書 刊
続修東大寺正倉院文書 五十巻六冊
新抄格勅符抄 一冊
逸伝六種 一冊
曽我物語 十巻三冊
帝王編年記 二十七巻七冊
戴恩記 二巻一冊 松永貞徳著
国造本紀考 六冊 栗田寛撰
皇居年表 五冊
和名抄諸国郡郷考 十五巻十二冊 富永春部撰
御本日記附注 三巻二冊 近藤守重撰
御本日記続録 三巻二冊 近藤守重撰
御写本譜 二巻   一冊 近藤守重撰
慶長勅版考 一巻
以上四種を「右文故実といふ」
松蔭の日記 四冊 柳沢吉保妾 正親町氏著
配所残筆 一冊 山鹿甚五左衛門著
歴代和歌勅撰考 六巻五冊 吉田令世著
洽聞録 九冊
四述奇 四巻 清張徳●著
翁草 二巻一冊
時変吉凶聞書 一巻      以上
八号
近世名家手簡 刊 二冊 子安信成編輯 明治十四年
名家手簡 刊 二十冊 山氏香雪斎●刻
竹山先生国字牘 写 八冊
鳩巣書翰 写 十五冊
猪飼敬所先生書柬集 写 六冊
俗翰焚余 写 二冊
高山仲縄遺墨(江戸日記) 刊 三冊
九号
折焚柴記 写 三冊 新井白石著  「正住弘美」
読史余論 写 三冊 仝上(新井白石著) 「仝上(正住弘美)」
白石先生年譜 刊 一冊 三田葆光編 明治十四年
五事略 刊 二冊 新井白石著 明治十六年
采覧異言 刊 二冊 仝上(新井白石著) 明治十四年
道の幸 三巻一冊 屋代弘賢著
屠龍工随筆 一冊 小栗百万著
昔々物語 一冊 財津種英著
春湊浪話 三巻一冊 土肥経平
寓簡 一冊
古今要覧稿抄 十五冊 屋代弘賢撰
水の一すち 三巻二冊 吉田令世著
国文句読考 一冊 権田直助稿
長等の山風 共 附録 五冊 伴信友著
比古婆衣 六冊 伴信友著(自第五巻)
嬉遊笑覧 十二巻附録一巻二十三冊 北村信節著
白石先生遺考 写 二冊 「結城氏文庫記」
白石遺書 写 一冊
白石手翰 写 四冊
与安澹泊 三巻二冊
与小瀬復庵 一冊
与土肥元成(外ニ 新安手簡附録) 一冊
白石先生手翰 写 二冊
白石手翰(与奥人佐久間洞岩) 写 四冊 享和三年の奥書
東雅 写 廿巻十三冊 新井白石著 「林崎文庫」 天明元年奉献 林崎文庫 佐藤幹員
校刻 藩翰譜 刊 五冊(欠巻五) 新井白石著 明治廿七―八年(定価各三十銭)
藩翰譜 写 十二巻廿冊 新井白石著 「  堂」
十号
近世偉人伝 刊 廿二冊 蒲生重章著 明治十―廿八年
近世先哲叢談 刊 正編二冊 松村操著 明治十三年
芸苑叢話 洋活 二冊 山県篤蔵編 明治三十年
葛飾北斎伝 刊 二冊 飯島半十郎著 明治廿六年(定価一円)
近世畸人伝 刊 五冊 伴蒿渓著
続近世畸人伝 刊 五冊
高山操志 刊 二冊 金井之恭編 明治三年 「畑秀 蔵」
時代模画 俳家奇人伝 刊 三冊 蓬廬青々山人著 葱斎紹直臨図 文化十三年
続俳家奇人談 刊 三冊 竹内玄玄一遺編 天保七年
忠正公略伝(長周叢書ノ内) 刊 一冊 無名氏著 明治二十四年再版(定価十七銭)
神都人物誌 写 六冊
竹内式部君事迹考 (史学会叢書) 洋活 一冊 星野恒著 明治三十二年富山房発兌(定価四十銭)
譚海 刊 四冊 依田百川著 明治十八年
十一号
先哲叢談 刊 十三冊 原念斎著 文化十三年 年表一冊 正編八巻四冊 続編仝上 後編仝上 続後編著者 東条琴台
近世叢語 刊 八巻四冊 角田九華著 文政九年 「日進堂」
続近世叢語 刊 八巻四冊 仝上(角田九華著) 弘化
先哲像伝 刊 四冊 徳斎原義著 弘化元年 「田はた」
先進?像 玉石雑誌 刊 廿冊 栗原柳庵編 天保十四年 「山口書蔵」
山陽外伝 刊 一冊 吉村春雄編 明治十年
譚故書余 刊 二冊 芳野匏宇著 明治九年
幕末三俊 洋活 一冊 川崎紫山著 明治三十年発行 春陽堂発行 定価四十銭
英傑偉人 渡辺崋山 洋活 一冊 白井菊也 加須屋寿賀蔵合著 明治三十三年山崎国華堂発行
西郷南州 洋活 一冊 川崎紫山著 明治三十年発行 春陽堂発行 定価四十銭
藤田東湖 洋活 一冊 川崎紫山著 明治三十年 春陽堂発行 定価五十銭
後藤象次郎 洋活 一冊 岩崎英重著 明治三十一年 興雲閣発行
白河楽翁(偉人史叢第十巻) 洋活 一冊 上野南城著 明治三十年 裳華房発行 定価二十銭
加藤清正(仝上第十一巻) 洋活 一冊 小泉三申著 仝上
新井白石(仝上第十二巻) 洋活 一冊 足立栗園著 仝上
高野長英 渡辺崋山(仝上第十三巻) 洋活 一冊 長田偶得著 仝上
水野越前守(仝上第十五巻) 洋活 一冊 工藤武重著 仝上
十二号
安斎随筆 写 十三冊 外目録一冊
貞丈雑記 刊 十六冊 伊勢貞丈著
武器考証 写 廿冊 外目録二冊 伊勢貞丈著
武雑記補註 刊 三冊 貞丈遺稿 長澤伴雄校 嘉永元年
腰刀燧?図記 写 一冊 「正住弘美」「玄甲舎所蔵本謄写 嘉永七年 弘美」
平義器譚 写 一冊 伊勢貞丈著
座右書 写 七冊 伊勢貞丈著 「川村」
第十三号
駿台雑話 刊 五冊 室鳩巣著
鳩巣小説 写 三冊 室鳩巣著 「鈴木蔵書」「興楽」
秉燭譚 写 五巻一冊 伊藤東涯著 「池田」
芳州先生たはれくさ 刊 三冊 雨森芳州著 寛政元年
橘窓茶話 刊 三冊 雨森芳州著 天明六年
雲萍雑誌 刊 四冊 柳里恭著 天保十三年
文教温故 刊 二冊 山崎美成著 文政十一年 「鹿鳴」
太宰和読要領之疏鈔 写 一冊 「林崎文庫」「天明四年甲辰八月吉旦奉納 皇大神宮林崎文庫以期不朽 京都勤思堂村井古巌敬義拝」
桂林漫録 刊 二冊 桂川中良著 寛政十二年 「 枝  蔵書」
官故 刊 一冊 敷田年治著 朝彦親王題辞 明治廿一年六月 玄同舎(定価三十二銭)
蒹葭堂雑録 刊 五冊 暁鐘成著 松川半山画 安政六年
柳?雑筆 刊 四冊 栗原信充著 嘉永元年
孝経楼漫筆 刊 四冊 山本信有著 嘉永三年
好古余録 刊 二冊 山崎美成著 明治
柳?随筆 初編 刊 一冊 栗原信充著 「醸経亭記」「?村 」
独寝 写 二冊 柳沢里恭著
牛馬問 前集 刊 四冊 新井白蛾著 宝暦六年 「森  」
常陸帯 写 四巻二冊
世事百談 刊 四冊 山崎美成著 天保十四年 「於保波多」
花月草紙 刊 六冊 松平定信著 「福軒蔵書」「松平忠圀」
它山石 初篇 刊 四冊 松井七郎著 弘化二年
孔雀楼筆記 刊 四冊 播磨清絢撰 明和五年 「華 堂」「東 草堂」
春雨物語 写 二冊 「正住弘美」
月見の友 刊 二冊 追加一冊 了意著 元禄十六年
大学或問 写 一冊 熊沢了介著 寛政元年書写浪華錦城寓居知化堂田玄
楽翁老侯遺稿 写 一冊 松平定信 右一冊借寛居先生所蔵本令人謄写 安政元年(正住)弘美
退閑雑記 洋活 一冊(十三巻後編四巻) 松平定信著 明治廿六年二月再版 定価五十銭
十四号
睡余録 写 四冊 藤井懶斎著
愈愚随筆 刊 十二冊 延宝元年 「林崎文庫」「 木文庫」
湖亭渉筆 刊 四冊 安積澹泊著 「訥斎」
冬読書余(拙修斎叢書) 刊 三巻拾遺二冊 尾藤二洲著 「片山 印」
随意録 刊 八冊 冢田虎著 文政十二年 「片山 印」
?園日渉 刊 十二冊 村瀬栲亭著 文化四年 「対梅宇主/萩原乙彦/蔵于俳書/二酉精舎」
慎夏漫筆 刊 四冊 西島元齢著 弘化四年
?雨亭随筆 刊 三冊 東聚伯?著 嘉永五年 「鈴岡」
鉄研余滴 甲集 刊 四冊 斎藤拙堂著 嘉永七(安政元)年
??筆記 刊 二冊 古賀?庵著 嘉永五年
素餐録 刊 一冊 尾藤二洲著 文政八年 「東凹書庫」
静寄余筆 刊 二冊 「片山 印」
釈親孝考 刊 二冊 伊藤長胤著 享保十年 「 木文庫」「榊亭」
雪夜清話 刊 一冊 青山佩弦斎(延光)著
赤穂義人録補正 刊 二冊 室鳩巣著 国枝成●補正 明治五年「山本保 文庫之印」
近聞寓筆 刊 四巻二冊 吉田篁?著
奇談新編 刊 一冊 談山子著 天保三年 「於保波多」
先哲叢書 二連異称 附 藤衣 刊 三冊 藤田一正著 明治二十

通議 写 一冊
十五号
甘雨亭叢書 刊 五集四十冊 板倉勝明撰
文公家礼通考(一冊) 室鳩巣
仁斎日札(一冊) 伊藤仁斎
格物余話(一冊) 貝原益軒
?蔵録(一冊) 佐藤直方
白石先生遺文(二冊) 新井君美著 立原万纂
白石先生遺文拾遺(二冊) 新井君美著  以上第一集
西銘参考(一冊) 浅見安正著
倭史後編(三冊) 栗山伯立著
澹泊史論(三冊) 安積澹泊著
湘雲?語(二冊) ●園伯玉著      以上第二集
狼?録(三冊) 三宅尚斎著
赤穂義人録(二冊) 室鳩巣著
烈士報讐録 其他(一冊) 三宅観瀾著
奥羽海運記 (一冊) 新井白石著
畿内治河記      仝上(新井白石著)
芳洲口授(一冊) 雨森芳洲著      以上第三集
尚書学(一冊) 荻生徂徠著
孝経識     仝上(荻生徂徠著)
孟子識     仝上(荻生徂徠著)
帝王譜略国朝記(一冊) 伊藤東涯著
東涯漫筆(二冊) 仝上(伊藤東涯著)
奥州五十四郡考(一冊) 新井君美著
南島志(一冊) 仝上(新井君美著)
赤穂義人録後語(一冊) 大地昌言纂
修刪阿弥陀経(一冊) 太宰春台著
助字雅        三宅観瀾著    以上第四集
考経啓蒙(一冊) 中江藤樹著
足利将軍伝(一冊) 佐竹十竹著
東韓事略(一冊) 桂山彩巌著
琉球事略     仝上(桂山彩巌著)
弊彙集(二冊) 栗山伯立著
本門十四家詩集(三冊)         以上第五集
甘露亭叢書別集 刊 板倉勝明
病中須佐美(一冊) 室鳩巣著
上近衛公書     柴野邦彦著
子孫禁俳諧書    成島鳳●著
日本養子説(一冊) 跡部良顕著
非火葬論      安井直祐著
父兄訓(一冊) 林子平著
古学先生和歌集(一冊) 伊藤仁斎著
蕃山先生和歌集 附先生保呂箙之図(一冊) 熊沢蕃山著
飛●山                 物茂●著
観放生会記               太宰純著
檜垣寺古瓦記              服部元喬著
人名考   (一冊) 新井君美著
准后准三后考   仝上(新井君美著)
桜之弁(一冊) 山崎敬義著
桜品      松岡玄達著
忠士筆記  (一冊) 浅見安正著
湘雲?語附録     ●園瑜著    以上第一集
洗心洞剳部 刊 二冊 外附録抄一冊 チツ入 大塩平八郎著 明治十四年出版 定価一円二十五銭
回天詩史 刊 二冊 藤田東湖著
蔵名山房雑著 第一集 刊 八冊 岡千仞著
東旋詩記 (第一冊)
使会津記
禺于日録 (二冊)
熱海游記
北游詩草 (二巻一冊)
渉史偶筆 (六巻二冊)
渉史続筆 (七巻三冊)
小四海堂叢書 刊 十二冊 羽倉外記著
紀元通略 (二巻一冊)
資治通鑒評 (二巻一冊)
従吾好所 (三巻一冊)
史訐甲集 (四巻二冊)
史訐乙集 (四巻二冊)
非詩人 (二巻一冊)
養小録 (一冊)
能毒 (一冊)
弁妄 刊 一冊 安井息軒著 明治六年
山高水長図記 刊 三冊一 鴻雪介著 明治廿七年
日本智嚢 刊 十巻六冊 中村和周著 明治十八年 定価一円十銭
夜航詩話 刊 六巻二冊 津阪考綽著 天保七年 津藩有造館蔵版
夜航余話 刊 二巻一冊 津阪考綽著 仝上(天保七年 津藩有造館蔵版)
拙堂文話 刊 四冊 斎藤拙堂著 文政三年 「片岡氏蔵」
続文話 刊 四冊 仝上(斎藤拙堂著) 天保七年
大東正語 刊 五冊 服部南郭著 寛延三年
大東正語考 写 二冊 「 斎図書」
経世学論 刊 鈴木善教述 安政四年
游歴日本図経 刊 丗巻十六冊 黎庶昌著 光緒十四年
菊?偶筆 刊 三冊 木村芥舟著 明治十四年 定価八十銭
談藪 刊 二冊 依田百川著 明治丗三年
三律?要 刊 二巻一冊 羽倉用九著 「平出鐸二郎」
十六号
甲子夜話 正編 刊 百巻四十六冊 外目録一冊 松浦静山著 巻一―巻六 明治廿五年 巻七以下 大槻如電校正 明治三十一年―丗三年
提醒紀談 刊 五冊 山崎美成編 「鳥羽氏蔵書記」
近古文芸 温知叢書 洋活 八冊 明治廿四年 博文館発行 内藤
耻叟 小宮山綏介評閲 定価各廿五銭
奴師労之 太田南畝著
老の楽 市川柏筵撰
異本洞房語園(三巻) 荘司勝富著
東海道名所記(六巻) 浅井了意著  以上第一編
白石小品 新井白石著
幕朝故事談 撰者不詳
八水随筆 仝上(撰者不詳)
用捨箱(三巻) 柳亭種彦著
後者昔物語 てがらのをかもち作
俗月鼓吹 太田南畝著        以上第二編
松屋叢話 高田与清著
斯文源流 河口静斎著
内安録 内藤忠明著
妙々奇談 周滑平著
近代世事談(五巻) 菊岡沾凉著
劇場新話(二巻) 撰者不詳     以上第三編
閑なるあまり 松平楽翁
野叟独語(三巻) 杉山人著
寛天見聞記 撰者不詳
平賀鳩渓実記(五巻) 撰者不詳
癇癖談(二巻) 上田秋成著
竹本 豊竹 浄瑠璃譜(二巻) 撰者不詳
むらさきのゆかり 山岡浚明著
増補 浮世絵類考 笹屋邦教撰     以上第四編
貨幣秘録 撰者不詳
三絃考 高田与清著
近世 物之本江戸作者部類(二巻) 撰者不詳
南留別志の弁 仝上(撰者不詳)
宝永のらく書 仝上(撰者不詳)
遊女考 相場長昭著
吉原十二時 石川雅望著        以上第五編
神道独話 伊勢貞丈著
赤?々 服部蘇門著
瀬田問答 太田南畝問 瀬田貞雄答
武蔵国隅田川考 中神守節著
相撲伝書 木村守直著
洞房語園異本考異(二巻)
賤のをだ巻 森山孝盛著
とはすかたり 中井甃庵著       以上第六編
道成寺考 屋代弘賢著
本朝世事談綺正誤器用部 山崎美成著
浪花の風 久須美祐雋著
窓のすさみ(三巻) 松崎尭臣著      以上第七編
奈良紫 原盛和著
猿楽伝記(二巻) 撰者不詳
そゝろ物語 三浦浄心著
望海毎談 撰者不詳
狗犬考 仝上(撰者不詳)
近世奇跡考(五巻) 山東京伝著      以上第八編
馬琴日記抄 洋活 一冊 饗庭篁村編 明治四十四年 定価一円五十銭
名家談叢
十七号
海録 写 廿冊 山崎美成著
草枕記 写 一冊 仝上(山崎美成著)
小春紀行 写 三冊 仝上(山崎美成著)
梧窓漫筆 刊 六冊 太田錦城著
一枝軒随筆 写 三冊 野村尚房著
一話一言 刊 四十八冊 外 総目一冊 巻首一冊 五十冊 太田南畝著 明治十六年発行
十八号
和漢事始 刊 十二巻六冊 貝原益軒著 享保六年刊
西国事物紀原 刊 四冊 西村茂樹著 明治十二年
和爾雅 刊 八巻九冊 貝原好古著 元禄七年刊
華実年浪草三余抄 刊 十二巻十五冊 三余斎麁文著 天明三年
応氏六帖 写 二冊 「新日吉蔵」
名物六帖 刊 廿一冊 外 総目一冊 伊藤長胤輯 (天文、時運、地理、人品、宮室、器財、人事、のみ)
十九号
如蘭社話 刊 丗九冊 川田剛、小中村清矩 一―三十七、明治廿
年―廿四年 三十八―三十九、明治四十三年
好古叢誌 刊 四十冊 明治廿五年―丗一年
好古累纂第十二集 刊 一冊 明治三十六年
二十号
燕石十種 写 六十九冊 活東子書入本 「達磨屋五一」
近世江都著聞集 三冊
江戸砂子六十帖 一冊
我ころも 一冊
賤のをた巻 一冊
塵塚談 一冊
後ハ昔物語 一冊
瀬田問答 一冊
奴凧 一冊      以上第一篇
戯作者小伝 一冊
戯作六家撰 一冊
後見草 三冊
事蹟合考 一冊
南向茶話 一冊
墨水消夏録 三冊
蜘の糸巻 一冊
浪華五侠罪案 一冊
猿楽沿革考 一冊
戯場書留 二冊     以上第二篇
ひとり寐 二冊
神代余波 一冊
俗耳鼓吹 一冊
竹豊浄瑠璃譜 一冊
平賀源内実記 二冊
大和絵考 二冊
吉原略記 一冊
戯場新話 二冊
江戸真砂追加附録 一冊
武野俗談 一冊    以上第三篇
藻屑物語 一冊
夢の憂橋 一冊
江戸節根元記 一冊
三座家狂言 并 由緒書 一冊
中古戯場説 一冊
水虎考 一冊
相撲伝書 一冊
あつまめくり 一冊
葛飾記 一冊
駿河国志 一冊    以上第四篇
異本洞房語園 一冊
大尽舞考証 一冊
吉原雑話 一冊
北里戯場 沿革説 一冊
老のたのしみ 一冊
寛天見聞記 一冊
永代橋危難 一冊
江戸塵拾 一冊
望海毎談 一冊
戯作外題鑑 一冊  以上第五篇
江都往古図説 一冊
慶長年間江戸図考 一冊
麓の花 一冊
鹿の巻筆 一冊
絵そらごと 一冊
奈良柴 一冊
遊女吉野伝 一冊
道成寺考 一冊
新吉原町定書 一冊
芝居町御触書 一冊       以上第六篇
廿一号
橘窓自語 写 三冊 橋本経亮著 「正住弘美」
桃洞遺筆 刊 三冊 小原桃洞著 天保四年
著作堂一夕話 刊 三冊 滝沢馬琴著 弘化五年
曲亭雑記 洋活 九冊 滝沢馬琴著 明治廿一年 定価各十五銭
燕石雑誌 刊 六冊 仝上(滝沢馬琴著) 文化七年 「岡田満敬」
玄同放言 刊 三巻六冊 仝上(滝沢馬琴著) 文政元―三年 「滝沢氏図書記」
名妓高尾考草稿 写 二冊 藤紫郎著(燕石十種七ノ六)
用捨箱 刊 三冊 柳亭種彦著
睡余小録 山東庵一夕話 刊 二冊
萍花漫筆 刊 二冊 弘化元年
茅窓漫録 刊 三冊 茅原定著
随斎諧話 刊 二冊 成美著 文政二年 「水 文庫」「梅 文庫」
骨董集 刊 四冊 山東京伝著 文政十一年
瓦礫雑考 刊 二冊 喜多村節信著
還魂紙料 刊 二冊 柳亭種彦著
南畝莠言 刊 二冊 太田南畝著 文化十四年
梅園日記 刊 五冊 北慎言著 弘化二年 「潤暉堂」「吉交堂」
俳優茶話 刊 三冊 朧月亭有人著
北窓瑣談 刊 三冊 橘南渓著 文政八年
昆陽漫録 写 六冊 青木昆陽著
一簾春雨 写 一冊 太田南畝著
烹雑の記 刊 二冊 滝沢馬琴著 文化八年
捜奇録 写 一冊 山東京伝著 「十越」「数井」
近世奇跡考 刊 二冊 山東京伝著 「鈴木氏蔵書」
廿二号
大森介墟古物篇(理科会粋第一帖上冊) モールス著 明治十二年十二月
兔園小説 写 十二集七冊 滝沢馬琴著
兔園小説外集 写 二巻一冊 仝上(滝沢馬琴著)
兔園小説別集 写 三冊 仝上(滝沢馬琴著)
兔園小拾遺 写 二冊 滝沢馬琴著
兔園小説余録 写 一冊 仝上(滝沢馬琴著)
耽奇漫録 写 廿集十五冊 仝上(滝沢馬琴著)
遠州公所持名物 写 一冊 「正住弘美」
北越奇談 写 六巻三冊 崑崙橘茂世著 柳亭種彦校 文化八年「秋田文庫」「雨露 園」「花垣」
北越雪譜 刊 七冊 鈴木牧之撰 山東京山刪定 天保 「如丘文庫」
ふるの若葉
寸錦雑綴 刊 一冊
可笑記 刊 五冊 寛永十三年 「東京師範学校図書印」「師範学
校払下之印」「斎藤文庫」「西荘文庫」    【現在、深沢所持】
作者店おろし 写 一冊
只今御笑草 写 一冊 瀬川如皐著
近世物之本 江戸作者部類 写 四巻二冊
耳嚢 写 二冊 藤原守信著
牢内秘録 写 一冊 「土井家蔵」
橘窓書影 刊 四冊 浅田栗園著 明治十九年 定価一円廿五銭
恵美草 写 一冊
信友翁雑考 写 一冊
嘉永禁裡御炎上 写 一冊
絵巻目録 写 一冊
南畝先生講義 写 一冊
飄流人 写 一冊
廿三号
翁草 写 百巻廿冊(内欠、十一巻、十六巻―廿四巻、六十一巻―六十二巻、六十七巻―七十六巻、九十七巻)
翁草 写 五巻二冊
槐記 写 十五冊
遠碧軒記 写 四冊 「楽亭文庫」
兵家紀聞 刊 五冊 栗原信充著 弘化四年 「 斎蔵書之印」「源広印」
梧楼雑稿 写 四冊
廿四号
おあん物語 おきく物語 刊一冊 弘化二年
伽婢子 刊 十三巻七冊 文化九年刊 「恩田氏図書」
あらまほし 写 五巻一冊
吾妻春 写 一冊(燕石十種八ノ六)
雑記 写 二冊
日々録 写 一冊
鹿鳴園叢書 洋活 一冊 萩原裕編 明治廿四年 定価四十銭
戊戌大陽暦 明遊六如著
婆心録 松平定信
藤樹先生年譜
蕃山実録 巨勢直幹
肥後物語 亀井道載      以上第一集
随筆抄録 写 一冊
広教 写 一冊(燕石十種八ノ七)
幽界物語 写 一冊
見聞幽顕実記 写 二巻一冊 「松石」
三重県人民暴動日誌 写 一冊
切支丹実記 写 六巻二冊
直景漫録 写 一冊
雪笠子筆記 写 一冊
龍宮夢物語 写 一冊
危言機慎論 夢々物語 写 一冊
和漢比事語 写 一冊
伊波伝毛乃記 写 一冊
をむなかゞみ 刊 三冊
八十翁疇昔話 刊 二冊 「杉田印」「稲垣興 」「利興」
国本論 写 一冊
新蘆面命 写 一冊(燕石十種八ノ四)
閑聖漫録 刊 一冊 会沢安著 文久三年
百聞録 写 十六冊 「水山文庫」
廿五号
貝あはせ 写 十九冊 正住弘美著 「正住弘美」
散記 写 廿六冊 古川躬行著 「古川氏之記」
日本書紀暦考 写 一冊 保井算哲 源春海纂
疑斎 写 一冊 奈佐勝美著 右借寛居先生所蔵本令人謄写 嘉永四年 弘美
神代紀髻華山蔭 刊 一冊 本居宣長著 寛政十二年
まくらの山 刊 本居宣長著 享和二年刊
筆のすさみ(一名 目さまし草) 写 二冊 藤原美波留評 「隆峯足立氏蔵書記」「伴氏家印」(燕石十種九ノ九)
随処師説 写 一冊 山本貞かす著
蘆庵翁随筆 刊 一冊 小沢蘆庵著 寛政十二年 「平田氏記」
宇那為放弁々 正譌 写 一冊 「引馬文庫」「歌学」
久保之取蛇美 刊 三冊 天明四年 「滝澤文庫」
筆の随 写 一冊
廿六号
潭海 写 十五巻五冊 藍川正恭著 「久米氏誉水屋印」
見聞集 写 九冊 「待賈堂」
窓のすさみ 写 三冊 松平左吉著
窓のすさみ拾遺 写 一冊 仝上(松平左吉著)
二宮翁夜話 刊 五冊 福住正兄著 明治二十年
報徳記 刊 八冊 富田高慶述 農商務省蔵版 明治十八年 大日本農会発兌 定価七十五銭
髫髪日記 写 七冊
某氏雑抄 写 廿六冊
百家説林 洋活 一冊 明治二十五年
独語 太宰春台著
北辺随筆 富士谷御杖著
南留別志 荻生徂徠著
和歌世話
筆のすさび 菅茶山著
都の手ぶり 石川雅望著   以上巻一
名誉実録 洋活 四冊 明治廿六年 春陽堂発行 定価各十五銭
廿七、廿八号
松屋叢書 写 百十一冊 藤原重直
歌かたり(一冊) 中村秋香著
書翰(一冊)
石譜(一冊)
雑抄(四冊)
物あらそひ
虫魚歌合
職人歌仙
内裏九十番歌合
文明御屏風詩歌   (以上一冊)
愚問賢註 頓阿作
詠歌一体
国歌八論       (以上一冊)
天仁遠波私考 大森久米吉著
飛鳥井雅親口伝
和歌会式
耳底記 烏丸光広記  (以上一冊)
白河尚歯会 和歌
新撰和歌
緑樹幽草
四十八類題詠抄    (以上一冊)
月刀和歌集(一冊)
新百人一首
百人一首巧異
新六歌撰
浪華八景 撰者読者不詳
恋丗六歌撰
諏訪七不思議和歌
名誉丗六歌撰
丗六歌撰解
詠古人百首 小野務   (以上一冊)
夢百首 沢庵宗彰
杏百首
日枝百首 千種有功●
三綱領 八条目 和歌 室新助撰
法華廿八品和歌
諸国歌             (以上一冊)
尭孝一夜百首 僧尭孝
詠百首和歌 玄旨
冬日同詠百首和歌 藤原雅家   (以上一冊)
いせ物語歌
源氏歌巻集
夫木集抄
歴代短歌
新学意見
題のしるべ 佐々木信綱
歌のしるべ 仝上(佐々木信綱) (以上一冊)
雑抄 一冊
紀行類 一冊
物語類 一冊
伝記類 五冊
書翰類 三冊
俳諧の法度
俳諧要録
俳諧一口話
俳諧奇人談           (以上一冊)
虚栗
鶴の齢 二世桃葉庵
うやむやの関
千代の翠 悠々庵      (以上一冊)
三冊子 一冊
猿蓑
炭俵            (以上一冊)
一夜四歌仙
去来抄           (以上一冊)
芭蕉文集(五巻)
奥の道の記
芭蕉翁終焉記        (以上一冊)
俳文 一冊
俳諧 一冊
音楽 二冊
狂歌 一冊
書目 二冊
伝記 一冊
朝風意林 一冊
草木 三冊
野庭 一冊
有職 二冊
儀式 一冊
故事雑抄 一冊
考証 一冊
菅神尊影拝観目録 一冊
菅像弁 伊勢貞丈著
年中故事要言抜萃
江戸雑抄 二冊
風俗雑抄 四冊
雑記 一冊
灯下雑記 一冊
羇旅漫録 萃 一冊
地勢提要 一冊 橘景保著
浮世絵類考 一冊
雑抄 八冊
仏教雑抄 二冊
八雲口伝
後鳥羽帝御口伝
深秘抄                (以上一冊)
佐々木弘綱追悼 一冊
人物伝 一冊
反古さらへ
俳諧或問               (以上一冊)
藻塩草
相良志摩守式書
楽譜
武家装束の事 新井白石著      (以上一冊)
歴史雑抄 一冊
梨園昔話 一冊
草嫁連 一冊 川崎六之翁
地震の記 一冊
雑記
但馬行幸 宇多川文海著       (以上一冊)
雑抄 八冊
都の手ふり 一冊 石川雅望著
独語 太宰春台著
筆のすさび 菅茶山著        (以上一冊)
反古しらべ 一冊
南留別志 一冊 荻生徂徠著
北辺随筆 萃 一冊 富士谷御杖著
泊?筆話 一冊 清水浜臣著
類柑文集 三巻二冊
嘉多比沙志 四冊 斎藤彦麿著
和泉式部日記 一冊
四季物語 一冊 鴨長明著
中務内侍日記 一冊
堤中納言物語 一冊            以上
花月新誌 刊 十五冊 自第一号至百四十三号(自明治十年至十六年)(欠第八号) 社長成島柳北
東京新誌 刊 十五冊 自第一号至七十四号(自明治九年至十年)
芭蕉翁 并 門人伝 写 一冊
廿九号
風俗画報
丗号
画乗要略 刊 四巻二冊 白井華陽著
書画薈粋 刊 三冊 天保三年
浪華?芳譜 刊 二冊 安政三年
近世名家書画談 刊 六冊 安西於莵編 天保十五年
史料大観 扶桑名画伝 洋活 二冊 明治三十二年
浮世絵類考 写 一冊
本朝画伝 刊 五巻一冊 狩野永納撰 元禄四年
豊公遺宝図略 刊 二冊 天保
近古 名臣図録 刊 二冊 奥村石蘭著 明治十七年 定価一円
前賢故実 刊 二巻二冊 菊地容斎著
絵島之霞 刊 一冊 久保田米僊著 明治二十年
一掃百態 刊 一冊 渡辺崋山著 明治十七年再版
考古画譜 写 五冊 「古川氏記」
暁斎画談 刊 四冊 瓜生政和著 河鍋洞郁画 明治廿年
古図類集 写 一冊 「竹瞑」「水栗氏」
寺社宝物展閲目録 写 五冊 柴野彦助 住吉内記著
歌舞音楽略史 刊 二冊 小中村清矩著 明治廿一年 定価七十銭
三都 声曲類纂 刊 五巻六冊 斎藤月岑著 弘化四年
近世女風俗考 刊 一冊 生川春明編 明治廿八年
歴世女装考 刊 四冊 岩瀬京山著 弘化四年
北野?草 刊 十四冊 「広辻蔵書記」
北野拾葉 刊 一冊 「於保波多」
菅家遺誡 写 二巻一冊
菅家三代紀略 刊 一冊 「於保波多」
丗一号
武徳編年集成 写 九十三巻丗五冊 木村高敦撰 嘉永四年 筑紫徳門書
武徳安民記 写 廿五巻八冊 仝上(木村高敦撰)
三王外記 写 三巻一冊 訊洋子著 「緑陰堂之章」
三王外記 写 一冊 「鹿島大宮司家蔵書記」
続三王外記 写 三巻一冊 若無子著
元正間記 写 廿一巻五冊
丗二号
公用雑纂 写 十四冊 「成章館図書記」
常山紀談 写 廿冊 湯浅常山著 「含章館」 天保九年
落穂集 写 十五冊 「含章館」 天保十二年
落穂集事跡合考 写 四冊 「含章館」 天保十三年
大奥の女中 洋活 三冊 池田晃淵著 明治廿七年 富山房発行
青標紙 写 四冊 安政四年写
武家必? 殿居嚢 写 三冊 嘉永七年写
幕府百箇条 写 一冊
幕府評定所発端年暦 写 一冊
尊香録 刊 一冊
朝野叢書 千代田城大奥 洋活 二冊 永島今四郎、太田贇雄編 明治廿五年 四版 定価各五十銭
徳川幕府刑事図譜 洋活 一冊 藤田新太郎著 明治廿六年発行 定価一円七十銭
仝上(徳川幕府刑事図譜)附録 幕府御定目 洋活 一冊
幕朝年中行事歌合 写 三巻一冊
昌平編纂御記録目録 写 一冊
雲上明覧大全 刊 二冊 文久二年
本朝武林長鑑 刊 二巻一冊
武鑑 刊 四冊
諸御役 刊 一冊 文久元年
仝上(諸御役) 仝上(刊 一冊) 嘉永七年
旗本国字名分集 刊 二冊 文政十二年
丗三号
武陽禁談 写 十巻三冊 「丘氏之記」「喜多 図書記」
松之栄色 写 十三冊 竹尾次春著
筐底録 写 廿一巻十冊 「山名氏蔵書」「好文堂」
徳川政教考 洋活 二冊 吉田東伍著 明治廿七年
水野閣老 洋活 二冊 桜痴居士著 明治廿八年
玉露叢 写 四十二巻三冊 「佐久間氏」
正説 写 三冊 「渡辺明印」「静屈蔵書」
御仕置例類集 写 九冊(第一冊、第三冊、第四冊、第十五冊、第十七冊、第廿一冊、第廿三冊、第廿六冊、第廿九冊)
丗四号
大塩一件吟味伺ひ書 写 五冊
大坂騒動一件(丁酉螳螂録) 写 一冊 「武田氏図書印」
丁酉螳螂録 写 一冊
大塩紀事 写 二冊 (燕石十種八ノ四)「柀荘珎視」
浪華騒動記 写 一冊
田佐実記 写 一冊 「万松園図書記」
田沼一代記 写 一冊
浮雲物語(田沼一件) 写 一冊 (燕石十種八ノ七)
水野出羽守殿江御届書 写 一冊
露の幸 写 一冊
浜松風 写 三冊 (燕石十種八ノ八) 「好文堂」
松外記刃傷雑談 写 一冊
勇士鑑 写 一冊
西城私念録 写 一冊 (燕石十種八ノ十)
文政殿乱公私録 写 仝上(燕石十種八ノ十)
堀内伝右衛門覚書 写 一冊 (燕石十種九ノ二)
多門伝八郎覚書 一冊 (燕石十種九ノ三)
増上寺僧覚書
寺坂日記
涙襟集 写 一冊
千里都賀 写 四冊 礫直坊著
故老陰語 写 二巻一冊
野翁物語 写 五巻一冊
凧草紙 写 五巻一冊 森羅子著
浜荻叢書(孫福斎事件) 写 一冊
安政見聞誌 刊 三巻一冊
安政風聞集 刊 三巻一冊
安政見聞録 刊 三巻一冊
むさしあふみ 写 二巻一冊 (燕石十種七ノ九)
仝上(むさしあふみ) 写 二巻一冊
但石雑話 写 六冊
雑兵物語 写 二巻一冊 「白雀堂図書辞」「南畝文庫」「大田氏蔵書」 奥に南畝の「文化十三年丙子冬 杏花園「杏園」」の自筆あり。
中村雑記 写 一冊 無礙庵抄 「常 館図書記」
白川楽翁公と徳川時代 洋活 三上参次著 明治廿四年
夢の浮橋 写 一冊 秋山不羈斎 「安藤文庫」「不羈斎図書記」
雑記 写 二冊
丗五号
水藩見聞録 写 一冊
年表秘録 写 一冊 (燕石十種九ノ二)
西山遺事 写 三冊
桃源遺事 写 五冊
小金原御鹿狩記 写 一冊  (燕石十種七ノ一)
有斐録 写 一冊
青山閑語 写 一冊
明石享保録 写 一冊
戦場の原に錦なす狩倉 写 一冊 (燕石十種九ノ五) 「安政丙辰於東野之真岡、木邨花汀源成雅書」
米沢政事大略 写 一冊
白河侯御言行聞書 写 一冊 「小沢文庫」
文恭院殿御日記 写 一冊  (燕石十種九ノ八)
恐惶新論 写 一冊 「正住弘美」
歉歳余録 写 十一冊 小●居士教空著 「新宮城書蔵」 原本十七冊、一、二、三、六、九、十三、ノ六冊欠本
仰景録 写 三巻五冊
橘山遺事 刊 五冊 帆足万里鵬●訳 岡弘道重訂 林由藩黌 「敬業館蔵書印」
翹楚編 写 一冊 太華源鵬著 「双鶴文庫」
世事雑綴 写 一冊 「不羈斎図書記」
負文亀
塚田多門上書 写 一冊  「正住弘美」
林学士上書
献芹微衷 写 一冊 松本胤親著
対馬紀事 写 一冊 矢島行寛著
慶長日記 写 一冊
銀台遺事 写 二巻一冊
命期集 写 二冊 「高順(?)氏図書記」
紫雲録 写 五巻一冊
島原記 刊 三巻一冊 宝永元年 「小旗文庫」
咬菜百做録 写 四冊 大草公明編
視聴 写 一冊 正住弘美書
思侭ノ日記 写 一冊
明政雑記 写 一冊
明語夜話 写 一冊 正住弘美書
四谷雑談 写 十巻一冊 「畑子文庫」
いまはむかし 写 一冊
秋田杉直物語 写 一冊 (燕石十種七ノ二)「文庫」「高 植村文庫」
奥洲はなし 写 一冊
糞雑衣 写 八冊
武野燭談 写 四冊
阿淡夢物語 写 一冊 (燕石十種八ノ九)「東流庵文庫」「不羈斎図書記」
丗六号
普陀羅御詣日記 写 一冊 (燕石十種七ノ十)
東遊雑記 写 七冊 古河松軒著 「不羈斎図書記」「東京師範学校図書印」「紫香蔵」「師範学校払下之印」
西遊雑記 写 六冊 仝上(古河松軒著) 「今酉」
東遊記 刊 五巻一冊 橘南渓著
東遊後記 仝上(刊 五巻一冊) 仝上(橘南渓著) 寛政七年
西遊記 仝上(刊 五巻一冊) 仝上(橘南渓著) 仝上(寛政七年)
西遊記続編 仝上(刊 五巻一冊) 仝上(橘南渓著) 寛政十年
県居翁紀行 写 一冊 源建雄著 「大江 印」「  園」
やつれみのの日記 刊
扶茲日記 刊 一冊 桑門在融著
宇多日記 刊 一冊 野之口隆正著
庚子道の記 刊 一冊 百拍子、武女紀行、清水浜臣標注
盛の花の日記 刊 一冊
槻の落葉信濃漫録 刊 一冊 荒木田久老著 文政四年 「政武」(北川氏)「五葉蔭蔵書」
鹿島旅日記 刊 一冊 高田与清著
加茂長明道の記 写 一冊 「伊藤氏蔵」
芳野日記 写 一冊
更科日記 刊 一冊 (羣書類従、三百二十八巻) 「会田家蔵書」
更科日記 刊 一冊 西門蘭渓校 天保九年
二種日記 刊 一冊
椿まうでの記 村田春海
香とりの日記 橘千蔭
菅笠日記 刊 二冊 本居宣長著
神の御蔭の日記 刊 二冊 藤井高尚著 天保十二年
富士日記 刊 一冊 賀茂季鷹著
享保三年江戸紀行(一名 打出の浜の日記) 写 一冊 「温故堂文庫」 「右一巻者以宮内省御本書写畢、明治十六年七月、源忠韶」
安濃の日記 写 一冊 源躬弘著 「河内氏蔵書印」
相馬日記 刊 四巻二冊 小山田与清著、北条時鄰注 文政元年「伊藤文庫」
小島能口須佐美   (群書類従、第三百丗三巻) 「河屋書記」
宝篋院殿住吉詣記
道行ふり
鹿苑院殿巌島詣記
帰郷途中日記 写 一冊 林清胤著
若狭往来日記 写 一冊 仝上(林清胤著)
有馬日記 写 二冊
紀行叢抄 写 一冊
浜萩 写 一冊
長崎行役日記 刊 一冊 文化二年
有馬温泉誌 洋活 一冊 田中芳男著 明治廿四年発行(非売品)
房総游乗 刊 一冊 邨岡良弼著 明治丗年 定価二十銭
丗七号
隋鑾紀程 刊 八巻五冊 川田剛撰 明治十七年
みとものかす 刊 五冊 池原香穉著 宮内省蔵版 明治十五年
定価一円七十五銭
和州巡覧記 刊 一冊 貝原益軒著 享保六年 「井坂」
天橋紀行 刊 二冊 韓?聯玉著
芳野游藁 刊 一冊 仝上(韓?聯玉著) 文化十四年
東奥紀行 刊 二冊 仝上(韓?聯玉著)
北陸游稿 刊 二冊 仝上(韓?聯玉著)
驥?日記 刊 一冊 河崎敬軒著
報桑録 刊 二冊 斎藤馨子徳稿 慶応四年 「雪蒼斎」
漫游記程 刊 三冊 中井弘著 明治十年 定価六十五銭
畿道巡回日記 刊 三冊 生田精著 明治十四年 定価一円二十五銭
陸路廼記 刊 二冊 近藤芳樹著 明治十三年 宮内省蔵版 定価六十五銭
従駕日記 十符の菅? 刊 四冊 仝上(近藤芳樹著) 明治九年宮内省蔵版 定価一円
桟雲峡雨日記 刊 三冊 竹添進一郎著 明治十一年 定価一円二十銭
西上録 刊 一冊
長崎旅日記 写 四冊
羇旅漫録 刊 三冊 曲亭馬琴遺稿 明治十八年 定価九十五銭
東北遊日記 刊 二冊 吉田松陰著 慶応四年
余身帰 刊 一冊 伊達自得著 明治十年
日光紀游 刊 一冊 細川潤次郎著 明治十八年
越路の日記 刊 一冊 鈴木
富士紀行 高峰の雪 刊 一冊 村岡良弼著 明治廿二年
月瀬記勝 刊 二冊 斎藤拙堂著 明治十四年
小岐蘇日記 写 一冊
回国雑記 刊 二冊 関岡野洲良標注
筑紫紀行 刊 十冊 菱屋
丗八号
暹羅紀行 洋活 一冊 明治八年工部省刊行
窮北日誌 刊 二冊 岡本文平著 明治四年
北門急務 仝上(刊 二冊) 仝上(岡本文平著) 仝上(明治四年)
清国漫遊誌 洋活 一冊 曽根俊虎著 明治十六年 定価四十五銭
第一游清記 刊 一冊 小室信介著 明治十八年 定価五十銭
支那時事 洋活 一冊 高橋謙著 明治二十七年
七島日記 刊 三冊 「市川文庫」
信濃奇勝録 刊 五冊 井出道貞著 明治二十年
英行日記 刊 一冊 城慶度著 明治八年
漂客紀事 刊 一冊 児琮玉●甫著
白山遊覧図説 写 一冊 金仲豹著 「溝東精舎」
遊松島記 刊 一冊 細井平洲著 「東凹書庫」
終北録 刊 一冊 高津泰平甫著 安政四年 林学斎 「溝東精舎」
清国紀行 桑逢日乗 刊 二冊 石幡謙斎著 明治五年
航西日記 刊 六冊 渋沢栄一、杉浦譲共著 明治四年
航米日録 写 七巻五冊
澳行日記 刊 一冊 近藤直琴著 明治七年
文林拾葉 写 三巻一冊
東奥紀行 刊 一冊 長久保赤水著 寛政四年 「東凹書庫」
仝上(東奥紀行) 仝上(刊 一冊) 仝上(長久保赤水著) 仝上(寛政四年) 「陽田津守氏蔵書之記」
遊嚢日録 刊 二冊 海老名翹斎著 天保六年
講暇遊録 刊 二冊 大槻禎瑞著
晃山紀勝 一冊
秩父行記 一冊
遊豆雑誌
朝鮮 帰好余録 刊 五巻三冊 石幡貞著 明治十一年 定価六十五銭
塩松勝概 刊 二冊 岡千仞著 明治廿五年
北道游簿 刊 二冊 長戸譲士譲著
東遊戯筆(鏡湖楼随筆之一) 刊 一冊 山田栄祥著 文化八年「東凹書庫」
澡泉前後録 刊 一冊
西遊紀程 刊 二冊 大槻磐渓著 天保二年 「溝東精舎」
東行話説 写 一冊 「くすの屋」「 哥堂文庫」
石狩日誌 刊 一冊 松浦竹四郎源弘著 「川田氏蔵書」
久摺日記 刊 一冊 仝上(松浦竹四郎源弘著)
納紗布日誌 刊 一冊 松浦竹四郎源弘著
北地日記 写 四冊 久保田見達識
雪の古道 写 四冊 「久野蔵書」「吉江家蔵書印」
不二紀行詩 刊 一冊 大森快菴著 天保二年
洋行漫録 刊 一冊 古川正雄著 明治七年
比売島日記 刊 一冊 野村望東尼著
南汎録 刊 一冊 羽倉用九著 弘化四年
画図西遊譚 刊 五冊 司馬江漢著 享和三年
花の盛の日記 刊 一冊
あたみのつと 刊 一冊
いかほのつと 刊 一冊
漫遊文草 刊 五巻三冊 沢元愷弟侯父著 寛政元年
観先紀行 刊 十巻三冊 岡千仞著 明治十九年
留魂録 刊 一冊 吉田松蔭
白雲日記 刊 二冊 八田
特命全権大使 米欧廻覧実記 洋活 百巻五冊 久米邦武著 明治十一年 太政官記録掛刊行
欧南遣使考 洋活 一冊 平井希昌著 明治廿四年
丗九号
百万塔 洋活
吉野拾遺
南方紀伝         以上一冊
桜雲記
梅松論          以上一冊
旧幕府御定書
旧幕府御定書例書     以上一冊
旧幕府公事方御定書
幕府時代届申渡抄録    以上一冊
近代公実巌秘録(十巻)
近世公実巌秘録(十巻)  以上一冊
紫の一本 戸田茂睡
北条分限帳郡村略考    以上一冊
御ひいき勧進帳 一冊 桜田治助
文教温故 山崎美成
文晁画談         以上一冊
ひともと草
玉川砂利 蜀山人     以上一冊
当時珍説要秘録(十巻)
視聴草抄
小島のすさみ 藤原良基  以上一冊
昔物語
伊波伝毛の記
北洲烈女伝        以上一冊
古朽木 朋誠堂喜三二
根南志具佐(前編五巻、後編五巻) 平賀源内 以上一冊
尻口物語
醒睡笑(八巻) 安楽庵策伝 以上一冊
江戸繁昌記(五篇、後篇一編) 寺門静軒
新潟繁昌記 寺門静軒    以上一冊
鎌倉諸芸袖日記(五巻) 自笑、其笑
丹波与作無間鐘(五巻)
互先碁盤忠信(五巻)    以上一冊
信友随筆 一冊
実事譚 洋活 四十編八冊(完結) 松村操編 自明治十四年 至明治十五年
近時譚 洋活 根付熊五郎編 明治十五年
増補 高島易断 洋活 十七冊 高島嘉右衛門著 明治二十七年
仏教字典 洋活 一冊 児島碩鳳纂 明治丗年三版 定価一円二十

西川如見遺書 刊 十四冊 自明治丗一年 至丗三年
虞書暦象俗解(二巻)    以上一冊
天文義論(二巻) 一冊
肆拾弐国人物図説(二巻) 一冊
増補 華夷通商考(二巻) 一冊
天文精要(八巻) 一冊
長崎夜話草(五巻) 一冊
町人嚢(七巻) 一冊
百姓嚢(五巻) 一冊
日本木工考(一巻) 一冊
天経或問(二巻) 一冊
大略大学名目鈔(一巻) 一冊 二十五銭
水土解弁(二巻) 一冊 二十銭
和漢運気指南後編(一巻) 一冊 三十五銭
右旋弁論  一冊
五行解
建正弁
四十号
国憲汎論 洋活 三冊 小野梓著 明治十六年
スタイン氏講義
増補 社会進化論 洋活 一冊 有賀長雄著 明治二十年再版
水族志 洋活 一冊 畔田翠山著 明治十七年
教育辞典 洋活 一冊 木村一歩著 明治廿六年
科学叢書 洋活 十二冊
学術的発見史
近代化学の勝利
生物の世界
科学の奇蹟
価値の哲学
死の研究
比較心理学
不老長寿論
現今の南阿
変態性慾心理
今日の科学思想
北極
釈迦牟尼伝 洋活 一冊 常磐大定著 大正六年
四十一号
寛永日記 写
四十二号
日本地誌提要 洋活 七十七巻七冊 地誌課編纂 明治七年
新篇武蔵風土記稿 刊 九十二巻二十八冊 内務省地理局出版 明
治十七年
上野国志 写 二冊
新撰 常陸国志 洋活 二冊
志摩国旧地考 刊 二冊 井坂丹羽太郎編纂 明治十六年
たかねの雪 洋活 一冊 落合直文著 明治廿九年 明治書院発行
静岡県名勝誌 洋活 一冊 三浦直正著 明治三十年再版
茨城名勝誌 洋活 一冊 茨城県編 明治廿一年 非売品
伊香保志 刊 三冊 大槻文彦著 明治十六年
美濃奇観 刊 二冊 三浦千春著 明治十二年
肥後五ケ荘真景 写 一冊 燕石十種九ノ十 「緑川文庫」
観瀑図誌 刊 二冊 鎌田政挙著 明治十六年
日本名勝地誌 洋活 七冊 野崎左文著 明治廿七年
四十三号
尾張名所図絵 刊 十三冊 明治十三年愛知県蔵版
厳島図絵 刊 十冊 天保十三年
善光寺道名所図絵 刊 五冊 嘉永二年
京華要誌 刊 三冊 明治廿八年
名山図絵 刊 三冊 谷文晁著 文化九年
常磐公園攬勝図誌 刊 二冊 松平俊雄著 明治十八年
伊豆海島風土記 写 三冊
八江萩名所図絵 刊 七冊 木梨恒充著 明治廿五年
諸州巡覧記 刊 七冊 貝原益軒著 享保六年
播州めくり 刊 一冊 田原相常著 明和九年
鹿島誌 洋活 一冊 小池直次郎著 明治三十九年
香取志 刊 二冊 小林重規著 天保四年
香取神宮小史 洋活 一冊 伊藤泰歳著 明治廿七年
仝上(香取神宮小史) 洋活 一冊 仝上(伊藤泰歳著) 明治丗
四年三版
鹿島名所図絵 刊 二巻一冊 北条時鄰著 文政七年
小御門神社誌 洋活 一冊 大正七年
日光山小誌 洋活 一冊 錦石?著 明治廿年
晃山勝概 刊 三冊 仝上(錦石?著) 明治廿年
水戸 洋活 一冊 伊東利男著 明治丗四年
四十四号
江戸名所図絵 刊 廿冊 天保七年
金毘羅名所図絵 刊 六冊 暁鐘戌著 弘化四年
神都名勝誌 刊 七冊 明治廿八年
紫の一本 写 二巻一冊
紫のゆかり 写 一冊
御江戸図説集覧 刊 二冊 嘉永六年
東都祭事記 刊 五巻一冊 斎藤幸成著 天保九年
北里十二時 刊 一冊 石川雅望著 「達摩屋五一」
吾妻余波 刊 一冊 岡本経朝著 明治十八年
伊勢参宮案内記 洋活 一冊 山崎永太郎著 明治丗年
千山万水 洋活 一冊 大橋又太郎著 明治丗二年三版
南船北馬 仝上(洋活 一冊) 田山花袋著 明治丗二年二版
四十五号
紀伊国名所図絵 刊 廿三冊 天保九年
播州名所巡覧図絵 刊 五冊
木曽路名所図絵 刊 七冊 文化二年
東海道名所図絵 刊 六冊 寛政九年
二十四輩順拝図会 刊 十冊 釈了貞著 享和三年
四十六号
京都古今全図 洋活 一冊 明治廿八年
きやうと 刊 二冊 松山高吉著 明治廿八年
帝都雅景一覧 刊 刊 四冊
花洛名所図絵 刊 五冊 元治元年
都名所図絵 刊 十一冊 天明七年
大和名所図絵 刊 七冊 寛政三年
河内名所図絵 刊 六冊 享和元年
和泉名所図絵 刊 四冊 寛政八年
摂津名所図絵 刊 十二冊
天保山名所図絵 刊 二冊 天保六年
利根川勝地案内 洋活 一冊 伊藤省三著 大正七年
四十七号
山花帖 三帖 村田了阿書
流芳遺墨 洋活 一帖   明治廿三年
追賛一話 洋 一冊
甲子兵燹図 刊 二帖 明治廿六年
六無斎遺墨 洋活 一冊 仝上(明治廿六年)
仙台名家真蹟書画 板 一帖 明治廿五年
千とせのためし 版 一帖
ならの落葉 版 一帖 博物館発行 明治十四年
鈴濤閤帖 版 二帖
撥雲余興 版 二帖 明治十二年
集古浪華帖 版 五帖 文政二年
亡友帖 版 一冊 勝安房著 明治十一年
革●図考 刊 一帖 弘化二年
五百名家真蹟集 洋活 四冊 明治廿九年
赤穂義士真筆帖 洋活 一帖 明治廿六年
丁汝昌遺墨 刊 一帖 明治廿八年
八丈八景帖 写 一帖
雑図 刊 一帖
手かゝみ 刊 一帖 慶安四年
勇魚取絵図 刊 二帖 文政十二年
支那彊域沿革図 洋活 一帖 重野安繹著 明治廿九年
玉々の盛典 洋活 一帖 明治廿七年
朶雲箋帖 刊 二帖
威奈大村郷墓誌銘 一帖
顔魯公三表真蹟 刊 一帖
黄海海戦ニ於ケル松島艦内ノ状況 刊 一冊 木村浩吉著 明治廿九年
武林拾葉牘輯 刊 一帖
万世泰平図説 刊 一帖
大洗磯前大明神本縁 活 一冊 明治丗二年
埋忠銘尽 刊 一冊 大正六年
おかげまゐり 刊 二帖
結城宗広陣中日記残篇 刊 一巻
浪華名所百景 刊 一帖
東都土産 刊 十巻五冊 広重画
六十余州名所図絵 刊 一帖 仝(広重画)
県居翁遺墨 洋活 一冊 大正七年
短冊帖 三帖
四十八号
宮中三殿并に祝祭日解説 洋活 一冊 皇典講究所編 明治四十二年
神社者国家之宗祀也 洋活 江見清風著 大正五年十一月
雑祭式要義 洋活 一冊 平岡好文述 石川県神職会発行 大正十一年
官幣社史 暦の祭日 洋活 一冊 大北亀太郎著 明治三十年
新年祭及新嘗祭の意義 洋活 一冊 中島博光著 埼玉県神職会

一号
神名帳?説 写 十五冊 伴信友 「古川氏之記」
二号
新撰字鏡 古写 十二巻十一冊
三号
雑字類書 古写 一冊 (消、昭和四年四月廿五日、赤堀三子氏へ)
四号
類聚名義集 古写 十一冊 「掛川文庫」
五号
本朝文粋 刊 十四巻六冊 寛永六年
神皇正統記 写 四冊 慶長十八年 鹿島則広写
徒然草 刊 二冊 慶長十八年 (消、鹿島則泰氏へ) 「深川文庫」
仝上(徒然草)寿命院鈔 刊 二巻一冊 慶長六年 小野高尚書入(消、赤堀三子氏へ)
節用集 刊 二巻一冊 慶長十六年 (消、赤堀三子氏へ)
庭訓往来抄 刊 三冊 万治二年
倭玉篇 刊 三冊 慶長十八年
下学集 刊 二冊 元和三年 「紀伊国古学館之印」「松阪学問所」
童蒙先習 刊 二冊 慶長十七年
大阪物語 刊 二冊 「山口私印」
聚楽物語 刊 三冊 寛永十七年
文庄物語 刊 二巻一冊 寛永
大広益会玉篇 刊 丗巻七冊 寛永廿一年
玉篇零本 刊 一冊 明治廿九年
官板 古本玉篇 刊 三冊 天保五年
?玉集(古逸叢書之十六) 刊 一冊 (十二巻、十四巻のみ)
撰集抄 刊 三冊 奥書に「此本三冊全部洛西嵯峨角倉与一入道素庵墨蹟板行之即従素庵直賜之 元和八年 豊松庵法橋玄伯 花押」
六号
帳中香 写 廿二冊
天下白 写 十四冊
七号
字貫 写 十五冊 「白石園蔵」
八号
五百家註音弁昌黎先生文集 刊 四十巻十八冊 嘉慶板
新板 五百家註音弁唐柳先生文集 刊 四十五巻十五冊 仝上(嘉慶板)
九号
笑雲和尚古文真宝抄 刊 十三冊
十号
正平板摸刻論語 刊 四冊 文化十三年刊
十六号
貞観政要 刊 十巻六冊 元和九年
十七号
春秋経伝集解 刊 丗巻十五冊 応永板
仝(春秋経伝集解) 仝(丗巻十五冊) 寛永八年
十八号
書経挿註 写 五冊 川田与著
史記 刊 丗五冊
十九号
前漢書 刊 五十冊 寛永五年
二十号
後漢書 刊 五十冊 「宇都宮県学校之印」
二十一号
風雅選詩補註 古写 十三冊 奥書に「寛永廿年林道春一校」の自筆書入
南華真経 刊 十冊 元和五年石川丈山訓点
南華経抄 刊 五冊
廿二号
六臣註文選 刊 丗一冊 寛文三年
廿三号
周易 刊 十巻五冊 王弼註
仝(周易)伝義 刊 八冊 程朱註 慶安元年
毛詩 刊 十冊 「長得院」
古文尚書 写 十三冊 (旧神宮文庫本)
礼記 刊 二十巻十冊 鄭氏註
尚書 刊 四冊 「長得院」「相国寺長得院旧蔵」
孔子家語 刊 五冊 王粛註 「福山岡西氏蔵書記」
皇宋事宝類苑 刊 十五冊 元和七年勅版 「掛川文庫」
廿四号
史記抄 刊 十九冊 寛永三年
論語抄 刊 五冊
孟子抄 刊 三冊
蒙求抄 刊 七冊
毛詩抄 刊 十四冊
尚書抄 刊 十三冊 寛永元年
廿五号
平家物語 写 十二冊
廿六号
和漢朗詠集 写 二冊
廿七号
後三年絵巻 写 三巻
廿八巻
蒙古襲来絵詞 写 三巻
廿九号
史徴墨宝 刊 二帖
仝(史徴墨宝)考証 活 五冊
丗号
本朝皇鑑図説 写 八巻四冊
丗一号
太田家古券 写 二冊
摸刻古文論語集解 刊 一冊
古文孝経孔子伝 刊 一冊 文政十三年
真本千金方 刊 一冊
十七憲法 刊 一冊
玉篇 刊 一冊
冥報記 刊 一冊
日中行事 刊 一冊
漢呉音図 刊 三冊 太田方著
口遊 刊 一冊 文化四年
真本千金方 写 一冊 「和州五条小林氏図書」

一号 二号
桜斎随筆 写 六十一冊 鹿島則孝著
桜斎書牘集 写 十一冊 仝(鹿島則孝著)
巌桜舎詠草 写 二冊 仝(鹿島則孝著)
雑記 写 一冊 仝(鹿島則孝著)
雑録 写 一冊 仝(鹿島則孝著)
南遊雑録 写 一冊 鹿島則文著
幕府祈?次第記 写 一冊 鹿島則孝著
まかつひの記 写 三冊 仝(鹿島則孝著)
則文祝義 写 一冊 仝(鹿島則孝著)
桜斎家督記 写 一冊 仝(鹿島則孝著)
家茂将軍謁見記 写 一冊 鹿島則孝著
幕府朱印改渡記 写 二冊 仝(鹿島則孝著)
常陸長暦 写 一冊 宮本球著
鹿島長暦 写 一冊 仝(宮本球著)
年中祭事録 写 一冊 鹿島則瓊著
諸事覚聞書留 写 一冊
学思斎日録 写 一冊
桜宇詠草 写 一冊
桜斎雑著 写 十二冊 鹿島則孝著
復古二年紀 写 三冊 仝(鹿島則孝著)
水戸家書類 写 一冊 仝(鹿島則孝著)
朝廷御寄附米記 写 一冊 仝(鹿島則孝著)
元和下遷宮始末文書 写 一冊 鹿島則広著
三号
管見彙史 写 二冊 鹿島則文著
桜宇日纂 写 一冊 仝(鹿島則文著)
王事暇 写 一冊 仝(鹿島則文著)
則文詠草 写 一冊
筑波紀行 写 一冊
三十番歌合 写 一冊
自詠集 写 一冊 鹿島則房
詠草 仝(写 一冊) 鹿島則孝
仝(詠草) 仝(写 一冊) 鹿島幸子
三十一首和歌 写 一冊
則孝詠草 写
旅中歌 写 一冊 伊能頴則点書入
則瓊詠草 写 六冊
大宮司年中嘉例記 写 二冊
鹿島大神宮物忌代々社職之次第 写 一冊
鹿島年代記 写 一冊
年中行事祭事録 写 一冊
家康公御建立之一巻 写 一冊 鹿島則盛
諸道具帳 写 一冊 延宝七年
四号、五号、六号、七号、八号、九号、十号
日記 写
【『桜山文庫目録 和書之部』おわり】
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
本稿は、『近世初期文芸』第26号(平成21年12月発行)に掲載したものである。一部、改めた部分もある。正確には、同誌を使用して頂きたい。

平成29年1月4日
深沢秋男

『桜山文庫目録』 上

『桜山文庫目録』 上

『桜山文庫目録 和書之部』 書誌
最終調査年月日 平成二十年九月二十五日。
所蔵者 鹿島則良氏。
体 裁 大本、写本、一冊、袋綴じ。
表 紙 朽葉色原表紙、縦二三七ミリ×横一六〇ミリ。
題 簽 左肩に子持枠原題簽、縦一六〇ミリ×横三二ミリ。枠は版
刷、文字は墨書、「桜山文庫目録 和書之部」
内題・尾題 無し。
匡 郭 本文用紙は罫紙を使用。四周子持枠、縦一九九ミリ×横一
二三ミリ。
丁 付 無し。
丁 数 墨付一一七葉。他に巻頭に白紙五葉、中間に白紙八葉があ
る。
行 数 毎半葉十二行。
序・奥書 無し。巻頭に五葉の白紙があるので、後で序または目次
などを追加する予定であったかも知れない。
本 文 毛筆。蔵書印・書入等は、黒色ペン書。
本文用紙 市販の薄手の罫紙を使用。罫の刷色は濃藍色。
蔵書印 本文第一葉オ右下に、陽刻縦長方形朱印、縦三二ミリ×横
一五ミリ、「桜山文庫」。
その他 この目録は、鹿島則文の孫、鹿島則幸氏が、国学院大学を
卒業(昭和四年〔一九二九〕)後、桜山文庫の書庫の現物
に拠って作成されたものであることを、生前の鹿島則幸氏
から伺っている。
桜山文庫目録 和書之部 上

一号
大神宮儀式解 写 三十冊 荒木田(中川)経雅著
二号
内宮儀式帳摘要 写 十冊
内宮儀式解考訂 写 四冊
外宮儀式解   写 四冊 度会正兌著 「松室書庫」「千萓蔵書」
太神宮本紀帰正  写 六冊
二宮年表    写 八冊(年表一冊 別記三冊 附録四冊)
山田故実集   写 三冊 泰倫興著
外宮 御文庫書籍目録 写 一冊
寛政遷宮物語 刊 三巻一冊
皇大神宮儀式帳 写 一冊
神宮式年御遷宮前後諸祭式 刊 一冊 神宮司庁
遷宮竟宴和歌 刊 一冊 明治二十二年
大神宮二所神●百首 写 一冊
寛居雑纂 写 十六冊 足代弘訓著
内宮殿舎彙解稿 写 一冊
伊勢二宮さき竹の弁 刊 一冊 本居宣長著
延喜大神宮式講本 写 二冊
外宮年中行事今式 写 六冊
三号
氏経日記 写 六冊 「春霞館清水□涌井氏面氏」
勝地廻覧 写 一冊 「古森蔵書」「古森珍玩」
太神宮参詣記 刊 一冊 元禄二年
代々の恵 写 一冊 足代弘訓著 「正住弘美」
紀談拾遺 写 一冊 度会常彰著
宮川日記 写 一冊 多田義俊著
斎居通  写 二冊 度会(久志本)常彰著 「正住弘美」
斎宮略  写 一冊 河崎良佐著
宇治一乱記 写 一冊
花の構  写 四冊 檜垣常善著
囲?閑談 写 三冊 度会清在著
神路記 写 一冊 井面守和著 「河井範躬」 奥書に「明和五年謄写 度会範躬」
伊勢参宮案内記 刊 二冊 講古堂主人著 宝永四年
明和神異記 刊 一冊
伊勢太神宮続神異記 刊 二冊 度会弘乗著 元文四年
文政神異記 刊 二冊 箕曲在六著 天保
宝永神異記 刊 一冊 「豊景書房」
神境合戦類集 写 一冊 足代弘訓著
両宮御奇瑞 写 一冊
御蔭参伊勢物語 刊 二冊 抜之著
勢陽俚諺 写 三冊
伊勢参宮名所図絵 刊 八冊 蔀関月著 寛政九年
身禊海 写 一冊 荒木田末寿著
大神宮御利生記 刊 二冊 宝永二年
伊勢神異記 刊 二冊 度会延佳著 寛文六年
杉の落葉 写 一冊
蟄居記談 写 二冊 度会延貞著
斎居閑談 写 一冊
長峯十二時 写 一冊 「杉山私印」
摂末社順拝図絵 写 四冊
伊勢摂末社独案内 刊 一冊 「梨園蔵書」
松杉和歌集 刊 一冊
建久元年内宮遷宮記 写 一冊
神宮雑例集 写 二冊
八ケ請屋日記 写 一冊
四号
勢陽雑記 写 十冊
勢陽雑記拾遺 写 三冊
人馬一件日記 写 一冊
皇太神宮殿舎考証 写 一冊 度会延経著
外宮殿舎考証 写 一冊   仝上
神宮祀官賞罰沙汰文 写 一冊
勢州兵乱記録 写 一冊
摂末社巡廻記 写 二冊
伊勢両宮七道記 写 一冊
伊勢斎宮部類 写 度会延経著
毎事問 写 三冊 度会清在著
文明十八年兵乱記 写 一冊 「杉山私印」
二所皇太神宮遷宮次第記 刊 五巻二冊 度会延佳著
外宮子良館祭典式 写 二冊 度会益弘著
享和公●勅使見聞録 写 一冊
享和公●勅使記
御巫氏蔵書目録 写 一冊
諸雑事記 写 二冊
本かしは 写 一冊
歌合画題新名所考 写 一冊 御巫清直著
神朝本紀 写 一冊 御巫清直著
神民須知 写 一冊 度会常彰著
斎居通翼 写 一冊 仝上
伊勢の道の記 写 一冊
両宮弁論略解 写 一冊
神廷紀年 写 六冊 石崎文雅著
正中御餝記 写 一冊
四所新宮御餝 写 一冊
神嘗祭御遊考実 写 一冊
御使御詣記 写 一冊 「小倉吉重」
太神宮司庁行事標目 写 四冊
神宮祭神提要 刊 一冊 田中頼庸著 明治廿二年
昔物語 写 一冊
山田合戦類纂 写 一冊
伊勢勅使部類記 写 二冊
首書 延喜太神宮式 刊 一冊 元禄十一年
神依板 写 一冊 足代弘訓著
并合記 写 一冊
豊受神霊伝来或問 写 一冊 御巫清直著
神宮諸雑事記 写 一冊
新任弁官抄 写 一冊  「千萓蔵書」
五号
神宮大成記 写 十五巻十六冊 荒木田守夏著 自筆本  「荒木田」「守夏」
神境紀談 写 七冊
山田細見図 写 一枚
宗廟社稷問答 写 二冊
公文筆海抄 写 一冊
伊勢新名所歌合 写 一冊
内宮文政類焼記 写 一冊
神名帳考証再考 写 三巻一冊 度会正身著
自警記 写 一冊
師友雑録 写 九冊
郷譚 写 一冊 石崎文雅著
両宮事物原始 写 三冊 度会常彰著
大神宮諸雑事記 刊 二冊 (群書類従三巻)
外宮子良館祭奠式 写 五冊 度会益弘著
内宮年中行事 写 四冊
外宮儀式帳 写 一冊
離宮院考証 写 一冊 御巫清直著
●与登廼鏡 写 一冊 足代弘訓著
勅幣中興記 写 一冊
外宮儀式帳私考 写 三冊 石崎文雅著
内宮当時年中行事 写 一冊
伊勢乃家都登 写 一冊 足代弘訓著
大神宮宝永霊験略書 写 一冊

一号
校訂古事記 刊 三冊 田中頼庸校 明治廿年
日本書紀 再刻 刊 三十巻十五冊 文政十三年
書紀集解 刊 三十巻二十冊 河村秀根著 愛知県蔵版
日本書紀通証 刊 三十五巻二十三冊 谷川士清著 宝暦十二「村井之印」
続日本紀考証 刊 十二冊 村尾元融著 「忠孝吾家/関場氏所蔵/経史吾家」「畊雨珍蔵」「名忠武字士挙号茶屋」
二号
続日本紀 刊 四十巻二十冊 明暦三年
日本後紀 刊 十冊 寛政十一年温古堂本
続日本後紀 刊二十巻十冊 寛政七年再刻
三代実録 刊 五十巻十五冊 源孝善書入本
文徳実録 刊 十冊 宝永六年
遠適誌 写 三冊
三号 四号
大日本史 刊 二百四十三巻一百冊
大日本史志 刊 五十九冊
神● 二十冊
氏族 十二冊
職官 五冊
礼楽 十冊
兵  二冊
刑  一冊
陰陽 三冊
仏事 六冊
大日本史論賛 写 十四巻一冊
大日本史蒙求 写 一冊 吉川全節著
五号
釈日本紀 刊 廿八巻十五冊 卜部懐賢 「久松少将所進」「白川家学校蔵」
類聚国史 刊 二十七冊 仙石政和 文化十三年
類聚国史考異 刊 三冊 仝上 文化十三年
訂正 新撰姓氏録 刊 三十巻三帙 二冊 源稲彦訂 天保五年
旧典類纂 皇位継承篇 刊 十巻五冊 附録一冊 横山由清 黒川真頼 編 明治十一年発行 元老院蔵版
編纂御系図 刊 二冊 仝上 仝上
国史神●集 写 十巻二冊 梅園惟朝撰 「古川氏之記」
続国史神●集 写 五冊 桶口宗武編 「古川氏之記」
六号
令義解 刊 十冊 温古堂蔵
類聚三代格 刊 十六冊
享禄本三代格 刊 五冊 川田剛 栗田寛 飯田武●校訂 明治十八年 前田家蔵
日本逸史 刊 廿巻十冊 鴨祐之著 享保九年 「常陸小堀氏蔵」
百錬鈔 刊 十四冊 温故堂本 「香雲書屋」
類聚符宣抄 刊 八冊 温故堂本 「寛居」「薗田私印」 足代弘訓書入本
古史通 刊 四冊 新井君美著 明治四年
八号
古事記伝 刊 四十七冊 本居宣長著 文化五年 「成化堂図書記」
古事記伝略 刊 十二巻四冊 吉岡徳明著 明治十六年
古事記 刊 三冊 渡会延佳 貞享四年
英訳古事記誘導篇 写 三冊 チャンバーレイン述
古事記考 洋活 一冊 井上頼圀著 明治四十二年 非売品
九号
群書類従 帝王部 刊 十九冊
神皇正統記 三冊
続神皇正統記
椿葉記  以上一冊
皇代記 二冊
皇年代略記 二冊
践祚部類鈔
天祚礼記職掌録  以上一冊
本朝世記
庭槐抄  以上一冊
皇帝紀抄 一冊
六代勝事記
五代帝王物語 一冊
元徳二年日吉社 並 叡山行幸記
舞御覧記  以上一冊
書写山行幸記
さかゆく花上
北山殿行幸記  以上一冊
室町殿行幸記
同上別記  以上一冊
聚楽第行幸記
天正廿年仝上行幸行列  以上一冊
御幸始部類記
後先厳院御幸始記
高野御幸記
両院熊野御詣記  以上一冊
賀茂御幸記
賀茂御祖皇大神宮御行部
石清水臨幸記
両院石清水御参籠記
石清水御幸記
八幡御幸記
亀山殿御幸記
臨幸私記
応永廿二年御幸記  以上一冊
群書類従 合戦部 刊 四十六冊
将門記
純友追討記
陸奥話記
後三年合戦記  以上一冊
承久記 三冊
梅松論 二冊
伯耆巻 一冊
明徳記 二冊
応永記
嘉吉記  以上一冊
長禄寛正記
文正記  以上一冊
応仁記 三冊
応仁略記 二冊
応仁別記
永禄記  以上一冊
豊鑑 二冊
細川両家記 二冊
勢州四家記
内外両宮兵乱記  以上一冊
鎌倉大草紙 二冊
結城戦場物語 一冊
相州兵乱記 三冊
豆相記
河越記
深谷記  以上一冊
笹子落草子
中尾落草子
房総治乱記
鹿島治乱記  以上一冊
江濃記
江北記
舟田前記
舟田後記  以上冊
蓑輪記
羽尾記  以上冊
蘆名記
蒲生氏●記  以上冊
伊達日記 三冊
柴田退治記
富樫記
小松軍記  以上一冊
荒山合戦記
末森記  以上一冊
赤松記
赤松再興記
別所長治記  以上一冊
大内記
中国治乱記  以上一冊
阿州将裔記
三好家立記
三好別記
十河物語  以上一冊
予章記 一冊
大友記 二冊
難太平記
上月記
荒木略記  以上一冊
親房●関域書
吉野御事書案
阿蘇大宮宮司惟澄申状
菊池武朝申状
上杉輝虎注進状
豊臣太閤御事書
沙弥洞然長状  以上一冊
十号
故事類苑 刊 廿四冊
帝王部 八冊 明治廿九年
神●部 十六冊 明治三十一年
故事類苑 洋活 二冊
帝王部 一冊 明治廿九年
神●部一 一冊
十一、十二号
野史 刊 二百九十一巻百冊 飯田忠彦著 明治十
十三号
延喜式 刊 五十冊 「●賀之屋」
延喜式考異 刊 七巻八冊
仝上附録 刊 三冊
十四号
ゑ入 太平記 刊 四十巻十一冊 元禄十一年
十五号
史籍集覧 刊
校本扶桑略記 丗巻八冊
神皇正統記 三巻二冊
神明鏡 二冊
一代要記 十冊
十三代要略 二冊
水鏡 三巻二冊
大鏡 八巻五冊
大鏡異本陰書 (前書附録)
増鏡 四冊
校本栄華物語 四十巻十五冊
栄華物語系図
栄華物語考 伴信友  以上一冊
続世継 十巻六冊
月のゆくえ 二冊 荒木田麗子
池の藻屑 十四巻四冊 荒木田麗子
宇多天皇実録 三巻二冊 林道春
参考 源平盛衰記 四十八巻四十六冊
北条九代記 二冊
南方記伝 二冊
桜雲記 三巻一冊
南山巡狩録 七冊 (欠九冊)
重編応仁記 二十巻九冊
織田軍記(総見記) 二十三巻十一冊
太閤記 二十二巻十冊
改正三河後風土記 四十二巻二十九冊
校本鎌倉大草紙 三巻二冊
関八州古戦録 廿巻九冊
北条五代記 十巻五冊
雲州軍話 二巻一冊
安西軍策 七巻四冊
浅井三代記 十八巻五冊
朝倉始末記 八巻四冊
菊池伝記 三巻二冊
歴代鎮西要略 十二巻十一冊
肥陽軍記 四巻二冊
豊薩軍記 十巻七冊
南海治乱記 十七巻九冊
南海通記 六巻三冊
奥羽永慶軍記 三十九巻十六冊
将門純友東西軍記  以下続群書類従合戦部
泰衡征伐物語  以上一冊
承久兵乱記 二巻一冊
竹崎五郎絵詞
船上記  以上一冊
永享記
永享後記
上杉憲実記  以上一冊
嘉吉物語
長禄記
応仁乱消息  以上一冊
細川勝元記
官地論
長亨年後畿内兵乱記  以上一冊
細川政元記
瓦林政頼記
道家祖看記
立入宗継記  以上一冊
豊内記 三巻二冊
佐久間軍記 一冊
賤岳合戦記 二巻一冊
惟任退治記
太閤紀州発向記
同四国及北国御動座記
任官記
本山豊前守覚書  以上一冊
細川忠興軍功記 一冊
脇坂家伝記
中村一氏記  以上一冊
一柳家記
渡辺勘兵衛記  以上一冊
大和軍記
和田系図裏書
関岡家始末
清須合戦記
名古屋合戦記  以上一冊
今川記(一名富麓記) 一冊
深沢城矢文
湘山星移集
里見代々記  以上一冊
里見九代記 三巻一冊
土気古城再興伝来記
国府台戦記
鴻台後記
長倉追討記
園部状  以上一冊
常陽四戦記
水谷蟠龍記
土岐累代記  以上一冊
飛●国治乱記
太塔軍記
蘆田記  以上一冊
兼山記
堂洞軍記  以上一冊
寿斎記 一冊
新田老談記 三巻一冊
松陰私語 五巻
館林盛衰記  以上一冊
唐沢老談記
反町大膳訴状  以上一冊
那須記 一冊
藤葉栄衰記 三巻一冊
丹州三家物語 一冊
備前文明乱記
妙善寺合戦記  以上一冊
備中兵乱記
太田水責記
湯川彦右衛門覚書  以上一冊
高橋紹運記(九州兵乱記) 二巻一冊
宗像軍記 一冊
清正記 三巻一冊
島津家譜 一冊  以上続群書類従
西行一生涯草紙 一冊
三人懺悔冊子 一冊
足利季世記 八巻二冊
松隣夜話 二巻一冊
川中島五度合戦次第
上杉輝虎注進状  以上一冊
毛利元就記 一冊
老翁物語 二巻一冊
太閤素生記
祖父物語  以上一冊
南蛮寺荒廃記 一冊
飛州軍覧記
飛州千光寺記
飛州三沢記  以上一冊
利家夜話 三巻一冊
会津陣物語 四巻三冊
氏郷記 三巻二冊
福島大夫殿御事 一冊
加沢平次左衛門覚書 一冊
以貴小伝 一冊
鎌倉管領九代記 七冊
鎌倉九代後記 一冊
東鑑脱漏 一冊
島津家本東鑑 一冊
細々要記 七巻二冊
興福寺英俊法印日記 一冊
六史要覧 三巻二冊
校本古事談 六巻三冊
古今著聞集 廿巻七冊
武芸小伝 十巻二冊
今物語
和気清麿参宇佐宮絵詞
新国史類聚残本  以上一冊
叡山大師伝
伝教大師行状
伝教大師行業記
延暦寺故内供奉和上行状
慈覚大師伝  以上一冊
空海僧都伝
贈大僧正空海和上伝
高野贈大僧正伝
大師御行状集記  以上一冊
諸寺塔供養記
那須雲巌寺旧記  以上一冊
山門三井確執記
文覚五箇条 并 官符
高尾山中興記
法隆寺古今目録抜萃
法隆寺宝物和歌  以上一冊
朝鮮陣古史
広沢記
颶風紀事
将軍宣下次第書
別木以下徒党一件  以上一冊
田楽法師由来之事 一冊
五音抄
耳嚢抄
天明江戸飢饉之事  以上一冊
定西法師伝
琉客談記
唐律御調  以上一冊
介寿●叢 一冊
武辺叢書 十冊
史料叢書 百五巻十四冊
塵塚物語 六巻二冊
老人雑話 二巻一冊
備前老人物語 一冊
続武将感状記 一巻二冊
落穂集追加 十巻二冊
渡辺幸庵対話 一冊
慶長見聞集 十巻五冊
耆旧得聞 一冊
後見草 三巻一冊
礼典抜萃 三冊
式目新編追加 一冊
年中恒例記
諸大名出仕記  以上一冊
明良帯録 一巻二冊
恩栄録 三巻一冊
廃絶録 二冊
愚管鈔 七巻五冊
中外経緯伝 六巻五冊
史鑑 十一冊
上杉略譜 一冊
原城紀事 二十巻八冊
以伝五種 三冊
春日山日記 三十巻九冊
総目解題 一冊
十六号
国史紀事本末 刊 四十巻廿冊 青山延光著 明治九年
評註校正 神皇正統記 刊 六冊 藤原直彦 慶応元年
日本外史 刊 廿二巻十二冊 頼山陽著 明治六年三刻
日本政記 刊 十六巻八冊 頼山陽著 文久元年
皇朝史略 刊 十二巻十冊 青山延于著 文政九年 「廣辻氏蔵書印」
続皇朝史略 刊 五冊 仝上 仝上(「廣辻氏蔵書印」
常陸誌料 関城繹史 (二部)刊 一冊 宮本元球著 万延三年
皇城靖献遺言 刊 八巻三冊 横尾謙著 明治六年 「神宮教院育
材課之印」
遺言類記 刊 八巻三冊 吉村斐山著 明治四年 「仝上(神宮教院育材課之印)」
国史論賛評点 刊 二冊 長谷川竹院著 明治十年
十七号
新刊吾妻鏡 刊 五十二巻廿五冊 慶長十年 「苔香山房之印」「野印氏図書記」「華石園木村蔵」「于川草堂印」
東鏡脱漏 刊 一冊 寛文八年 「仝上(苔香山房之印・野印氏図書記・華石園木村蔵・于川草堂印)」
十八号
標記本朝通● 刊 林羅山著 明治八年
十九号
藻塩草 刊 廿巻十冊 寛文九年
廿号
日韓古史断 洋活 吉田東伍著 明治廿六年冨山房発行 定価一円五十銭
伏敵編 洋活 六巻一冊 山田安栄著
仝上附録靖方溯源 二巻 山田安栄著
蒙古襲来絵詞 明治廿五年訂正再版 定価弐円  以上一冊
元寇始末 写 一冊
重修新訳蒙賊記 刊 五冊
伊勢国司紀略 写 六冊 嘉永二年正住弘美謄写
丙丁炯戒録 刊 二冊 塩谷世弘著 天保十一年
後鑑 刊 廿二巻 五冊 明治二十二年内閣記録局
水鏡 刊 三冊  「鹿島文庫」 「水鏡全部三巻右奉納近藤氏用和文庫開基 法橋宗武氏「専室」」
鄰交徴書 刊 六冊 伊藤松貞一輯 天保十一年
異称日本伝 刊 十五冊 松下見林著 元禄六年 「久志本」
征韓偉略 刊 五冊 川口長孺著 天保二年
蛍蝿抄 刊 六冊 温故堂本
元寇紀略 刊 二冊 大橋順周著 「於保波多」
廿一号
校訂増補 吾妻鏡 刊 五十二巻十巻冊 高桑駒吉、依田喜一郎、成川叡次郎校訂 明治廿九年発行 定価七円
吾妻鏡集解 刊 二冊 仝上編 仝年発行 定価七十五銭
鎌倉史 刊 五十巻十冊 小川弘著 明治十七年
宇多天皇事記 史料 刊 三冊
廿二号
南山巡狩録 写 十五冊 大草公弼著 「勝野家蔵」
仝上追加 写 五冊 「勝野家蔵」「南山巡狩録追加五冊文化六年九月廿五日献上副本」
南木誌 刊 五冊 中山利質著
楠氏考 刊 一冊 川田剛著 明治十六年
伊達行朝勤王事歴 刊 三冊 明治三十三年
右大臣吉備公伝纂釈 活 一冊 重野安繹著 明治丗五年 非売品
晴右記 刊 一冊 (文科大学史誌叢書) 明治三十二年 大学蔵版 富山房発兌 定価五十銭
晴豊記 刊 三冊 仝上 定価八十銭
廿三号
続史籍集覧 刊 六十七冊
真本細々要記 七巻一冊
廿四号
山陵記 刊 一冊 宮城三平著 明治十九年再増補 不販売
聖蹟図志 刊 二冊
日次記事 写 一冊 「小林家印」「寺田氏印」
禁忌類聚 五辛考 写 一冊 度会煥光輯
竹栄抄 写 一冊 伴信友著
史学指南 写 一冊
安政新造内裏記 写 一冊
装束拾要抄 刊 二巻一冊 寛政十年
安徳天皇御事蹟考 洋活 一冊 明治廿五年史談会発行 非売品
衣紋図彙 写 一冊 「福島蔵書」「右以堤盛愛蔵本写 文化五年九月」
雅亮装束抄 写 一冊 天保十二年写
増補 鳳闕見聞図説 写 三冊
雑筆要集 写 一冊 「弘訓の奥書あり」「寛居」
京兆府尹記事 写 二冊 「杉山私印」
日本長暦 写 二冊 保井春海著(林崎文庫本の写)
大安寺縁起流記資財帳 写 一冊 「政武」「奥書に右一本ハ足代弘訓ノ珍蔵ナルヲ写シタリ、天保九年、北川政武」
寛永三年二条御城へ御行幸記 刊 三冊 正徳二年
御幸記 写 三巻一冊
大日本国開闢由来記 刊 六巻四冊 一夢道人編 文久元年再刻
明月記抜 写 一冊
大嘗会員繹 写 八巻二冊 羽倉在満著 「福田書蔵」「源義高印」
本朝官制沿革図考 写 一冊 奥書に「弘化二年以小倉氏蔵本自書写記、度会弘継 花押」
武家職官考 刊 二冊 水本成美著 明治廿二年 定価五十銭
神武経備考 写 二冊 「神宮教院」
将門記 刊 一冊 植松茂岳跋 寛政十一年
松乃藤靡 写 一冊 嘉永六年 正住弘美写
南朝紹運図 写 一冊 嘉永七年 正住弘美写
戸籍考 洋活 一冊 元老院蔵版 禁発売
氏族考 刊 一冊(上巻のみ) 栗田寛著 明治廿九年 非売品
荘園考 洋活 一冊 仝上 明治廿一年大八洲学会発兌 定価五十銭
大政三遷史 洋活 一冊 小中村義象著 明治廿一年東洋学会発行
隠峰野史別録 刊 一冊 安邦俊著 嘉永 「精堂姑蔵」
逸史糾● 写 一冊 「閑雲楼蔵書記」奥書に「文久元年 写之 閑雲山人 江川約」
康富御記 抜書 写 一冊 「松田本生」
尊号廷議 写 一冊 (燕石十種七ノ五)
雑記 写 一冊
多度寺縁起資財帳 写 一冊 「御巫書蔵」奥書に「右以橋村淳風神主蔵本令西河倫成●写 于時嘉永五年三月 御巫石部花押」
江談抄 写 二冊
室町殿日記 写 五冊 楢林長教撰 「赤沼書屋」「朝日蔵書」
若狭国官社私考 写 六冊 伴信友著
禁秘鈔階梯 写 三冊 「荒木田経先」「春霞館清水涌井両氏」奥書に「寛政六年七月写畢内宮●宜従四位上荒木田神主経先 花押「経先」」
高野大師使筆法 写 一冊 「風篁亭」奥書に「天保十四年九月識
于風篁亭 正五位下荒木田興平「田興平字子隆印」「読書 是吾家」」
年中行事故実考 写 六巻三冊
廿五号
新板 塵添?血嚢鈔 刊 二十巻 文安三年
令集解 写 四十巻十一冊
標註 令義解校本 刊 三巻二冊 欠本 近藤芳樹著
拾芥抄 刊 三冊 「今井蔵書」
北山抄 写 十二冊 「新井庫」「坪内之記」奥書に「北山抄十二冊者正二位大納言公任●所撰也、予辱賜公命借府庫所蔵原本写之焉、嗚呼君公之恩至●、子孫夫思之宜珍而蔵之玉、非同好士不可許妄見也●、安政二年 坪内主水藤原助平」又、「大麻比古神社●宜新井正道の明治八年の奥書あり。
職原鈔抄 写四冊 「松室書庫」「水倉吉重」
職原鈔 写四冊 奥書に「于時天保十五年十一月、度会吉重」
校正法曹至要鈔 写 二冊
日本制度通 刊 二冊 萩野由之、小中村義象共著 明治廿三年
廿六号
泰平年表 写 六冊 忍屋隠士著
続泰平年表 写 六冊 竹舎主人著
続々泰平年表 写 六冊
武家必? 泰平年表 刊 一冊 忍屋隠士著 滋野清弘の奥書
武江年表 刊 八冊 斎藤幸成著 嘉永三年
家忠日記 刊 六冊 文科大学史料叢誌 明治三十年発行
川角太閤記 刊 五冊 嘉永四年
廿七号
我自刊我 刊 百冊
廿八号
標注 日本仏法史 刊 二冊 田島象二著 明治十七年
仝上附録扶桑伽藍紀要 刊 一冊 大徳寺編
近古史談 刊 四冊 大槻磐渓著 元治元年
理慶尼の記 刊 一冊  「鉄研文庫」
帝国紀年私案 洋活 一冊 落合直澄 明治廿一年 定価三十五銭
古今史譚 洋活 四冊
西南 征討史略 刊 九冊 青木輔清編 明治十一年
従征日記 刊 七冊 川口武定著
熊本鎮台 戦闘日記 刊 五冊
西南戦史 洋活 十二冊 川崎紫山著 明治廿六年
戊辰戦史 洋活 十二冊 仝上    仝上
戦袍日記 洋活 一冊 佐々友房著 明治廿四年再版
北地危言 洋活 一冊 東京日々新聞附録 明治廿一年
文明東漸史 洋活 一冊 藤田茂吉著 明治十七年
廿九号
尊攘紀事 刊 六冊 岡千仞著 明治十七年
維新前後 実歴史伝 刊 十冊 西河称篇 明治廿五年
常野戦争誌略 洋活 一冊 小山朝弘著 明治廿一年
勝伯事蹟 開城始末 洋活 一冊 阪崎斌著 明治廿三年
王政復古 戊辰始末 洋活 六冊 岡本武雄著 明治廿二年
訂正 戊辰北越戦争記 洋活 一冊 野口団一郎著 明治廿六年
甲子殉難士伝 刊 三冊 邨田峯次郎著 明治丗年
波山始末 洋活 一冊 史談会編 明治丗二年
天保明治 水戸見聞実記 刊 一冊 明治廿八年
戊辰出羽戦記 洋活 一冊 狩野徳蔵著 明治廿三年
藤侯実歴 洋活 一冊 大橋又太郎著 明治三十二年
名家談海 洋活 一冊 仝上     明治三十二年三版
五十名家訪問録 洋活 一冊 坪谷善四郎著 明治三十二年再版
四裔編年表 洋活 一冊 広瀬乗信著 明治十一年
通俗 世界大戦史 洋活 二冊 早稲田大学編 大正八年四版
丗号
剣影録 洋活 一冊 江間政発著 明治廿三年
南山蹈雲録 写 一冊
心のあと 刊 一冊 藤田誠之進著 明治廿四年
匏庵十種 刊 二冊  栗本匏庵著 明治二年
仝上   洋活 一冊 仝上    明治廿五年
日本風俗史 洋活 二冊 藤岡作太郎・平出鑑次郎共著 明治二十八年
皇室野史 洋活 一冊 広瀬千九郎著 明治廿六年
王政復古 義挙録 刊 一冊 小河一敏著 明治十九年
懐旧紀事 洋活 一冊 浜野章吉著 明治丗二年
昨夢紀事 洋活 二冊 中根雪江著 明治廿九年
開国起原 洋活 三冊 勝安房著 宮内省発版 明治廿六年 吉川半七発行
開国始末 刊 三冊 島田三郎著 明治廿一年
開国起原 安政紀事 洋活 一冊 内藤恥叟著 明治廿一年
府朝事略 刊 十二巻二冊 吉川松浦著 明治丗四年
明治史要 洋活 二冊 修史館編 第一編 明治九年 第二編 明治十二年
大坂城誌 洋活 四冊 小野清著 明治三十二年
三十年史 洋活 一冊 木村芥舟著 明治廿五年
官職制度沿革史 洋活 一冊 小中村清矩著 明治丗四年
丗一号
歴史評林 洋活 十二冊 萩野由之著 明治廿六年
史海 洋活 合四冊
史料通覧 洋活 十八冊
小右記 二冊
左経記 一冊
中右記 七冊
水佐記
帥記    一冊
山槐記 三冊
勘仲記 二冊
兵範記 二冊
丗二号
大日本史料 洋活
大日本古文書 洋活
日露戦史大全 洋活 二冊 宮部力次著 明治三十九年
日本戦史 洋活 二十二冊 参謀本部
関原役 四冊
大阪役 三冊
桶狭間役 二冊
姉川役 三冊
三方原役 二冊
長篠役 二冊
中国役 二冊
山崎役 二冊
柳瀬役 二冊
神●全書 洋活 五冊

一号 二号 三号 四号
万葉集古義 刊 百四十一冊 鹿持雅澄著 宮内省蔵版 明治二十八年
万葉用字格 刊 一冊 春澄著 文化十五年
万葉類語 写 二冊
万葉集類句 刊 三冊 賀茂季鷹著 文化三年
万葉新採百首解 刊 二冊 嘉永四年  「雙鶴文庫」
万葉和歌集 校異 刊 廿冊 文化二年 馬場龍彦の奥書書入本 「国分氏蔵」
摸刻 万葉集 刊 二冊 温古堂本
万葉考 刊 三冊  「桂斎」「彩雲楼図書記」
新撰万葉集 刊 二巻一冊 元禄十二年
五号
万葉集類語 写 廿冊  「紀伊国古学館之印」「松阪学問所」
万葉集註釈 刊 廿巻六冊 清水浜臣書入本  「清水浜臣蔵書」「尚古斎所蔵」「泊?舎蔵」
玉霰窓の小篠 刊 五冊 中島広足著 明治廿一年
雅言解 刊 四冊 鈴木重嶺著 明治十二年
本朝俚諺 刊 十冊 井沢長秀著 文政四年
増補 俚言集覧 洋活 三冊 村田了阿著 井上頼? 近藤瓶城増補 明治三十二年
六号
増補 雅言集覧 刊 五十七冊 石川雅望著 中島広足増補 明治十年
七号
湖月鈔 刊 六十冊 北村季吟著 延宝元年
源氏物語評釈 刊 萩原広道著
紫文製綿 刊 八冊 橋本稲彦著 文化十四年
八号
空穂物語 写 二十冊 岡本保孝書入本
栄華物語 写 二十冊
十訓抄 刊 十冊
さごろも 刊 十冊 伴直方書入本 「伴氏家印」「正明之印」奥書 文化十四年一校卒/文政二年比校卒/天保九年校卒 伴直方(花押)
狭衣下紐 刊 二冊 仝上 承応三年 「伴氏家印」「正明之印」
紫式部日記釈 刊 四冊 天保五年 享保五年石清水社士谷村光義書入本
九号
千五百番歌合 刊 十冊  「山中蔵書」
六百番歌合 刊 十冊 寛政十二年 村田たせ子書入本 奥書に「文化の七とせ長つき藤原の元雄の本もてましへをはる たせ子」
秋二百六十番歌合 刊 二冊 弘化三年
歌合部類 刊 二十冊  「鈴屋之印」
後撰和歌集標注 刊 四冊 小倉御蔭書入本 奥書に「文化十一年
言葉のつかね緒をもて校合し 小倉御蔭」
新撰和歌六帖 刊 四冊  「西世古井阪印」
鈴屋集 刊 九冊  「堤文庫」「神宮教院育材課之印」
後鈴屋集 写 三冊 本居春庭著  「久志木」
新葉集 刊 二十巻五冊 承応二年  「鹿島文庫」
堀河院百首 刊 三冊 慶安  「会田家蔵書」
類題衣手集 刊 三冊 朝比奈泰吉著
謌林拾葉集 写 十二巻四冊  「峨々堂蔵書」「達磨屋五一」
十号
独看和歌集 刊 十冊
怜野集 刊 十二冊
類題草野集 刊 十二冊
明倫歌集 刊 五冊 文久二年
六帖詠草 刊 七冊 文化八年  「竹垣内蔵書」
六帖詠草拾遺 刊 二冊 嘉永二年
琴後集 刊 十五巻七冊 村田春海著 天保七年
柿園詠草 刊 二冊
草庵集玉箒 刊 九巻五冊 本居宣長著 明和五年
続草庵集玉箒 刊 三巻一冊 本居宣長著 天明六年
類題名家和歌集 刊 三冊 文化九年
近世名家歌集 刊 三冊 鈴木重胤撰  「神宮教院育材課之印」
梨の片枝 刊 二冊 三条実美著 高崎正風編 明治廿六年
滝のしぶき 刊 二冊 黒田清綱集 明治十一年
古今和歌初学 刊 七冊 欠雑上
再刻 和歌梯 刊 四冊 富士谷成字著 明治十六年
十一号
とりかへはや 写 四冊  「朝田家蔵書」「岸本家蔵書」奥書に
「借橘千蔭蔵本而謄写 岸本由豆流本 寛政十一年正月」
清少納言 刊 四冊 慶安二年  「山岸蔵書」「暮秋庵」
枕草子春曙抄 刊 六冊 延宝二年  「朝田家蔵書」「岸本家蔵書」 岸本由豆流書入本
訂正増補 枕草子春曙抄 刊 三冊 鈴木弘恭著 明治廿六年
うつほものかたり 刊 三十冊  「歌堂文庫」 前半村田春海書
入本 後半村田たせ子書入本
宇治拾遺物語 刊 十五冊 万治二年
源氏物語忍草 刊 五冊 成島柳北書入本
仝上すみれ草 刊 三冊 文化十二年  「会田家蔵書」
十二号
徒然草 刊 二冊 文化十二年
徒然草諸抄大成 刊 十冊 浅香山井輯
おちくぼ物語 刊 四冊 久米幹文書入本 寛政十一年  「久米氏水屋記」
仝上     仝上           仝上
土佐日記抄 刊 二巻一冊 北村季吟著 寛文元年
土佐日記創見 刊 五冊 香川景樹著 嘉永二年
土佐日記舟の直路 刊 二冊 橘守部著 明治
竹取物語抄 刊 二冊 小山儀著 天明四年
竹取物語俚言解 刊 一冊 佐々木弘綱著 明治十四年
大和物語抄 刊 六冊 北村季吟著 承応二年
大和物語直解 写 三冊 賀茂真淵著 奥書に「天保七年借得泊?舎蔵書 金子朝貞写」
方丈記流水抄 刊 二冊 享保四年
蜻蛉日記 写 二冊
仝上   写 三冊
仝上解環 刊 十七冊  「中村蔵書」「宮先●蔵書」「小林氏図書記」
十三号
参考伊勢物語 刊 三冊 屋代弘賢著 文化十四年「於保波多」
伊勢物語古意 刊 七冊 賀茂真淵著 寛政五年
勢語臆断 刊 五冊 釈契沖著 享和三年
標注伊勢物語新釈 洋活 二冊 藤井高尚著 大久保初雄標注 明治廿七年
玉の小櫛 刊 九冊 本居宣長著
玉の小櫛補遺 刊 二冊 鈴木朖著 文化三年
玉琴 刊 二冊 文化十二年
倭名類聚抄京本 写 十巻三冊  「内宮権●時宜荒木田興平之印
」「興平之印」
仝上   曲直瀬本 写 四巻二冊 零本  「仝上」
仝上   下総本 写 五冊        「仝上」
仝上   昌平本 写 六巻二冊 零本     「仝上」
仝上       刊 廿巻五冊  「小林家印」
故事函 写 四冊
十四号
八代集抄 刊 五十冊 北村季吟 天和二年
古今和歌集
後撰和歌集
拾遺和歌集
後拾遺和歌集
金葉和歌集
詞花和歌集
千載和歌集
新古今和歌集 廿巻十冊
うたふくろ 刊 六冊  「稿堂文庫」
寄居歌談 刊 五冊 近藤芳樹著
無名抄 刊 二巻一冊  「雙鶴文庫」「拾穂軒蔵」
三十六人集補 写 三冊  「山口書蔵」
十五号
百人一首一夕話 刊 九冊 尾崎雅嘉著 天保四年
短歌撰格 刊 二冊 橘守部著 明治十八年
長歌撰格 刊 二冊 仝上
文章撰格 刊 二冊 仝上
江戸職人歌合 刊 二冊
難波職人歌合 刊 二冊 黒沢葎庵著 嘉永七年
職人尽歌合 刊 一冊  「於保波多」
草庵和歌集蒙求諺解 刊 廿冊 宣阿集 享保八年
古今和歌集 刊 二冊
後撰和歌集 刊 二冊
拾遺和歌集 刊 二冊
十六号
夫木和歌鈔 刊 三十七冊 寛文五年
十七号
天保日記 写 十二冊 井関隆女著
藤波記 写 一冊
十八号 十九号 二十号
万葉集師説 写 五十二冊 入江昌喜書入本  「幽遠窟蔵」奥書に「右万葉集師説五十二巻者以四天王寺明静院秘蔵海北若冲自筆本誂行松氏父子令謄写一校了再以同院収蔵之代匠記令比校畢」
師説作者履歴 九冊                「仝上」
勝地篇 十冊                 「仝上」
類林 十五冊                 「仝上」
惣訳 一冊                  「仝上」
和訓類林 写 四冊 若冲輯            「仝上」
万葉類葉抄 写 十三冊
仝上  闕 名所部 八冊
神●部 一冊   共に草稿本なり
言詞部 七冊
万葉集書目提要 洋活 二冊 木村正辞著 明治廿一年
万葉物名考 写 三冊
廿一号
万水一路 刊 六十二冊 能登永閑著
廿二号
岷江入楚 写 五十五冊 中院通勝著
廿三号
皇朝紀事文栞 刊 三冊 大沢清臣 明治廿一年
橿のくち葉 刊 一冊 中島広足著 天保十四年
隣女晤語 刊 二冊 慈延著 享和二年
山彦草紙 刊 三冊 橘守部著 天保二年
六家集名所類字 写 一冊  「紀伊国古学館之印」「松坂学問所」
落葉の錦 刊 二冊 嘉永四年
千草の根ざし 刊 一冊 文政十三年
雁の行かひ 写 一冊
さや??草紙 刊 三冊 木下幸文著 文政五年  「藤垣内印」
寄居文集 刊 二冊 近藤芳樹著 明治二十三年
月影草子 写 一冊 燕石十種九ノ六
文集 写 一冊 橘千蔭著
橿園文集 刊 二冊 中島広足著
仝上 第五集 写 一冊 仝上
橿園文集 洋活 一冊 仝上 明治廿六年
蓮阿歌稿本 写 四冊  「武島」
額号の歌 写 一冊 斎藤彦麿著 自筆本  「葦之仮庵」
隈山大人文集 写 一冊
関の秋風 写 一冊 松平定信著  奥書に「弘化三年夏五月写之
者也/四教軒小川高堅書」
振別髪 刊 一冊 寛政八年  「中村之印」
年山打聞 写 二冊 安藤為章著
宝の島根 刊 二冊
しみのすみか物語 刊 二冊 石川雅望著
都の手ふり 刊 一冊 仝上 天保十年
千年山集 写 二冊
曾我物語 刊 十二冊 正保三年
標注 異本曾我物語 洋活 十巻一冊 生田目経徳著 明治廿四年
雨月物語 刊 三冊 上田秋成著
梧陰存稿 刊 二冊 小中村義象編 明治廿八年
消息文例 刊 二冊 文化二年
雅言用文章 刊 二冊 黒沢翁満著
空中斎叢抄 刊 一冊 木阿弥長識著 明治十七年
華胥国物語 刊 一冊 中井履軒著 明治十九年
四十二物争考証 刊 一冊 山本明清著
庭訓往来 刊 一冊 天保十年
庭訓往来証注大成 刊 一冊 永井如瓶著 山崎美成補
庭訓往来諸抄大成扶翼 写 一冊 伊勢貞丈著
墨水遺稿 洋活 三巻一冊 黒川春村集 明治三十二年
くせ物語 刊 二巻一冊 文政五年
廿四号
古今類句 刊 廿冊
廿五号 廿六号
丹鶴叢書 刊 八十二冊 水野忠央編
後水尾院当時年中行事 二巻一冊
風爾津連奈幾物語 二冊
万代和歌集 十巻二冊
浜松中納言物語 八冊
草根集 十五冊
絵師草紙 一冊
今昔物語 三十四冊
忍音物語 二巻一冊
日本書紀 二冊
風葉和歌集 四冊
北山抄 十三巻四冊
和歌一字抄 二巻一冊
古事談 六冊
今昔物語類字 写 四冊  「鳥羽氏蔵書記」「紀伊国古学館之印」「松阪学問所」
続古事談 刊 二冊(群書類従四百八十七巻)  「津軽蔵書」
善悪霊異記 写 三冊
砂石集 刊 十巻五冊
廿七号
扶桑拾葉集 刊 丗巻丗五冊 徳川光圀集  「太田氏図書」
清渚集抄 写 五冊
廿八号
古今集遠鏡 刊 六冊 本居宣長著  「成化堂図書記」
古今和歌集打聴 刊 二十冊 賀茂真淵著 寛政元年  「仝上」
古今余材抄 写 二十冊 契沖著  (千萱義利書入)「千萱蔵書」
古今集綱手つな 写 一冊
尾張廼家苞 刊 九冊
古今和歌六帖標注 刊 六冊 山本明清標注 天保十一年
新古今和歌集 刊 二冊
廿九号
丗六歌仙歌集 刊 十五冊 万治二年宗蓮坊の書入あり 「古川氏之記」「小田」
丗号
字鏡集 写 二十巻十冊  「函碕文庫」
色葉字類抄 写 十冊
新撰字鏡類語 写 一冊  「松阪学問所」
音例 刊 一冊
かさし抄 刊 三巻一冊  「大慈悲軒蔵書」
あゆひ抄 刊 五巻二冊
仮字本末 刊 四冊 伴信友著 嘉永三年  「広辻氏蔵書印」
漢三音考 刊 一冊 本居宣長著 天明五年
傭字例 刊 一冊 天保十三年
音韻仮字用例図 刊 三冊 白井寛蔭著 万延元年
字音仮字用格 刊 一冊 本居宣長著 安永五年  「成化堂図書記」
磨光韻鏡 刊 五冊  「太田東蔵書」
韻鏡 刊 一冊
倭楷正訛 刊 一冊 太宰春台著 明和三年
国語 写 一冊
語学新書 刊 二巻一冊 中橋鶴峯著
古言梯 再考 刊 一冊 伊能魚彦著 文政十一年
仮字本末弁妄 写 二巻一冊 松浦道輔著
詞八衢補遺 刊 二冊 中島広足著 安政四年
てにをは係辞弁 刊 一冊 萩原広道著
語学叢書 洋活 一冊 明治丗四年
文字反 一葉
仮名文字遣 一巻
下官集 一巻
和字正濫鈔 五巻  契沖著
和字正濫要略 一巻 仝上     以上第一編
詞の玉緒 刊 七冊 本居宣長著 寛政四年
晤語 刊 二冊
丗一号
和訓栞 前編 刊 三十四冊 谷川士清著 文政十三年
仝上  中編 刊 三十冊  仝上
日本古代文字考 刊 二冊 落合直澄著 明治廿一年
詞の重波 写 九冊
詞の花かたみ 刊 四冊 片岡徳撰 嘉永二年
丗二号
詠仏百首 提朝風著
廿番歌合 井上文雄判   以上 写 一冊
散木奇歌集 写 二冊
百番歌結 写 二冊  「?●林蔵」
袖中抄 刊 二十冊 慶安四年
稜威言別 刊 十一冊 橘守部著 明治二十七年
歴朝詔詞解 刊 六冊 本居宣長著 享和三年
和漢朗咏集 刊 二冊 承応二年
記紀歌集 刊 二冊 賀茂真淵著 天明八年
檜垣嫗歌集 補註 刊 二冊 中島広足著  「村井之印」
三十六人歌仙歌合 刊 一冊 堀直格旧蔵「墨阪十一代主写蔵記」
新葉集作者部類 写 一冊
童謡考集説 写 一冊 伴直方著 水野忠邦旧蔵  「引馬文庫」「歌学」
大井河行幸和歌考証 刊 一冊
新続神●百首 写 一冊
日本紀●宴和歌 写 一冊
野史●宴和歌 刊 一冊
出雲国造神寿後釈 刊 二巻一冊 本居宣長著
祝詞弁書 写 二冊 御巫清直著 自筆本
賀茂真淵判歌合 写 一冊
鈴屋社中歌合 写 一冊
瑳玖郎譜 写 一冊 本居宣長著
大祓詞正解 写 二冊 大高秀明著 平田篤胤書入本
祝詞考 刊 三冊 賀茂真淵著
かるかや集 刊 三冊 松波資之著 明治十年
平野国臣遺歌 刊 一冊 明治二年
抄宗寮叢書 刊 二冊 明治二年
欟斎集 刊 二冊 木村正辞著 明治廿九年
大祓詞後釈 刊 二冊 本居宣長著 寛政七年
大祓詞後々釈 刊 一冊 藤井高尚著
大祓天の玉櫛 写 二冊 松浦道輔著 自筆本 慶応元年書
大祓詞新解 刊 一冊 荒木田守訓著  「山中蔵書」
祝詞 写 一冊
祝詞正訓 刊 二巻一冊 平田鉄胤著
丗三号
箋注倭名類聚抄 刊 十冊 狩谷掖斎著 明治十六年印刷局
丗四号
冝園百家詩 刊 八冊 矢上行輯 天保二年
愛日楼文集 刊 四冊 佐藤一斎著
栗山文集 刊 五冊 芝野栗山著 天保十三年  「小笠原氏蔵」
尚不愧斎存稿 刊 四冊 原伍軒著 明治十七年
寒緑遺稿 刊 二冊 茅根伯陽著 明治十九年
星巌集 刊 十冊 天保二年  「成化堂図書記」
紅蘭小集 刊 一冊      「仝上」
山陽集 写 四冊
今世名家文鈔 刊 四冊
幽室文稿 刊 六冊 吉田松陰著 明治十四年
嘉永廿五家絶句 刊 四冊 嘉永元年
栗園文稿 刊 二冊 中村栗園著 明治十四年
鉄心遺稿 刊 五冊 小原鉄心著 明治六年
薀古堂文稿抄 写 二冊
浪華詩話 刊 一冊 百済間人兼康愷撰
明治碑文集 刊 四冊 佐藤平次郎著 明治廿七年
北総詩史 刊 三冊 邨岡良弼著 明治廿三年
如蘭詩集 写 四冊  「無所苟斎図書」
無所苟斎詩鈔 刊 二冊 吉川天浦著 元治元年
山陽誌鈔 刊 四冊 天保十四年
近人文集 写 二冊

丗五号
鶉衣 刊 六冊 横井也有著
俳諧 七部集大鏡 洋活 二冊 月院社何丸撰 明治廿六年
増補 俳諧歳時記栞草 刊 一冊 曲亭主人著藍亭青藍増補 嘉永四年
戯文軌範 刊 二冊 岡本竹二郎著 明治十六年
千とせの門 刊 二冊 蜀山人著
風俗文選 刊 九冊 五老井許六撰 宝永三年
津玖波規 写 一冊  (道知書)
芭蕉文集 刊 二冊
四方のあか 刊 二冊 蜀山人著
四方の留粕 刊 二冊 文政二年
醒世文集 写 三冊
世の中百首絵鈔 刊 一冊 荒木田守武著 享保七年
与謝蕪村 洋活 一冊 大野洒竹著 明治丗年
狂歌今昔物語 刊 二冊 全亭正直著 文政十年
狂歌草野集 刊 七冊 天保四年
狂歌名産集 写 四冊
二夜のつとひ 刊 一冊  「古好亭蔵本」
狂歌百鬼夜狂 刊 一冊  「仝上」
狂歌杓子栗 刊 二冊 文化五年
飲食狂歌歌合 刊 二巻一冊
歌舞伎狂言狂歌集 刊 一冊 ?廼屋窓廼屋撰  「福田文庫」「達摩屋五一」
老●子 刊 五冊 天明四年  「古好亭蔵本」
八重垣ゑにむすび 刊 一冊  「仝上」
狂歌春のあそび        「仝上」
狂歌天の川 天明五年     「仝上」
狂歌新玉集 刊 一冊 天明六年「仝上」
狂歌初心集 刊 一冊     「仝上」
金撰狂歌集 刊 一冊 寛政八年「仝上」
狂歌? 刊 一冊
狂歌すきや風呂 刊 一冊  「古好亭蔵本」
狂歌師細見 刊 一冊    「仝上」
松の言の葉 刊 一冊    「仝上」
春興抄 刊 一冊 天明四年 「仝上」
猿蟹物語 刊 一冊     「仝上」
錦画姿 刊 二冊 八文舎自笑著 文化九年
美満寿組入 刊 一冊 寛政九年  「古好亭蔵本」
狂歌綱雑魚 刊 一冊 赤松金?著 「仝上」
狂歌百物語 刊 一冊 寛政八年  「古好亭文庫」
犬の跡 刊 一冊  「古好亭蔵本」
夷歌めでた百首 刊 一冊  「古好亭文庫」
狂歌五百題 刊 一冊 文化八年  「古好亭蔵本」
落栗庵月並摺 刊 一冊 天明三年 「仝上」
羽勘三台図絵 刊 一冊 寛政三年 「仝上」
堀河題諺百首 刊 一冊  「古好亭文庫」
柳多留(百四十五編) 刊 一冊
柳多留抄 写 一冊 (千之堂書)
冠付句集 刊 十一冊
いそのしらべ 刊 一冊 寛政元年  「古好亭蔵本」
継華集 刊 一冊          「仝上」
丗六号
群書一覧 刊 六冊
言葉の園 刊 六冊 近藤真琴著
日本文栞 刊 三冊 久米幹文著 明治廿二年
万宝古状揃指南車 刊 一冊 寛政十一年
字引大全 刊 一冊
通俗文学全書 洋活 十二冊 大和田建樹著 明治二十六年
修辞学
新体詩学
応用和文学
狂言評釈
応用歌学
紀行文選
歌曲評註
応用漢文学
浄瑠璃評註
作文組立法
書簡組立法
日本文人伝 以上
国文辞典 洋活 二冊 明治廿四年
【以下、次号】
付 記
この度、鹿島則文の『桜山文庫目録 和書之部』を紹介するに当って、鹿島神宮・宮司の鹿島則良氏の御許可を賜った。記して、心から感謝申し上げます。
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本稿は、『近世初期文芸』第25号(平成20年12月発行)に掲載したものである。巻末に、原本の写真、鹿島家の墓所・鹿島則文の墓石の写真が掲載されているが、ここでは省略した。正確には、同誌を使用して頂きたい。

●尊敬する、鹿島則文のコレクションを認知して欲しくて、再掲載する。

平成29年1月4日

『桜斎随筆』 出会いから刊行まで

鹿島則孝編著『桜斎随筆』の閲覧

●平成2年(1990)10月15日、鹿島神宮の、鹿島則幸様をお訪ねした。鹿島家第66代大宮司、鹿島則孝の記録『桜斎随筆』の中に、『井関隆子日記』についての記述がある、と教えられたので、是非、閲覧させて欲しいと、お願いしたのである。
この時、閲覧したのは、次の通りである。
○都日記・2冊。○上京日記・1冊。○万我津比の記・3冊。○
桜斎書牘集・7冊。○桜斎雑記・1冊。○桜斎雑録・1冊。○則
孝雑記・2冊。○飛鳥川附録・1冊。○家茂将軍謁見記・1冊。
○幕府朱印改渡記・2冊。○幕府祈祷次第記・I冊。○朝廷御寄
附米記・1冊。○末社遷宮記・2冊。○官弊使御参向記・1冊。
○復古二年紀・3冊。○桜斎家督記・I冊。○水戸家書類・1冊。
○則文諸祝儀・1冊。○大宮司鹿島連家系・1冊。○日記、大宮
司としでのもの。そして、『桜斎随筆』60冊があり、その他、詠草などもあった。
この時の調査結果は、『文学研究』第72号、平成2年12月発行、に詳しく報告している。
●これらの資料は、極めて貴重な内容であるので、調査・研究したいと申し出て、鹿島則幸氏の御厚意で、全て拝借した。帰宅後、借用書を作成して、鹿島氏に送り、以後、これらの資料の調査を進めた。
●この中で、特に『桜斎随筆』60冊は、幕末・明治の貴重な資料と判断されたので、この出版を考えた。

刊行計画開始

①  前々から、大きな企画を依頼されたいた、O社に打診したところ、検討したいとのこと故、原本、5冊を持参して出版を依頼した。2ヵ月後、検討の結果、3559丁、7120頁、と大部なゆえ、出版は出来ないと断られた。

鹿島則孝関係書の紹介
『桜斎随筆』は、一般に知られていない。少しでも認知してもらえるような活動を開始した。

●平成4年3月
「鹿島則孝の『桜斎随筆』」 『古書通信』752号。
●平成5年6月15日
 『鹿島則孝と『桜斎随筆』』を私家版で刊行。
●平成10年7月25日
 『神宮々司拝命記』を私家版で発行。

②  その後、友人の国語学者、野澤勝夫氏の御配慮で、中田祝夫先生に御相談して、K書房を紹介して頂き、文部省の助成出版を考えた。この時の私の腹案は、昭和女子大学の長谷川強先生を中心にして、研究助手の2名にも参加してもらって、全冊複製の本文編と研究編で構成しようと考えた。中田先生から連絡してもらって、野澤氏と2人で神田のK書房へ伺い、社長さんに検討してもらった。この案は、それなりによいが、何としても、本文が大部過ぎて、結局、この案は成立しなかった。

③  平成11年、万事休す。そこで、私は、この『桜斎随筆』を、高橋マイクロ写真に依頼して、全冊マイクロ複写して、ネガをつくり、そのネガからポジフィルムを作成してもらうことを考えた。そのポジを実費で、希望する図書館に提供する計画を立てたのである。高橋マイクロ写真に全冊複写の見積りを依頼した。何としても、この貴重な資料の複製を後世に伝えたかったのである。その時、菊池眞一先生から連絡があり、本の友社で検討してもよいとのことを伝えられた。

④ 本の友社発行
平成11年12月、本の友社の編集者が、昭和女子大へ見えて、研究室で刊行計画を相談した。
〔1〕 全冊、原寸複製、18巻に収録し、1年1回発行とし、6巻ずつ発行、3年間で完結する。
〔2〕 本文版下原稿、解説等の原稿は、全て深沢が執筆作成し、本の友社へ入稿する。
〔3〕 第1回配本、平成12年、第2回配本、平成13年、第3回配本、平成14年。 全18巻の予定価36万円+税

原稿作成開始

●平成11年10月
コピー機 RICOH-IMAGIO-MF2230をリースで導入し、本文原寸複写開始。複写物と原本の照合作業は、極めて厳しい仕事だった。無心で、則孝の筆跡を追い、汚れ、ゴミと、原本の状態を、1字、1行、1丁、と真剣に比較して進めた。

●桜斎随筆・1巻~6巻 平成12年11月10日、本の友社発行、6巻計120000円+税。(鹿島則良・深沢秋男 編)。出版社の手違いで、奥付に、編者名が無い。
●桜斎随筆のしおり 平成12年11月10日、本の友社発行、(鹿島則良・深沢秋男 編著)
●桜斎随筆・13巻~18巻 平成13年11月10日、本の友社発行、6巻計120000円+税。(鹿島則良・深沢秋男 編)
●桜斎随筆・7巻~12巻 平成14年11月10日、本の友社発行、6巻計120000円+税。(村上直・深沢秋男 編)

村上直先生のこと

●法政大学名誉教授・村上直先生は、近世史の大家である。『桜斎随筆』の、第23冊~37冊は「あすか川」で、特に歴史的資料である。そこで、村上先生に、特にお願いして、編者になって頂き、御指導を賜った。
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村上直[ムラカミタダシ]
1925年、東京都生まれ。東京第一師範学校を経て、1951年、法政大学文学部卒業。1958年、東京都立大学大学院(日本史専攻)修了。文学博士。現在、法政大学名誉教授。江戸幕府の政治、特に関東を中心に代官及び天領、江戸近郊の地域史の研究に取り組んでいる
肩書:法政大学名誉教授
経歴:
1965年4月  駒沢女子短期大学講師・助教授・教授
1971年10月 法政大学文学部助教授
1973年4月  法政大学文学部教授
1974年3月  文学博士を授与される
1978年4月  文学部長・能楽研究所長
1981年7月  通信教育部長
1993年11月 川崎市文化賞(学術)を受賞
1996年4月~ 法政大学名誉教授 現在に至る
主な著書:
1965年 『天領』 人物往来社
1983年 『江戸幕府の代官』 国書刊行会
1997年 『江戸幕府の代官群像』 同成社
     『江戸幕府の政治と人物』 同成社
2004年 『江戸近郊農村と地方巧者』 大河書房 他

  【かわさき科学アカデミー】より
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●村上先生は日本歴史専攻であり、私は近世文学であるので、特に接点はなかった。しかし、近世史専攻の先生の著作は、かなり前から読んでいた。初めてお会いしたのは、佐渡の「天領セミナー」だったと思う。突然、佐渡の毎日新聞の磯野さんから電話があって、セミナーに参加しないか、と誘われた。私が、鈴木重嶺の研究をしていたからである。
●その後、新大久保の全龍寺にある、鈴木重嶺の墓所を新宿区の史跡に指定申請することになり、この時も村上先生に御指導頂いた。「鈴木重嶺顕彰会」立ち上げの時も村上先生に顧問になって頂いた。
●平成14年には、鹿島則孝の『桜斎随筆』を本の友社から出す事になったが、その中の『あすか川』は歴史的要素が強いので、村上先生に編者になって頂いた。先生は快く引き受けて下さり、詳細な解説を書いて下さった。
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・・・『桜斎随筆』のうち、巻17から巻30の15巻は、特に「あすか川」と題してまとめた資料が収録されている。『国書総目録』によると、「あすか川」または「飛鳥川」と題する随筆集は他にも見うけられるが、本書のように全1260余丁、千余項目に及ぶ大部なものは見当たらない。本来「あすか川」とは、大和国(奈良県)の中部を流れる川の名であるが、歌枕にもよく詠まれている。「あすか川」は、古来流れの変化が激しかったので、よく定めなき世の中の例えに引用されることが多くあったといわれる。したがって、学殖豊かな鹿島則孝が、幕末維新の激動を川の流れの激しさに譬え、「あすか川」と名付けたのではないかと推測することができる。・・・
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先生は、このように記しておられる。この本の出版の時は、本の友社の編集者と共に、村上先生と何回もお会いして、多くの事を御指導頂いた。
●以後、何か書いたりした時は、先生に差し上げたが、その度に、励ましのお言葉を賜った。文学研究が専攻ではあるが、歴史を重視して、歴史に興味をもっていた私は、村上直先生から、非常に多くの事を御指導いただき、心から感謝している。

『桜斎随筆』の活用
『桜斎随筆』が刊行されてから14年が経過した。現在までに、この資料が、歴史関係の研究者から、少なからず活用されている。今後、さらに多くの方々に利用され、幕末・明治の歴史的疑問が解明されるものと思う。このことを、鹿島則孝と共に喜びたい。
                    平成28年11月15日

鹿島則孝の『桜斎随筆』の概要

桜斎随筆 六一冊 〔類〕随筆 〔著〕鹿島則孝 〔写〕桜山

これが『国書総目録』の記載である。

『桜斎随筆』は,鹿島神宮・宮司家,第66代・鹿島則孝の編著になるもので,原本は則孝自筆で,54巻・60冊,全3500丁の膨大な随筆・記録である。内容は,幕末から明治維新にかけての,鹿島・伊勢・東京等を中心としている。
原本は現在,鹿島神宮の鹿島則良氏が所蔵しておられる。

『桜斎随筆』総目録

『桜斎随筆』の内容を多くの方々に知ってもらうために、各巻頭にある目録を全て紹介したい。原本は鹿島神宮の桜山文庫に所蔵されているが、原寸複製本が、国会図書館等に所蔵されているので、大いに活用してもらいたい。

第1冊 桜斎随筆 一上
 桜斎随筆巻壱
   目録
 月雪花之部 上

第2冊 桜斎随筆 一下
 桜斎随筆巻壱
   目録
 月雪花之部 下

第3冊 桜斎随筆 二上
 桜斎随筆巻二上
   目録
壱 則孝略履歴 附 さち子改名 則文元服 父子三人参宮
弐 則峯君鼠を愛せらる 附 下僕の幻術 則瓊君御性質 同御筆記 則孝武術流名
参 白蘭和尚
四 幕府の流鏑馬
五 野鷹屋に入る
六 鹿島大雪
七 江戸城中妖怪
八 江戸市中大火
九 大猿の造り物
十 江戸城焼亡
十一 筑紫家霊社号
十二 大塩騒動
十三 白気出現
十四 江戸市中大火
十五 日輪二出る 附 関東洪水
十六 妖星出現 附 強風 地震 信州大地震 諸国風災
十七 安政元年大地震 附 豆州紀州洪波 同二月大地震 同三年暴風雨
十八 水戸浪士井伊直弼を殺害 附 浪士鹿島神宮狼藉
十九 浪士安藤信睦を刃傷
二十 浪士根本寺に屯衆
廿一 長州藩士京師乱入 附 家茂将軍征長出発
廿二 妖星出現
廿三 浮浪徒外国人旅館へ乱入
廿四 禁中より鹿島神宮へ御米御寄附
廿五 鹿島二ノ鳥居炎上 附 建替上棟
廿六 伏見にて戦争
廿七 娘を教諭する詩
廿八 数星飛行す
廿九 九十九里の海岸に姥貝数多うち寄せる
三十 春日杜の神鏡破裂
卅一 後醍醐天皇の御陵破裂
卅二 室内に妖光現る
卅三 雀の戦争
卅四 宮中村大町局両度出火
卅五 宮中村諸所の井水渇
卅六 赤気現る
卅七 宮中村諸所出火
卅八 九十九里の浜暴風雨
卅九 秀行朝臣の影像焼亡
四十 春日杜比売神の説
四十一 小町は一人に非らず
四十二 大宮司持高収納米俵数調
四十三 東京両度大火の景況
四十四 鹿島浦にて鰯の大漁獲
四十五 真田大助信隆〔或ハ幸昌に作〕 附 石川丈山
四十六 霊芝生ず 附 則文帰国 別泰和歌
四十七 十難七悪
四十八 狸の怪
四十九 将軍家綱判物 前田島津
五十 水戸家代々忌日
五十一 慶長以後大宮司代々忌日
五十二 三笠山墓碑 附 墓誌 則広君辞世御歌
五十三 筑紫家棺槨墓誌石碑 附 実方親族忌日 墓地
五十四 塙台墓地碑 附 稲生氏墓地
五十五 彗星出現
五十六 鹿島郡中金銭不融通の原因
五十七 米国にて海蛇顕る
五十八 文久年中物価略表 附 天保年中同
五十九 借馬 附 馬乗袴仕立方
六十 大宮司配当禄公債 附当籖
六十一 筑紫金禄公債
六十二 大宮司賀表
六十三 筑紫重門鹿島神宮等外出仕拝命
六十四 関白豊臣秀吉の銅印
六十五 肘かけ匂ひ袋
六十六 大守宮
六十七 身体刺繍の人集会 附 婦人の刺繍
六十八 士族活計法
六十九 隠宅家根茸替諸費計算表
七十 電気力を以て彫絵
七十一 高名なる江戸町奉行
七十二 鷹は住馴たる所をよく知る
七十三 甲冑堂の神体
七十四 由井正雪
七十五 十州冷物
七十六 熊谷雪秀の履歴
七十七 紀伊頼宣卿の和歌

第4冊
桜斎随筆 二下

第5冊
桜斎随筆 三
桜斎随筆巻三
  目録
壱 文政の頃蕎麦の値
弐 神田近江作琴
参 皷の古胴
四 高貴の人に諛を言ひて迷惑す
五 畸医平山玄格
六 児を亡ふて猿井に投ず
七 戸田氏栄狼藉者を討
八 旧幕府奥医師の悪弊
九 三万石の価ある轡 附 古器物大楠の材
十 肥前の海腸
十一 窮鬼朝倉家を立去る
十二 閣老参政の遠馬流行
十三 伊達家の武備
十四 公用雑纂編集
十五 伊達政宗の詩
十六 異国人長崎港乱暴
十七 祝町の敵討
十八 鹿島浦にて隼を捕ふ
十九 交文亭へ歌を奉る
二十 本居宣長翁四季の桜の歌
廿一 角折村より塩を貢
廿二 盲人砂漠中にて焦死す
廿三 大蟇
廿四 京都の舁丁
廿五 江戸の舁丁 附 医師舁丁薬凾持悪弊
廿六 ●(オウヘンに「毒」。補助漢字 区点=4427 16進=4C3B)瑁
廿七 赤坂奴
廿八 水戸の追鳥狩 附 陣太鼓の銘
廿九 幕府奸臣を罰す
三十 江戸大地震に付 幕府より祈祷
卅一 徳川五代将軍神仏を信ず
卅二 禁中へ御祓献上に付道中駅々問屋名主共請書
卅三 孔明岳飛文天祥
卅四 美禄と云年号
卅五 芸妓の咎
卅六 高橋作左衛門死罪
卅七 幕府にて角觝上覧
卅八 成島邦之丞邸宅焼亡
卅九 霊元天皇御製御歌
四十 新待賢門院吉野山にて御歌
四十一 鼠小僧次郎太夫
四十二 洋学嫌疑に依て冤罪
四十三 殿居嚢其他著述物に付咎
四十四 蘭学に付達
四十五 江戸内海の蜃気楼

第6冊 桜斎随筆 四
桜斎随筆巻四
  目録
壱 筑紫家の昔話
弐 則孝鹿島に下る原因
参 京都の人関東訛を笑ふ
四 鹿島洋の妖火 附 鹿島浦の怪 ヤンサ船
五 斃馬棄場の怪 附 砂山にて水牛闘
六 加賀手子
七 穢多頭団ノ左衛門の養子
八 薯蕷鰻魚に化す 附 鰻薯蕷に化す
九 穢多の罪科
十 永代橋崩れ溺死人の昔話
十一 厩河岸の渡船覆没
十二 中新道開設
十三 諸国にて墓所の石碑洗ひ流行
十四 大蛇小児を呑む 附 竜蛇昇天 鹿島山内にて大蛇を見る
十五 本所深川辺洪水 附 天明度の天変地妖
十六 古人の狂歌
十七 文政の頃の紙鳶
十八 八十八歳祝寿金下賜
十九 老狸憎に化て旅行す
二十 大阪城中の妖怪
廿一 勇婦強盗を切る
廿二 南総上茂原邑の牡丹
廿三 房州小湊鯛の浦
廿四 天狗火
廿五 伊東主膳御咎 附 仙石道之助同
廿六 刑罪場の狗

第7冊
桜斎随筆 五上
桜斎随筆巻五上
  目録
壱 徳川将軍家祈祷之起源
弐 大施度祈祷式
参 続撰清正記
四 筑紫家先祖書 附 諸書抜萃 細川三斎作花活 豊太閤染筆 同感状 征韓陣触 高橋主膳書牘 筑紫家紋
五 豊臣家譜 附 淀氏 豊臣太閤辞世の歌 塙九郎右衛門
六 大宮司家茶会式
七 貞子君の詠歌 附 孝門君の小柄
八 揚補之画
九 枕草紙抜萃 附 源氏物語抜萃
十 隠宅の額面
十一 皇学先生の詠歌 附 贈位諡
十二 黄堊の画竹
十三 東照豊国両社
十四 ●(「音」に「市」の頭の点のない字。補助漢字 区点=7179 16進=676F)霊剣
十五 鹿島海道記抜萃
十六 鎌足神社
十七 鹿を神の使いと言説
十八 常陸帯記抜萃
十九 鶴に效て長寿
二十 増田尚賢履歴
廿一 博徒勢力富五郎敬神
廿二 宮中村にて江戸相撲興行
廿三 温泉変方
廿四 桐の木売の心得
廿五 鶏一万羽養法
廿六 色紙短冊掛の図 附 弓袋 馬尾袋の図
廿七 向島梅園
廿八 三度栗の考
廿九 天保七年の凶作
三十 金壱両賭の見せ物
卅一 乞食の義気
卅二 幽霊と劇場を見る
卅三 老狐二条家へ参殿
卅四 伊豆の大鷲
卅五 鶏昇天
卅六 香取社職配当高
卅七 村田権右衛門系図 并由緒
卅八 明智光秀王并四王天
卅九 徳川家康堺浦より伊勢に遁る
四十 豊臣秀頼誕生 附 薩州に下る 嶋津家久伏水に至る 徳川家康書牘

第8冊
桜斎随筆 五下

第9冊
桜斎随筆 六上
桜斎随筆巻
  目録
壱 正親町実豊卿女作松陰日記抜萃
弐 慶徳麗女の著書抜萃
参 井関たか子の日記抜萃 附 略系図 江戸邸絵図
四 松平吉里は常憲公の落胤と云説
五 川北自然斎の歌 附 佐川田昌俊の歌
六 戸田茂睡 附 武家秀逸の歌
七 播州加茂山の三大字
八 江戸遊覧花暦抜萃 附 上野の桜植添 秋色女
九 本居大平翁の文集
十 嘉多比沙志抜萃 斎藤彦麻呂翁随筆
十一 鷺草の図
十二 剣太刀の説 附 普請 かたひさしの抜萃
十三 幕府へ進上の玉串寸法 水戸家同
十四 鹿島神宮僧侶特高勤務調 貞享天明 附 惣大行事当禰宜
十五 浅野吉良大石の遺跡見聞記
十六 元禄宝永間珍話
十七 則敦君の内室

第10冊 桜斎随筆 六下

第11冊 桜斎随筆 七
桜斎随筆巻七
  目録

壱 大鰻魚の毒人を害ふ
弐 もみぢ茸の毒
参 大蜂大黒の木像を授く
四 独婦石塊を産
五 珍物数品
六 白鹿と尾長の鹿
七 幕府より施米
八 和宮御行状 附 御詠和歌
九 京師よりの来状
十 朝政一新に付御達
十一 慶応三年米金江戸相場 附 諸所失火
十二 青木氏所蔵石川丈山翁の和歌 附 近松門左衛門狂歌 十万堂発句
十三 同氏邸内網かけの古松
十四 駅路の鈴
十五 明暦の大火焼死の数十万二千百余人にあらず
十六 勢州一志郡星合の里の和歌
十七 北畠の家臣星合具泰
十八 樺太地方に鹿島神宮建設
十九 同御霊代送り
二十 十二ひとへ 附 女房の奉書
廿一 旧幕府奥女中の書状 附 旧幕府世子誕生に付玉串献ず
廿二 是に似たる非正に似たる邪
廿三 為朝の鏃を幕府の槍と為す
廿四 背わり羽織
廿五 狐つき 附 小年の剛胆狐妖去る
廿六 たのしみの興歌
廿七 水雷火を以て沈没艦を破裂す
廿八 鹿島にて鳶を銃猟す
廿九 下総の牧にて野馬捕を見る
三十 海軍端船の競漕 附 水雷火
卅一 狂風 附 颱風中に竜を見る。颶風海水を巻あげる。浪逆江に颶風河水をまき揚げる
卅二 純金の色を山吹色と云ふ説
卅三 蕎麦の大食
卅四 水虎
卅五 芸妓刺繍か祢吉 附 御東幸に付御酒下賜
卅六 妖火の偽物
卅七 早稲田の別荘四季の景
卅八 妖火出現
卅九 走倉六右衛門羅馬国に使す
四十 鹿島神山の鹿晴雨を前知す
四十一 日本橋魚市場古今変革
四十二 父子夫婦の楽み
四十三 富興行
四十四 蚊●(「巾」に「廚」。補助漢字 区点=2832 16進=3C40)売

第12冊 桜斎随筆 八
 桜斎随筆巻八
   目録
壱 光り物飛行 諸国
弐 浅間山の噴烟烈し
参 西京の光怪
四 地震強し 東京及横浜越中
五 諸国光怪
六 地震にて家屋損害多し 附 大島及浅間山噴火
七 東京市中大火 数度 附 箱館大火 宮中村中村所々失火
八 落雷にて河汽船中狼狽
九 十二年冬より十三年三月迄の季候
十 根本寺逓減禄返上
十一 摸掏捕縛
十二 妖光空中より降る
十三 山陽道筋大雨地震
十四 東京の降雪 二月の初雪
十五 信州の季候
十六 東京大雪
十七 妖児を産
十八 脱欖 附 懲役場失火 附 宮中村所々失火
十九 越後にて川汽船破裂
二十 陸中にて三輪の日昇るを見る 附 石川県下の地変
廿一 雷鳴早し
廿二 汽船破裂の詳報
廿三 但馬に隕石あり
廿四 皇大神宮近傍山焼
廿五 怪児を産 附 老翁肉角を生ず
廿六 越中の光怪 附 地震 旋風 支那にて東方に光怪を見る 横浜にて大光物出現
廿七 大阪の季候
廿八 石川県下鳴動
廿九 鹿嶋大雨雷鳴
三十 信州及北海道季候
卅一 十三年三月四月鹿島の風雨表
卅二 異形の虫
卅三 東北諸国季候
卅四 妖光 附 隕石届書
卅五 利根川にて汽船衝突
卅六 米価表 附 一厘銭相場騰貴
卅七 根室の海氷厚し
卅八 猪苗代湖の大鯉魚
卅九 大珊瑚
四十 諸国泥雨降る
四十一 東京出火表
四十二 大風
四十三 埼玉県下野の大火 附 諸国野の大火
四十四 魚の骨鰭等にて刺したる時の薬 附 温泉変方 人命の長短を計る法 肉を貯ふ法 草木の治療法
四十五 里見家略系図
四十六 第十三国立銀行 鴻池善右衛門
四十七 清原武則及藤原経清略系図 附 吉彦秀武
四十八 全地球上多数の妻妾を有する人
四十九 獣類統計表
五十 鴉の戦争
五十一 米国より償金返還
五十二 痔疾治療法 附 栗実貯法
五十三 美婦人競妍研会

第13冊 桜斎随筆 九
 桜斎随筆巻九
   目録
壱 旧幕府の美事
弐 旧幕府の臣脱走して宮中村に止宿す
参 明治元年晴雨表 鹿島の分
四 長崎の大竹
五 鹿島浦鰹の大漁獲
六 明治元年厳寒
七 中島父子戦死
八 赤気乾の方にあらはる
九 正月元旦光り物飛行 附 西方赤くして如火 暴風雨
十 葉室光子神葬行列
十一 北総神崎河中より水牛出現 附 大樟
十二 諸国洪水
十三 桜町失火
十四 津田蓮光院 附 徳川世子孝恭院
十五 松平外記西域にて刃傷
十六 一日の内に四の変事
十七 秋元但馬守の家臣発狂
十八 妖童寅書物語 附 牝鷄昇天
十九 幕府より鹿と鳩を放す 附 田野辺谷の蜃気楼
二十 九十九里浜鰯大漁獲 九年
廿一 鹿島浦鰯大漁獲 十二年
廿二 同上 十三年 附 海苔の景況
廿三 大相撲興行中無降雨 附 札の売高 不漁
廿四 物に誓て謎のことば
廿五 寒水石
廿六 聖上弓馬御稽古
廿七 十二年常州作割表
廿八 老媼児を産
廿九 騎射法式奏上
三十 蓮月尼
卅一 三男児を産
卅二 鮫の種類
卅三 桜田にて大老を殺害の時狂句
卅四 米国人日本の練兵を賞与
卅五 珍草発見
卅六 皇城御新築 附 皇大神宮遥拝所落成
卅七 米国にて日本の物品流行
卅八 長寿の人
卅九 桜東雄の歌
四十 岐阜県下にて駆犬流行
四十一 旧幕府の頃の落首
四十二 十四年中食金銀貨幣の相馬
四十三 欧米各国にて日本の扇子及諸物品流行
四十四 文政より嘉永迄流行の拳 附 維新後流行物品
四十五 弘化より嘉永まで流行の拳 附 予が若年の時所持の物品
四十六 大宮司伝来什物
四十七 鹿島神宮権殿引移
四十八 同数石落成 附 寄金ニ付木盃下賜
四十九 太郎事則泰と改名
五十 鹿島の気候 十五年
五十一 鹿島近郷歳末の景況 同上
五十二 大阪歳末の景況
五十三 十六年一月鹿島の季候
五十四 同二月鹿島降雪
五十五 同一月鹿島及東京地震
五十六 同月大阪の季候 附 霞浦の堅氷
五十七 尾濃両州にて妖虹を見る
五十八 東京及佐倉不景気
五十九 漁船八手綱の名儀

第14冊 桜斎随筆 十上
 桜斎随筆巻十上
   目録
壱 活たる法螺貝鰒の図
弐 俗に優曇花と云ふ物の図 実は虫の卵
参 ハブ草 附 狂犬に噛れたる時の薬方
四 鍼治の効にて長生
五 孝門君の書牘 附 実父母の履歴 外祖父の記念物品
六 千羽の鶴を放す 附 彦根にて老鶴を銃獲す
七 怪光飛行
八 同鹿島にても見たる説
九 大陽鋼色に変ず 附 鹿島迅雷北海道暴風
十 長歌を賞美す 附 外国幼稚園の歌
十一 諸芸人并娼妓の員数 十四年 十五年
十二 日本全国町村の数 十六年
十三 常陸国の湖周囲里数
十四 七十三国茶畑段別
十五 宮中邨戸数
十六 川汽船の賃表
十七 北海道の狼馬を害す
十八 戸田忠至建碑の地所
十九 十六年諸国寒暖調査
二十 蛇の合戦
廿一 忠臣贈位
廿二 王子の里避暑繁昌
廿三 独乙の婦人日本の物品を賞翫す
廿四 仏京巴里府にて日本の物品を賞翫す
廿五 狩野土佐両家の絵価騰貴 并 撃剣器、茶器、盆栽 飼鳥類同
廿六 九月十三日東京及西国筋暴風
廿七 大陽の黒点
廿八 十六年八月より九月迄宮中村天気の模様 附 大陽の鋼色、落雷、二百十日穏、秋作豊熟、東京及東海道筋暴風
廿九 大阪不景気
三十 奇怪の婦人
卅一 中野梧一自殺 附 履歴
卅二 八丈島の赦免蘇鉄
卅三 和歌山県下各村節倹規約
卅四 大阪兵庫酒造家減高
卅五 十六年九月中の天気模様 附 大阪の観月
卅六 大阪及紀州辺旱魃 附 蜜柑樹枯る
卅七 東京深川の材木問屋小北彦七名刀奉納
卅八 不景気 附 物品の価下落
卅九 五穀豊熟
四十 金環蝕
四十一 鰹大漁獲
四十二 大陽光線微弱の論
四十三 米国の女新聞記者
四十四 陸軍の総人員調査 附 全国人員総計
四十五 西方の空赤く火の如し
四十六 富田光知君の和歌
四十七 大阪の席貸商不景気
四十八 別林府人民の倫理道徳壌頽
四十九 教道職総計
五十 暴風の為電信線路損害多し 附 水害
五十一 武内宿禰の真筆
五十二 札幌地方の初雪
五十三 宮中村の季候 附 風雨
五十四 金環蝕霧にて見えず 宮中村
五十五 鹿児島県下田畑宅地の価格低落
五十六 東京及大阪府下にて呉服太物并古書類売れず
五十七 金環蝕見えず 東京及宮城県
五十八 暴風にて大椴倒る
五十九 紅葉観の便り
六十 大阪暴風
六十一 九年中全国戸数人口調査
六十二 金環蝕新潟県下にては見えたり
六十三 外客の窮難を憐みて治療を施す
六十四 英国人癩病の治療を受けて全癒す
六十五 青森県下より良馬を献ず
六十六 小鳥の剥製もの輸出多し
六十七 仏国人首を切断せられて後記憶力を存す
六十八 大阪商家歳の景況
六十九 鹿島郡秋の景況
七十 上総東金町の大火
七十一 隠れ家の冬籠
七十二 品川御殿再建築無し
七十三 芭蕉蔵
七十四 首を切断せられて記憶力を存す
七十五 古人の歌詩 附 幼女の書画
七十六 無類の大杉
七十七 笠森の観音堂

第15冊(桜斎随筆 十下)(欠巻、47~77欠)

第16冊 桜斎随筆 十一上
桜斎随筆巻十一上
  目録
壱 徳川将軍史編の注意 谷干城演説
弐 同天朝へ不忠
参 同史編の注意追加
四 同天朝へ不忠
五 外国船渡来に付武家伝奏より御達 附 男山八幡宮へ勅使参向
六 日光門主を迎下せしは天海の姦謀 附 徳川慶喜謹慎
七 同門主下向の発端
八 京都所司代の心得
九 徳川氏の末世
十 輪王者法親王千住駅着
十一 東叡山戦争諸説
十二 東照宮の古簾は芝の神宮の御簾と成る
十三 楠公の書牘 附 小楠公新田公書牘 楠公墓碑 同旗 同書牘 同遺物 北畠公書牘 新田公願書 小楠公歌
十四 藤田東湖正気歌 同和歌 附 蒲生秀実山稜志
十五 高山正之蒲生秀実御追贈
十六 閑院典仁親王太上天皇尊号御追贈
十七 中山愛親卿位階御追贈
十八 源義公の歌及び書牘
十九 源烈公の長歌  附 水戸弘道館碑文幕府の嫌疑 義公烈公退隠
二十 烈公の書牘 附 将軍家慶公水戸邸へ御立寄 義公烈公幕府の嗣立諌言 同公贈位神号を賜
廿一 後光明天皇
廿二 水戸藩士二田二虎
廿三 水戸浪士桜田事件
廿四 外国の事に付著書
廿五 菊池寂阿 同妻の歌

第17冊 桜斎随筆 十一下

第18冊 桜斎随筆十二
 桜斎随筆巻十二
  目録
壱 正月元旦葩煎売 附 宝船 から皮其他 新年の景物
弐 なめ魚 附 鯨
参 元日の発句
四 旧幕府の頃の衣服
五 炮碌調煉
六 男女髪の沿革
七 旗下の士不品行 附 火煙 渡り仲間
八 物品の古色を失ふ過 附 慾情より損失
九 渡り侍士の貧窮 附 鹿島神宮品行沿革
十 三笠山内にて夜中の響 附 浪逆江の妖火
十一 大鳶の怪 附 猟師天狗に遇ふ 狐の嫁入
十二 鹿島大宮司家新年の繁忙
十三 五歳童の詠歌
十四 疱瘡中の怪
十五 旧幕府の殿中厠の不潔
十六 諸侯及び旗下の臣供連の図 附 火消役。使番。火事場見廻。等出馬供連。火見櫓。其他諸物品図。城中庭
十七 鹿島大宮司将軍謁見の席
十八 諸侯より献上物の高価
十九 旧幕府の通用金銀貨数種 附 銭
二十 同時代世上一般贅沢
廿一 色紙掛の図
廿二 書画宴会に芸妓を聘すは亀田鵬斎より始る
廿三 宮本水雲翁の確言
廿四 旧幕府にて為朝の箭鏃の鑓所持由緒
廿五 頼政籐の弓
廿六 真田大助の実名
廿七 水野十郎左衛門并於伝の方
廿八 狐の新婦入り

第19冊 桜斎随筆 十三
 桜斎随筆巻十三
   目録
壱 神童憑談略記 平田篤胤天狗小僧寅吉問答
弐 伊勢度会郡高の宮岩窟の怪異
参 神宮司庁にて夜中皷ケ岳の音楽を聞く
四 東山の麓のクモ火
五 樵夫大蛇に投らる 附 朝熊岳の大池
六 松葉犬女の和歌
七 布谷の●(「樗」の右側。補助漢字 区点=7090 16進=667A) 附 神隠し 朝熊岳白蛇の怪
八 田中良助妻の異病
九 福島兄弟某寺田某と間の山に闘ふ
十 割烹店の下婢変死
十一 土中より宝石を掘出す
十二 古市町娼家騒動 演劇福岡責の実録
十三 落魂の説
十四 文明東漸史抜萃

第20冊 桜斎随筆 十四
 桜斎随筆巻十四
  目録
壱 外国へ金魚の輸出
弐 西京にて百歳以上の者調 附 天色赤原因
参 品川駅の大火
四 大阪大火
五 一月東京の景況
六 陸前国にて古鏡剣発見
七 人口戸数調査
八 柳亭種彦谷文晁 附 江戸六大家合作
九 英国人ハムプソン宅中奇妖
十 維新以後贈位官の神社
十一 笠置山
十二 東京芸娼妓及芸人調査
十三 鹿島郡徴兵適齢人員
十四 旧会津藩士戦死総計
十五 烟草好きの老人
十六 勝下村の颶風
拾七 水戸下市大火
拾八 忠臣贈位
拾九 磯浜村大火
二十 皇城炎上の節献金に付御賞与
廿一 宮中村戸数調査
廿二 大塔宮及八宮御遺跡
廿三 四辻氏杉氏の狂歌 附 杉氏の詩
廿四 日本紀の仮名書
廿五 患難痛苦は身体の禍に非ず 附 掌勃烈翁の金言
廿六 塙仲顕復姓願 附 大宮司系図抜萃
廿七 柳橋新橋芸妓の景況
廿八 日本及各国都下の人口調査
廿九 富田村東金町辺白蝶群飛す
三十 東京及諸国暴風雨
卅一 東京と札幌の季候差違
卅二 鹿島郡暴風雨
卅三 東京中暴風雨被害の概況
卅四 上総暴風雨
卅五 東国諸州出水
卅六 維新以来強震表
卅七 強震
卅八 勢州一志郡の山崩る
卅九 大阪暴風雨
四十 鹿島郡の人気不穏
四十一 加波山暴徒事件
四十二 鹿島年末の景況
四十三 東京年末の景況
四十四 滋賀県下大雪

第21冊 桜斎随筆 十五
 桜斎随筆巻十五
  目録
壱 一箇年間月を賞翫す
弐 則泰の和歌
参 朝熊山に登る
四 北山に遊記 附 南山観紅葉
五 重盛楠
六 二見の浦に遊
七 伊勢の初雪 附 滋賀県下大雪
八 東京菊と紅葉の景況
九 御苑内観菊の御宴
十 王子辺の紅葉
十一 大櫃川の中島に松楓を植させらる 附 森寛斎嵐山を画く
十二 大阪府下紅葉の景況 附 山形県下の季候
十三 伊勢宇治の山々の色冬を催す
十四 王子滝の川観楓記
十五 伊勢の雪 附 江州東京の雪
十六 尾濃遊歴
十七 鹿島の佐助参宮
十八 東京大雪 附 諸国大雪
十九 鹿島の景況 附 東京及京都の余寒 銚港大雪
二十 東京及近郊梅花の景況
廿一 諸国春の大雪
廿二 梅花の景況 附 春雪
廿三 余寒強し 附 飛鳥山の桜花
廿四 宇治山田梅桜の花 附 上野公園 宇治山田 月瀬の景況
廿五 山田の観梅
廿六 蒲桜
廿七 音無山
廿八 京都の桜と楓
廿九 宇治の観紅葉
参十 東京の雪
卅一 皇居御苑の模様
卅二 松茸狩
卅三 投網の遊 附 鯊釣
卅四 教院の能楽狂言
卅五 宇治の初雪
卅六 全国戸数人口 附 鉢植梅
卅七 西京道中雪の模様 附 谷鉄臣翁の話
卅八 牡丹の古木

第22冊 桜斎随筆 十六
 桜斎随筆巻十六
  目録
壱 新年宴会祝詞 附 答辞
弐 宇治山田花暦 附 京都東京大坂及外三ケ国同 月瀬梅信 金梅 神花梅
参 色紙の歌作者絵画者姓名
四 宇治山田繁盛
五 神宮賽物金高 附 両宮へ献備物
六 歳末の門飾り其他諸式
七 宇治山田の景況 附 季候風土雑事産物
八 一月二月の寒気 附 関東諸国
九 宇治山田に無き物品 附 いせおなど 鷺草 農家の棒
十 おかげ参りの年間
十一 浦田町寓居
十二 伊勢の人気 附 初鰹を賞翫す 名産物
十三 参宮者質素 附 琴平神社景況
十四 宇治山田及在方女の風体 附 蚊の出る早し
十五 月の瀬の梅及畿内の桜景況 附 観花道中雑記
十六 京都淋し 附 火水の難
十七 京阪洪水
十八 勢州燕蛤柳蠣鰹の売人
十九 古市町太田光照履歴
二十 神号の木目 附 鶏卵盃
廿一 セコと称す町名
廿二 本居宣長翁の先祖
廿三 伊勢国司紀略
廿四 七月一日大雨にて洪水 附 東西諸国同
廿五 北畠信雄父子
廿六 宇治山田両郷の豪商二幅対七本鎗の見立
廿七 伊勢三郎物見の松

第23冊 桜斎随筆 一あすか川 十七
第24冊 桜斎随筆 一あすか川 十八
第25冊 桜斎随筆 一あすか川 十九
第26冊 桜斎随筆 一あすか川 二十
第27冊 桜斎髄筆 一あすか川 廿一
第28冊 桜斎随筆 一あすか川 廿二
第29冊 桜斎随筆 一あすか川 廿三
第30冊 桜斎随筆 一あすか川 廿四
第31冊 桜斎随筆 一あすか川 廿五
第32冊 桜斎随筆 一あすか川 二十六
第33冊 桜斎随筆 一あすか川 二十七
第34冊 桜斎随筆 一あすか川 二十八
第35冊 桜斎髄筆 一あすか川 二十九
第36冊 桜斎随筆 一あすか川 三十
第37冊 桜斎随筆 一あすか川 三十壱

第38冊 桜斎随筆 古歌抄出 三十二
 鹿島名所の和歌
 柳沢里泰の文
 近世名家の和歌

第39冊 桜斎随筆 旅日記 三十三
 南総道之記
 羇旅の日記・日光筑波両山紀行
 二十年の観花
 勢州度会郡野後村阿曽村観花の記

第40冊 桜斎随筆 観花日記 三十四

第41冊 桜斎随筆 三十五
 三輪物語抄抜萃(熊沢蕃山)
 南遊紀行(貝原篤信)
 続諸州めくり七 摂州より京都洛外
 菅笠の日記(本居宣長)
 ゑ夫くろの日記(本居大平)

第42冊 桜斎随筆 三十六
 桜斎随筆巻
   目録
壱 桜田事件 附 米艦始て浦賀入港幕府養君紛議
弐 政権返上に付慶喜公及土越両藩主の意見
  阪下門外事件
  井伊久世安藤等御咎

第43冊 桜斎随筆 三十七
 桜斎随筆巻
   目録
     桜田事件
     水戸浪士鹿島市中止宿等の件 附 水戸藩士始末

第44冊 桜斎随筆 三十八
 桜斎随筆巻
   目録
壱 三月の頃鈴虫松虫の高価
弐 松葉屋の娼妓瀬川の伝 附 島原のよし野の発句
参 吉原廓中の花 附 娼妓の発句 ちり塚於松の伝 権堂の住の江の和歌 其他婦人の句
四 高安●(「戸」の下に「巾」。補助漢字 区点=2806 16進=3C26)杖翁の発句
五 磁石の功能
六 古今高名の角觝
七 長岡是容の和歌
八 甘露降
九 興良親王の墳墓
十 幽霊の説
十一 婦人同志の交情
十二 富士見宝蔵の盗賊
十三 親族を忌疑して宗家衰ふ
十四 勢州虎烈剌病流行
十五 松阪の屠牛
十六 浅間山の景況
十七 十九年九月廿四日宇治辺暴風雨 附 東西京及諸国同
十八 神宮奉仕官員月俸及職員官等改正
十九 練雀の図
二十 要石の謡曲
廿一 神功后宮御服帯
廿二 星の数
廿三 春日杜境内に棲息せる鹿の実数
廿四 帝国大学文科古典科生徒より溺死遺族へ施与金
廿五 神馬御牽進の式
廿六 司庁内へ庭を造る
廿七 皷ケ岳へ登る
廿八 日本全国田面総反別
廿九 緋色の鰌
三十 銀盃下賜
卅一 松原神社へ祭資金を賜ふ
卅二 管轄下の貧富に因て県庁に幸不幸あり
卅三 正宗の刀献上の由来
卅四 十九年中東京花紅葉の評
卅五 孝明天皇の御製 附 源烈侯詠歌 米艦初て入港の時落書
卅六 大藩主へ正月元日家老共より伺
卅七 支那人の苦学
卅八 天樹院入輿
卅九 松平光政池田良臣を扶持せらる
四十 長寿の人
四十一 藤原惺窩先生江戸に下る 附 和歌 四日京
四十二 金子を并べ楽しみたる人
四十三 小金井村へ桜の苗を栽らる 附 碑を建る
四十四 同所の花観は寛政の頃より始る 附 加藤千蔭の詠歌
四十五 薩州下邸へ琉球の竹を栽らる
四十六 江戸にて菊花の形物造り始る
四十七 右につき抱一上人の発句
四十八 画工花隠江戸に下る 附 諸大人姓名
四十九 抱一上人逝去
五十 諸侯の隠居梵論に紛して出行
五十一 水野越前守姦謀諸人を欺く
五十二 星多く空中を飛ぶ
五十三 十二世将軍家慶公下総国小金原にて鹿狩せらる
五十四 江戸大塚にて鷹巣をくむ
五十五 炮碌調練
五十六 江戸中花紅葉の名所

第45冊 桜斎随筆 三十九
 桜斎随筆巻
   目録
壱 沙漠中の蜃気楼
弐 海気現蜃楼 附 国々にて其称異なる事
参 肥前の天火
四 楼上看怪ヲ
五 夜鬼清石墳
六 洩れものの小唄
七 歩兵吉原遊廓及所々乱妨
八 薩藩士所々にて金子及武器等強借乱妨狼藉
九 江城二ノ丸焼亡
十 薩藩三田邸戦闘 右ニ付諸説
十一 天女雲上に舞ふ
十二 神戸横浜間航海記
十三 鹿島郡長
十四 長崎奉行家臣を試る
十五 文政年間江戸中外邪流行 附 狂歌
十六 天保十二年江戸大雪
十七 嘉永六年正月江戸及鹿島大雪
十八 鼠山感応寺興廃 附 下総中山村知仙院
十九 河童の図
二十 梅園
廿一 桜の名目
廿二 吉野山と嵐山の花便
廿三 梅香寺の観藤
廿四 夜鷹蕎麦の名 附 街端の雪駄直し 下等売淫女の名
廿五 外国人来攻の説に付幕府より遠陬へ立退の達あり
廿六 挿花に時節相当ある事
廿七 数多の星空中を飛ぶ 附 光り物空中を飛
廿八 定則君の筆記 附 跡部光海翁の書牘
廿九 定則君の詠歌
三十 筑紫従門君の書牘
卅一 伊能穎則翁長歌短歌

第46冊 桜斎随筆 四十
桜斎随筆巻
  目録
壱 後光明天皇
弐 宗長親王詠歌 附 南北南朝の武臣
参 尊王略 附 皇威の衰弱及武将の衰弱
四 武将歴世
五 大老井伊直弼政治 附 徳川氏将軍職を失ふ原因 安政の大獄
六 豊太閤の父異説区々 附一族
七 豊太閤の詠歌
八 英雄は人の国家を奪ふ 附 惺窩先生の評
九 大谷派本願寺の怪異
十 馬夢に玉を授く
十一 琵琶笛流行 附 図
十二 春日姫神考
十三 武家諸姓
十四 百児斉国より駱駝渡る
十五 廿一年一月中下総常陸火災多し
十六 同年の雪 附 拙吟発句
十七 同年参宮人多し
十八 豊受神宮神馬牽進式
十九 廿一年鹿島の景況
二十 蛞蝓の戦争
廿一 貧者の寄附金
廿二 旧通用金奉納
廿三 安永元年江戸大火
廿四 火の玉飛ぶ
廿五 勝伯爵の感慨
廿六 大石良雄の定紋二ツ巴 附 笠間大石邸
廿七 文化三年江戸大火
廿八 丸山作楽外国の話
廿九 太平記は虚構多し
三十 山岡鉄太郎と覚王院との談判 附 天海が皇子を招待は東西両朝の企下心なり
卅一 日暮里の十二景
卅二 享保中武相の界怪異

第47冊 桜斎随筆 四十壱
 桜斎随筆巻
  目録
壱 先哲和歌
弐 蝮草
参 諏訪湖の水
四 戸隠山の老猿
五 谷中将の演説
六 同氏の履歴
七 万機沿革
八 安政二年江戸大震
九 同三年暴風雨
十 幕府の閣老不仁 附 家慶公仁慈
十一 伊勢台に遊ぶ
十二 甲冑現神霊
十三 旧幕の小臣等商売を始む
十四 花かつみ
十五 江戸及近郷大橋の掛始
十六 安永元年江戸大火
十七 安政五年同所大火
十八 琉球人の和歌
十九 西山遺事抜萃 附 常陸記抜萃
二十 カン/゛\ノーキウレンスと云唄踊流行
廿一 光格天皇御製和歌
廿二 源烈侯尊王 附 久昌寺等の事
廿三 鹿島にて鹿を神の使と云説
廿四 蜀山人の狂歌
廿五 一富士二鷹三茄子は駿河の名物なり
廿六 英一蝶画系
廿七 墨水消夏録抜萃
廿八 馬怨を報ふ
廿九 神罰
三十 盲女山中に妖声を聞
卅一 盲人雪中に狼を殺す
卅二 田野村竹田。三熊露香女
卅二 二十年の秋深楓
第48冊 桜斎随筆 四十二
 桜斎随筆巻
   目録
壱 二十年度・廿一年度社入金増減表 附 別宮其他廿年・廿一年四月分
弐 雨宮域内大樹調査
参 鏡台山の観月
四 三重県へ転籍 附 大宮司旧記
五 大宮司分家
六 桜花帖題跋
七 文政年間流行の物品
八 島津久光公の伝
九 尊号美談
十 新井白石翁太平記の評
十一 木下家に太平記の稿本ある事
十二 西条山と妻妾山との説
十三 高台寺の怪事
十四 源平両家の盛衰論
十五 三世の説
十六 世治て功臣殺さる
十七 板倉重昌辞世の和歌
十八 鄭芝龍授兵を乞し時加州侯の書牘
十九 皇学者と僧と問答
二十 赤穂義士仇討に付白石翁の意見 附 幕府の臣両国橋にて義士を遮きる
廿一 右義士に付将軍綱吉公苦慮 附 明治元年大石以下に金を賜ふ 寺阪吉右衛門の事 多門氏堀内氏覚書 外数件
廿二 鹿島神宮へ鳳凰来儀
廿三 鸞の剥製
廿四 枸杞は養生の仙薬
廿五 天保政府
廿六 顕官の人々本国
廿七 梅林変して桑園となる
廿八 徳川幕府は世々閨門無締
廿九 頼三樹三郎辞世の和歌
三十 勝安芳伯の艱苦
卅一 林羅山翁上野の別荘に十二景を定む
卅二 朝廷に対し徳川氏の跋扈 附 松平正之及惺窩先生井伊直亮松平容保の事
卅三 旧会津藩士の問答
卅四 上杉謙信の詩歌 附 武田信玄の歌並家康呪咀の句

第49冊 桜斎随筆 四十三
 桜斎随筆巻
  目録
壱 元禄十六年江戸大震
弐 寛政十年星多く飛ぶ
参 小菅御殿 附 日々の松 浅草海苔
四 文化十三年の奇怪
五 松前の海嘯
六 名立崩
七 信州の大震
八 文化十三年五月江戸にて所々変事あり
九 江戸にて夜中人を突事流行
十 越後の大震
十一 江戸及近在洪水
十二 同所怪異
十三 京都大震
十四 伊勢ダリの怪
十五 仏法の盛衰は耶蘇教に因る
十六 鬼役
十七 篠塚伊賀守は畠山重忠六世の孫
十八 海防貢献上の者へ位階の褒賞を賜ふ
十九 易義翁の長寿

第50冊 桜斎随筆 四十四
 桜斎随筆巻
  目録
壱 高倉山の怪異 附 岩戸山近辺同内宮々域内の怪 六日中狼市中に出る クモ火
弐 則文大滝を見る 附 大淀の古松
参 野後村の香魚
四 文化三年及弘化三年江戸大火
五 二十年水戸及太田の景況 附 鹿島同
六 男女徳義の検査
七 七百五十名の婦人溺死
八 鯱と鯨の争闘
九 鹿島沖の鯱
十 阿曽村の鉱泉
十一 古市町の産土祭ねり物
十二 板倉景山両女子の書牘
十三 四条派の画価騰貴
十四 墨陀の公園設立
十五 日蝕の話 附 図 嘉永五年の日蝕
十六 越後の大震
十七 東京大雷雨
十八 神宮皇学館
十九 古今画伯十傑
二十 皇学館
廿一 弦巻形古鈴の図
廿二 釣り玉の図
廿三 古代の鎌の図
廿四 同枝折の図
廿五 汐合橋の間数
廿六 所得金高
廿七 神
廿八 神宛会
廿九 岳飛四字 附 文天祥三十二字
三十 吉野山中の池
卅一 暴風雨 二十年十月八日 附 腕車修復 駐車場設立
卅二 塊炎空を渡る
卅三 大蘿蔔 大蕪
卅四 松浦翁の書牘
卅五 勢州暴風雨
卅六 娼妓の数
卅七 東京不穏
卅八 島津久光君の辞世
卅九 米人大神楽奉納
四十 有志東京退居に付勝伯の話 附 詠歌
四十一 孝行なる娼妓

第51冊 桜斎随筆 四十五
 桜斎随筆巻
  目録
壱 慶光院旧記
弐 伊勢国司北畠紀略 抜萃
参 宝永二年伊勢参宮之事 世俗 おかげ参と云

第52冊 桜斎随筆 四十六
 桜斎随筆巻
  目録
壱 十九年一月一日参宮人の景況
弐 鰡の大漁獲
参 日本全国の田数
四 鹿島及伊勢新年の花
五 僧月僊の陰徳
六 有栖川幟仁親王薨去
七 十九年一月以降降雪
八 同年陰暦正月元日大々神楽小神楽供に多く奉納
九 画伯米僊来遊
十 梅花及春雨
十一 久邇宮懇親会御催
十二 宇治山田辺の上等料理店の下物
十三 十九年鹿島の景況
十四 東京火災の惨状
十五 重三の雪
十六 鹿島及佐倉火災
十七 氷魚に飯蛸交る
十八 元禄の頃の簪 附 宮崎文庫溝川の怪虫の図
十九 キンコウジユ
二十 古金銀奉納者
廿一 十九年伊勢の観花
廿二 天保会
廿三 孝子万吉の子孫江州に在り
廿四 東京地形沿革
廿五 鹿島神宮の景況
廿六 製暦局増築
廿七 独逸人大々神楽奉納
廿八 牛馬の闘争
廿九 千草村の温泉
三十 京都の地積及町数溝梁調査
卅一 黒金葛の杖奉納
卅二 神苑設立に付総神官より金円寄附
卅三 第一教院部長
卅四 延命草
卅五 宇治橋の間数
卅六 富士山の測量
卅七 年中休暇日
卅八 諸国旱魃
卅九 狐狗狸

第53冊 桜斎随筆 四十七
 桜斎随筆巻
  目録
壱 二十年一月一日より三日迄の天色 附 支那 同東京及諸国降雪
弐 鹿島大祭日毎降雨
参 水戸大火の詳報
四 同 附 常総所々大火
五 鹿島大祭日降に付不景気
六 支那陰暦元日より十日迄雨雪
七 天候の嘆声 東京附下
八 神宮参詣人早し
九 支那上海寒気強し
十 神社仏閣保存費下賜 附 官国幣社改正
十一 髭の流行
十二 当世女の骨格
十三 茨城県下十傑
十四 芝区の大火
十五 野狐音曲を聞 附 野狐投真金聞長唄三絃
十六 鹿島神宮の景況 附 市中の景況
十七 同文学の地名も国々にて読方に替りあり
十八 弘化四年三月信州大震
十九 世に云ふ白柄組は椶櫚柄の誤なり
二十 一家内の共和政治
廿一 千葉茨城両県より東京へ輸入の家禽水禽惣数 附 山鷄の味
廿二 欧洲戦争の数及其原因
廿三 食用鳥類 附 内外の飼鳥種類
廿四 雌燕姦通の冤罪に斃る 附 貴頭の夜会不品行の説
廿五 英人日本の活花を賞す
廿六 慶喜公と勝伯と贈答の和歌
廿七 政府の景況
廿八 本夫の為に謝罪
廿九 毎年強風暴風ある時候
三十 皇子御命名式
卅一 祭典費減少に付大谷氏より来状
卅二 儲君の御筆
卅三 大阪の実況
卅四 蛇の幽霊
卅五 東京人が田舎の食物を譏るは不心得
卅六 縊死せし人の魄を靖める法 附 人魄を捕ふ
卅七 古市町の幻灯会を看る
卅八 東叡山内戦闘実況
卅九 関東の士民天朝を怨む
四十 歩兵吉原廓中及所々乱妨
四十一 毛利邸 上中 破却
四十二 慶応二年江戸中強盗跋扈 附 島津邸焼討
四十三 奸徒等神仏の玉串札を降らす
四十四 毛利氏の藩士必死を極むる原因
四十五 毛利邸破却人数配り 附 長井雅楽辞世詩歌
四十六 同家破却詳細記

第54冊 桜斎随筆 四十八
 桜斎随筆巻
   目録
 壱
 弐
 参
 四
 五

第55冊 桜斎随筆 四十九
 (目録ナシ)
第56冊 桜斎随筆 五十
 (目録ナシ)
第57冊 桜斎随筆 五十一
 (目録ナシ)
第58冊 桜斎随筆 五十二
 (目録ナシ)
第59冊 桜斎随筆 五十三
 (目録ナシ)
第60冊 桜斎随筆 五十四 止
 明治二十年三月 皇太后御参拝記
 同年二月 有栖川宮御参拝記

■『桜斎随筆』の原本
  現在、鹿島神宮の、鹿島則良氏が所蔵されている。

鹿島則孝(かしま のりたか)略伝

●鹿島神宮・宮司家の六十六代・鹿島則孝、六十七代・鹿島則文の伝記
については、かつて発表した事があるが、こでは、則孝の概要を記すに
とどめたい。

鹿島則孝 かしま のりたか  
神道家。鹿島神宮大宮司。1813年~1892年

文化10年(1813)、江戸牛込に、旗本・筑紫佐渡守孝門三千石の三男として生まれた。天保8年(1837)、65代・鹿島則瓊の養子となり、安政5年(1858)大宮司となる。慶応元年(1865)、謹皇の志士と交わったとして謹慎を命じられたが、翌2年免される。明治9年(1876)隠居し、同25年10月2日没、80歳であった。この間、明治17年、子の則文が伊勢神宮の大宮司に任命され、共に伊勢に移住していたため、宇治山田市浦田町今北山に葬られた。
明治6年、大宮司の職を子の則文に譲り、9年には家督相続を済ませ隠居している。則孝晩年の15、6年間は悠々自適の生活を送ったものと推測される。

【閲 歴】

 則孝の生家の場所は、江戸牛込の逢坂の角で、牛込と市谷の堺、市谷船河原町だという。安政四年、尾張屋版の江戸切絵図を見ると、牛込御門から外壕に添って、市谷御門へ向かう途中の右手に逢坂があり、その角地に「筑紫帯刀」とある。また、この辺が「船河原町」で、その先が「同(市谷田町)三丁目」とあり、則孝の記述と合致する。ここが、則孝の実家・筑紫孝門の屋敷であろう。三千石の家柄であるため、屋敷も広い。この辺の街並は、現在もあまり変っておらず、中央線の飯田橋駅から市谷駅に向かって外堀通りを進むと、神楽坂の次に臾嶺坂(別名、若宮坂、行人坂、祐玄坂。切絵図には、シンサカとある)があり、次に逢坂がある。この辺が現在も市谷船河原町で、筑紫家の屋敷跡と思われる逢坂の角地は、現在、空き地になっていて、奥の方に東京理科大学の薬学部が建っている。

 則孝は、ここで生まれ、24歳までこの地で過ごした。則孝の父、筑紫孝門は、浦賀奉行・日光奉行等を勤め、采地3000石の旗本であった。旗本の総数約5200名、その内、三千石以上は約240名に過ぎない(寛政年間。深井雅海氏『国史大辞典』に拠る)。筑紫家はかなり上位の家柄であった訳であるが、『桜斎随筆』巻4には、その則孝の実家の生活の様子が記録されている。

 生活用品の購入は、牛込寺町まで出かけていたが、文政の頃より、神楽坂に商家が出来たので、ここに、1日2回、買い物に使いを出したという。また、市谷田町へは1日おき、日本橋へは1か月に1度、買い物に行ったと記している。

【中臣鹿島連姓鹿島氏系譜】

鹿島神宮の宮司家・塙鹿島家の家系を『中臣鹿島連姓鹿島氏系譜』(鹿島則良氏蔵)に拠って略記する。

【1】天児屋命―【2】天押雲命―【3】天多禰伎命―【4】宇佐津臣命―【5】大御食津臣命―【6】伊香津臣命―【7】梨迹臣命―【8】神聞勝命―【9】久志宇賀主命―【10】国摩大鹿島命―【11】臣狭山命―【12】狭山彦命―【13】大広見命―【14】津彦命―【15】島根大連(允恭天皇十五年丙寅賜大連)―【16】波波良麻呂―【17】佐佐麻呂―【18】千志麻大連―【19】小主―【20】東麻呂―【21】春魚―【22】国石―【23】広庭―【24】鹿門―【25】諸躬―【26】武主(天平十八年丙戌三月丙子賜中臣鹿島連姓)―【27】大宗―【28】治嶋―【29】治風―【30】武則―【31】則高―【32】則成―【33】則助―【34】則綱―【35】則純―【36】則景―【37】則長―【38】則宗―【39】則常―【40】則行―【41】則雄―【42】則光―【43】則幹―【44】則仲―【45】則藤―【46】則国―【47】則密―【48】則弘―【49】則隆―【50】則満―【51】則熙―【52】則房―【53】則家―【54】則恒―【55】則久―【56】則興―【57】則盛―【58】則広―【59】則敦―【60】則直―【61】則長―【62】定則―【63】則備―【64】則峰―【65】則瓊―【66】則孝(荘三郎 主税之助 従五位下 大隅守 大宮司 幕臣筑紫佐渡守孝門三男 文化十年癸酉江戸牛籠逢坂ニテ出生 天保八年丁酉十二月六日則瓊聟養子トナリ下向婚姻ス 同十四年癸卯潮来館ニテ水戸斉昭卿ニ謁見ス 弘化三年丙午正月十四日参宮初メ 同四年丁未五月六日上京 七月廿一日叙従五位下任大隅守執奏鷹家 安政五年十一月六日則瓊隠居則孝襲職 十五日継目礼将軍ニ謁見 同十二月十五日将軍代替ノ礼登場謁見 万延元年庚申三月押手社祝詞社阿津社津東西社鎌足社遷宮執行 文久二年壬戌十一月禁中ヨリ米御寄附ニヨリ則文ヲ代理トシテ上京セシム 元治元年九月二日筑波ノ浪士隊鹿島ニ来ル六日出発ス巳亥幕府兵追討シ来リ宮域ニ発銃ス飛丸霰ノ如シ則孝昨夜ヨリ宿直警衛遂ニ事無キヲウ此時大舟津一ノ鳥居焼失ス 慶応元年乙丑十月濫ニ暴徒卜交通シ祭典ヲ改正シタルニ坐シ則孝職ヲ褫ハレ謹慎則文ハ八丈島ニ謫セラル 同二年丙寅二月謹慎ヲ免サル 明治元年七月四日非常御奉公ノコトヲ出願ス 十一月十七日則瓊高年ニ付代理ヲ命セラル 十二月六日奉幣勅使植松雅言参向父子祭典執行七日息栖社則孝執行 同二年正月常陸帯祭及二月十四日十五日祭典式改正 四月七日則瓊辞職則孝大宮司宣下 五月六日神宮内院洒掃ス当禰宜事ニ托シ御鍵ヲ秘シ開扉ナキヲ以テ数十年ノ塵挨山ノ如シ 六月五日則文赦免十三日帰国 七月朔日稽照館開講 八月二日祭典復古ノ儀ヲ神祇官ヘ出願 四日本氏鹿島に復スルヲ届出 廿日総神官改補禄改正ノ儀願出皆聞届ラル 九月九日復古大祭典執行 十月八日御内内陣新ニ安置破損ノ物ヲ取出ス 九日両宝蔵洒掃 十一月四日奥宮御内陣洒掃 十一月廿三日学校保存資トシテ米金を寄附ス 同三年庚午七月十一日数百年廃絶ノ神幸祭再興執行 九月四日大奉幣使参向奉幣使神祇少副羽美静宣命使大弁坊城俊政則孝則文父子勤仕ス 同四年辛未五月十六日新ニ奥宮内内陣ヲ造リ奉奠ス 六月廿八日父子三名位記返上ス 七月十七日総神官御暇乞トシテ香取神宮ヘ参拝則孝則文仝道 十二月廿九日本年職禄ノ半租ヲ賜フ 同五年壬申七月八日教部省ヨリ達アリ総神官被免神勤 十二月表座敷并表門ヲ取毀 同六年癸酉七月十二日士族編入新治県族被達 同八年乙亥五月七日新治県被廃茨城県ヘ管轄換 同六月十二日新宅ヲ造り移ル 同九年丙子九月隠居時ニ六十三年七ケ月前後在職十二年 同十七年甲申四月二日則文伊勢神宮宮司拝命赴任ス 七月家族皆任地伊勢二赴 同十八年四月十六日畿内ノ花ヲ巡覧ス 同廿五年壬辰十月二日卒年八十是ヨリ先廿一年十一月卅日中風ヲ発シ三週間ニシテ愈シモ遂ニ再発シテ此ニ至ル 三重県度会郡宇治山田市浦田町今北山ニ葬ル
実父 幕臣筑紫佐渡守孝門 天保九年六月十一日卒
実母 貞子青木甲斐守一貫女 弘化三年五月十日没
妻嵯智子 則瓊女 母香取氏 文政六年生 天保八年丁酉十二月十五日結婚 明治十七年則文伊勢ニ赴任スルニヨリ同ク赴ク 同廿六年十月十五日没年六十九年一ケ月 今北山則孝君墓側ニ葬ル)――――――――――――――――
【67】則文(則孝長男 布美麿 矗之輔 出羽守 鹿島神宮々司 神宮宮司 母鹿島氏 従四位 天保十年己亥正月十三日出生 嘉永四年吉川天浦ニ従ツテ読書 六年十一月二日元服 六年二月朔日参宮始 万延元年上京安井息軒ノ塾ニ学フ……慶応元年七月暴徒卜交通シ祭式ヲ変改スルニ坐シテ揚屋入り 二年五月廿四日八丈島ニ謫セラル 明治二年五月朔日赦サレ廿八日帰京 六月十三目帰郷ス 七月朔日稽照館ヲ開キ講学セシム父祖ノ素志ヲ達スルナリ……九年九月七日家督相続……十七年四月二日神宮宮司ニ任セラレ五月家ヲ携テ赴任ス……〔明治二十八年〕四月故事類苑編纂始メ 六月廿一日叙正五位 廿九年十一月叙高等官二等 卅年皇学拡張是ヨリ先赴任ノ時皇学館ヲ興シ教育を計ル此ニ至り基礎定マル 卅一年五月廿二日夜神宮参集所失火司庁類焼御正殿屋根ニ及ビ風宮ヘ遷シ奉ル 六月黒木御殿出来遷宮 六月廿七日依願免本官 七月三日帰郷 卅四年五月十三日特旨ヲ以テ叙従四位 十月十日前三時卒 三笠山先塋ニ葬ル享年六十二
母 嵯智子 祖父則瓊君女……)――――――――――――――――
(以下省略)

 以上、『中臣鹿島連姓鹿島氏系譜』に従って鹿島家の歴代の当主を掲げたが、第六十六代・鹿島則孝の条は、これで全文である。さらに、この系譜には、則孝の末尾に「筑紫系図」として、則孝の実父・孝門について次の如く記されている。
 「孝門 仙石淡路守政寅三男 安永四年五月廿四日生 筑紫惟門養子 従五位下 佐渡守 藤原姓 采地三千石 中奥御小姓 浦賀奉行 日光奉行 西丸新番頭 後隠居 天保九年戊戌六月十一日卒年六十四 浅草新堀端永見寺ヘ葬」
 孝門には五人の子がある。長男・徳門、二男・義処、三男・則孝、四男・正路、五男・孝本である。
 則孝は『桜斎随筆』巻二の上の第一項において「則孝略履歴」として、自らの略歴を記している。
 「壱 予ハ文化十年癸酉三月廿八日晴巳ノ刻武州豊嶋郡峡田領牛籠之里逢阪下筑紫邸に生〔父君第三子也〕初名壮三郎と称す
 〔時に初名に添て濃州西郡住寿命短刀父君ヨリ賜〕 文政十一年戊子十一月廿一日晴元服〔時に十六歳〕理髪仁科一刀太 〔家臣〕同日実名孝勝〔孝勝切興花押〕右実父より賜ふ 天保八年丁酉十二月則瓊君の聟養子となる〔時廿五歳〕実名を則孝通称主税助に改む 実父より給ふ 同月十五日婚姻整ふ 弘化三年丙午正月十四日曇初て神宮に奉仕〔時に三十四歳〕同四年丁未五月上京 七月廿二日晴叙従五位下任大隅守同十一月廿八日曇拝賀参宮〔時に三十五歳〕
  安政五年戊午十一月六日晴任大宮司家督相続〔時に四十六歳〕
  文久三年癸亥十一月廿一日惣髪となる〔時に五十歳〕
  慶応元年乙丑十月廿九日事に当りて免職位官元の如し〔時に五十三歳〕
  明治元年戊辰十一月廿七晴多年謹王之志操を相励候条神妙ニ候依之父大和守ニ相代り神宮祭奠者勿論神領所務万事可令指揮事と神祇官より賞典を給ふ位官元の如し〔時に五十六歳〕
  同二年己巳四月七日晴更に大宮司職宣下〔時に五十七歳〕本年より髻を後ろへ下げる
  四年辛未十一月廿三日散髪となる〔時に五十九歳〕
  同九年丙子九月七日願の上隠居〔時に六十四歳〕
    実名則孝帰納抓 花押

【著書・編書】
                                」
 則孝は、生来大変筆まめであったらしく、その書き残したものはかなりの量になる。現在、鹿島則良氏が所蔵されるものを掲げると次のごとくである。
◎桜斎随筆・54巻・60冊。◎都日記・2冊。◎上京日記・1冊。万我津比の記・3冊。◎桜斎書牘集・7冊。◎桜斎雑記・1冊。◎桜斎雑録・1冊。◎則孝雑記・2冊。◎飛鳥川附録・1冊。◎家茂将軍謁見記・1冊。◎幕府朱印改渡記・2冊。◎幕府祈祷次第記・1冊。◎朝廷御寄附米記・1冊。◎末社遷宮記・2冊。◎官幣使御参向記・1冊。◎復古二年紀・3冊。◎桜斎家督記・1冊。水戸家書類・1冊。◎則文諸祝儀・1冊。◎大宮司鹿島連家系・1冊。◎日記(大宮司としてのもの。天保十三年・十五年・弘化二年・嘉永三年・四年・明治二年・三年)。その他、詠草などがある。

【参考文献】

○ 『鹿島則孝と『桜斎随筆』』 深沢秋男編著 平成5年6月25日発行。私家版、非売品。
○ 『神宮々司拝命記』 鹿島則良・加藤幸子・深沢秋男 編著 平成10年7月25日発行。私家版、非売品。
○ 『桜斎随筆』全18巻、平成12年~14年、鹿島則良・村上直・深沢秋男共編、本の友社発行。
○ 深沢秋男 「井関隆子研究覚え書(五)――桜山文庫『桜斎随筆』の記述――」(『文学研究』第72号、平成2年12月)
○ 深沢秋男 「桜山文庫蔵『桜斎随筆』の紹介」(『日本古書通信』第752号、平成4年3月)
○ 野沢勝夫 「南総道之記――『桜斎随筆』紹介(1)――」(『昭和学院国語国文』第28号、平成7年3月)
○野沢勝夫 「幕末・明治初期の房総諸相――『桜斎随筆』紹介(2)――」(『昭和学院国語国文』第29号、平成8年3月)
○ 野沢勝夫 「日光・筑波両山紀行――『桜斎随筆』紹介(3)――」(『昭和学院国語国文』第30号、平成9年3月)

鹿島則文(かしま のりぶみ)略伝

 鹿島則文(かしま のりぶみ)略伝

                                深沢秋男

 鹿島則文(かしま のりぶみ)は,茨城県鹿嶋市に鎮座する,旧官幣大社・鹿島神宮の宮司家の第67代目で,幕末・明治を生きた,神道家・教育者であり,また「桜山文庫」の収集者でもあった。私は,則文の孫の鹿島則幸氏に出合い,多くの学恩を蒙ったが,則文の生涯に魅せられ,いくつかの文章を書いた。その事に感謝している。

 鹿島則文〔かしま のりぶみ〕〈蔵書・蔵書家〉

 幕末・明治の神道家・蔵書家。鹿島神宮宮司家の67代。明治34年没,63歳。吉川天浦・安井息軒に学ぶ。勤皇の志士と交わり,八丈遠島。赦免後,鹿島神宮大宮司。46歳の時,伊勢神宮大宮司拝命。以後,神宮皇学館の開学,林崎文庫の整備充実,『古事類苑』の編纂刊行に尽力。明治31年,内宮炎上の責を負い,職を辞して鹿島へ帰った。則文の蔵書・桜山文庫は珍籍奇冊3万冊と言われたが,現在,国文関係は昭和女子大学に所蔵されている。(深沢秋男)
        (『日本古典籍書誌学辞典』1999年3月10日 岩波書店発行)

 1,鹿島家家系・則文年譜

 則文は,鹿島神宮・宮司家の第66代・則孝と瑳智の間に長男として生まれた。鹿嶋市に鎮座する神宮の宮司家・塙鹿島家の家系を『中臣鹿島連姓鹿島氏系譜』(鹿島則良氏所蔵)によって略記すると次の如くである。〔則文の項は全文〕

【1】天児屋命―【2】天押雲命―【3】天多禰伎命―【4】宇佐津臣命―【5】大御食津臣命―【6】伊香津臣命―【7】梨迹臣命―【8】神聞勝命―【9】久志宇賀主命―【10】国摩大鹿島命―【11】臣狭山命―【12】狭山彦命―【13】大広見命―【14】津彦命―【15】島根大連〔允恭天皇十五年丙寅賜大連〕―【16】波波良麻呂―【17】佐佐麻呂―【18】千志麻大連―【19】小主―【20】東麻呂―【21】春魚―【22】国石―【23】広庭―【24】鹿門―【25】諸躬―【26】武主〔天平十八年丙戌三月丙子賜中臣鹿島連姓〕―【27】大宗―【28】治嶋―【29】治風―【30】武則―【31】則高―【32】則成―【33】則助―【34】則綱―【35】則純―【36】則景―【37】則長―【38】則宗―【39】則常―【40】則行―【41】則雄―【42】則光―【43】則幹―【44】則仲―【45】則藤―【46】則国―【47】則密―【48】則弘―【49】則隆―【50】則満―【51】則煕―【52】則房―【53】則家―【54】則恒―【55】則久―【56】則興―【57】則盛―【58】則広―【59】則敦―【60】則直―【61】則長―【62】定則―【63】則備―【64】則峰―【65】則瓊―【66】則孝―【67】則文〔則孝長男,布美麿,矗之輔。出羽守,鹿島神宮々司,神宮宮司。母鹿島氏,従四位。天保十年己亥正月十三日出生。嘉永四年吉川天浦ニ従ツテ読書。六年十一月二日元服。六年二月朔日参宮始。万延元年上京安井息軒ノ塾ニ学フ。文久元年十二月十一日,下総佐倉藩植松永躬ノ女ト結婚。二年十一月朝廷ヨリ米御寄附ニ付,父ニ代リテ上京。十二月十三日叙従五位下任出羽守。慶応元年七月暴徒ト交通シ,祭式ヲ変改スルニ坐シテ揚屋入リ。二年五月廿四日八丈島ニ謫セラル。明治二年五月朔日赦サレ廿八日帰京。六月十三日帰郷ス。七月朔日稽照館ヲ開キ講学セシム。父祖ノ素志ヲ達スルナリ。八月二日父ニ代リテ上京,祭典復古,神官改補,職禄改革,又復氏ノ事出願,皆許サル。九月九日復古大祭典執行。十一月廿三日,学校ヘ米金ヲ寄附ス。三年七月十一日神幸祭再興執行。九月四日大奉幣使参向,父子勤仕。四年六月廿八日位記返上。七月十七日総神官ト香取神宮ヘ御暇乞参拝。五年七月八日教部省ヨリ総神官罷免。即日少宮司ニ任セラレ,九日大講義ニ兼補セラル。権少教正ニ兼補セラル。六年十二月卅日東京教院焼

失時ニ在京事後処分ニ奔走ス。七年五月廿二日正七位ニ叙セラレ,十一月十九日兼補少教正。九年九日七日家督相続。十年十二月官制改正,宮司ニ任セラル。十一年二月六日兼補権中教正。十二年十二月四日,祖父母君碑ヲ三笠山ニ建(吉川松浦撰文,松岡友鹿書)。十三年四月廿六日配当禄下賜(二百石現米六十四石五ケ年。合計七百八十六円〇五銭)。十四年二月仮殿ヲ移シ,二ノ鳥居ヨリ神前迄石敷トナシ,渡初執行。十五年一月官国幣社神官教導職兼補被廃。是レヨリ前明治五年教導職補セラレテヨリ,管下取締或ハ巡教ニ又ハ東京本局詰トナリ尽ス処少ナカラサリシカ此ニ終ヲ告ク。十七年四月二日,神宮宮司ニ任セラレ,五月家ヲ携テ赴任ス。十八年四月廿一日叙従六位。廿年三月七日,皇太后神宮御参拝ニ付賜謁。三月廿五日叙正六位。廿一年六月廿五日三重県ヘ転籍ス。十二月十一日新築皇城拝見。廿二年十月二日,神宮式年遷宮奉仕,旧儀取調落ルコトナシ。廿三年三月廿七日,遷宮ノ功労ニ付,特旨位階進メラレ,叙従五位。八月神祇官再興,熱田神宮御新築見込変ノコトニ付上京奔走紛糾多シ。廿四年八月六日皇太子殿下御参拝賜謁。十月廿四日祭主久迩宮殿下宇治ノ官舎テ薨去。事務紛々,数日徹夜。京ヘ送リ奉ル。廿五年十月二日,父則孝君卒。廿六年十月十五日,母瑳智子君没ス。廿七年神都名勝志上木。廿八年一月十五日祭主有栖川宮殿下薨去。廿八日広島大本営ヨリ召電アリ。卅日大本営ニ於テ土方宮内大臣ヨリ祭主ハ賀陽宮ニ決ス宮司補佐スベキノ内命ヲ伝ラル。四月故事類苑編纂始メ。六月廿一日叙高等官二等。卅年皇学拡張是ヨリ先,赴任ノ時皇学館ヲ興シ教育ヲ計ル。此ニ至リ基礎定マル。卅一年五月廿二日,夜神宮参集所失火,司庁類焼御正殿屋根ニ及ビ風宮ヘ遷シ奉ル。六月黒木御殿出来遷宮。六月廿七日,依願免本官。七月三日帰郷。卅四年五月十三日,特旨ヲ以テ叙従四位。十月十日前三時卒。三笠山先塋ニ葬ル享年六十二。/母,嵯智子,祖父則瓊君女/妻,鉉〔ツル〕,下総佐倉藩植松求女永躬女/文久元年十二月十一日結婚,十八歳。大正三年三月廿九日没,年七十一,三笠山先塋ニ葬ル。―

 ―則泰―則順―則元

 ―敏夫―則幸―則良(現在,鹿島神宮 権宮司)

 則文の生涯を伝える資料として,『先考略年譜稿』が鹿島家に所蔵されている。これは則文の次男・鹿島敏夫が作成したもので,信頼し得る貴重な資料であると判断される。ここに,その全文を紹介しておく。翻刻にあたって,横組に変更し,表記も改めた部分があることをお断りしておく。

 2,『先考略年譜稿』         鹿島敏夫

天保10年〔己亥〕 正月13日辰刻出生 布美磨ト命ズ
  14年〔癸卯 5歳〕 初メテ歌ヲ詠ズ。祖父君ノ膝上ニ抱カレ小説〔草双紙〕ヲ読ム。
弘化元年〔甲辰  6歳〕 3月11日袴着祝ヲ為ス。
  4年〔丁未  9歳〕 初メテ詩ヲ作ル。
嘉永4年〔辛亥 13歳〕 吉川天浦ニ付キ左氏伝ヲ読ム。
  6年〔癸丑 15歳〕 11月2日元服矗之輔ト改名。
安政3年〔丙辰 18歳〕 此年ヨリ意ヲ詩文ニ用フ。
  6年〔己未 21歳〕 2月朔日参宮初メ,大宮司職見習〔祖父則瓊君拝礼教授セラル。永年ノ勤務吉例ニ依也〕。3月3日祖父父ト3名参宮〔家ニ於テ初メテノ儀式ナリ〕。
万延元年〔庚申 22歳〕 此年江戸息軒安井仲平ノ塾ニ入有志ノ輩ト交ル。
文久元年〔辛酉 23歳〕 12月11日下総佐倉植松求馬永躬長女鉉子ヲ妻ル〔18歳〕
  2年〔壬戌 24歳〕 11月禁中ヨリ米卅石御寄附ニヨリ,7日父ニ代リ上京ス。12月13日御米受取ル。24日叙従五位下任出羽守〔上卿冷泉中納言為理卿職事葉室右大弁長順朝臣〕。
  3年〔癸亥 25歳〕 正月10日帰郷。11月水戸藩士有志等誠心組ト称シ,下生根本寺ニ屯集文武館ヲ建テ,神宮ニ奉納スルヲ乞フ。此ノ輩尊王攘夷敬神廃仏ヲ説キ,過激ノ徒之ニ雷同シ,神宮寺ノ大仏ヲ毀リ寺ヲ焚キ,富豪ニ金ヲ課スルニ至ル。神宮ノ中之ニ党スルモノアリ〔是ヨリ前,水戸有志水戸ニ水門館,小川ニ小川館,潮来ニ潮来館ヲ起シ,文武ヲ磨キ攘夷ノ先鋒タランヲ期ス。ケダシ之ニ習ヒ機脈ヲ通ズルナリ〕。
元治元年〔甲子 26歳〕 正月水戸藩士根本寺屯集の徒藩名ヲ濫用シタリトテ捕ヘテ潮来ニ押送シ,遂ニ水戸ニ送ル〔実ハ,幕府ヨリ手入アルヲ聞キ,己ガ藩ニ伴ヒシナリトイフ〕。後之ヲ免スト云。六月寺社奉行ヨリ,浪士ノ件ニ付,父則孝ヲ召ヨセ尋問セラル。東鹿島,江戸ニ出,則文暴徒ニ与スト誣告スルヲ以テナリ。則文出府,之ヲ弁ス。是レヨリ明年迄父子度々出府ス。
慶応元年〔乙丑 27歳〕 7月25日妄ニ浪士ニ文武館ノ地を貸シ,之レト交通スルニ坐シテ揚屋入。10月29日遂ニ遠島セラル〔掛寺社奉行土屋采女正,父則孝職務取上ゲ押込〕鹿島家落魄,此ノ時ニ究ハマル。
  2年〔丙寅 28歳〕 5月24日八丈島ニ謫セラル〔2月21日父則孝押込御免3月27日則瓊大宮司再任〕。
  3年〔丁卯 29歳〕 12月7日則泰出生幼字太郎。
明治2年〔己巳 31歳〕 5月朔日遠島御免。28日帰京。6月5日赦免職掌位階従前ノ通リ。10日帰島御礼奏者所ヘ出頭13日帰国。7月朔日稽照館開講〔従前ノ会議所ヲ校舎ニ用フ。父祖以来ノ素志ヲ達ス〕。8月2日父代理トシテ神宮祭典復古ノ儀ヲ神祇官ヘ出願〔康安ノ祭式ニヨル〕。4日本氏鹿島ニ復スルヲ届〔中世ヨリ居住ノ地名ニ依塙ト云〕。20日総神官改補職禄加増式ノ儀ヲ出願〔文永の補任ニヨリ,禄ハ上ヲ減ジ,下ヲ益ス。人皆悦服ス〕,其許サル。20日太郎初メテ鹿島ニ下向ス。9月9日復古大祭修行。11日在島中島地ヘ奉祀シタル鹿島香取両御分霊ヲ斎祀ス。11月23日学校保存資トシテ伝来ノ除地収納米ヲ寄附ス。
  3年〔庚午 32歳〕 7月11日神幸祭始メテ執行〔数百年来中絶再興〕。9月4日大奉幣使参向父ノ介副ヲ命ゼラレ父子ニテ勤ム。
  4年〔辛未 33歳〕 6月28日父子3名位記返上。7月17日総神官御暇乞トシテ香取神宮ヘ参拝〔則孝則文同伴〕。長村神祇少史千代田史生出張諸調アリ。10月26日后3時敏夫出生。
  5年〔壬申 34歳〕 7月8日教部省ヨリ総神官被免神勤即日少宮司ニ任ゼラル。9日大講義兼補。
  6年〔癸酉 35歳〕 3月4日大宮司ニ任ゼラル。権少教正ニ兼補。7月12日士族編入。14日新治県管内教導取締申付ラル。8月22日大教院詰被申付。9月茨城県内教導取締申付是ヨリ,15年神職教職分離ニ至ル迄,東西奔走1年内6分ハ旅宿ニアリ。
  7年〔甲戌 36歳〕 1月1日大教院焼失〔芝増上寺〕。御遷座ヨリ事後処分ニ至ル寧日ナシ。5月22日正七位ニ叙セラル。11月19日少教正。23日前3時祖父則瓊君卒89。三笠山ニ葬ル。
  8年〔乙亥 37歳〕 1月4日祖母真志子君卒,三笠山ニ葬ル。
  9年〔丙子 38歳〕 1月14日前3時,三子出生。9月7日父則孝君隠居,則文家督相続。
  10年〔丁丑 39歳〕 12月8日大宮司免ゼラル。12日宮司に任ゼラル。
  11年〔戊寅 40歳〕 2月6日兼補権中教正。6月26日前6時淑男出生。7月日比谷神道事務局詰被命。
  12年〔己卯 41歳〕 12月4日祖父母君ノ碑ヲ三笠山ノ墓地ニ建〔撰文吉川久勁 書松岡正久〕。
  13年〔庚辰 42歳〕 4月26日配当禄下賜〔200石現米64石5ケ年合計786円5銭〕。8月25日神道事務局ヨリ茨城県下神道事務分局長ヲ命ゼラル。
  14年〔辛巳 43歳〕 2月仮殿ヲ東方ニ移シ二ノ鳥居ヨリ神前ニ至ル敷石出来。3月22日,神道総裁〔一品勲一等〕有栖川幟仁親王殿下ヨリ,幹事交代員被申付御暇ノ節末広平甕下賜。2月9日后5時30分,五止子出生。
  15年〔壬午 44歳〕 1月神官教導職兼補被廃。9月20日皇典講究所委員委托被申付。同日茨城県皇典講究分所詰被申付。11月4日皇典講究所開黌。
  16年〔癸未 45歳〕 12月茨城県水戸大原神道事務三分局統理被申付。同月茨城県皇典講究分所長被申付。
  17年〔甲申 46歳〕 4月2日神宮々司任命。5月8日家ヲ携テ赴任。
  18年〔乙酉 47歳〕 4月21日叙従六位。7月家族ト尾濃ニ遊ブ。7月5日二女いと子死ス。宇治今北山ニ葬ル。
  19年〔丙戌 48歳〕 3月7日家族ト京坂ニ遊ブ。5月4日三重県皇典講究分局督被申付。
  20年〔丁亥 49歳〕 3月7日皇太后神宮御参拝ニ付拝謁。3月25日叙正六位6月25日久邇宮ヨリ神苑会仮会頭被申付。
  21年〔戊子 50歳〕 6月25日三重県ヘ転籍。11月父君中風ヲ病ム,3週間ニシテ癒。12月11日新築皇城拝観。
  22年〔己丑 51歳〕 10月2日神宮式年遷宮奉仕。同5日豊受宮奉仕〔式年遷宮ハ維新後明治2年1回ノミ維新ノ際ナルヲ以テ行トヾカズ,神殿神室皆十分ノ取調ヲ経残所ナシ〕。
  23年〔庚寅 52歳〕 3月妻ト畿内紀州播磨辺漫遊。同27日神宮御造営祭典挙行。其他旧儀取調尽力不□ニ付叙従五位。8月神祇官運動ノ為メ上京〔今井主典木庭同時ニ熱田神宮御新築神宮ト同構造ト為サントスルニ議アリ。又正義之ヲ弁ス。事端縺テ解ケズ。祭主宮御気嫌能カラズ。攻撃大ニ起ル。然レドモ遂ニ事ナシ。11月13日妻ト赤坂御所菊花拝観。12月4日隠居則泰家督ス。
  24年〔辛卯 53歳〕 8月6日皇太子殿下両宮御参拝。10月24日祭主久邇宮神嘗祭ニ御参向。宇治ノ官舎ニテ薨去ニ付繁忙。
  25年〔壬辰 54歳〕 10月2日父則孝君卒年,80。宇治今北山ニ葬ル。
  26年〔癸巳 55歳〕 10月15日母瑳智子卒ス,年70。宇治今北山父君ノ傍ニ葬ル。
  27年〔甲午 56歳〕 神都名勝誌成ル。2月神宮皇学館ヲ□□ス。是レヨリ先赴任後,直チニ学校ヲ興シ,神官師弟ヲ教育ス。此ニ至リ館舎ヲ新築シ,教員ヲ増聘シ,生徒ヲ全国ニ募リ大ニ之ヲ拡張ス。
  28年〔乙未 57歳〕 1月15日祭主有栖川宮薨去。同28日広島大本営土方宮内大臣ヨリ召アリ出頭ス。後任久邇宮二ノ宮ト決定,宮司宜ク補佐スベシ云々ノ旨ヲ伝ラル。4月故事類苑編纂着手,事務所ヲ東京ニ置ク。6月21日叙正五位。
  29年〔丙申 58歳〕 11月30日叙高等官三等。
  30年〔丁酉 59歳〕 再ビ皇学館ヲ拡張シ文部省認可校トス。故事類苑1部出板。
  31年〔戊戌 60歳〕 5月2日午後11時半神宮参集所失火,同庁類焼。御正殿ヘ飛火ス。風宮ヘ遷座。6月黒木御殿出来遷御。6月27日依願免本官。7月1日事引継。3日家族ト帰郷ス。神宮ニ在職スル15年,御事ヨリ此ニ至ル2ケ月余寝食を安ゼズ,黒木仮殿遷御ヲ終ル。
  33年〔庚子 62歳〕 10月マラリヤ熱ニ感染ス癒エズ。
  34年〔辛丑 63歳〕 4月水戸ニ往テ病ヲ療ス。5月13日特旨ヲ以テ叙従四位。10月10日后10時没ス。三笠山先塋ニ葬ル。

君,幼ヨリ学ヲ好ミ,長ジテ博覧強記。夙ニ尊公ノ説ヲ唱ヘ,遂ニ罪ヲ幕府ニ得テ遠島ニ謫セラル。然レドモ猶学ヲ捨ズ。島人を化シテ学ニ向ハシム。赦サレテ帰ルヤ,先ヅ稽照館ヲ起シ,師弟ヲ教育シ,祭典ノ儀式ヲ復古シ,神官ノ禄ヲ改メ,上ヲ損シ下ヲ益ス。部下皆悦服ス。維新ノ変革ニ際シ,ヨク上意ヲ奉ジテ宜ヲ致ス。召サレテ大教院ニ在ルヤ,斯道ノ為尽ス処少々ナラズ。大教院焼亡スルヤ身ヲ挺シテ善後ノ処置ヲ勉メ,布教ノ為県下ヲ奔走シ,家ニアル1年3ケ月ニ過ギズ。神官教職分離ノ後ハ皇典講究所ニ尽シ,神宮ノ宮司ニ任ゼラルヽヤ,先ヅ皇学館ヲ興シ,国書ノ講究ヲ盛ニシ,遷宮ノ故実ヲ調査シテ遺漏ナカラシメ,神苑会ニ会頭トナリ,宮域付近ヲ清浄ナラシム。故事類苑ヲ引継テ出板シ,神都名勝志ヲ篇輯出板シ,古玉篇ノ残冊ヲ世ニ出ス。官制ヲ改革シ,神宮積年ノ宿弊ヲ一洗シ,多大ノ借入金ヲ返却シ,積立金数十万円ニ至ル。久邇宮・有栖川両祭主ノ宮ノ重スル所トナリ,殊ニ賀陽宮ノ祭主ニ任ゼラルヽヤ,特旨宮ヲ補佐スベキノ命アリ。不幸神宮ノ変災ニ会シ,職ヲ辞スルニ至ル。性書ヲ愛スル人ニ過ギ公暇手書を舎カズ。用ヲ節シ費ヲ省キ,書ヲ求メテ息マズ,飢ル者ノ食ヲ求ムルガ如シ。経史・小説・高尚卑近ヲ問ハズ。晩年家ニ蓄財ナキモ珍籍奇冊3万冊。人之ヲ云ヘバ,曰ク,妓ヲ聘酒ヲ飲ムハ世ノ通例ナリ。予飲ヲ解セズ,書ハ予ガ妓ナリ,予ガ酒ナリト。

 『先考略年譜稿』は則文の生涯を簡潔に伝えているが,これらの中から殊に重要と思われる点を二、三取り上げてみたい。

  3,八丈島送り

 かねて尊王思想を鼓吹していた鹿島則文は幕府の忌むところとなり,慶応元年(1865)7月,浪士に文武館を貸し,これらと交わったとして捕らえられ,揚屋入りを仰せ付けられ,10月島送りの刑に処せられた。27歳の時である。慶応2年5月25日,江戸鉄砲洲岸を出帆し,浦賀・網代・三崎・大島・三宅島を経て,6月5日八丈島に到着した。
 明治元年(1868)11月赦免となったが,帰郷したのは,翌2年6月である。則文は3年間に亙って八丈島で流人生活を送った。在島中は読書を以て楽しみとし,その間に寺子屋を開いて,学問を講じ,島民の教化にも当たった。
 近藤富蔵の『八丈実記』に序文を寄せ,島民及び流人の有識者に呼びかけて『南島名勝集』(八丈八景)を編集したが,この他にも八丈島に遺した詩文は碑として現存する。また,揚屋入りから赦免帰国までの,八丈流人日誌ともいうべき『南島雑録』2巻を残しているが,これは流人生活を知る上で貴重な資料となっている。今は『八丈実記』の序を掲げるにとどめたい。

    八 丈 実 記 序
  人之世に処するや,文有て而して名朽ちず。而して,文は記事より難きは莫く,地誌より難きは莫し。地誌を作る,荀も博学にして広聞,身険阻を渉り,而して疲労せず,歳月の久しきを経て,而して倦厭せざる者に非ずんば,焉ぞ能く其の梗慨を尽さん耶。余幼より地誌を好み,風土記と称する自り,今人の遊記に至るまで,之れを読まざる無し。嘗て正斎近藤先生の辺要分界図考を閲し,案を拍ちて曰く,憶,斯の如き人にして,而して地誌は大成すると謂う可しと。夫れ皇国南北の海上を距つこと数十里,而して王家に服する者,蝦夷と八丈と有る而已。然れども,蝦夷之地は広漠数百里,地は寒帯に際し,秋冬之間,雪天陰濛日色を見ず。加之,居人甚だ少なく,毒蛇猛獣昼猶横行す。古自り曽て其の北地を窺うもの無し。或は山丹に属すと云い,或は魯西亞に属すと云い,定説有る無し。而るに先生飽生学文質に富むを以て,重嶺大海之難しとする所を経渉し,熟に其の地の険易沃瘠を覧,博く国史に徴し,漢籍を旁捜し,考証引例,其の委曲を悉す。蝦夷の山川,席上画を指して知る可し。近来,官,蝦夷の地を闢くことを命ず。信を此の書に取らざる無し。其の功も亦大なる哉。八丈島は一弾丸子之地,北夷の九牛之一毛耳。且つ国地を距たること遠からず。而して其の風土を紀す者,概ね疎にして簡,毎に人の意に慊らざる者は何ぞ耶。益其の人に無き也。若し先生の如き有らば必ず記載して憾み無かる可し。余南竄之三日,聞斎近藤翁の余を来訪する有り。余其の履歴を問う。曰く正斎先生之子也と。是に於て一見旧の如し。談八丈の地理に及ぶ。微かに其の説を叩くに,翁答えず。志料若干巻を出して相示す。乃ち展べて之れを読む。名勝と風土を論ずること無く,凡そ此の島に関係する者,土地之変換,吏民の隆替,男女之風俗,物産之多寡,悉く旧史野乗を考究し,諸れを野叟村婆之談に徴し,四十余年之久しきを積む。而して網羅包挙,備具せざる無し。余,昔日未だ懐いに慊らざる者,是に於て復憾みを遺すこと無し。豈大快事に非ず乎。嗚呼,父子にして南北辺土の事実を著す。偶然ならざるに似たり。当今朝政漸く復古,他日若し国誌を此の著に徴する有らば,裨益すること,分界図考の下に在らざる有らん。翁,躯幹雄壮,曠懐偉度,険岸絶嶺を跋□して窮せず,其の勝るるは一事も措かず。差錯有れば寝食を廃して校正す。故に

草稿屡成り,屡毀ちて,自ら其の労を知らざる也。故に此の書にして世に伝うることを果さば,則ち翁の身孤島に窮居すると雖も,名不朽に垂るるは此の文也。然りと雖も,篤く学を好み,厚く道を信ずる者に非ざれば,成す可からざる也。因て其の感を巻端に書し,之れが序と為すと云う。
      明治二年歳次己巳夏五月    前の朝散大夫  中 臣 則 文  撰

 明治元年11月,則文は新政府の大赦によって帰郷する事を許された。しかし,則文が地役人・菊地秀右衛門から赦免の申し渡しを受けたのは,翌明治2年5月1日であり,八丈島を出たのは,23日未明であった。28日江戸着船,御赦免御礼等の諸事を済ませた後,6月13日郷里・鹿島に帰った。神官をはじめ,市中の人々およそ100人に迎えられた則文は,まず,鹿島神宮に参拝御礼の後,帰宅した。

  4,伊勢神宮・大宮司拝命

 則文が赦免され,鹿島に帰った,明治2年,鹿島神宮は上知によって2000石の朱印地を失い,窮乏の極地にあった。7月1日,則文は家財全部を売却して資金をつくり,稽照館を開校して,専ら子弟の教化に当たった。明治5年7月8日,鹿島神宮・少宮司を拝命,9日,大講義に補せられた。翌6年3月大宮司に昇格し,権少教正に進んだ。この間の様子を,八丈島の近藤富蔵宛の書簡の中で,次の如く記している。
  昨年中,御申越之八丈詩歌冊ハ,未ダ点削出来上リ不申,加之小生多忙ニテ乍存延引致候。近年之内ニ清書御マハシ可申候。扨国地モ弥々郡県ニ相成,三府京西・東京・大坂七十二県ニテ政事ヲ致シ,県モ聴訟・断獄ハ司法省之官員出張,取扱候事ニテ,県之官員ハ租税ノミニ関係致候。上下尽ク人口ニテ自ラ勉励致候事ニテ,四民平等ノ権ニテ,家ニハ権ナク,徳ト人材トニ威有之候事ニテ,神宮抔モ当夏悉ク改正ニテ,当地モ八十五人免職ニ相成,十三人新補ニ相成候,小生モ少宮司ニ相成,大講義ヲ拝命致候。是ハ教部省ト申シテ,当三月以来,神祇官御廃シニ相成,相立候省ニテ,大教正,権大教正・中―・権―・小―・権―・大講義・権大―・中―・権―・小―・権―,凡十四級有之,村々ヲ回リ,神教ヲ説候ニテ,神教愛国の上旨ヲ体スベキコト,天理人道ヲ明ニスベキコト,皇上ヲ奉戴シ,朝旨ヲ遵守セシムベキコト,此三則ヲ綱ニシ,近来ノ孝子・貞女・忠士ノ説ヲ引喩シ,神代ノトヲ説諭致候事ニテ,神官・僧侶モ悉ク此旨ヲ説候事ニテ,妙法ヤ阿弥陀ヤ菩薩ヲ止メ,高天原・黄和泉ノ国ヲ説候事ニテ,肉食・妻帯・蓄髪勝手ニ相成候事ニ候。小生モ兼任ニテ村々巡回説諭致候事ニテ,多事此事ニ候。…… (明治5年8月29日付)

 則文は,明治11年権中教正に補せられ,17年4月2日,伊勢神宮・大宮司に任命された。『先考略年譜稿』には「神宮々司任命」とあるが,当時の職制の宮司は今の大宮司のことである。伊勢神宮・大宮司は華族に限られていたが,沈滞している神宮を復活させるため,46歳の若さで鹿島から則文が抜擢されたのである。
 伊勢神宮は,度会氏と荒木田氏が,神主の家柄として代々神に仕えてきた。しかし,明治維新と共に,この世襲制度は廃止された。新しい制度は,明治4年5月14日付の太政官令第234号によって布達された。
 明治17年3月17日,内務省社寺局の諫早生二・井上真優から,鹿島則文宛に次の書留速達便が届いた。
  今般,御都合有之,神宮々司,御採用之筈候処,官社宮司中,実ニ其人乏シク,貴兄三四年御奉職,御尽力ハ,相成申間敷哉。尤,鹿島神宮ハ,別段御縁由モ有之,御本意ニハ有間敷,且,御家族御引纏等,御迷惑筋モ可有之候得共,貴兄ヲ除キ,他ニ可申立人材無之,不得已御推挽申度,神宮ノ方,目的相立候ハヽ,御復職ハ差支無之候。若シ御異議無之候ハヽ,可否ノ程ハ,難量候得共,御評議ニ付シ可申,御社跡役ハ,暫ク神宮権宮司,藤岡好古へ可被命見込ニ候。至急何分之貴酬有之度,此段内密申進候也
     明治十七年三月十七日
                                 諫早 生二
                                 井上 真優
   鹿嶋神宮
    宮司鹿嶋則文殿

 このあと,4月2日付で,太政大臣三条実美より,神宮宮司を任命され,5月6日,横浜より汽船で伊勢へ向けて出発している。当初,3年間だけという事で,家族と共に赴任したが,明治31年5月,内宮炎上という不祥事が発生,その責任を負って職を辞するまで,15年間の長きに亙って,この要職を勤めた。則文の生涯の中で最も充実した時期であったと推測される。

  5,皇学館大学の開校

 皇学館大学の前身・神宮皇学館は,明治15年(1882)4月30日,神宮祭主・朝彦親王によって「皇学館創立令達」が発せられたが,未だ開校に至らず3年が経過していた。朝彦親王の神宮職員に対する,皇学館創立に関する令達は次の如くである。
  神宮祭主朝彦親王令達
  今般林崎文庫ニ皇学館設置候条,此旨相達候事/但組織学規等ハ追而相達可申事
                   (明治15年4月30日 神宮皇学館史料上) この令達を受けて,藤岡権宮司等がその実現に努力したが,開校に至らなかった。宮司田中頼庸が神宮教管長に転じ,その後を受けて宮司に就任した鹿島則文は,祭主宮の台命を奉じ,この開校に着手した。この時の則文について,高原美忠氏は,次の如く記す。
  十七年四月来任の鹿島宮司は鹿島神宮大宮司鹿島則孝の子で,多くの勤王志士を寄宿させ,郷党の子弟を集めて皇道宣揚につくし,幕府の忌むところとなって八丈島に流されたのが廿二才の時であった。「任を罷めるの日,事後資を載せず,唯々蔵書三万余」と云ふ有名な句を残した好学の人であり,皇学館の興隆に力をつくした。
 則文は,明治18年1月,学制を定め,教授・教授補・助教・授読等の職員を置き,広く学生を募集し,同月11日,宇治浦田町神宮司庁の仮教室で開講式を挙げた。定員50名,神宮祀官の人材養成を目的として開校したが,学生は予想に反して集まらなかった。則文は,明治20年3月,神宮の関係者にあてて,次のような,勧学諭告文を送っている。
  今般宮掌雇学術研究スルノ所,僅カニ五六名ニ過ギズ。然ラバ其ノ余ハ無学ノ人ト言ハザルヲ得ズ。是迄再三研究ノ義,訓諭ニ及ブモ,曰ク老年ノ読書ハ難シ,曰ク庁務ヲ専ラト心得学問ハ怠レリト。是大ナル謬見也。読書ハ他ノ技ト違ヒ,老年ニテモ一日ノ益アリ。又庁務ヲ口実トスルハ,神官ノ何タルカヲ知ラズト云フベシ。賽銭ノ勘定,文書ノ往復,神饌ノ買入レ,奉仕ノ分課ナドハ神官本務ヨリ生ズル末事也。譬バ農商ニモセヨ金銭ノ出納,味噌薪ノ買入レ,書状ノ遣取ハ一家ノ本務トハセズ。抑々今日ノ学問ハ実地ノ事業,則チ宇内ノ形勢,古今ノ治乱ニ通暁シ,事物ノ理ヲ精査研究脳裏ニ含蓄シ,発シテ日用俗務

万般ニ作用スルモノニシテ,彼ノ詩歌風雅を玩ビ,字ヲ識リ事ニ博ク所謂本籍学問ノ比ニシテ,世事に迂遠俗務ニ達セズ,昔日ノ学問ニハアラズ。俗務学問決シテ二途ニハ非ザルナリ。然リ,而シテ神官ノ本務タル神冥ニ奉仕スルヤ,誠意真心ヲ以テ神慮を感格スルヲ主トス。徒ラニ外貌ノ礼容虚飾ヲ指スモノニアラズ。其ノ誠実廉恥ヲ興起確守スルハ学問ノ培養ニ基ク故ニ,神官ノ本務学問ヲ舎テ他ニ執ル所ナシ。今ヤ天下ノ風潮,博学有為ノ神官スラ度外無用視セラル。況ヤ碌々タル鄙陋寡聞ノ神官ニシテ世間ニ信任ヲ得ルハ,豈難カラズヤ。本月十一日ノ官報ニ神官ハ壱万六千余円ノ経費を増額セラレ,去ル十一月ニハ官等一階昇級アリ。是ニ反シテ十七八日ノ官報ニ各社の神官ハ廃セラレ,無給ノ神官トナレリ。各社ノ神官悉ク不学無術無用ノ人ニシテ,独リ神宮ノ神官有用ノ人材トモ云難シ。他ナシ,偏ヘニ奉仕ノ大神宮ノ恩徳ノ然ラシムルヨリ興廃地ヲ異ニセリ。嗚呼,本営ノ神官内ニハ,妻子飢餓ノ顧ナク,外ニハ奏判任の官ヲ辱スル栄ヲ思惟スレバ,一日片時,神恩神徳ヲ軽忽スルヲ得ンヤ。肝ニ銘ジ骨ニ刻ミ,其ノ涯リナキ恩徳に報ゼントナラバ,世ニ無用視セラレズ,学ヲ修メ,行を慎ミ,誠意真心天下ヲシテ,神宮ノ神官ハ,特別ナル故ニ,朝廷ノ待遇モ又非常ナリ,ト言ハレルヨリ外ノ義ナシ。唇亡テ歯寒シ。各社神官ノ廃ハ,前車ノ覆轍ナリ。加之,官吏試験法不日ニ発布セラル,ト云フ。其ノ時ニ臨ミ,臍ヲ噛ノ悔ナカラン。事ヲ屡スレバ,疎ゼラルト,古人ノ言アリ。従来学事ニ付,再三訓諭,其ノ効ナキモ,則文,老婆心ノアマリ,不得止更ニ忠告ニ及ベリ。篤ト熟慮反省シテ,過日来令セズシテ,洋服ニ改装ナリシ如ク,翻然,子弟ヲ督責シテ,皇学館ニ入レ,自己モ一層勉励,神官ノ神官タル本務ヲ尽サレン事ヲ希望ス。
  言ハ意ヲ尽ザズ。論アラバ面議セラレヨ。
  各自各字ノ下ニ可否ヲ記シテ返戻アリタシ。
       明治廿年三月廿二日              宮 司  鹿島則文

 則文は,着々と学制の充実を図り,この4月大改革を実行した。館長に中田正朔,幹事に孫福弘坦,教頭に東貞吉,副教頭兼教授に下田義天類をそれぞれ任命し,科を尋常科と高等科に分け,修業年限を各4か年,定員100名とした。その後,明治23年5月には第1回目の卒業生2名を出し,27年には,祭主宮・有栖川熾仁親王を総裁に仰ぎ,則文自身館長の要職を兼ねて,その充実・発展に尽力した。明治28年6月1日,則文は皇学館の官立化を計画し,
 神宮皇学館之儀ハ,去明治十六年五月中,御省ヘ伺済之上,設置,専ラ補典及国史・国 文ヲ教授罷在候処,爾来,漸次隆盛ニ立至リ候ニ付,……一層規模を拡張シ,御省所管 ノ官立学校ニ被成下度……
と内務大臣・野村靖に申請した。この申請が許可され,神宮皇学館官制が勅令をもって公布されたのは,則文が伊勢を去って5年後,他界して2年後の明治36年8月のことである。神宮皇学館の館長は,初代・中田正朔,2代・鹿島則文,3代・冷泉為紀,4代・桑原芳樹,5代・木野戸勝隆・6代・武田千代三郎,7代・松浦寅三郎,8代・上田万年,9代・森田実・10代・平田貫一,11代・山田孝雄……と,錚々たる人々がその任にあたり,学問発展のために尽くしてこられたが,鹿島則文は,その礎を築いたと言っても,決して過言ではない。

  6,式年遷宮(明治22年,第56回)

 則文が宮司就任後,5年目の明治22年に,伊勢神宮の大行事,第56回式年遷宮が行われた。戦前の式年遷宮に関しては,胡麻鶴醇之氏の調査に詳しいが,明治22年度の概略は以下の如くである。
 明治22年の式年遷宮の準備は,それより14年前の明治8年から開始されていて,様々な手続きは,田中頼庸宮司等を中心に進められている。明治15年4月,新宮造営に必要な材木伐採の御杣山は,信濃国西筑摩郡小川村字床沢并打越官林及び木曽谷官林と決定。鎮地祭は,19年3月5日に行われた。
  甲第三号  鎮地祭日時上申
  皇大神宮豊受大神宮御造替鎮地祭ノ儀,明治二年度ハ同年正月廿二日執行相成候,然ルニ今度ハ御地形御築立可相成ニ付,遷宮ノ当年ニテハ御不都合ニ候ハ,寛正三年遷宮ノ節四ケ年前長禄三年鎮地祭執行ノ例ニ拠リ,明治十九年三月五日トシ,時間ハ明治二年度ニ準拠シ,皇大神宮ハ卯刻ニ付午前八時,豊受大神宮ハ午刻ニ付正午十二時ニ執行仕度,別宮ハ漸次ヲ以御治定相成度,祭式ハ山口木本木造三祭ノ如ク旧式ニ拠リ取調次第書并日時付相添此段上申候也
     明治十九年一月八日
    内務大臣 伯爵 山形 有朋殿            神宮宮司 鹿島則文
                         (明治己丑/遷宮公文類纂十一)
 仮御樋代木伐採式は20年11月9日に実施され,準備は着々と進行した。式年遷宮の節,儀仗兵は、陸軍歩 兵大佐・渡部進以下総員178名が派遣された。また,神楽並びに秘曲が初めて奉納されたが,以後、これが踏襲しされている。
  伏テ惟ミルニ,神宮ハ,天祖,神霊ノ在ス所,皇統ノ基ユル所,是以,列聖尊奉敢テ怠リ玉フ事ナシ。中世以降古典旧儀ノ燦然ルヘキ者赫々相廃止シテ復タ拾収スヘカラス。王政維新首トシテ旧典ヲ回復セラレ綱挙リ目張ル。尋テ式年御遷宮ノ如キ古ヲ稽ヘ今ヲ照シ一時衰廃セシ典儀今ハ則チ炳然世ニ明ナルヲ得タリ。洵ニ国家経綸ノ一大美亊ト謂フヘキナリ。神霊感格シテ,宝祚ヲ冥護シ玉フ疑フ所ナシ。然リト雖トモ独リ遷宮ノ際神楽ノ式ナキ豈昭代ノ一大欠典ニアラスヤ。古語拾遺ニ曰ク,磯城瑞垣朝漸畏神威,

同殿不安,仍就於倭笠縫邑殊立磯城神籬奉遷天照大神及草薙剣令皇女豊鍬入姫命奉斎焉其遷祭之夕人皆参終夜宴楽歌曰,ミヤヒトノオホヨスカラ爾イサトホシユキノヨロシモオホヨスカラ爾,又延喜大神宮式ニ斎宮女孺四人供五節舞云々,又同式ニ凡三節祭并解斎直会之日鳥子名舞童男童女十八人装束青摺衣装在前摺備臨祭給之云云,又百錬抄ニ曰ク,仁治三年五月十日丙申将軍家被行大神宮臨時祭舞人装束巳下移鞍等被調下云云,ト是ニ因テ之ヲ観レハ上世,神宮ニ於テ神楽ヲ奏スルコト燎焉タリ。仰キ願クハ,朝廷御尊崇ノ厚キト旧儀復古ノ御主意トニヨリ,之ヲ上聞ニ達シ,奉幣ノ夜御神楽大曲御執行アラン事ヲ神意ヲ奉慰シ国家ノ静謐ヲ祈請スルハ神官ノ職ナリ。是以敢テ叨リニ請フ所アリ,尊厳ヲ冒涜シ戦兢ノ至リニ任ヘス。
                             則文誠惶誠恐頓首再拝
               明治二十二年三月二日
                         神宮宮司 正六位 鹿島 則文
    内務大臣 従二位勲一等 伯爵 松方 正義殿
                       閣 下

  庚第二四号
  神楽執行之儀ニ付建言相成候処,右者既ニ客月十五日神楽并大曲被為行旨被仰出宮内大臣ヨリ式部長官ヘ達相成候趣ニ依リ,其旨貴庁ヘ達相成候儀ニ付,該建言書ハ其儘留置,為御心得此段申進候也
   明治廿二年三月十四日                     内務書記官
    神宮宮司 鹿島 則文殿

 鎮地祭,仮御樋代木伐採式,立柱祭,御形祭,上棟祭,檐付祭,甍祭,御戸祭,御船代祭,洗清,心御柱奉建,杵築祭,後鎮祭,御装束神宝読合,川原大祓,御飾,遷御,奉幣,古物渡,御神楽御饌,御神楽と,この大祭を則文は,その最高責任者として,滞りなく実行した。

  7,『古事類苑』の編纂刊行

 『古事類苑』は,本文1000巻,洋装本51冊(和装本350冊),日本最大の百科事彙である。明治12年,西村茂樹の建議に基づいて,文部省が小中村清矩を主任として編纂に着手,その後,東京学士会院,皇典講究所,最後に神宮司庁に移管されて,大正3年,35年間の歳月を費やして完成した。編修には,川田剛,細川潤次郎,佐藤誠実,松本愛重,黒川真頼,本居豊穎,木村正辞,井上頼圀等をはじめ,多数の人々が関与した。明治28年,皇典講究所は契約の期限になったが,完成することが出来ず,「文部省ガ国家文運ノ為ニ計画シタル此一大事業モ,或ハ蹉跌セントスルノ状況」に至った。この時,社寺局長・阿部浩は,伊勢神宮宮司の鹿島則文に議り,これを完成させようとした。則文は意を決し,その許可を内務大臣に申請した。

  秘甲第10号
  世界孰ノ邦モ,文運ノ開クルニ従ヒ,類聚書ノ必須ナルハ自然ノ勢ニシテ,漢洋共ニ其ノ書ニ乏シカラズ,然ルニ吾邦ニ於テハ,文運夙ニ開ケタルモ,未類聚書ノ完全ナルモノアラズ。是豈盛世ノ一大闕点ナラズヤ。文部省曩ニ此ニ見ル所アリテ,古事類苑編纂ノ挙アリ。然レドモ其事未ダ成ルニ及バズシテ,予メ完成ノ期ヲ定メ,之ヲ皇典講究所ニ委託セリ。皇典講究所,又孜孜編纂ニ従事シタルモ,未完成ニ至ラズシテ,既ニ約スル所ノ年期ニ達セリ。豈又遺憾ノ至ナラズヤ。故ニ今之ヲ同所ニ謀リ,文部省ニ稟請シテ,神宮司庁,編纂ノ責務ヲ負ヒ,五ケ年ヲ期シテ完成セシメントス。仰ギ願クハ,神宮司庁ニ於テ,該編纂ニ従事スベキ件,併セテ向フ五ケ年間,累積スベキ社入金非常予備金ヲ以テ,之ガ費用ニ充ツコトヲ,御許可アランコトヲ,抑遠近子来ノ崇敬者,奉献スル所ノ金ヲ以テ,コノ国家無前ノ大業ヲ成シ,大ニ文運ノ開進ヲ裨補スルコトアラバ,幸ニ,
  天覆ノ,
  神徳ヲ,偏ク衆庶ニ蒙ラシムルノ一端ト相成,天祖愛民ノ御盛意ニモ協ヒ候ニ付,前件御許可ノ程奉願候也。
     明治二十八年二月十二日              神宮宮司 鹿島則文
       内務大臣子爵野村靖殿

 この申請は,3月29日付で許可され,神宮司庁は,文部省及び東京学士会院作成の原稿234巻と,皇典講究所作成の原稿407巻,合計641巻の原稿を受領し,『古事類苑』編纂の事業を引き継いだ。明治29年11月8日,第1冊目帝王部第27巻を刊行,則文は,明治31年職を辞して帰郷したが,この大事業は,冷泉為紀,三室戸和光,岡部譲,桑原芳樹,木野戸勝隆等によって継続され,大正3年に完結した。この事業に関しても,則文の果たした役割は大きい。

  8,内宮炎上

 明治31年5月2日午後11時30分,内宮炎上という不祥事が突発した。参集所及び神宮司庁を焼失して,正殿にまで延焼しようとした時,則文は直ちに正殿に参り,御正体を風日祈宮に遷座し奉った。『神宮・近代史年表』は,次の如く記す。
  内宮参集所灰置場ヨリ出火参集所神宮司庁全焼余焔正殿ニ及ヒ御炎上仍テ神儀ヲ風日祈宮ニ御動座時雍館ヲ仮参集所祭主官舎ヲ仮神宮司庁トス(略叙)・・・二四 皇大神宮御異変ニ付祭主侍従社寺局長等前後シテ来田(櫟陰記)・・四 権宮司内務省ノ召ニヨリ東上(同)・・同 御炎上ニツキ宇治四ケ町有志会合シ社寺局長侍従ニ陳情書提出(同)・・二六 御異変ニツキ祭主職員御訓諭(類聚)・・二八 本日ヨリ参宮人日祈宮ニ参拝(櫟陰記)・・三〇 社寺局長ヨリ黒木御仮殿ヲ建設シ遷御ノコトニ御治定ノ旨依命通牒(類聚)……
 則文は,事後処理を済ませた後,この責任を負って少宮司と共に職を辞した。7月鹿島に帰ったが,この事が頭を離れず,夜中に飛び起きることしばしばであったという。この事件が則文の死期を早めたものと思われる。明治34年5月,特旨を以て従四位に叙せられ,10月10日午後10時,63歳の生涯を閉じた。

 【参考文献】
  ◎『先考略年譜稿』鹿島敏夫,鹿島則良氏蔵。
  ◎『佐原喜三郎と鹿島則文』海野正造,昭和52年6月1日,柳翠史料館。
  ◎『神宮皇学館創立六十周年記念誌』(館友,第409号,昭和17年6月1日),神宮皇学館館友会。
  ◎『増補改訂 八丈流人銘々伝』葛西重雄・吉田貫三,昭和50年5月20日,第一書房。
  ◎『桑原芳樹翁伝』「桑原芳樹翁伝」刊行会,昭和51年12月20日。
  ◎『常総古今の学と術と人』大山地山,昭和51年11月25日(復刻),水戸学研究会。
  ◎「古事類苑編纂事歴」(『古事類苑』目録・索引,大正3年8月29日),神宮司庁。
  ◎「桜山文庫について」鹿島則幸,(『郷土文化』第18号,昭和52年3月31日)茨城県郷土文化研究会。
  ◎「鹿島則文と桜山文庫」深沢秋男,『井関隆子日記』中巻,昭和55年8月30日勉誠社。
  ◎『神宮・明治百年史』上巻,昭和62年9月1日,神宮司庁,神宮文庫。
  ◎『神宮・明治百年史』下巻,昭和63年10月20日,神宮司庁,神宮文庫。
  ◎『神宮々司拝命記』深沢秋男,平成10年7月25日,私家版。

                          【平成16年11月1日】